屋根と外壁の劣化が目立つ場合は、塗装工事を同時に行うのがおすすめです。同時に依頼することで、費用を抑えられるだけでなく、外観のデザインに統一感を与えられます。
本記事では、屋根塗装と外壁塗装を同時に施工するメリットとデメリットをご紹介。同時施工にかかる費用相場も解説するので、自分の住まいと比較しながらご確認ください。
屋根塗装と外壁塗装は同時に依頼しよう
自宅の屋根と外壁に劣化が見られる場合は、同時に施工依頼をしてみましょう。施工費用を抑えられるだけでなく、業者探しや見積もり依頼の手間を省くことができます。
ただし、屋根と外壁の劣化状況によっては、同時に塗装依頼をしないほうが良いケースもあるため注意が必要です。たとえば、屋根に塗装メンテナンスが必要でも、外壁にはメンテナンスが必要ない場合もあります。同じ時期に同じ塗料を使って塗装したとしても、屋根と外壁が同じスピードで劣化するとは限りません。
一般的に、紫外線や雨風の影響を受けやすい屋根のほうが劣化が早いとされているため、塗装タイミングは業者に確認してもらうことが大切です。
屋根と外壁を同時に塗装するメリット
ここでは、屋根と外壁を同時に塗装するメリットをご紹介します。
- トータルの費用を抑えられる
- 業者探しや依頼の手間を省ける
- デザインに統一感を出せる
塗装メンテナンスには決して安くない費用がかかるため、同時施工で費用を抑えられるのが最大のメリットです。ほかにも、塗装依頼の手間を省けたり、外観に統一感を出せたりするのもうれしいポイントと言えます。
それぞれのメリットを解説するので、詳しく見ていきましょう。
トータルの費用を抑えられる
屋根塗装と外壁塗装を同時にすることで、施工にかかるトータル費用を抑えることが可能です。屋根塗装と外壁塗装はどちらも高所での作業となるため、足場代が必要になります。
足場代の費用相場は、1㎡あたり800〜1,200円で、30坪前後の住宅の場合は約20〜30万円が目安です。塗装費用の約20%を占めるとも言われており、足場建設費用を抑えることで、かなりの節約につながります。
塗装工事を別々に行う場合は、足場建設費用が2回かかりますが、同時に施工すれば1回分の費用で済ませられるでしょう。
以下の関連記事では、屋根塗装の費用相場についてまとめています。屋根塗装を検討されている方は是非ご覧ください。
関連記事:屋根塗装の費用相場
業者探しや依頼の手間を省ける
屋根や外壁の塗装を行う場合は、専門業者に施工を依頼する必要があります。信頼できる業者探しから現地調査、見積もり依頼、施工日程の調整まで、塗装工事には意外と負担がかかることも多いでしょう。
その点、屋根塗装と外壁塗装を同時に依頼することで、これらの手間を1度に省くことが可能です。塗装メンテナンスにかかる時間と労力を省きたい方は、同時の施工に対応してくれる業者を探してみましょう。
デザインに統一感を出せる
屋根塗装と外壁塗装を同時に施工することで、塗料選びに自由が利きやすくなります。別々で塗装していると、どちらかの塗料の色に合わせる必要があるため、選択肢の幅が狭まるでしょう。
一方、同時に施工すれば、屋根と外壁それぞれの塗料を自由に選ぶことができます。色味や素材のバランスを考慮しやすくなるため、外観のデザインに統一感を出せるのも魅力です。既存の外観から雰囲気を一新させたいときにも、同時塗装は効果的な手段だと言えます。
屋根と外壁を同時に塗装するデメリット
屋根と外壁の同時施工は、もちろんメリットだけではありません。
- 塗装工事の期間が長くなる
- 1度に支払う費用が高額になる
- 外壁・屋根に精通した業者を選ぶ必要がある
塗装の工期が長引くだけでなく、1度にまとまった費用が必要になるため、予算が限られている場合は同時施工が難しいかもしれません。また、外壁と屋根どちらにも精通している業者に依頼しなければならないため、業者探しに時間を要する場合もあるでしょう。
