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  5. シャンパンの楽しみ方!開け方や種類など、知っておきたい基本のキ
2021/11/20 2021/11/29

きめ細やかな泡にふくよかな香り、気分をあげてくれるお酒の代表格であるシャンパン。デート、お祝い事の席、パーティーなどにも外せないお酒です。そんなシャンパンの、正しい開け方や楽しみ方をご存知でしょうか。今回は、シャンパンをスマートに楽しむ、基本のポイントをご紹介します。

目次


シャンパンとはどんなお酒?スパークリングワインとの違い

シャンパンとはフランスのシャンパーニュ地方で作られたスパークリングワインのことを指します。

スパークリングワインは発泡性をもったワインの総称。その中のカテゴリの一つがシャンパンで、「特定のブドウの品種」を使い「シャンパン製法」で作られたものが分類されます。

そのほかにもいろいろな基準があり、狭き門をくぐり抜けた高品質のスパークリングワインがシャンパンです。その結果、お値段も高価なものが多いですが、その味わいは格別と言えるでしょう。


シャンパン以外にもおいしいスパークリングワインはあるのか?

もちろん、他の地域で作られたスパークリングワインの中にも、シャンパンに引けを取れない素晴らしいものがあります。

シャンパン製法で作られたスパークリングワインも多く、スペインのカヴァ、イタリアのプロセッコなどがそれに当たります。シャンパンに比べて安価で手に入れやすいですが、高品質のものばかりです。



シャンパン、スパークリングワインの開け方

スマートにシャンパンを開けられたらとても素敵ですよね。一見難しそうに見えますが、コツをつかめば簡単です。


シャンパンを安全に開けるのに必要なもの

シャンパンを開けるには、ナプキンやハンカチなどの布を用意しましょう。これは吹きこぼれや、栓が飛んだときの危険を防止するためです。特に栓は思った以上に飛ぶ時があるので、十分気をつけましょう。


シャンパンを安全に開けるための手順

①下準備からが勝負

シャンパンをスマートに開けられるかは、下準備で決まります。ポイントは「よく冷やすこと」と「振らないこと」です。良く冷やすことで二酸化炭素の膨張を防ぎ、吹きこぼれを防ぎます。ガスが抜けやすくなると風味も落ちるので、美味しく飲むためにもこの二つのポイントを守りましょう。

冷蔵庫などで冷やし、瓶を触った瞬間に冷たいと感じるぐらいがベストです。

シャンパンを開ける前はテンションが上がるとは思いますが、一旦冷静になりましょう。


②栓を覆っているシールを剝がす

このシールの切り込みは意外と見つけにくいのですが、瓶の上から1㎝ほどのところにある点線が目印です。爪を立てれば簡単に剥がれます。


③口金をとる

ここで注意するポイントは、「親指でコルクを抑えながらはずす」ことです。下準備をしていれば心配は減りますが、まれに口金をとるだけでコルクが飛ぶこともあります。テーブルの上に瓶をおいて、安定した姿勢で開けるようにしましょう。


④コルクを抜く

ナプキンなどの布で覆いながら、コルクを抜きます。ここでもコルクを上から親指で抑えましょう。

そしてコルクを回すのではなく、ゆっくり瓶を回してください。こうすることで、より安定する開け方になります。


⑤コルクが浮き出したら、ガスを抜く

中の炭酸のおかげでコルクが持ち上がり始めます。

親指でコルクを抑えながらゆっくりと傾けて、ガスを抜きましょう。ガスが抜けたのを確認しコルクを外して、完了です。



少しの工夫でもっと美味しく。シャンパンの注ぎ方

シャンパンは炭酸なので、泡の扱いを心得ることが大切!

適量を入れたと思ったら、泡がはじけて量が増していて、実は全然中身が入っていなかった…
勢いよく入れたら泡があふれてしまった…

など、この2つはしばしばあるミスではないでしょうか。少しの工夫で美しく注ぐことができます。

注ぐとき、グラスの口から瓶を少し離し、静かに注ぎましょう!


