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  6. 30坪住宅での屋根塗装費用の相場とは?内訳や工事費用を抑える方法も紹介
2023/12/20 2024/05/08

屋根塗装の工事費用は同じ30坪の住宅を対象とする場合でも、塗料の種類や屋根面積など、条件によって変動します。どのような要素があった場合、工事費用が高額になるのでしょうか。

この記事では、30坪住宅の屋根塗装の費用相場や内訳、工事費用を抑える方法などに関してご紹介します。屋根塗装の工事をご検討している方は、最後までご覧ください。

30坪住宅での屋根塗装工事費用の相場

屋根工事 足場
引用:pixabay

30坪の2階建て戸建て住宅を工事した場合、屋根塗装の費用は40万〜80万円が相場です。塗料の種類や屋根の塗装面積、屋根の形状などによって、工事費用は変動します。また、3階建ての戸建て住宅の場合、工事費用の相場は80万〜120万円前後です。

屋根塗装と外壁塗装を同時に実施した場合の費用相場

屋根塗装と外壁塗装の工事を同じタイミングで実施した場合、工事費用は90万〜160万が相場です。一度に支払う工事費用は高くなりますが、長期的にみると外壁塗装と一緒に工事をした方が安く済みます。

外壁塗装とセットで屋根を塗装した場合、職人の手配や足場の設置を毎回おこなう必要がありません。また、3階建て戸建て住宅の場合、工事費用は130万〜180万円前後が相場になります。

30坪住宅での屋根塗装工事費用の内訳

円グラフ 棒グラフ 折れ線グラフ
引用:pixabay

屋根塗装の工事費用は主に以下7つの要素で構成されています。

  • 塗料代
  • 足場代
  • 人件費
  • 高圧洗浄費
  • 養生設置
  • 下地処理~仕上げ塗装
  • 付帯費用

各項目ごとの費用相場や作業内容をみていきましょう。

塗料代

屋根塗装に使用する塗料(材料代)に関する費用で、工事費用のなかでも大きな割合を占めます。30坪の住宅では、10万〜17万円が塗装代の相場です。塗装代は屋根面積の大きさと塗料の種類によって、変動します。

屋根面積が大きくなるほど、多くの塗料を使わなければなりません。また、機能性に優れた塗料は塗膜の早期劣化を抑えられる反面、1㎡あたりの金額が高いです。予算や耐用年数などを考慮し、塗料を選ぶようにしましょう。

そして、塗装代を算出する方法を以下にまとめました。

  • 屋根投影平面積×勾配伸び率
  • (坪数×坪数の係数3.3×傾斜の係数1.2)×塗料の単価
  • 床面積×係数(1.1~1.7の間)

上記いずれかの方法で塗装代を算出しておくと、適正価格を提示した業者と悪徳業者を見分けられます。

足場代

職人が高所で作業をおこなうため、屋根塗装の実施に足場設置は欠かせません。30坪の住宅で屋根塗装を実施する場合、足場代の費用相場は15万〜20万円です。

隣家との間隔が狭い場合や屋根が急勾配の場合は、屋根足場を設置するため、足場代が20万円近くに高騰します。足場代の1㎡あたりの単価は、800円〜1,200円が相場です。

人件費

現場作業を担当する職人や営業担当者へ支払う費用です。人件費は、職人の人数×作業日数によって算出します。職人1人につき2〜3万円/1日が相場です。職人のスキルや依頼先の会社規模などによって費用は変動するため、1つの目安として覚えておきましょう。

高圧洗浄

高圧洗浄は屋根に付着した汚れやゴミをきれいに落とす作業です。汚れた状態で新しい塗料を塗っても、塗料の特徴が完全に発揮されません。色あせや塗膜の劣化が通常よりも早く起きる可能性が高まります。

高圧洗浄の費用相場は、1㎡あたりの単価が150円〜500円です。30坪住宅の場合は、1万円〜3万円程度が目安となります。

養生設置

周囲に塗料や粉じんが飛散しないよう、足場に養生シートを設置します。養生シートの設置費用は、1㎡あたりの単価が350円〜450円です。30坪住宅の場合、2万円〜3万円が費用の目安となります。

下地処理~仕上げ塗装

下地処理とは鉄さびの除去やヒビ割れの補修、シーリングの打ち替えなどを実施する工程です。下地補修や下地調整と呼ぶ工事業者もいます。古い塗膜やサビ、汚れを洗浄してから塗料を塗らないと、塗料が完全に密着しません。

