屋根塗装
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  6. 屋根塗装の工程と実施期間はどのくらい?手順ごとの詳細も解説
2024/01/04 2024/03/21

屋根塗装を業者に依頼するうえで、施工開始から完了までどれくらいかかるのか、またどのような工程を経るのか気になる方も多いのではないでしょうか。今回は屋根塗装における基本的な工程について解説します。

屋根塗装の工程が通常よりも長くなってしまうケースや、反対に、できるだけ工程を短くするための工夫も紹介しています。

また当記事では、屋根塗装を業者に依頼する前に把握しておきたいポイントや注意点もあわせて触れているので、業者に依頼して屋根塗装をしたいと考えている方はぜひ最後までご覧ください。

屋根塗装の工程

屋根塗装の全工程にかかる期間は、およそ2週間から3週間ほどです。屋根の状態や施工業者によって変わりますが、一般的な工程は、以下のようになります。

  1. 近隣への挨拶
  2. 現場のチェック
  3. 足場の設置
  4. 高圧洗浄
  5. 下地の処理
  6. 養生
  7. 下塗り
  8. 中塗り・上塗り
  9. 完了検査

ここでは、屋根塗装における各工程について詳しく解説します。

近隣への挨拶

屋根の塗装工事が入る旨を、近隣住民に伝える工程です。屋根塗装をするということに加え、工事の日程や業者に関する詳細を伝えます。

また、作業中は臭いや音が生じるため、迷惑をかけることに対する謝罪と断りを入れることで、近隣住民との関係を良好に保てるでしょう。

現場のチェック

足場の設置前に行う工程で、屋根の劣化箇所や塗装作業時における弊害など、実際の現場を業者と一緒にチェックします。

現場のチェックをしっかり行うことで、足場設置を安全かつスムーズにできるのはもちろん、塗装作業時のネックを事前に把握・解消することが可能です。

足場の設置

屋根塗装においては、作業員の安全確保につながる足場の設置が必須です。外壁もあわせて塗装する場合でも、屋根のみ塗装する場合でも、足場は設置しなければなりません。

従って、屋根塗装の初期段階では、塗装業者だけでなく足場業者も出入りすると認識しておきましょう。なお足場の設置時は大きな音が鳴るため、近隣住民に断りを入れておくことが大切です。

高圧洗浄

高圧洗浄とは、屋根に付着した汚れやコケ、劣化した旧塗膜を洗い流す作業のことです。塗装前に高圧洗浄をしっかり行うことで、より綺麗な仕上がりになります。

反対に、高圧洗浄を怠ると仕上がりが悪くなり、かつ塗装が長持ちしなくなるでしょう。

下地の処理

塗料を塗る前に、屋根材を調整・補修する作業のことです。ひび割れや残った釘、部材の交換などをこのタイミングで行います。

また、高圧洗浄で落としきれなかった旧塗膜の処理を行うこともあるでしょう。下地の処理をしっかり行わないと、高圧洗浄を怠った場合と同様に仕上がりにおける弊害が出てしまいます。

養生

塗装箇所以外に塗料が付着しないよう、養生シートで覆う必要があります。

自宅の屋根以外に塗料が飛び散らないようにするだけでなく、近隣に塗料が飛び散らないようにするうえで必要な工程です。

下塗り

屋根塗装は、数回に分けて塗料を塗りつけるのが一般的です。塗装における最初の工程である下塗りでは、その後の塗装に向けた下地となる部分を作り出す作業といえます。

下塗りを行うことで、屋根材と上塗り塗料を密着させられます。

中塗り・上塗り

下塗りが完了したら、中塗り・上塗りを行います。中塗りと上塗りに使用する塗料は、下塗りの塗料と同じものです。

下塗りをベースとした「仕上げ」の作業となるため、より見栄えにこだわって行うのが中塗りと上塗りの作業です。

塗装そのものだけでなく、塗料を乾かす時間も必要になるため、使用する塗料によってはこのステップで時間を要することになるでしょう。

完了検査

塗装が仕上がり、足場を解体する前の作業です。仕上がりに不備がないか、塗り忘れがないかをチェックします。また、養生の剥がし忘れや塗料の飛散状況などを確認する工程でもあります。

完了検査に関しては、業者が検査を行う中で依頼主も立ち会う必要があるでしょう。ただし、依頼主が足場に上がるのは危険であるため、あくまで地上から確認できる範囲に留まってしまいます。

なお、完了検査後は再度足場業者が入り、足場が解体されます。足場を設置する場合と同様、大きな音がなることを近隣住民に伝えておくと良いでしょう。

以下の関連記事では、屋根塗装の費用相場について解説しています。屋根塗装の費用が気になる方は是非ご覧ください。

関連記事:屋根塗装の費用相場

屋根塗装の工程が通常より長くなるケース

屋根塗装とあわせて外壁塗装も依頼すると、屋根のみではなく外壁も塗装するためその分時間がかかります。

工期だけに目を向けるのであればデメリットに感じるかもしれませんが、屋根塗装と同時に外壁塗装を依頼することにはメリットもあります。

それは、施工費用を節約できることです。

屋根塗装も外壁塗装も、施工開始前に足場を設置します。それぞれの工事を別のタイミングで実施すると、都度足場の設置費用がかかります。屋根塗装と外壁塗装を同時に行えば、足場の設置は一度で済むためその分費用を節約できるでしょう。

