トレーニングに効果的なエクササイズバンドは、種類や長さ、形状などさまざまな商品が販売されています。購入したいと思っても、どの商品を選べばいいのかわからない人は多いのではないでしょうか。
この記事では、エクササイズバンドがなぜトレーニングにおすすめなのか、その理由と、エクササイズバンドの選び方をご紹介します。さらに、おすすめのエクササイズバンドやトレーニング方法をお伝えするので、ぜひ活用してください。
エクササイズバンドとは
エクササイズバンドとは、筋トレやストレッチに使う弾力のあるバンドのことです。トレーニングバンドやストレッチバンド、ヒップバンドともいいます。輪形のループ状と細長いテープ状の2種類があります。
ゴムや布でできており、バンドの色で強度が変わるため、自分の筋力にあわせてトレーニングできるのが特徴です。腕や背中、太ももなど、気になる箇所を重点的に鍛えられます。
コンパクトに収納できるため、持ち運びも容易です。家事や育児のすき間時間に、またテレビを観ながらと、ちょっとした時間があればトレーニングできます。
エクササイズバンドを使ったトレーニングがおすすめな理由
トレーニングにエクササイズバンドを使うことで、さまざまなメリットが得られます。ここでは、なぜエクササイズバンドを使ったトレーニングがおすすめなのか、その理由を4つお伝えします。
より多くの負荷をかけられる
エクササイズバンドを使ってトレーニングすることで、簡単に、より多くの負荷をかけられます。ストレッチもトレーニングには効果的ですが、エクササイズバンドを利用することで、引き締めたい部分に重点的に負荷をかけられます。太ももやお尻、お腹まわりなど、気になる箇所の引き締めにおすすめです。
負荷を調節できる
エクササイズバンドの大きな特徴は、負荷を簡単に調節できることです。多くのエクササイズバンドは、強度の異なるものがセットになって販売されています。そのため、自分が耐えられる程度の負荷をかけることが可能です。使うエクササイズバンドで、軽めのストレッチから本格的なトレーニングまでおこなえます。
目的に合わせた効率的なトレーニングができる
目的に合わせた効率的なトレーニングができるのも、エクササイズバンドのメリットです。部分的に鍛えられるため、「くびれを作りたい」「ヒップアップして美尻を目指したい」など、理想のボディメイクに役立ちます。
さらに、負荷をかけながら全身のトレーニングをおこなうことで、体幹まで鍛えることも可能です。また負荷をかけた筋力トレーニングだけでなく、ストレッチにもおすすめです。
場所を選ばずにトレーニングできる
エクササイズバンドがあれば、場所を選ばずにトレーニングできます。小さく折りたためるため、バッグに入れて持ち運ぶのも簡単です。職場に持っていき、仕事の休憩時間に軽めの負荷をかけてストレッチできます。PCで目を酷使している人も、肩こりや腰痛予防におすすめです。
また、トレーニングのときに場所を取らないのも嬉しいメリットでしょう。ヨガマット1枚分のスペースがあれば十分です。トレーニングのときに音が出ないため、マンションやアパートでも、階下へ音が響くのを気にせずおこなえます。仕事から遅く帰ってきても、「もう遅いから」とトレーニングをあきらめる必要はありません。
エクササイズバンドの選び方
エクササイズバンドは、種類や形状もさまざまです。ここでは、自分のトレーニングにあったエクササイズバンドの選び方をご紹介しましょう。
素材で選ぶ
お気に入りのエクササイズバンドを見つけるために、素材で選ぶのはひとつの方法です。ゴムバンドと布バンドの2種類があるため、それぞれのメリットとデメリットをお伝えしましょう。
ゴムバンド
メリット | 手軽に利用できる、お手入れが簡単 |
デメリット | トレーニング中に丸まってしまう |
向いている人 | 初心者やそれほど負荷をかけずトレーニングしたい人 |
エクササイズバンドのなかでもゴムバンドは、初心者におすすめです。軽量なものが多く、手軽にトレーニングできます。汚れが気になったらアルコールで拭きとれるため、清潔に保てます。
布バンド
メリット | 耐久性がある、肌にやさしい |
デメリット | トレーニングのときにずれやすい |
向いている人 | トレーニングに集中したい人 |
布バンドは、耐久性が高い点が大きなメリットです。激しく動いても、ちぎれる心配はありません。エクササイズ中にめくれることがないため集中できます。
形状で選ぶ
上述したように、エクササイズバンドには、ループ状のものと、1本の長いテープ状の2種類があります。ループ状は、太ももやお尻に巻いてトレーニングするときにぴったりです。