通常の耐用年数よりも早く塗膜がはがれ、工事の実施頻度が増えます。下地処理の費用相場は、1㎡あたりの単価が400円〜700円です。ヒビ割れや欠損箇所が多いほど、金額は高騰するため、提示価格に疑問を持ったら必ず担当者に確認をしましょう。

下地処理が終わると、下塗りの工程に移ります。下塗りとは新しい塗料が美しく映えるよう、シーラーやプライマーなどの下塗り材を塗る工程です。下塗り材には防サビ効果が含まれており、屋根材の保護や塗料の密着度向上などの効果が期待されています。

下塗りの費用相場は、1㎡あたりの単価が600円〜900円です。そして、中塗りと上塗りを含めた工程が仕上げ塗装となります。中塗りと上塗りで塗膜を厚くし、新たな塗料の美観を長持ちさせるのが目的です。

仕上げ塗装の費用相場は、1㎡あたりの単価が1,500円〜5,000円と大きく値段に違いが生じます。価格差が生じる理由は、塗料のグレードによって1㎡あたりの単価が異なるためです。塗料の種類ごとに特徴の違いや単価の目安を覚えておきましょう。

付帯費用

付帯費用は雨漏りの修理や雨樋の交換など、屋根の補修工事が必要な場合に発生する費用です。屋根の劣化状態によって費用は変動し、場合によっては100万円近く工事費がかかる場合があります。付帯費用の目安としては、工事費全体の5〜15%程度が相場です。

30坪住宅での屋根塗装工事費用が変わる要素

クエスチョンマーク
引用:pixabay

屋根塗装の工事費用に影響を及ぼす要因は以下の8つです。

  • 塗料のグレード
  • 屋根材
  • 屋根面積
  • 住宅が3階建て
  • 屋根の劣化状況
  • 屋根の勾配
  • 隣家との隙間
  • 道路使用許可と道路占用許可の有無

特に塗料の種類や屋根面積、屋根の劣化状況は、工事費用に大きな影響を及ぼします。

塗料のグレード

屋根塗装で使用される主な塗料の単価と耐用年数に関して、以下の表にまとめました。

アクリル塗料

塗料の単価(1㎡あたり) 1,000円~1,500円
30坪塗装する場合の塗料代(64㎡の想定) 64,000円~96,000円
耐用年数 5年~8年

ウレタン塗料

塗料の単価(1㎡あたり) 1,500円~2,500円
30坪塗装する場合の塗料代(64㎡の想定) 96,000円~16万円
耐用年数 8年~10年

シリコン塗料

塗料の単価(1㎡あたり) 2,300円~3,500円
30坪塗装する場合の塗料代(64㎡の想定) 14万7,200円~22万4,000円
耐用年数 10年~15年

フッ素塗料

塗料の単価(1㎡あたり) 3,500円~5,000円
30坪塗装する場合の塗料代(64㎡の想定) 22万4,000円~32万
耐用年数 15年~20年

断熱塗料

塗料の単価(1㎡あたり) 4,000円~5,000円
30坪塗装する場合の塗料代(64㎡の想定) 25万6,000円~32万
耐用年数 15年~20年

無機塗料

塗料の単価(1㎡あたり) 5,000円~5,500円
30坪塗装する場合の塗料代(64㎡の想定) 32万~35万2,000円
耐用年数 15年~25年

今回の記事では、屋根面積を64㎡と想定して塗料代を算出しました。屋根の形状によって同じ30坪の住宅でも屋根面積は変化するため、ご自宅の屋根面積がどのくらいか、必ず確認が必要です。

また、塗料メーカーによって、塗料の設定単価や耐用年数は異なるため、上記の表はあくまで参考情報としてご活用ください。どの塗料を使うか迷った場合は、コストパフォーマンスに優れたシリコン塗料を選ぶのがおすすめです。

耐久性や耐水性に優れ、塗膜の状態が長持ちします。デザインバリエーションが豊富な点も魅力です。屋根塗装や外壁塗装での使用頻度が高く、工事業者が扱いに慣れており、仕上がりの質も一定に保てます。

