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  6. 外壁塗装の見積もり書で確認すべき5つのポイント!費用相場や業者の選び方も解説
2023/11/26 2024/03/07

外壁塗装工事の適性価格を判断するには、見積もり書を正しく確認する必要があります。見積もり書の内訳や相場を把握しておくことで、信頼できる施工業者に依頼しやすくなるでしょう。

そこで本記事では、外壁塗装の見積もりで確認すべき5つのポイントをご紹介します。内訳別の費用相場や施工業者の選び方についても解説するので、外壁塗装の予定がある方はぜひ参考にしてください。

外壁塗装の見積もり書のチェックポイント

外壁塗装の見積もり書は、依頼する業者によって書き方や金額が異なります。複数業者に見積もりを依頼しても、項目が違うと、どう比較すればいいか分からないことも多いでしょう。

しかし、見積もり書をきちんと確認しなければ、割高の業者に依頼してしまったり、施工不良が発生してしまったりする恐れも。ここからは、外壁塗装の見積もり書で確認すべき5つのポイントを解説します。

塗料名とメーカーが記載されているか

外壁塗装工事の費用を最も左右するのが「外壁塗料」です。まずは、具体的な塗料名やメーカー名が記載されているかを確認しましょう。

「アクリル塗料」「ウレタン塗料」のように塗料のグレードや種類のみが記載されている場合もありますが、価格は塗料製品やメーカーによっても大きく異なります。

見積もり書に塗料名とメーカー名が記載されていない場合は、一度業者に確認を取ることが大切です。上塗りと下塗りでも塗料が異なるため、ぞれぞれ「どんな塗料を使うのか」は必ずチェックしておいてください。

また、塗料メーカーが分かったら、企業ホームページで塗料の詳細を調べておくのがおすすめです。耐用年数や性能について詳しく掲載されていれば、信頼できる塗料であると言えるでしょう。

塗装面積が適正か

外壁塗装の費用は、塗装面積によっても大きく異なります。坪数別の塗装面積の目安を下記にまとめているので、見積もり書と比べて極端な乖離がないか確認してみてください。

坪数塗装面積(目安)
20坪79.2㎡
30坪118.8㎡
40坪158.4㎡
50坪198.0㎡
60坪237.6㎡
70坪277.2㎡
80坪316.8㎡
90坪356.4㎡
100坪396㎡

また、塗料は適切に塗装しなければ、思うような性能が発揮されません。塗布量は各製品ごとに定められているため「塗布量が指定より多くないか、少なくないか」は必ず確認しておくことが大切です。

塗布量が多く指定されている製品は割高に感じるかもしれませんが、その分耐用年数が高い製品も少なくありません。長期的な目で見ればコストを安くおさえられるケースもあるため、「塗装面積」「塗布量」「塗布製品」のバランスを考慮して検討することがポイントになるでしょう。

必要工程が省略されていないか

見積もり書に「○○一式」という表記がないかにも注意が必要です。外壁塗装工事には非常に多くの工程があり、それぞれに費用がかかります。

基本的には下記の工程が必要になるため、見積もり書に記載されているか確認してみてください。

  • 足場仮設
  • 飛散防止シートの設置
  • 高圧洗浄
  • 下塗り・中塗り・上塗り
  • 下地処理
  • 養生塗装
  • 諸経費

「一式」表記が用いられるのは、基本的に運搬費や諸経費などの工程のみとなります。「外壁塗装:一式」と表記されている場合は、どの工程が含まれているのかが不明なため注意が必要です。

外壁塗装工事で必要な工程は各家庭によって異なりますが、工程が少なすぎる場合は施工不良の危険も考えられます。不安な場合は、複数の業者に見積もりを依頼し、比較してみるのがおすすめです。

費用相場の範囲内か

外壁塗装工事にかかる坪数別の費用相場は、下記が目安です。

坪数費用相場(目安)
20坪約50~100万円
30坪約60~100万円
40坪約80~130万円
50坪約90~160万円
60坪約120~200万円
70坪約140~230万円
80坪約160~260万円
90坪約180~280万円
100坪約200~310万円

使用する塗料によっても異なりますが、一般的な戸建て住宅(35坪)で外壁塗装を行う場合の相場は約60~100万円が目安です。

これらの費用相場よりも極端に低い・高い場合は、悪徳業者の可能性もあるため、再度業者を見直すことをおすすめします。

【内訳別】外壁塗装にかかる費用相場

外壁塗装の費用が適正かを見極めるためには、工事内訳別の費用相場を確認しておくことも重要です。外壁塗装の内訳は主に下記4つに分けられるので、それぞれの金額の目安を確認しておきましょう。

  • 塗料・材料費:外壁塗料のグレードや種類、ローラー、コーキング材、養生テープなど
  • 足場代:作業に必要な足場の設置費用
  • 人件費:施工に関わる全体的な費用(高圧洗浄、養生、塗装などの作業費)
  • 諸経費:運搬費や交通費、廃材処分費など

また、以下の関連記事では、外壁塗装の費用相場や施工事例を紹介しています。実際にかかった費用も掲載していますので、外壁塗装の施工事例が気になる方はぜひ参考にしてください。

関連記事:外壁塗装の費用相場

塗料・材料費の費用相場

「塗料・材料費」は、外壁塗料のグレードや塗料の色数などによって大きく異なります。代表的な3つの塗料別の費用相場は、下記の通りです。

塗料のグレード・種類30坪40坪
アクリル塗料16万~19万円22万~25万円
ウレタン塗料20万~26万円27万~35万円
シリコン塗料27万~36万円36万~48万円

