キッチンやおふろ、トイレなどの水漏れを見つけたとき、水道工事にはどのくらいの費用がかかるのか気になる方も多いでしょう。
本記事では、水道の水漏れについて以下の4点を解説します。
- 水道の水漏れトラブルに!見つけたらまずは応急処置を
- 【場所・箇所別】水漏れ修理の料金相場
- 自分で修理はできる?水漏れ修理方法とは
- 水道の水漏れの補償とは
突然の水漏れのときにも冷静に対処できるよう、ぜひ参考にしてください。
水道の水漏れトラブルに!見つけたらまずは応急処置を
「水道の水漏れを見つけてしまった」「水道管にトラブル発生」などのときには、まず応急処置が必要になります。
最初にすることは、元栓・止水栓を閉めることです。ただしこの作業をしてしまうと、トイレや台所などのすべての水が使えなくなるため、注意しましょう。元栓を閉めたら、漏水している箇所に配管補修テープを張ります。これは、業者に依頼して対応してもらうか自分で修理するまでの応急処置です。
いつもより水道代が高く、「もしかして水漏れかも」と思ったときは、水道メーターをチェックするのがおすすめ。水道メーターにある、八角形の銀板の下に3枚の赤いプロペラがついたものをパイロットといいます。どの水道も閉めているのに、パイロットが回っているとどこかで水漏れが起こっているサインです。
【場所・箇所別】水漏れ修理の料金相場
水漏れ修理を業者に依頼すると、どれくらいの料金相場になるのでしょうか。箇所別に調査して紹介しますので、気になるところをチェックしてください。
紹介する箇所は、以下のとおりです。
- 蛇口まわり
- キッチン
- お風呂
- 洗面所
- トイレ
- 給湯器
蛇口まわりの水漏れ修理費用
蛇口回りの水漏れの原因は、パッキンの劣化によって起こることが多いです。その場合の修理は、パッキンの交換になります。
蛇口自体が古い場合は蛇口の交換工事になり、パッキン交換だけよりも費用相場が高くなる傾向にあります。業者に依頼すると部品代以外にも基本料金や作業費、出張費がかかるでしょう。
工事個所 | 料金 |
パッキン交換 | 約8,000円~15,000円※作業費4,000円~+出張費や部品代など4,000円~ |
蛇口の交換 | 約18,000円~50,000円※蛇口本体価格8,000円~+作業費10,000円 |
キッチンの水漏れ修理費用
キッチンの水漏れは、シンク下にある排水管の劣化が原因になっていることが多いです。その場合は、排水管のパイプ交換をして修理をします。
交換するパイプの材質が樹脂製なのか金属製かでも、費用が大幅に変わるでしょう。
工事個所 | 料金 |
排水口の交換 | 約8,000円~15,000円 |
排水ホース(樹脂製の場合)の交換 | 約8,000円~15,000円 |
排水パイプ(金属製の場合)の交換 | 約20,000円~30,000円 |
お風呂の水漏れ修理費用
お風呂の水漏れ箇所で多いのが、蛇口やシャワーホースです。バスタブのゴム栓が劣化して、水漏れを起こすこともあります。
バスタブのゴム栓が原因の場合は交換作業だけのため、修理費用は比較的安いです。
工事個所 | 料金 |
蛇口の交換 | 約30,000円~60,000円 |
シャワーホースの交換 | 約13,000円~15,000円 |
バスタブのゴム栓交換 | 約9,000円~13,000円 |
浴室の蛇口はサーモスタット混合水栓が使われているため、交換する場合は通常の蛇口より費用が高くなります。
洗面所の水漏れ修理費用
洗面所の水漏れは、洗面台の下の排水管が原因となっていることが多いです。その場合の修理は、排水管の交換になります。キッチンの排水管と同じく、交換する排水管の材質によって交換費用が異なるので注意しましょう。
工事個所 | 料金 |
排水ホース(樹脂製の場合)の交換 | 約8,000円~15,000円 |
排水パイプ(金属製の場合)の交換 | 約20,000円~30,000円 |
トイレの水漏れ修理費用
トイレ水漏れの原因は、止水栓のパッキンや、給水ホースの場合が多いです。その場合は、パッキンや給水ホースの交換ですむため、修理費用は比較的安価ですむ傾向にあります。