値段が高くなるほど性能も良くなる傾向にあるため、予算に応じて判断しましょう。

屋根材

屋根材の種類によっては調達価格が高額なため、慎重な扱いや高い施工技術が求められます。

ガルバリウム鋼板を屋根材に使用している場合、スレート屋根やセメント瓦などと比べ、費用が高騰するため注意しましょう。

屋根面積

同じ30坪の住宅でも、屋根面積は住宅によって異なります。屋根面積が大きい=塗装面積も広いため、多くの塗料が必要です。フッ素塗料や無機塗料など、単価が高額な塗料を検討している場合は、注意しましょう。

住宅が3階建て

3階建ての戸建て住宅にお住まいの場合、2階建て住宅よりも工事費用が高騰します。職人が転落しないよう、強固な足場を組まなければなりません。通常よりも多くの資材を使って足場を組むため、1㎡あたりの足場単価は一般的に200円〜500円程度高くなります。

また、粉じんや塗料が近隣住宅に飛び散らないよう、飛散防止ネットの設置も必要です。

屋根の劣化状況

屋根材の劣化状況によっては、塗装の塗り直しだけでなく修復工事も必要になります。屋根材のヒビ割れや剥がれ、板金の緩みなどは、塗装工事だけでは不十分です。新しい屋根材との交換や釘の打ち直しなど、修復工事が必要です。

また、屋根全体の強度に問題がある場合は、屋根カバー工法や葺き替え工事など、全面的なリフォーム工事が必要になります。屋根リフォームを実施する場合、工事費用は100万〜150万円が相場です。

屋根の勾配

瓦
引用:pixabay

屋根の勾配が急な住宅にお住まいの場合、工事費用が高騰する可能性が高まります。同じ30坪の住宅だとしても、勾配が急なほど屋根面積が大きくなるためです。

また、職人の安全性確保を目的に、屋根足場や墜落防止システムなどを設置する場合、追加費用が発生します。

隣家との間隔

隣家との間隔が狭い住宅にお住まいの方は、通常よりも足場代が高騰します。足場は住宅や建物の外側に設置するため、作業スペースが狭いと資材の搬入や足場の設置に多くの時間が必要です。

隣家との距離がギリギリの場合、数万円ほど多く足場代を支払わなければなりません。また、切り立った高い場所にお住まいの方も、足場代が多くかかります。

道路使用許可と道路占用許可の有無

住宅の立地条件によっては「道路使用許可」と「道路占用許可」の取得が必要です。道路は国民の共有財産に該当するため、誰もが公平に利用できなければなりません。

しかし、道路や隣家との距離がギリギリの場合、住宅の敷地内だけで作業を完結するのは難しいでしょう。足場の設置や資材搬入などの際に道路を使う場合、道路使用許可を申請します。申請にかかる費用は2,300円〜2,500円が相場です。

交通誘導にガードマンが必要と判断した場合、人件費も発生します。また、設置した足場が道路にはみ出す場合、「道路占用許可」の取得も必要です。取得に必要な費用は、市区町村によって異なります。

たとえば、横浜市の場合、投影面積1㎡につき1,400円の占用料支払いが必要です。

【項目別】30坪の屋根塗装工事にかかる費用の計算方法

電卓 書類
引用:pixabay

屋根塗装の工事費用は、建物や住宅の屋根面積がどの程度大きいかによって、変動します。また、工事費で高い割合を占める足場代と塗料代の算出方法を知っておくと、悪徳業者を見抜ける確率が高まるでしょう。

屋根面積

屋根面積の算出方法は、住まいの図面を持っているかによって変わります。図面がない場合とある場合、双方の計算方法を以下で詳しくみていきましょう。

図面がない場合

図面がない場合は、床面積×1.1の計算式を使ってください。あくまで目安ですが、住まいの屋根面積を算出可能です。床面積はメジャーを使い、住まいの外で住宅の縦と横の長さを測定したあと、縦×横で面積を算出します。

仮に床面積が60㎡だったとしましょう。屋根面積は60×1.1=66㎡となります。また、住まいの屋根が急勾配の場合は、床面積×1.2で屋根面積を算出してください。屋根の勾配が急かどうかは、外から家の屋根を見たときの印象で決めて問題ありません。

隣家の屋根と比べると、勾配度合いがよりわかりやすいでしょう。そして、住まいの屋根に和瓦を使用している場合、使用枚数から屋根面積を算出できます。和瓦の使用枚数は1坪(3.3兵㎡)あたり53枚です。全体の使用枚数÷53×3.3×2を使うと、屋根面積がわかります。

