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  6. 雨漏りの修理の費用相場はいくら?火災保険や業者選びについても解説
2024/07/26 2024/12/20

雨漏りの修理が必要なとき、気になるのが費用相場です。修理費用は施工場所や雨漏りの状態などで異なるため、どのような状況なのかを事前に把握していく事が大切です。

本記事では、雨漏り修理の費用相場を場所別に紹介するとともに、業者の選び方も解説します。

【場所別】雨漏りの修理の費用相場

雨漏りは主に屋根・天井・外壁で発生します。雨漏りをしている場所を特定し、どのような修理が必要か確認しましょう。

ここでは、雨漏りの修理費用について場所別に紹介しますので、参考にしてください。

場所別の雨漏り修理費用

屋根約1万〜200万円
天井約10万〜15万円(20平米あたり)
外壁約5万〜160万円
屋上・陸屋根約20〜100万円(100平米未満)

屋根の雨漏り

屋根材は太陽光や風雨、気温変化などの影響を直接受けるため、劣化しやすくなります。雨漏りが屋根で発生している場合、修理方法は雨漏りの箇所や状態によって異なります。

1.屋根材の補修:約1万〜5万円

割れた瓦やスレートを差し替えるなど、破損した屋根材を部分修理するだけであれば、修理費用はそれほど高額にはなりません。ただし、破損した屋根材の量が多ければ、費用が上がる場合もあります。

2.板金の補修:約3万〜10万円

雨漏りは、板金の不具合で引き起こされるケースもあります。板金とは、主に金属屋根やスレート屋根に設置されている、雨を防ぐ金属板のことです。板金が浮いているだけなど軽度な修理であれば、3万円以下になることもあります。

3.屋根の葺き替え:約60万〜200万円

屋根の下地まで腐食している場合は、屋根の葺き替えが必要になります。葺き替えは屋根材全体を取り替える方法で、雨漏り修理の中でも特に大がかりな工事です。

雨漏りしている箇所を放置すると、水分で下地が劣化してカビや腐食の原因になり、葺き替えが必要になる可能性が高まるので注意しましょう。

4.ルーフィングの交換:約10万〜30万円

屋根材と下地材の間には、ルーフィングという防水シートが施工されています。ルーフィングも経年劣化するため、新築から10年経過を目安に交換工事が必要です。

ルーフィングは屋根材の裏側に施されており、交換工事は一度屋根材を撤去しなければなりません。大がかりな工事となるため、その分費用も高額になります。

天井の雨漏り

天井からの雨漏りは、天井の上を通る配管に不具合があるか、外壁・屋根の劣化した箇所から水が侵入しているかにより、修理方法は異なります。

天井の修理は、天井の張り替えと下地の石膏ボードの交換が必要になり、20平米あたり10万円前後が費用相場です。下地まで腐食している場合、5万円ほどプラスになるでしょう。

外壁の雨漏り

外壁のヒビ割れやコーキングの劣化部分などから、雨水が室内へ侵入して雨漏りになるケースもあります。外壁からの雨漏りを修理する方法は、状態によって異なります。

1.コーキング・ひび割れ補修:約5万〜10万円

雨漏りは、外壁のひび割れやコーキングの劣化により起こる場合もあります。コーキングとは外壁材の目地を埋めるもので、寿命は5〜10年です。経年劣化した部分から、雨水が室内へ侵入することもあるでしょう。

ひび割れは外壁塗装の経年劣化や施工不良で起こるほか、車・電車の振動、地震による揺れなどが原因でも起こります。

2.コーキングの打ち替え:約10〜30万円

コーキングの部分補修では対応が難しい場合、打ち替えを行います。打ち替えは、古くなったコーキング材をすべて取り外して新しくする工事です。足場が必要になる場合は、合計で50万円近くなることもあるでしょう。

3.外壁材の張り替え・重ね張り:約15〜60万円

外壁材が劣化している場合、張り替えや重ね張りが必要です。部分的な施工で済むかどうかは判断が難しいため、現場を業者にみてもらう必要があるでしょう。

建物の外壁全体が劣化している場合、張り替えや、既存の外壁に新しい外壁材を上張りする重ね張り(カバー工法)が必要です。費用は120〜300万円と高額になります。

4.外壁塗装:約60〜160万円

外壁の雨漏りは、状態によっては塗装で解決できる場合もあります。アクリル・ウレタン・シリコン塗料など、塗料によって価格は変わります。

ただし、あくまで外壁塗装は外壁の防水性を高めて雨漏りの予防対策をすることが目的です。基本的に、雨漏りが発生している場合は外壁の補修が必要になると考えておいた方がよいでしょう。

屋上・陸屋根

屋上・陸屋根から雨漏りする場合、原因の多くが防水材の老朽化です。

一戸建てで、50〜100平米の面積の場合、雨漏りの修理費用は20〜100万円程度になります。集合住宅やビルの場合は、200平米未満で100〜150万円程度が費用相場です。

より耐久性の高い防水材を使う場合や、足場の設置が必要なときはさらに費用がかかります。

雨漏りの原因が排水口の詰まりというケースもあるため、掃除をするなどして様子をみるとよいでしょう。

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雨漏り修理は火災保険が適用される?

