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  6. 畳掃除の正しい方法|注意点や汚れ別の掃除法も解説
2024/10/08

畳が汚れたときなど、正しい掃除方法がよくわからないという方もいるかと思います。基本的には畳の目に沿って掃除し、雑巾で乾拭きを行いますが、畳に適さない方法もあるため注意が必要です。

本記事では、畳を掃除する手順や注意点、汚れがひどい場合の対処法を紹介します。

畳掃除の手順。ほうきや掃除機を使った基本の方法

ほうきと塵取り

畳をきれいに保つためには、ほうきや掃除機を使って定期的に掃除することが大切です。

ここでは、基本的な畳掃除の手入れについて解説します。

ほこりを除去する

ほうきか掃除機を使ってゴミやほこりを除去します。どちらを使っても構いませんが、畳目の隙間の汚れもかき出せるので、ほうきの方がよりおすすめです。

掃除の際は、畳の目に沿って、時間をかけてゆっくりと掃除することがポイントです。目に沿わないと畳にダメージを与え、寿命を短くしてしまう恐れがあります。

また、ほうきや掃除機を何度も往復させたり、力を入れて押さえつけたりするのではなく、一定のスピードで優しく丁寧に掃除してください。

雑巾で拭く

ほこりを除去したら、雑巾で拭き掃除します。

畳は水気に弱いため、基本的に水を使わず乾拭きを行いましょう。乾拭きは、ほうきや掃除機で取りきれなかった小さなゴミやほこりを取ることが目的です。

そのため、雑巾ではなくハンディモップやお掃除シートなどを使っても問題ありません。

汚れが気になるときは、固く絞った雑巾で水拭きし、拭くときも必ず畳の目に沿って行いましょう。このとき、汚れ落ちをよくするためにクエン酸を入れた水を使う方法もあります。

水拭きは、あくまで乾拭きではとれない汚れを取るためです。畳を長持ちさせるためにも、頻度は少なめにした方がよいでしょう。

乾拭きで水分を取る

水拭きをした場合は、乾燥させるために乾拭きをします。水分が残らないよう、しっかりと拭き取ります。湿気を取るため、掃除後の部屋の換気も大切です。

日常的な乾拭きと、たまに汚れを取るために水拭きをすることで、畳の劣化を防ぐことができます。

畳掃除をする際の注意点

畳の素材であるイ草はデリケートで、掃除の際にはいくつか注意したい点があります。

畳を長持ちさせるために大切な注意点、対処法をみていきましょう。

畳の目に沿って掃除をする

畳は、必ず畳の目に沿って掃除しましょう。

目に逆らって掃除をすると畳を傷つけ、目の隙間にゴミが挟まりやすくなってしまいます。畳の特徴であるきれいな山形やクッション性も損なわれてしまうでしょう。

目に沿って丁寧に掃除をすることで、畳を傷めずに隙間のホコリやゴミを除去できます。 

粘着式クリーナーを使わない

コロコロと転がしてホコリを取り除く粘着式クリーナーは、畳では使わないようにしましょう。カーペットやソファなどの掃除には便利ですが、畳の掃除に使うとイ草を傷めてしまいます。

強い粘着力があるためイ草を引っ張ることになり、ほつれや毛羽立ちの原因になります。ゴミやほこりは、ほうきや掃除機を使ってこまめに掃除することが、畳を長くきれいに保つコツです。

重曹を使わない

畳の汚れに対処しようとして、重曹を使うのはNGです。重曹はアルカリ性の性質があり、イ草の天然成分を変色させてしまいます。

また、畳の中に重曹の成分が残ってしまうと、シミになる場合もあるでしょう。一度シミができてしまうと簡単に落とすことはできないため、注意してください。

汚れがひどい場合は、重曹ではなく畳用の洗剤かクエン酸を使うようにしましょう。

ロボット掃除機を使わない

ロボット掃除機は、畳の掃除に向いていません。畳の目に沿って、掃除ができないためです。畳を傷つける恐れがあり、ブラシによってささくれができてしまうこともあるでしょう。

すでに畳にささくれがある場合、ロボット掃除機がゴミと認識して強く吸い込もうとする可能性もあります。畳をひどく損傷してしまう場合もあるため、注意が必要です。

畳の汚れがひどい場合の掃除方法

畳の汚れがひどいときは、汚れの原因や状態によって掃除方法が異なります。畳を傷めずに汚れを落とす方法をみていきましょう。

お漏らしをした場合

ペットや子どもが畳でお漏らししてしまった場合、掃除は次の手順で行います。

  1. ペーパーですぐに水分を吸収させる
  2. 小麦粉や塩などを振りかけ、残りの水分を吸収させる
  3. 十分に水分を吸収させたら、掃除機で吸い取る
  4. 歯ブラシやスポンジを使って畳の目に入り込んだ汚れをかき出し、掃除機で吸い取る
  5. お湯で濡らした布を固く絞って拭き、乾いた布で乾拭きをする