たとえば、1,500枚の瓦が使われていたとしましょう。1500÷53×3.3=31.6が片面の屋根面積で、31.6×2=63.2が裏面もあわせた屋根面積となります。そして、屋根材にセメント瓦を使用している場合、使用枚数は1坪(3.3兵㎡)あたり40枚です。

全体の使用枚数÷40×3.3×2の計算式を使い、屋根面積を算出してください。

図面がある場合

平面図がある場合、屋根面積は屋根投影平面積×勾配伸び率によって算出します。屋根投影平面積とは、屋根を真上から見た場合の面積です。床面積+軒出面積の合計が、屋根投影平面積となります。

勾配伸び率とは、屋根の勾配によって平面と比べてどの程度斜面が長くなっているか、表す比率です。図面にどのような表記で書かれているかを確認し、以下の表と照らし合わせてください。

寸法勾配分数勾配水平長さに対して
5分0.5/101.001
1寸1.0/101.005
1寸5分1.5/101.011
2寸2.0/101.020
2寸5分2.5/101.031
3寸3.0/101.044
3寸5分3.5/101.059
4寸4.0/101.077
4寸5分4.5/101.097
5寸5.0/101.118
5寸5分5.5/101.141
6寸6.0/101.166
6寸5分6.5/101.193
7寸7.0/101.221
7寸5分7.5/101.250
8寸8.0/101.281
8寸5分8.5/101.312
9寸9.0/101.345
9寸5分9.5/101.379

たとえば、屋根投影平面積が80㎡、勾配が5寸だったとしましょう。屋根面積は80×1.118=89.44㎡です。また、以下の早見表を活用すると、屋根面積と外壁面積をすぐに把握できます。

坪数(平米数)外壁面積(㎡)屋根面積(㎡)足場面積(㎡)
20坪(66.2㎡)100~10940~44145~159
25坪(82.8㎡)110~11945~54160~174
30坪(99.3㎡)120~12955~64175~189
35坪(115.9㎡)130~13965~74190~204
40坪(132.4㎡)140~14975~84205~219
45坪(149㎡)150~16485~94220~234
50坪(165.5㎡)165~18095~105235~249

足場面積

足場面積を算出する計算式は、(建物の外周+建物の高さ)×(建物の高さ+0.5m)になります。建物の外周は2面あるため、(高さ×2)+(横の長さ×2)の計算式を使って外周の長さを算出してください。

また、足場は建物の外側から0.5mの位置を目安に設置するのが目安です。足場の外周を算出する際は、個々の面で建物の高さに0.5mを加えます。たとえば、横20mで高さが12m、奥行き10mの住宅があったとしましょう。住宅の外周は(12×2)+(20×2)=64mになります。

一方、足場の外周は(12+0.5+0.5)×2+(20+0.5+0.5)×2=26+42=68mです。足場の外周を算出したあと、(住宅の高さ+0.5m)×の計算式を使って足場面積を算出してください。今回の場合、足場面積は68×(12+0.5)=850㎡となります。

そして、足場面積に単価800円をかけたものが足場代です。足場面積ごとの足場代に関して、以下の表にまとめました。

坪数足場面積(㎡)足場代
20坪155㎡〜169㎡12.4万〜13.5万円
25坪170㎡〜184㎡13.6万〜14.7万円
30坪185㎡〜199㎡14.8万〜15.9万円
35坪200㎡〜214㎡16万〜17.1万円
40坪215㎡〜229㎡17.2万〜18.3万円
45坪230㎡〜244㎡18.4万〜19.5万円
50坪245㎡〜259㎡19.6万〜20.7万円

30坪の住宅の場合、足場代が16万円前後に収まっているかが、重要なチェックポイントです。足場代が16万円以上の見積を提示してきた業者への依頼は、慎重に考えましょう。そして、延べ床面積×単価×1.3の係数をかける計算式でも、足場代は算出できます。

塗料使用量

日本ペイントや関西ペイントなど、各塗料メーカーは製品ごとに「規定塗布量」を定めています。規定塗布量とは、塗装面積1㎡あたりの塗料使用量です。防汚性や親水性など、各塗料の特徴を最大限活かすために定められています。

たとえば、1㎡あたりの使用量が0.1kgだったとしましょう。屋根面積が200㎡だった場合、0.1×200=20kgの塗料が必要です。また、規定塗布量は塗装面の劣化状況や凹凸の有無など、施工状況によって異なります。

