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  6. 【2025年最新】屋根の塗装・塗り替え費用の相場は?工事を安く依頼するコツも紹介
2025/01/10

屋根の塗り替えを検討している方の中には「費用がどれくらいかかるのか知りたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、屋根の塗装・塗り替えにかかる相場や費用の内訳を詳しく解説します。補助金や火災保険の活用など、工事を安く抑えるためのコツもご紹介しますので、屋根の塗装工事を検討されている方はぜひ参考にしてください。

屋根の塗装・塗り替え費用の相場は40万円から

屋根の塗装・塗り替え費用の相場は40万円から

一般的な2階建て住宅の屋根の塗り替え費用は、30坪(塗り面積50~80㎡)で40万円からが相場です。金額には塗料代や足場設置費用、職人の人件費などが含まれています。

費用は建物の構造や坪数、屋根の形状によって変動し、平屋なら費用を抑えられる一方、3階建ては足場費用がかさむため高額になります。また、塗り面積が10坪増えるごとに10~20万円の費用が上乗せで計算されるのが一般的です。

屋根の塗装・塗り替え費用相場の内訳

屋根の塗装・塗り替え費用相場の内訳

屋根塗装の費用は、大きく分けて以下の4つで構成されています。

  • 塗料の費用
  • 足場の費用
  • 人件費
  • その他諸経費

それぞれの費用の詳細を見ていきましょう。

塗料の費用

塗料代は工事費用全体の約20%を占めます。塗料は大きく4種類に分かれ、一般的なウレタン系は比較的安価で3~5年の耐久性があります。中級グレードのシリコン系は5~7年、上級グレードのフッ素系は7~10年、最上級の無機系は10~15年程度です。

費用単価は耐久年数に比例して上がっていきますが、長期的に見ると耐久性の高い塗料の方が塗り替えの回数を減らせるためコスト的にお得になることもあります。メーカーや製品によって価格は異なるため、業者に相談しながら選びましょう。

足場の費用

足場代は工事費用全体の約20%を占めます。足場の組み立ては建物を囲むように設置され、費用は面積から算出されるのが一般的です。当然ですが、足場の設置面積が広いほど、また建物が高いほど費用は上がります。

特に屋根の傾斜が急な場合は、作業員の安全確保のために屋根の上にも別途足場を設置する必要があり、追加費用が発生します。

人件費

人件費は工事費用全体の約30%を占めます。基本作業である高圧洗浄や養生に加え、必要に応じて屋根の端の天井部分(軒天:のきてん)や雨水を流すための樋(雨樋:あまどい)、屋根の端の板(破風板:はふいた)などの塗装費用が含まれます。安全性と品質を確保するために適切な費用を見込む必要があるでしょう。

その他諸経費

諸経費は工事費用全体の約30%を占めます。現場管理費や作業に必要な消耗品代、安全管理費、廃材処理費などが含まれます。諸経費は業者や地域によって金額に大きな差が出やすいため、見積書の内訳をしっかり確認しましょう。

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屋根の塗り替え費用が高額になる3つのケース

屋根の塗り替え費用が高額になる3つのケース

屋根の塗装・塗り替え工事は、建物の状況や条件によって費用が大きく変動します。特に以下の3つのケースでは、相場よりも高額になりがちです。

  • 葺き替え工事が必要なほど劣化している
  • 高額塗料を使用している
  • 塗装面積が大きい

それぞれ詳しく解説します。

葺き替え工事が必要なほど劣化している

屋根の劣化が進むと、単なる塗装による補修では対応できず、屋根材そのものを交換する葺き替え(ふきかえ)工事が必要になります。屋根材ごとに考えられる劣化症状は、以下の通りです。

  • スレート屋根:表面のヒビ割れやコケの発生
  • セメント瓦:色あせやカビの発生
  • 金属屋根:錆びや腐食

こういったケースでは通常の塗装工程より2~3倍の費用がかかる可能性があり、工事期間も長くなります。早めに塗り替えを依頼することで、このような事態を防げるでしょう。

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塗料など高額な材料費がかかっている

塗料の種類によって費用は大きく変動します。一般的なウレタン系塗料と比べ、シリコン系やフッ素系、無機系などの高性能な塗料は2~4倍の費用がかかることも考えられます。

ただし、高額な塗料は耐久性に優れているといったメリットもあるためため、10年以上メンテナンスフリーでの使用 が可能です。塗り替えの回数が減れば、長期的には費用を抑えられる可能性もあるため、予算と相談しながら最適な塗料を選びましょう。

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塗装面積が大きい

屋根の形状や傾斜によって、実際の塗装面積が想定以上に広くなることがあります。

例えば以下のようなケースでは、平面積以上の塗装が必要になる場合があります。

  • 急な傾斜がある屋根
  • 1階と2階で屋根が分かれている住宅
  • 凹凸の多い複雑な形状の屋根
  • 入り組んだデザインの屋根

塗装面積が大きくなると、必要な塗料の量も増える分、工期も長くなるため費用が割高になる可能性があります。建物が3階建ての場合は足場代も高くなり、さらに費用が上乗せされます。