ただし、トイレには多くの水道の部品が使われており、それもあわせて修理となる場合は部品代のほか、作業費も上乗せになるでしょう。
工事個所 | 料金 |
止水栓交換 | 約12,000円~24,000円 |
部品交換 | 約8,000円~12,000円 |
給湯器の水漏れ修理費用
給湯器の水漏れトラブルの原因は、パッキンなどの劣化もありますが、給湯器自体の寿命の場合もあります。給湯器が寿命の場合は、修理はできません。給湯器の交換となるため、費用も高くなるでしょう。
工事個所 | 料金 |
給湯器の部品交換 | 約10,000円~20,000円 |
給湯器自体の交換 | 約100,000円~250,000円 |
自分で修理はできる?水漏れ修理方法とは
補修の見積もりを取ってみたところ、想像より高いこともあります。水漏れの修理を業者に依頼すると費用がかさむため、できればDIYしたいと思う方もいるのではないでしょうか。
パッキンの交換くらいの簡単な作業なら、自分で修理ができることもあります。ここからは、その方法を紹介します。
パッキンの交換
配管接続部のパッキンの劣化によって水漏れしている場合、そのパッキンを交換するだけで修理は完了します。
まずは、どの部分から水が漏れているのか調査しましょう。部位が特定でき、その原因がパッキンならば、パッキン交換をします。ホームセンターなどで、その蛇口のパッキンと同じ規格のものを購入してください。
交換する際には、先に止水栓や元栓を閉めておきましょう。蛇口を分解し、パッキンを取り換え、分解した手順と逆の手順で元通りに戻します。完了後は、水漏れが止まっていることを確認してください。
業者に依頼すると作業費も必要になりますが、DIYだと部品代と工具代だけですみます。パッキンは150円〜200円程度で購入可能ですが工具代も含めれば約2,000円〜3,000円程度かかります。
水道の水漏れの補償とは
水漏れに気づかず放置していると、水道料金が高くなるほか、建物や家具まで水に濡れてしまう可能性があります。そのようなときに使えるのが、火災保険です。
- 水漏れ修理は火災保険が使える!?
- 賃貸の場合は家主が負担!?
- 高くなった水道代は減額が可能なケースも!?
上記3点について、チェックしていきましょう。
水漏れ修理は火災保険が使える!?
火災保険の「水漏れ補償」に契約していれば、水道の水漏れで建物や電化製品などが損害を受けた場合、補償の対象になります。
しかし、給排水管設備の修理費用に対しては、火災保険は使えません。凍結などが原因で水道管が破裂し業者に修理依頼をした場合の費用は、火災保険の適用外となります。
賃貸の場合は家主が負担!?
蛇口やパッキンなどは、経年劣化により水漏れが発生します。マンションや集合住宅にお住まいの方は、その場合の修理費用を家主が負担してくれることもあるので覚えておきましょう。
正しく使っていたにもかかわらず水道が水漏れしたケースなら、業者に連絡するより先に家主に連絡して状況を説明してください。経年劣化などこちらに過失がない場合は、家主が全額負担してくれることが多いです。
高くなった水道代は減額が可能なケースも!?
水漏れが発生すると、水道料金が高額になってしまいます。基本的に、水道料金は個人で負担しますが、ケースによっては水道料金を減額してもらえることもあるため、水道局に連絡してみましょう。
水漏れの原因が地中や壁の中にある給水管などの設備故障であれば、減額される可能性があります。業者に修理してもらったあと水道局に連絡し、「漏水減額請求書」を取り寄せましょう。
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水漏れしたときの修理費用は、お風呂やキッチン、トイレなどの場所によって異なります。場合によってはDIYできることもありますが、より安全に修理するのであれば、プロの業者に依頼するのがおすすめです。
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