①開けた後に少し待つ

シャンパンを開けたあとは、瓶の中に泡が大量に出来上がります。この状態で注ぐと濃密な泡だけ出てくるなんてことも。焦る気持ちを押し殺して、泡が落ち着くのを待ちましょう。


②何回かに分けて、慎重に注ぐ

一度に2回か3回に分けて注ぐと、適量入れることができます。また、せっかくの炭酸を逃がさないためにも、慎重に注いであげましょう。

適量はグラスの6分目が目安です。シャンパンの香りを感じるためにも、満杯に入れず、空間を作りましょう。



グラスにはワイングラスではなく、シャンパングラスを

ワイングラスと同様に、シャンパングラスにも様々な形があります。香りや味を楽しむために、 こだわりのグラスを選びましょう。


大定番のフルートタイプのシャンパングラス

シャンパングラスと聞いて思い浮かぶのが、スリムなフルート型ではないでしょうか。縦に長い形状なので、一粒一粒の泡の上がりを優雅に楽しむことができます。

また、ワイングラスと比べると口径が狭いため、香りや味が封じ込められるのも特徴的。オールマイティに使えるグラスではありますが、特に辛口のキレの良いシャンパンと相性抜群です。


品を格段にあげる、クープタイプのシャンパングラス

優雅にシャンパンを愉しむなら、クラシックなクープ型もおすすめです。フルート型が定番になる前は、こちらの形が一般的でした。グラスを大きく傾けなくてはならないフルート型に比べ、少ない動きで飲み物を飲むことができます。

炭酸が抜けやすい形状なのが難点ですが、強い発泡感が苦手な人には良いかもしれません。


味わいを探求するなら、卵型のシャンパングラス

ワイングラスにも似た、卵形のシャンパングラス。フルート型に比べると口径が大きく、ボウルがワイングラスのように丸くなっています。グラスの中で香りがまろやかに香るので、熟したシャンパンをじっくり味わうのにぴったり。

最近では、多くのワインメーカーからも発売されている、人気の形です。


シャンパングラスは、ステムを持つのがマナー?

シャンパングラスには、ボウルの下についた棒状のステムと呼ばれる細い部分があります。

ソムリエもこの部分を持つことが多く、一種のマナー灯されています。ステムを持つのは、手の温度がグラスに伝わってシャンパンの温度を上昇させないため。香りや味わいを美味しく保つために、広く知られている持ち方です。

しかし、王室の行事など公の場でグラスのボウルの部分を持つ姿を見かけることもあり、必ずしも持ち方が決まっているわけではないようです。


シャンパンの種類・グレードを知ろう

一口にシャンパンと言ってもたくさんの種類があります。それぞれの特徴を理解すると、シャンパンの奥深さが更に感じられるかも!?ここでは簡単な知識をご紹介します。

シャンパンのグレードは3種類あります。高いグレードは高価なものも多く、驚くかもしれません。しかし、そこには製法や熟成期間など、さまざまな特徴が。

・プレステージ
・ヴィンテージ
・ノンヴィンテージ

3種類について見ていきましょう。


シャンパンの最高峰、飲めるのは生涯でも数回かもしれない「プレステージ」

プレステージはシャンパンの中でもずば抜けて高級で、なかなか飲めない代物です。プレステージといわれるシャンパンは極上のブドウだけを使用して作られており、熟成期間も5年以上と他のシャンパンに比べて長期です。価格は安くても一万円以上、高いものでは数十万円の価格になります。

作り手の個性が良く現れる、上級者向けの味わいかもしれません。特別な日にいただきたいシャンパンです。

ドンペリニヨン・クリュッグ・ベル・エポックなど、良く知られる高級シャンパンもプレステージのランクになります。


その年のブドウしか使わない、時代を感じることのできる「ヴィンテージ」

このシャンパンはその年に取れたブドウのみを使って作られたものです。ラベルなどに西暦が入っているものがまさにヴィンテージです。

生まれ年など何かその年に思い入れがある場合には、その年のヴィンテージを飲んでみましょう。その時の気候や環境が反映されたシャンパンになるので、よりその年を思うアクセントになるでしょう。