屋根の塗り替え工事を安く依頼するコツ4選

屋根の塗り替え工事を安く依頼するコツ4選

屋根の塗り替え工事には相応の支出が必要ですが、以下の方法を活用することで費用を抑えられます。

  1. 相見積もりを取る
  2. 外壁塗装とあわせて依頼する
  3. 自治体の補助金・助成金を活用する
  4. 火災保険を活用する

それぞれ詳しく解説します。

1. 複数の業者から相見積もりを取る

業者によって見積額に大きな差が出ることがあるため、最低でも2~3社から見積もりを取るようにしましょう。比較検討する際は、使用する塗料の種類や施工の工程、付帯工事の内容など、見積もり条件を照らし合わせてチェックするのがポイントです。

単に金額面だけに着目するのではなく、営業担当者の説明の丁寧さや施工実績、口コミなども参考にすると良いでしょう。優良業者であれば、事前に見積書の内訳を明確に提示し、追加料金などについても説明してくれるはずです。

また、実際に現場を見て詳しく調査をしたうえで見積もりを出してくれる業者を選ぶことで、工事後のトラブルも回避できます。

2. 外壁塗装とあわせて依頼する

屋根と外壁の塗装を同時に行うことで、足場代を1回分に抑えられます。足場代は工事費用の約20%を占めるため、まとめて施工を依頼することで費用の節約ができるというわけです。

ただし、外壁と屋根では劣化の進み具合が異なります。一般的に、屋根のほうが紫外線や雨の影響を強く受けるため、外壁と同じ塗料を使うと早めに塗り替えが必要になる場合があります。屋根と外壁の塗装を一緒のタイミングで依頼する際は、屋根の塗料に外壁よりも耐久性の高いものを使用するのがおすすめです。

3. 自治体の補助金・助成金制度を活用する

多くの自治体では住宅のリフォームに対する支援制度を設けており、屋根塗装も対象となることがあります。補助の内容は自治体によって違いがあり、遮熱・断熱効果のある塗料を使用する場合や、地元の施工業者に依頼する場合に適用されるケースが多いです。

また、制度の内容は年度ごとに変更される可能性があり、予算にも限りがあるため、工事を検討した際は早めに情報収集するのがおすすめです。事前に申請が必要になる場合が多く、手続きや必要書類などについては、お住まいの自治体の窓口で確認するようにしましょう。

4. 火災保険を活用する

台風や雹(ひょう)、落雷などの自然災害による屋根の損傷は、火災保険の補償対象となる可能性があります。保険が適用されれば、塗装工事の費用負担を抑えることができます。

ただし、経年劣化による塗装の剥がれや色褪せは、保険の対象外となるため注意が必要です。保険を活用する際は、加入している保険の補償内容を確認し、早めに保険会社へ相談すると良いでしょう。

屋根塗装・塗り替えに関するよくある質問

屋根塗装・塗り替えに関するよくある質問

ここでは、屋根の塗装・塗り替えについて、よくある疑問に対する回答をまとめています。

屋根の塗り替えは何年ごとに行うのが良いですか?

塗り替えの目安は使用する塗料によって大きく異なります。一般的なウレタン系塗料では5〜7年、シリコン系塗料では7〜10年、フッ素系塗料では10〜15年、無機系塗料では15〜20年が目安です。

ただし、建物の立地環境や気象条件によって耐用年数は変わってきます。

例えば、海沿いの住宅では潮風の影響で劣化が早まりやすくなるでしょう。日差しの強い南面も紫外線の影響で塗膜の劣化が進む傾向があります。定期的な点検を行い、色褪せやヒビ割れなどの劣化症状があらわれ始めたら、塗り替えを検討する時期といえます。

屋根の塗装や塗り替えは素人でもDIY可能ですか?

基本的に、高所での作業になる屋根塗装は、転落の危険性があるためDIYはおすすめしません。屋根塗装で必ず必要となる足場の設置も、素人には難易度が高いでしょう。

また、塗装には専門的な知識や技術が必要です。下地処理が不十分だと塗膜が剥がれやすくなり、塗料の選択や塗布方法を誤ると防水性が損なわれる可能性があります。さらに、誤って雨樋に塗料が詰まると排水機能が低下するなど、建物に悪影響を及ぼすことも。屋根は家の耐久性を左右する重要な部分なので、プロの業者に依頼することをおすすめします。

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今回は、屋根の塗り替え工事にかかる費用相場や費用の内訳などについて解説しました。塗装工事の費用は、塗装する面積と塗料の種類によって大きく変わります。この記事を参考に資金計画を立ててみてください。

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