特に外壁材での使用頻度が高いサイディング材は、表面の凹凸が多いです。塗装使用量の増加に加え、優れた施工技術も求められます。外壁塗装と屋根工事のセット工事を検討している場合は、注意しましょう。

30坪住宅での屋根塗装の工事費用を抑える方法

SOLUTION
引用:pixabay

屋根塗装の工事費用を抑える方法には、以下5つの選択肢があげられます。

  • 外壁塗装と同時に工事をおこなう
  • 塗装専門業者に依頼する
  • 大手ハウスメーカーや大手工務店への依頼を避ける
  • ヒートアイランド対策助成制度を利用する
  • 子育てエコホーム支援事業を利用する

外壁塗装と屋根塗装を同じタイミングで実施すると、工事のたびに足場の設置や職人を手配する必要がありません。工事費用を大幅に削減できるだけでなく、メンテナンスの管理も楽になります。

外壁塗装と同時に工事をおこなう

屋根塗装は外壁塗装と同じタイミングで工事をおこなうのがおすすめです。屋根塗装と外壁塗装を別々のタイミングで実施した場合、工事のたびに足場を設置します。足場の設置代約16万円〜20万円を余計に払わなければなりません。

職人や塗料も毎回手配するため、人件費や塗料代も高騰します。工事費用を抑えるため、屋根塗装と外壁塗装のセット工事を利用しましょう。同じタイミングで工事を実施すると、メンテナンスの管理も楽になります。

また、塗装業者を探す際は屋根塗装に加え、外壁塗装の施工事例があるかを確認してください。どちらも得意な業者に依頼しないと、施工品質のバラつきや塗膜の早期劣化を招く可能性が生じます。

塗装専門業者に依頼する

塗装専門業者には、豊富な実務経験やノウハウを持つ職人が多数在籍しており、高品質な仕上がりが望めます。自社施工を強みとする工事業者を選定した場合、下請け業者に作業を依頼しないため、中間マージンも発生しません。相場価格以下に工事費用を抑えられます。

また、地域密着型の経営スタイルを掲げる業者も多く、丁寧な対応が望めるため、はじめて利用する方も安心です。ただし、すべての塗装専門業者が優良業者とは限りません。一部には適正価格とかけ離れた工事費用を請求する悪徳業者もいます。

ミスマッチを避けるため、サイト上で施工事例や実績を確認してから外注先を決めてください。さらに、1社ではなく複数の塗装専門業者から見積を取得すると、優良業者に依頼できる可能性が高まるでしょう。

大手ハウスメーカーや大手工務店への依頼を避ける

大手ハウスメーカーと大手工務店に作業を依頼した場合、工事費用が高額になる可能性が高まります。共に多くの工程を下請け業者に任せており、中間マージンや作業料金が工事費に上乗せされているためです。

また、ハウスメーカーは充実したサポート体制が整っており、工務店は顧客の要望に対して柔軟な対応が望めます。双方の強みよりも工事費用の削減を優先したい場合は、塗装専門業者に屋根塗装を依頼しましょう。

ヒートアイランド対策助成制度を利用する

ヒートアイランド対策助成制度とは、東京都千代田区が管轄する助成金制度です。ヒートアイランド現象にともなう地球温暖化や都市景観の低下を防ぐために設立されました。千代田区在住で、住宅の緑化や省エネ性能向上に取り組む方が利用できます。

屋根塗装工事に利用する場合、熱交換塗料や高反射率塗料の使用が必要です。要件を満たした場合、最大50万円が支給されます。

子育てエコホーム支援事業を利用する

子育てエコホーム支援事業

引用:子育てエコホーム支援事業

子育てエコホーム支援事業とは、子育て世帯や若年層の夫婦が利用可能な助成金制度です。屋根の塗装工事に利用する場合、一定基準以上の断熱材を使用しなければなりません。断熱材を使用した場合、40,000円が支給されます。

また、外壁塗装の工事に助成金を利用するのも1つの手段です。外壁へ断熱材を使用した場合、最大11万2,000円が支給されます。外壁工事に助成金を活用し、屋根塗装は通常で支払うといった方法も検討してみましょう。

屋根塗装の工事業者を探すならゼヒトモがおすすめ!

屋根塗装の依頼先を決める際は工事費や実績数、施工品質など、多くの点をチェックしなければなりません。ただし、はじめて塗装工事を依頼する場合、どのように発注先を探したらいいか、わからない方もいるでしょう。

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