一方、テープ状は、柱などに引っ掛けて引っ張るトレーニングに向いています。どのようなトレーニングをしたいのかを考えて形状を選ぶ必要があります。
負荷の強度で選ぶ
エクササイズバンドを選ぶときは、負荷の強度で選ぶことが大切です。基本的に、バンドの幅や長さによって、かかる負荷や使用する部位は異なります。
バンドの幅が広いと、負荷が高くなり、狭いと低くなります。また、長いバンドは上半身を鍛えやすく、短いバンドは下半身のトレーニングに適しているでしょう。
女性の場合、強度の目安は以下のとおりです。
体の部位 | 強度の目安 |
お尻と太もも | 10〜15Kg |
上半身 | 4〜5Kg |
初心者 | 2〜3Kg |
しかしながら、強度の異なるバンドがセットになっている商品が多く、強度は簡単に変えられます。
おすすめのエクササイズバンド5選
最近は、エクササイズバンドは100均でも販売されており、選ぶのに困る人も多いでしょう。ここでは、おすすめのエクササイズバンドを5つご紹介します。これからエクササイズバンドを使ったトレーニングをしてみたい人は、参考にしてください。
PROIRON ヒップバンド
こちらの商品は、強度の異なる3本のエクササイズバンドがセットになっています。強度は異なりますが、サイズは同じです。
バンドの内側にラテックス処理が施されており、トレーニング中に滑り落ちたり丸まったりすることがありません。商品目にもあるとおり、美尻を目指したい人にぴったりです。ダイエットだけでなく、リハビリにもおすすめです。
価格 | 1,819円 |
アピールポイント | ・耐久性が高い ・トレーニング中に滑りにくい ・ヒップアップ、ダイエット、筋トレ、リハビリなどにおすすめ |
IECO エクササイズバンド
こちらのエクササイズバンドは、強度の異なる5本のバンドがセットになっています。弱い強度のものから、高いものまであり、全身のトレーニングがバランスよくできます。天然ゴムでできていますが、ゴム特有の匂いはありません。コンパクトで軽量のため、収納に困らず、簡単に持ち運べます。
価格 | 849円 |
アピールポイント | ・5本セットで、バランスのよいトレーニングが可能 ・初心者からスポーツ選手まで幅広い人が利用できる ・ストレッチ、筋トレ、ヨガ、ピラティスなどにおすすめ |
Tumaz エクササイズバンド
こちらは、強度の異なる3本のエクササイズバンドがセットになった商品です。肌に優しいだけでなく、環境にも優しい素材で作られています。パステルカラーの可愛らしい色で、気分をあげてトレーニングできるでしょう。
耐久性が高く、長く使い続けてもヨレヨレになる心配はありません。デジタルガイドブックつきのため、エクササイズバンドを初めて使う人も、スマホなどで動きを確認できます。
価格 | 1,999円 |
アピールポイント | ・肌に優しい素材 ・デジタルガイドブックつき ・筋トレ、ヒップアップ、ストレッチ、ピラティスなどにおすすめ |
KDSTエクササイズバンド
こちらのエクササイズバンドは、強度の異なる3本のバンドがセットになっており、耐久性や安全性、通気性、吸汗性が高いのが特徴です。ずれ防止加工がなされているため、トレーニング中にずれたり巻き込んだりすることはありません。
幅も広く安定しているため、バランスよくトレーニングができます。特に、ヒップアップを目指したい方におすすめの商品です。専用収納バックつきで、持ち運びに便利です。
価格 | 1,980円 |
アピールポイント | ・耐久性、安全性、通気性、吸汗性に優れる ・専用収納バックつき ・ヒップアップ、下半身の引き締め、ヨガ、リハビリなどにおすすめ ・日本メーカーで、カスタマーサポートつき |
WRei エクササイズバンド
こちらのエクササイズバンドも、強度の異なる3本がセットになっている商品です。天然ゴムが使われており、高弾力で通気性、耐久性、伸縮性に優れます。
ドアアンカーつきで、バンドをドアに引っ掛けてトレーニングすることも可能です。トレーニングの幅が広がります。筋トレやストレッチ、ピラティスにもおすすめです。
価格 | 1,119円 |
アピールポイント | ・高弾力、通気性、伸縮性に優れる ・専用収納バックつき・筋トレ、ストレッチ、ヒップアップ、ダイエットにおすすめ |
エクササイズバンドを使ったトレーニング方法