雨漏り修理の費用は、雨漏りが起きた原因や加入している火災保険によっては補償される場合があります。

火災保険で補償対象になる適用条件は、自然災害で台風や強風といった風災によって、建物に被害が発生した場合です。被害を現状復旧するため、保険金が支払われます。

一方、経年劣化による雨漏りには適用されないため、注意してください。

加入している火災保険に自然災害による補償があるかチェックし、実際に風災によって雨漏りの被害が生じている場合は、保険会社に連絡をして手続きを進めましょう。

火災保険の適用を受けるためには、修理を依頼する業者に火災保険を申請することを伝えなければなりません。申請には、業者からの見積もりと被害写真が必要です。

雨漏り修理はDIYでも可能?

雨漏りのDIYは、基本的にできません。雨漏りは原因特定が難しく、専門知識や技術が必要なためです。根本の原因をしっかり直さなければ、いずれ再発してしまいます。

雨漏り修理の原因特定が難しいのは、実際に室内で雨水が漏れている場所と、雨漏りの原因となっている場所が一致せず、ズレていることが多いためです。軽度な雨漏りだと思っていても、目に見えない部分でカビや腐食、破損が生じている場合もあります。

素人が原因を特定せずに自己判断でDIYすると、かえって状態を悪化させてコストが増える可能性があります。十分な足場のない状況で屋根をDIYで補修しようとすると、はしごや脚立から落下するリスクもあるでしょう。

自分でできることは、業者に対応してもらうまでの応急措置をすることです。DIYが得意であっても自分で直そうとせず、早めに専門業者に連絡して適切な施工をしてもらいましょう。

雨漏り修理の業者の特徴おすすめ3選

雨漏り修理を依頼する際は、業者の選び方が大切です。次の3つの特徴があるかを確認しましょう。

  • 事前調査が綿密で原因を特定できる
  • 雨漏り診断士が在籍している
  • 写真や映像を使用しながら説明してくれる

ここでは、修理業者を選ぶときにチェックしたいポイントを解説します。

事前調査が綿密で原因を特定できる

雨漏りの原因は現地調査をしてみないと正確にはわからないことが多く、しっかり雨漏り箇所の事前調査を行う業者を選ぶことが大切です。

屋根の内側まで調査しないとわからないことも多いため、表面だけの目視で原因を決めてしまうような業者は、避けた方がよいでしょう。

調査費用がかかったとしても、しっかり原因調査をしてもらうことが大切です。雨漏りの修理には必要な費用であり、確実に原因を特定してもらいましょう。

雨漏り診断士が在籍している

雨漏り診断士が在籍している業者であれば、安心して任せられます。雨漏り診断士とは、NPO法人雨漏り診断士協会で認定された専門技術者のことです。雨漏りの原因を判定し、雨漏りの発生を未然に防ぐことができます。

雨漏りの原因究明は、一般的な住宅リフォームの実績が豊富な業者でも難しいのが実情です。教育や講習を受けた雨漏り診断士に見てもらうことで、より確実な雨漏りの改善が期待できるでしょう。

写真や映像を使用しながら説明してくれる

雨漏りの原因は見えない場所にあることも多く、調査結果を写真や映像で見せてくれる業者であれば信用できます。状況を見せずに説明されるだけでは、優良業者とはいえません。悪徳業者の可能性もあります。

必ず修理箇所の写真や映像を見せてもらうことを求め、拒む業者はやめておいた方がよいでしょう。

なお、業者選びでは複数社に見積もりを依頼することをおすすめします。相見積もりをとることで、適切な費用相場がわかります。相談や調査依頼に迅速に対応してくれるかどうかも、優良業者かどうかの判断材料になるでしょう。

ゼヒトモで屋根の修理・工事のプロを探す

本記事では雨漏りの修理費用について解説しました。

雨漏りの修理には専門的な知識が必要であり、また状態によっては大掛かりな修理となるため、信頼できる業者に依頼することが大切です。

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