外壁塗料のグレードが上がるほど耐用年数も長い傾向にあり、長期的なメンテナンス費用をおさえられる可能性があります。逆に性能の低い塗料を選ぶと、早々に再塗装が必要になるケースも少なくありません。

住宅の外壁の状態や長期的なコスパも考慮して、適切な塗料を選んでください。

足場代の費用相場

外壁塗装工事では、作業員の足場建設が必ず必要になります。見積もり書に足場代の項目がない場合は、どの内訳に含まれているか必ず確認しておくことが大切です。

足場代には、大きく「足場の運搬」「組み立て」「解体」費用が含まれており、坪数ごとの目安をまとめると下記の通りです。

30坪約18~23万円
40坪約25~30万円

単価の平均は600~800円/㎡が目安です。住宅によっては、足場にゆとりを持たせて設置しなければいけないケースもあるため、目安よりも費用が高くなることもあるでしょう。

人件費の費用相場

人件費は、高圧洗浄や養生、飛散防止ネット施工費などにかかる作業費のことを指します。各項目ごとの費用相場は、業者や住宅の状況によっても異なりますが、全体的な費用の20~30%を占めることが多いようです。

30坪の住宅での高圧洗浄費用は約1万7,000~3万5,000円が相場で、養生は「一式」と表記されることもあります。

人件費の項目が約3〜7万円前後であれば問題ないと言えるため、確認する際の参考にしてください。

諸経費の費用相場

外壁塗装工事の合計金額には「運営費・諸経費」が含まれています。資材の運搬や職人の交通費、施工管理、廃材処分費、保証・アフターフォローにかかる費用などがこちらに該当します。

全体費用の20~30%を占めることが一般的ですが、依頼する業者によって金額にバラつきがあるため注意が必要です。特に全国規模の大手リフォーム業者に依頼する場合は、仲介手数料を取られる可能性があるため、費用が高い傾向にあります。

信頼できる塗装業者を選ぶには

手抜き工事や施工不良を防ぐためにも、外壁塗装業者はしっかり比較検討して選ぶことが重要です。ここでは、信頼できる塗装業者の選び方のポイントをご紹介します。

  • 現地調査や診断が丁寧な業者を選ぶ
  • 資格の有無を確認する
  • 複数業者に相見積もりを取る
  • 口コミや実績を確認する

下記で詳しく解説するので、安心して外壁塗装を実施するためにもぜひチェックしてみてください。

現地調査や診断が丁寧な業者を選ぶ

業者が「住宅の現地調査や診断を丁寧に行ってくれるか」は非常に重要なポイントになります。

見積もり書の費用は、現在の外壁の劣化状態によっても異なるため、丁寧に現地調査を行ってくれる業者は適切な費用で施工してくれる可能性が高いです。

現地調査やヒアリングにかかる平均的な時間は、約1〜2時間ほど。現地調査の時間が短すぎたり、質問に対して雑な回答をしたりする業者は、信頼性に欠けるため注意してください。

可能であれば現地調査に同行し、疑問点などを事前に解消しておくのがおすすめ。難しい場合は、調査後に直接説明を受ける機会を作ってもらうようにしましょう。

資格の有無を確認する

外壁塗装業の開業には、資格や認可が必要なわけではありません。しかし、資格を取得している業者はその分信頼性が高いため、安心して施工したい方はチェックしておきましょう。

外壁塗装業者が保有する資格の例としては「塗装技能士」や「建築業認可証」が挙げられます。特に塗装技能士は国家資格のひとつで、1級を取得するには7年以上の実務経験が必要です。塗装において豊富な実績を有している証拠になるため、資格を保有した職人がいる施工業者に依頼するのもひとつの方法と言えます。

また、外壁塗装で500万円以上の工事を行う場合には「建設業認可証」が必要になります。認可証の取得には自治体の審査を通過する必要があるため、所有している業者は信頼性が高いと判断できるでしょう。

とはいえ、外壁塗装工事で500万円を超える可能性は低いので、認可証を取得していなくても質の高い工事を行う業者が多いです。

複数業者に相見積もりを取る

複数業者に相見積もりを取ることで、適正価格を判断しやすくなり、悪徳業者を見抜くことができます。施工費用は、高すぎても低すぎても注意が必要です。

3社程度に相見積もりを依頼し、外壁塗装工事の費用相場を確認しておきましょう。その際「内訳がしっかり記載されているか」「塗料名が記載されているか」などの確認も忘れずに行ってください。

実績や口コミを確認する

企業ホームページに施工実績が掲載されている業者は、経験豊富な優良業者だと判断できます。過去の施工例と共に費用を解説している場合が多いので、同時に確認しておくのがおすすめです。

また、実際に業者に依頼して施工した方の口コミを確認することも重要なポイント。業者の比較サイトなどに口コミが掲載されている場合は、悪評が多すぎないかチェックしておきましょう。

基本的に、技術力に自信がある業者ほどアフターサービスや保証制度が充実しています。手抜き工事や施工不良が不安な方は、併せて確認しておくと安心です。

ゼヒトモで外壁塗装工事業者のプロを探す

本記事では、外壁塗装工事の見積もり書で確認すべきポイントや内訳別の費用相場をご紹介しました。信頼できる塗装業者を選ぶには、複数業者に相見積もりを依頼するのがおすすめです。

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