部屋に湿気が残らないよう、換気をよくしておきましょう。

アンモニア臭が残るようであれば、消毒用エタノールかクエン酸を溶かした水をスプレーで吹きかけ、乾拭きして乾燥させるようにしてください。

カビが生えた場合

畳には天然素材のイ草が使われており、高い吸湿作用で湿気を吸収し、部屋を快適な状態に保つ効果があります。しかし、湿度が高い状態が続くと吸湿作用で湿気を過度に吸い取ってしまい、カビが発生しやすくなるため注意が必要です。

特にイ草は新しいほど湿気を吸収する力が強いため、畳を張り替えたばかりのときはさらにカビが生えるリスクが高まります。しっかりカビ対策を行いましょう。

うっすらと生えた青カビや白カビの除去には、エタノールを使います。次の手順で掃除してください。

  1. スプレーでカビの表面にエタノールを吹きかける
  2. 20分程度放置する
  3. 水分が残らないように乾いた雑巾でしっかり拭き取る

掃除のあとは、部屋を換気して乾燥させましょう。掃除の際にはカビを吸い込まないよう、マスクを必ず着用してください。

重曹や漂白剤、キッチンで使うカビ取り剤は畳を変色させる可能性があるため、使用は控えた方がよいでしょう。

黒カビなどカビの状態がひどい場合は、畳屋さんに相談するか、畳の交換を検討する必要もあります。

落書きを消したい場合

畳に落書きしたときは、使った筆記用具の種類によって落とし方や使うアイテムが異なります。油性ペンの場合は、マニキュアの除光液かミョウバンを使用してください。

除光液を使う場合

  1. タオルやティッシュペーパーに除光液を染み込ませる
  2. インクを拭き取る
  3. 乾拭きをする

ミョウバンを使う場合

  1. 粉のまま落書きの上に撒く
  2. ゴム手袋をして指の腹でこする
  3. 乾拭きで拭き取る

クレヨンの落書きは、歯磨き粉が効果的です。

  1. 落書きに歯磨き粉を塗る
  2. 左右にこすって汚れをかき出す
  3. クレヨンが落ちてきたら、固く絞った雑巾で汚れを拭き取る
  4. 乾いた布で水分を取り除く
  5. 歯磨き粉が残った場合は、畳を乾燥させたあと、新品の歯ブラシで残った粉をかき出す
  6. 掃除機をかけ、乾拭きをする

いずれの方法も、力を入れすぎると畳の目の奥に汚れが入ってしまうため、軽い力でこすってください。

簡単に畳掃除ができるグッズ

畳掃除を簡単に済ませたい場合は、畳用の便利なグッズを使うのもおすすめです。

レック 激落ちくん&バルサン ダニ除けプラス 畳用

メーカー:レック

参考価格:189円

シートタイプで使いやすい畳用のお掃除グッズです。ダニ除け成分が配合されているため、ダニの繁殖を防止できます。界面活性剤は使用していません。

マイクロファイバー(超極細繊維)配合の特殊シートが、ほこりや皮脂汚れを取り除きます。2度拭き不要で、簡単に掃除できるのもメリットです。

畳汚れ職人 500mL

メーカー:技・職人魂

参考価格:948円

中性でイ草を損傷させない処方のスプレーです。抗菌、防カビ成分が雑菌の繁殖を防ぎ、畳の隙間に詰まった汚れをしっかり浮かせて落とします。

全体に向かって直接塗布したあと、固く絞った雑巾で畳の目に沿って浮いた汚れを拭き取りましょう。最後に軽く乾拭きすると、畳にツヤが出ます。

汚れが気になる場合は樹脂畳がおすすめ

畳の汚れが気になる、掃除が面倒という場合、お手入れが簡単な樹脂畳がおすすめです。樹脂畳とは、プラスチック(ポリプロピレン)の素材を使用した畳を指します。

耐久性が高く、長持ちしやすいのがメリットです。はっ水性にも優れているため、普段のお手入れがしやすく、湿気によるカビの不安もほとんどありません。カラーやデザインの種類が豊富で、和室をおしゃれに演出できます。

日焼けもしにくいため、日当たりのよい部屋でも新しい状態の色合いを長く維持できるでしょう。

ただし、樹脂畳はイ草の香りや風合いを楽しめません。また、プラスチック製のため熱に弱い性質があり、アイロンやこたつを利用する際は注意が必要です。

汚れた畳を放置すると健康被害発生の恐れも

畳は、ほこりや湿気を吸いやすいため、こまめな掃除が大切です。汚れた状態を放置すると、カビやダニが繁殖してアレルギーや皮膚トラブル、呼吸器疾患などの健康被害が起こる可能性があります。

次のような状態はカビやダニが繁殖しやすいため、注意しましょう。

  • 畳の部屋を締め切った状態にしている
  • 風通しの悪い日差しが当たらない場所に和室がある
  • 畳の上に敷物を敷いている
  • ヒーターや加湿器を多用している

畳の部屋を締め切っていたり風通しが悪かったりすると湿気がこもりやすく、カビやダニの温床になります。こまめに換気を行い、カビ・ダニ対策を行いましょう。

敷物を敷いている場合はずっと敷いたままにせず、定期的に取り除いて畳を乾燥させましょう。ヒーターや加湿器を使用するときも、高温多湿の状態が続くことを避け、適切な状態を保つようにしてください。

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