安価で手に取りやすい「ノンヴィンテージ」

複数年のブドウから作られたシャンパンはノンヴィンテージと呼ばれます。スーパーなどで簡単に手に入るシャンパンはほとんどこれに当たります。有

名生産者の入門モデルとしての位置づけで販売されているものも多いです。自分にあった生産者を見極めてからプレステージやヴィンテージを購入するのも良いでしょう。



シャンパンは味によって7種類も違う呼び方がある

シャンパンは大きく分けると辛口と甘口の2種類があります。

この味の違いは甘味が少なくすっきりとした味わいなのか、甘味をほんのりと感じるかの違いです。そしてそれをさらに細分化しての7つに分けています。以下の表が分類の仕方です。

この7段階の呼び方は、ラベルに書かれているので、ここからシャンパンの味を推測しましょう。



特別な赤みを持つシャンパン、ロゼ

このロゼは他のシャンパンに比べてピンク色をしたかわいらしいお酒です。

多くのロゼは赤ワインを混ぜることでピンク色にします。普通のシャンパンよりも、よりフルーティでチャーミングな味わいとなります。



シャンパンだけじゃない、おいしいスパークリングワイン

シャンパンよりも気軽に楽しめるのがスパークリングワイン。シャンパンと並ぶ、世界3大スパークリングワインであるカヴァとプロセッコをご紹介します。


日本での家飲み指名買い!スッキリ辛口が人気の、スペインのカヴァ

近年人気が高まっているスペインのカヴァ。スーパーのワインコーナーにカヴァのスペースができるほど、需要が高まっています。

価格も手頃で、一本1,000円以下のものもありますが、値段が安いからといって侮るなかれ。

シャンパンに使われるものよりも、酸味がマイルドなブドウが使われることが多く、飲みやすさが特徴的。それでいてスッキリ辛口なので、飽きずにいただけます。

フレシネなどのブランドは、コンビニエンスストアでも手に入れられるのも嬉しいところ。カヴァはコスパが高すぎるスパークリングワインとして、家飲みにもってこいです。


世界で一番飲まれているスパークリングワイン、イタリアのプロセッコ

世界で一番飲まれているスパークリングワインはイタリアのプロセッコです。

安価でテーブルワインとして人気があり、知らないうちに飲んでいることもあるかもしれません。シャンパンに比べて少し甘口なものが多いのが特徴です。

ブドウの一大産地でもあるイタリアとアルプス山脈の冷却効果で熟成されたプロセッコが、日々の食卓も特別な日もオールマイティに華やげてくれるでしょう。


白身魚のムニエル【レシピ】シャンパンと相性抜群

炭酸のキリッとした口当たりは、白身魚のムニエルと相性はバツグンです。ムニエルと聞くとかなり調理が難しそうに感じますが、実は意外と簡単。スパークリングワインにぴったりの定番レシピをご紹介します。


■ 材料

ムニエル

・白身魚(タラや、メカジキなど)   2切れ
・小麦粉               大さじ2
・塩・こしょう            少々
・バター               10g

レモンソース

・白ワイン              大さじ3
・レモン汁              大さじ2
・塩・コショウ            適量
・バター               10g


■ ムニエルの作り方

①魚の皮に切り込みを2か所入れ、塩コショウを擦り込む
②全体に軽く、固まらないように小麦粉をまぶす
③フライパンでバターを熱する
④皮の面から中火で焼いていく
⑤油揚げぐらいのきつね色の焼き色になったら裏返し、少し火を弱めて焼く
⑥完成

■ レモンソースの作り方

①バターを弱火で熱する
②白ワインを加えて、アルコール分を飛ばす
③火を止めて、レモン汁を混ぜ、塩コショウで味を整える
④完成

ムニエル自体に下味がついているのでソースがなくても大丈夫です。料理の腕に自信がある人、時間に余裕がある人はぜひソースまでチャレンジしてみてください。



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