換気扇やレンジフードのクリーニングにかかる料金は？費用を抑える方法など徹底解説

換気扇やレンジフードは汚れが付きやすく、定期的に掃除をすることが必要です。しかし、細かい部品が多く汚れが取れにくいだけでなく、カビやホコリを吸い込む恐れもあるため、時にはプロに依頼して徹底的に掃除をしましょう。

この記事では、プロに換気扇クリーニングを依頼したときにかかる料金について、詳しく説明します。

換気扇クリーニングの費用相場

換気扇には、プロペラタイプとレンジフードタイプの2つの種類があります。

プロペラタイプとは扇風機のようなプロペラファンが付いた換気扇で、レンジフードタイプと比べると部品が少ないため、短時間でクリーニングが終わるケースが多いです。

【基本的な換気扇クリーニングの費用相場】

料金が変動するケース

換気扇クリーニングの価格は、オプション掃除を依頼するか、汚れが深刻かなどの要素によっても、料金相場が変動することがあります。追加料金が発生するケースについて解説します。

オプションの有無

また、汚れが付着しにくいようにする「フッ素コーティング」や「ツヤ出しコーティング」、レンジフード内外の塗装のし直しなどのオプションを選択できることもあります。いずれも追加料金が発生するため、事前に確認しておきましょう。

汚れがひどい場合

汚れ具合が深刻なときは、追加料金が発生することがあります。たとえば、長期間分解掃除をせずに放置していた場合や、頑固な油汚れが付着している場合は、業者に確認すると良いでしょう。

高度な機能が付いている場合

たとえば、ファンを高速回転させたりお湯を循環させたりすることで内部清掃をする「お掃除機能付き換気扇」は、オプション料金がかかることが一般的です。

また、純正以外の部品やフィルターに交換している場合や、入手困難なパーツを使っている換気扇は、追加料金が必要になることがあるため注意しましょう。

換気扇が大きい・高所の場合

ファン部分が大きい換気扇は、追加料金がかかることがあります。また、吹き抜けの天井部分に付いている換気扇など、掃除する際に足場を組む必要があるケースも、追加費用がかかるでしょう。

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換気扇クリーニングの作業内容と流れ

換気扇の掃除は、以下の流れでクリーニング業者に依頼します。

1. 電話やメールで換気扇の種類やオプション有無を業者に連絡し、料金を概算してもらう
2. 業者による自宅訪問を受け、正確な見積もりを出してもらう
3. 作業日を予約する

なお、内部が予想以上に汚れているときや、フィルターなどの部品交換が必要なときは、追加料金が発生することもあるため注意しましょう。

プロペラタイプの場合

プロペラタイプの換気扇には、次の部品があります。

• プロペラファン
• カバー
• フィルター
  

【掃除の流れ】

1. プロペラファンを取り外して洗浄する
2. 本体も取り外して掃除する
3. 本体、プロペラファンの順に再設置する

洗剤を使って洗浄した後で、ブラシなどの専用の道具を使い、細部まで丁寧に掃除をします。プロペラタイプの換気扇は本体ごと壁から取り外せるため、掃除が比較的簡単で、短時間で終わることが多いです。

レンジフードの場合

レンジフードタイプの換気扇には、次の部品があります。

• シロッコファン
• 整流板（レンジフードの吸い込み口を覆う板）
• フィルター
• レンジフード

レンジフードタイプは換気扇ごと取り外せないため、部品の分解洗浄が必要です。また、作業前には換気扇周りに養生シートを張り、汚れが付着しないようにします。準備ができたら、次の順に作業を進めていきます。

【掃除の流れ】

1. 部品を分解し、洗浄液に浸け置きをする
2. レンジフード内を掃除する
3. レンジフードの外側を掃除する
4. 部品の汚れをブラシなどで落とし、水洗いしてから水分を拭き取る
5. 部品を取り付ける

換気扇クリーニングの費用を抑える方法

換気扇クリーニングの費用を抑えるには、いくつかの方法があります。

セットプランを利用する

クリーニング業者によっては、セットプランを提供していることがあります。たとえば、複数の換気扇の掃除をまとめて依頼するときや、キッチンと浴室のクリーニングを合わせて依頼するときなどに料金が割り引かれます。

標準料金よりも安価に換気扇のクリーニングができるだけでなく、比較的低価格で住まい全体の清掃ができます。

複数の業者で相見積もりをする

同じ作業内容でも、業者によって料金が異なります。割高な業者を避けるためにも、複数の業者から見積もりを取り、料金比較をしてから依頼するようにしましょう。

業者選びの際には、料金だけでなく担当者の対応やアフターサービスにも注目してください。また、ホームページで公開されている実績や事例もチェックすると、信頼できる業者かどうか判断しやすくなります。

小規模事業者に依頼する

大手業者は広告費や人件費などの諸経費がかかっているため、料金が高くなりがちです。ネームバリューに注目した選び方ではなく、小規模事業者にも目を向けてみてもよいでしょう。

ただし、大手業者と比べると対応できる換気扇が限られることもあるため、事前に確認しておきましょう。

自分で換気扇掃除をする

自分で換気扇クリーニングをするなら、洗剤や道具の実費だけで済みます。ただし、汚れ具合によっては落とし切れなかったり、部品をなくしたり、組み立ての手順がわからなくなったりするリスクがある点に注意が必要です。

とくに、お掃除機能付きの換気扇などの複雑な構造のものは、部品の取り外しや組み立てが難しいため、自分でするのではなく専門業者に任せるほうがよいでしょう。

賃貸の換気扇クリーニング費用は誰が負担するのか

賃貸住宅で暮らすときも同様に、定期的に換気扇を掃除することが必要です。業者に換気扇クリーニングを依頼する場合は、支払いは入居者の負担になることが一般的です。

ただし、入居した時点で換気扇が汚れているときやうまく作動しないときは、自分で業者を呼ぶのではなく、大家さんや管理会社に相談してください。

入居後は、こまめに拭き掃除などをするようにしましょう。汚れの程度を抑えられるため、退去時に原状回復に必要な費用がかからず、敷金が返ってくる可能性があります。

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