エクササイズバンドを使ったトレーニング方法は多いですが、ここでは腹筋と背筋、お尻を鍛えるトレーニング方法を説明します。エクササイズバンドは初めて、という方も、気になる部位から鍛えてみてください。無理なくトレーニングを続けることで、効果が表れるでしょう。
腹筋を鍛えるトレーニング
まずは、腹筋を鍛えるトレーニング方法からお伝えします。体のなかでも、お腹まわりが気になるという人は多いのではないでしょうか。しっかりとトレーニングすることで、きれいなくびれを作れます。
チューブクランチ
チューブクランチは、腹直筋を鍛えるトレーニングです。エクササイズバンド初心者でも、効率よく腹筋を鍛えられます。
- 床に座り、足の裏にバンドを引っ掛ける
- 左右のバンドが同じ長さになるように持つ
- 足をゆっくりあげていき、上半身を後ろに倒す
- ひざの角度を90度に保ったまま、反動を使わず上半身を起こす
- きついと感じら、上半身を後ろにゆっくり戻す
回数の目安 | 1セット10回で、1日2セット |
鍛えられる部位 | 腹筋 |
チューブレッグレイズ
チューブレッグレイズは、下腹部を引き締めるのに効果的です。特に女性は、下腹部に脂肪がつきやすいため、女性におすすめしたいトレーニング方法です。
- 足にバンドを引っ掛けて仰向けになる
- 息を吐きながら、足をゆっくりあげる
- 床から90度まで足をあげたら足を下ろす
- バンドの反発力を使って、足を上げ下げする
回数の目安 | 1セット10回で、1日2セット |
鍛えられる部位 | 腹筋(特に下腹部) |
背筋を鍛えるトレーニング
次に、背筋を鍛えるトレーニングをお伝えします。背筋は、自分で目にすることのない部位のため、意識して鍛える必要があります。腹筋と背筋の両方を鍛えることで、姿勢もよくなるでしょう。
シングルレッグローグイン
シングルレッグローグインは、足にゴムを引っ掛けて、ゴムを腕で後方にひっぱることで背筋を鍛えるトレーニングです。柔らかいゴムバンドの場合は、回数を調整しましょう。回数を増やすことで、より大きな負荷をかけられます。
- 足を前後に開き、前足でバンドを踏み固定する
- 前に出した足の反対側の手でバンドを掴み背筋を伸ばす
- 下半身は固定したまま、掴んだバンドを後ろに引く
- 脇を閉じて肘を引くように注意する
回数の目安 | 1セット10回で、1日3セット |
鍛えられる部位 | 背筋 |
シーテッドチューブローイング
シーテッドチューブローイングは、広背筋を鍛えられるトレーニングです。背中を丸めないように、注意しながらおこないましょう。エクササイズバンドをどの位置で握るかによって、負荷が変わります。
- バンドを足の裏にかけて、床に座る
- 両手でバンドの両端を握る
- 体を垂直に保ちながら、肩甲骨を寄せるように肘を後ろへ引く
- きついところまで引き、元の位置に戻す
回数の目安 | 1セット10回で、1日3セット |
鍛えられる部位 | 背筋 |
お尻を鍛えるトレーニング
最後に、お尻を鍛えるトレーニング方法をご紹介します。お尻まわりは、意識してトレーニングすることでヒップアップが叶います。加齢とともに下がってくるお尻を鍛えたいという人は、参考にしてください。
チューブスクワット
チューブスクワットは、大臀筋や大腿四頭筋・ハムストリングスを効果的に鍛えられます。エクササイズバンドを使ってのスクワットですが、基本的なスクワットと体の動きは変わりません。胸を張り、姿勢を保ちながらおこないましょう。
- 足を肩幅に開き、つま先は外に向けて立つ
- バンドを両足で踏み、バンドを肩にまで引き上げる
- 胸を張り、軽く腰を反らせる
- お尻を後ろに突き出すように、腰をゆっくり落とす
- 太ももと床が並行になるまで腰を落としたら、ゆっくりと元の姿勢に戻る
回数の目安 | 1セット10回で、1日2セット |
鍛えられる部位 | 大臀筋・大腿四頭筋・ハムストリングス |
チューブサイドウォーク
チューブサイドウォークは、臀筋群全体を鍛えられます。足を肩幅くらいに開いたまま、左右に動きますが、バンドが緩くならないように調節することが大切です。上半身の姿勢が崩れないように気をつけながらトレーニングしましょう。
- バンドに両足を入れ、膝上あたりに引っ掛ける
- 足を腰幅ぐらいに開き、膝を軽く曲げる
- 胸を張り、左足を横へ1歩動かす
- 元の姿勢を維持しつつ、左側へ10歩動く
- 右側へ10歩動く
回数の目安 | 1セット10回で、1日2セット |
鍛えられる部位 | 臀筋群全体 |
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