それぞれ詳しく解説するので、メリットとデメリットを見比べたうえで、同時施工を依頼するか検討してみてください。
塗装工事の期間が長くなる
屋根塗装と外壁塗装を同時に行うと、その分工期も長くなります。基本的には約2週間前後かかる場合が多いですが、劣化状況や天候などによっては、作業が伸びる可能性もあるでしょう。
長期間の工事となると、周囲との騒音トラブルになる恐れもあるため、事前に挨拶を済ませておくのがおすすめです。
1度に支払う費用が高額になる
同時施工でトータル費用を安く抑えることはできますが、その分1度に支払う費用は高額になります。最低でも100万円以上の費用が必要になるため、予算を考慮したうえで依頼することが大切です。
まとまったお金がないという場合は、地方自治体の補助金・助成金制度を利用できないか検討してみましょう。たとえば東京都なら、新宿区の省エネルギー及び創エネルギー機器等助成制度や目黒区の住宅リフォーム資金助成などを外壁塗装工事で利用可能です。
補助金・助成金制度を活用するには一定の条件を満たす必要がありますが、最大で30万円ほどの補助を受けられることもあります。お住いの自治体によっては補助金・助成金制度がない場合もあるため、まずは各自治体のホームページを確認してみてください。
また、費用を安くしたい場合はリフォームローンを活用するのもひとつの方法です。地方自治体などの公的融資、都市銀行や地方銀行などの銀行、信販会社のいずれかで借り入れができ、小額からでも施工を開始できます。
リフォームローンの利用にはローン申請が必要なので、借入先や外壁塗装業者に相談してみましょう。
外壁・屋根に精通した業者を選ぶ必要がある
同時に塗装メンテナンスをする場合は、屋根と外壁どちらにも精通した業者を選ばなければいけません。特に、屋根の塗装は屋根材の種類によって塗装方法が異なるため、専門知識を持った業者に依頼することが大切です。
外壁塗装で十分な実績がある業者でも、屋根塗装を依頼すると施工不良を起こしたというケースも。塗装業者を選ぶ際は「外壁と屋根それぞれの実績が豊富か」を確認しておくと安心です。
業者探しが難航している場合は、ゼヒトモで塗装業者を探してみましょう。各ジャンルに特化したプロの事業者に出会えるため、外壁塗装・屋根塗装どちらにも精通した業者に施工依頼することができます。
見積もり依頼だけでも利用可能なので、ぜひ1度利用を検討してみてください。
外壁塗装と屋根塗装の同時施工にかかる費用相場
前述の通り、外壁塗装と屋根塗装を同時に行うことで、足場代を節約できます。30坪住宅で同時施工する場合の費用相場を下記にまとめたので、確認してみましょう。
屋根塗装のみ | 外壁塗装のみ | 屋根と外壁の同時施工 | |
費用相場 | 約50〜60万円 | 約70〜100万円 | 約100〜140万円 |
塗布面積や使用塗料によっても費用は変動しますが、別々で施工する場合に比べて費用を抑えられます。1度にまとまったお金が必要になるものの、総額で約20万円前後安くできるのはお得と言えるでしょう。
屋根塗装と外壁塗装を同時にする場合は、まず信頼できる業者を複数見つけ、見積もりを比較検討することが大切です。
ゼヒトモで屋根・外壁塗装工事業者のプロを探す
本記事では、屋根塗装と外壁塗装を同時に行うメリットやデメリットを紹介しました。同時に塗装する場合は、屋根と外壁どちらの実績も豊富な業者を探す必要があります。
- 屋根と外壁の劣化状況を確認してほしい
- 屋根塗装・外壁塗装の見積もりを取りたい
そんな方は、ゼヒトモで屋根・外壁塗装工事業者のプロを探してみませんか?いくつかの質問に答えるだけで、あなたにピッタリのプロが見つかります。屋根塗装と外壁塗装の同時施工を検討している方は、ゼヒトモをお気軽にご利用ください。
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