工期が長くなる点が大きなデメリットにならず、かつ外壁の傷みも気になる場合は、屋根塗装とあわせて外壁塗装も依頼すると良いでしょう。

屋根塗装にかかる日数を短くする方法

屋根と塗装にかかる日数をできるだけ短くしたい場合は、塗装の時期を選びましょう。塗装に使用する塗料の多くは、気温・湿度によって乾燥時間が異なります。

気温が低いとその分乾燥にかかる時間は長くなり、反対に気温が高い時期は湿度が高いため同じく工期が伸びてしまいます。

そのため、気温の下がりやすい冬場や、雨の多い梅雨時を避けることで、屋根塗装にかかる期間を短くできるかもしれません。

また、乾燥までの時間が短い塗料を選びのもおすすめです。屋根に塗りつけた塗料が完全に乾くまでは、長くて16時間ほどの時間を必要とします。下塗りから上塗りまでの工程を経ると考えた場合、さらに長くなると考えられるでしょう。

そこで、乾燥までにかかる時間が2〜3時間程度のシーラー塗料、4〜6時間程度で完走するフィラー系塗料などを選ぶことで、屋根塗装の工期を短くできる可能性があります。

とはいえ、施工にかかる時間をより短くと考えた場合、選択する塗料や人員数の調整が必要になるためその分費用がかかるでしょう。屋根塗装を依頼する際は、自身が重視したいポイントが工期・費用どちらにあるのか考えたうえで依頼する必要があります。

屋根塗装を業者に依頼するうえでのポイント・注意点

屋根塗装を業者に依頼するうえでは、優良業者と悪徳業者をしっかり見極めることが大切です。優良業者かどうか見極める方法は、以下のとおりです。

  • 営業マンの対応を確認する
  • 施工実績・事例をチェックする
  • 質問にどう回答するか見ておく
  • 資格・許可を持っているか聞き出しておく
  • 保証・アフターフォローの内容を把握しておく

また、以下に当てはまる業者は、悪徳業者の可能性があるので注意してください。

  • 足場は0円など不自然な値引きを提案してくる
  • 追加工事の提案をしてくる
  • 飛び込みで営業をかけてくる
  • 明らかに外壁の状態をチェックしていない
  • 見積書の内容が曖昧で詳細な項目が記載されていない
  • 所在地・施工実績・ホームページが確認できない
  • 契約していないのにメール・電話を頻繁にしてくる
  • 塗装技能士の資格や建設業の許可を有していない
  • 質問への回答が遅く連絡もつきにくい
  • 「工事しないとダメです」といったように契約を急かしてくるる
  • 保証・アフターサービスが一切ない
  • 着工時に契約内容を確認しない
  • 不自然な耐久年数を掲示してくる(耐久年数の一般的な目安は10〜15年程度)
  • 全額先払いを要求してくる

また屋根塗装を業者に依頼する際は、できるだけ費用を抑えつつ優良業者に依頼することが大切です。費用を抑える方法には、複数の業者が提示する施工項目や費用を比較できる「相見積もり」や、各種保険・補助金制度の利用が挙げられます。

相見積もりの特徴や注意点は以下を参考にしてください。

おすすめの理由●無料で実施できる
●予算範囲内で施工を実施できる業者を把握しやすい
●業者ごとの施工・サービス内容を比較できる
●リフォームの金額が適切か判断できる
注意点●一括で依頼する業者を増やしすぎると依頼までに時間がかかる
●見積もり内容をほかの業者に見せない
●依頼条件を統一しておく
見積書のチェックポイント●作成年月日
●押印有無
●部材などの量
●項目別単価
●諸経費内訳
●合計金額
相見積もりをとる流れ1.どのようなリフォームにするか予算も含めて決める
2.リフォーム業者の情報をまとめる
3.候補となる業者に相見積もりをとる

なお、屋根塗装を業者に依頼するうえで重要な見極め方や相見積もりに関する詳細は、こちらの記事でも解説しているのでぜひ参考にしてください。

「塗装業者」の内部リンク

また、各種保険や補助金制度に関しては、以下の例を参考に自身の居住地域やすでに利用している保険から屋根塗装に利用する制度を検討してください。

ゼヒトモで屋根塗装のプロを探す

今回は、屋根塗装の基本的な工程について解説しました。屋根塗装においては、業者に依頼できる部分もあれば、近隣への挨拶など、自身で行わなければならない工程があります。

  • 屋根塗装の工程を事前に提示してもらったうえで業者に依頼したい
  • 近隣挨拶なども一緒に回って、施工に関する説明をしてもらいたい

そんな方は、ゼヒトモで屋根塗装のプロを探してみませんか?いくつかの質問に答えるだけで、あなたにピッタリのプロが見つかります。外壁塗装工事を検討している方は、ゼヒトモをお気軽にご利用ください。

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