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  6. I型キッチンとは?特徴やレイアウトのコツ、リフォーム時の費用相場も
2022/10/03 2024/04/09

システムキッチンは形状により、I型やアイランド型、ペニンシュラ型などがあります。その中でも昔ながらの使いやすい形状として親しまれてきたのが「I型キッチン」です。現在の形状からI型キッチンに変更したい、また、すでにI型キッチンを利用しているけれども古くなってきたのでリフォームしたいという方は必見。

この記事では、I型キッチンを検討している方に向けて、必要な情報を詳しく紹介しています。I型キッチンの特徴やレイアウトのコツ、リフォームする際の費用相場も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

I型キッチンとは

I型キッチンとは、シンクや調理台、コンロが一列に並んだシステムキッチンのことです。一般的なレイアウトのため、自宅や実家がそのレイアウトだったり、モデルハウスなどで見たことがある方も多いでしょう。

I型キッチン以外にもⅡ型やL型、U型、ペニンシュラ型、アイランド型などがあります。それぞれの形状の違いは以下のとおりです。

  • I型キッチン:シンクや調理台、コンロが一列に配置
  • L型キッチン:シンクとコンロがL字型に配置
  • ペニンシュラ型:シンクや調理台、コンロが壁面から離れ、なおかつシステムキッチン本体の左右どちらかの端が壁面についているタイプ
  • アイランド型:シンクや調理台、コンロが壁面から離れ、なおかつシステムキッチン本体がいずれの壁面にも接していないタイプ

I型キッチンのメリット

一般的なレイアウトであるI型キッチンですが、どのようなメリットがあるのでしょうか。チェックしてみましょう。

  • スペースを有効活用できる
  • シンプルな構造で使いやすい
  • 価格が比較的リーズナブル

それぞれのメリットについて解説します。

スペースを有効活用できる

I型キッチンは、基本的にはシステムキッチンを壁付けに配置するタイプです。コンロやシンクなどがキッチンの片側にまとめられるため、限られたスペースを有効活用することが可能です。

あらかじめキッチンの大きさが決まっているマンションなどでは、十分なスペースを確保できない場合もあるでしょう。しかし、I型キッチンであれば動線もシンプルになるため、空間が狭いときでも無理なく調理に必要な場所を確保できます。

シンプルな構造で使いやすい

I型キッチンはさまざまなタイプのキッチンのなかでも、特にシンプルな構造のキッチンです。コンロとシンク、調理台が一列に配置されているので後ろを向く必要がありません。

また、構造がシンプルなため、動線もシンプルです。キッチンのスペースが広くても、調理に必要なコンロやシンクが一箇所にまとまっているので、行ったり来たりせずに作業を行えます。

価格が比較的リーズナブル

I型キッチンは形状がシンプルなため、システムキッチン自体の価格が比較的リーズナブルです。また、調理台とシンク、コンロが別になっているタイプと比較すると、工事費用も比較的安くなる傾向にあります。キッチンにかかるリフォーム費用を節約したいときは、本体も工事費用も安価になることが多いI型タイプを検討しましょう。

I型キッチンのデメリット

I型キッチンには注意したいポイントもあります。特に次のポイントは、I型キッチンを選ぶ前に吟味しておきましょう。

  • 横幅が広く作業動線が悪くなる場合がある
  • リビングやダイニングから全部見える
  • 狭い間取りの場合は作業スペースも狭くなる

それぞれのデメリットについて解説します。

横幅が広く作業動線が悪くなる場合がある

I型キッチンではコンロやシンク、調理台が一列に並んで配置されているため、作業中に何度も横に移動する必要が生じ、作業効率が悪くなることがあります。

特にシステムキッチンが壁付けで、冷蔵庫や食器棚も同じ方向に一列に並んでいると、使いづらさを感じるかもしれません。冷蔵庫や食器棚はシステムキッチンと向かい合うように配置するなど、動線が短くなる工夫が必要です。

リビングやダイニングから全部見える

独立したキッチンではなくLDKタイプの場合は、キッチンの様子がリビングやダイニングから丸見えになってしまいます。特に壁付けのI型キッチンでは、シンクの中まで全部見えてしまいます。

家族だけなら良いのですが、来客があるときなどには注意が必要になる場合も。シンクに洗い物などが残っていないか、調理台がきれいに片付いているかなどが気になるかもしれません。

狭い間取りの場合は作業スペースも狭くなる

I型キッチンにはさまざまな長さのものがあります。キッチンの奥行きが広い場合であれば、十分な作業スペースのあるシステムキッチンを設置できるでしょう。

しかし、元々のキッチンの間取りが狭いときは十分な作業スペースを確保できない可能性があります。リフォームするときには、I型キッチン以外も検討してみましょう。

I型キッチンの配置バリエーションって?

I型キッチンはシステムキッチンをどこに設置するかによって、対面と壁付けの2つの配置バリエーションがあります。それぞれのタイプの特徴を見ていきましょう。

対面

対面とは、キッチンスペースとダイニング・リビングスペースの境目の部分にシステムキッチンを配置することです。調理をしながら家族とコミュニケーションを取れるという特徴があります。

なお、調理をしながら家族とコミュニケーションを取れるのは、アイランド型やペニンシュラ型と同じです。しかし、I型キッチンには吊戸棚などがあり、アイランド型やペニンシュラ型と比べると閉ざされた印象になります。

壁付け

壁付けとは、キッチンの壁側にシステムキッチンを配置するスタイルです。家族とのコミュニケーションは取りづらくなりますが、調理に集中できるというメリットがあります。

また、コンロやシンクなどを片側に寄せて配置するため、スペースを有効活用することが可能です。元々のキッチンの間取りが狭いときにもおすすめです。

I型キッチンの使い勝手を良くするレイアウトとは

I型キッチンならではのメリットを活かし、より使い勝手のいい空間を作るためのポイントをまとめました。配置の工夫なども紹介します。

冷蔵庫の配置は、シンクやコンロとの距離が重要

作業中に何度も冷蔵庫を開けて食材を取り出したり、調理済みの食べ物を入れたりします。そのため、冷蔵庫がシンクやコンロから離れた場所にあると、キッチン内で行ったり来たりする時間が増え、作業の効率も悪くなってしまいます。シンクやコンロとあまり離れていない場所を選び、最適な位置に冷蔵庫を配置するようにしましょう。

通路幅を確保できるかチェック

I型キッチンでは、シンクやコンロが片側にまとまっているため、左右に何度も移動することになります。そのため、通路幅が十分に確保されていないと、家族で調理をするときはぶつかってしまうことにもなりかねません。システムキッチンと冷蔵庫を向かい合わせで配置するときも、お互いの間に適度は距離を確保するようにしましょう。

収納量は大切な要素

キッチンはシンクや調理台などの配置だけでなく、収納量も大切な要素となります。I型キッチンではシンクやコンロが片側にまとまっているので、その動線を活かすためにもできるだけ皿や調理器具などは収納スペースに入れるようにしましょう。スペースが狭く収納を確保することが難しいときは、上部の空間を活用して吊戸棚などを設置することができます。また、キッチン外にパントリーを設置する方法なども検討してみましょう。

対面式キッチンの場合は、水や油はね対策も

I型キッチンの対面式は開放的で家族とコミュニケーションを取りながら調理や食器洗いができるというメリットがありますが、シンクや調理台なども一列に並んで配置されているため、リビングやダイニングに水や油、両方がはねる可能性があります。

掃除の手間が増える可能性があるため、コンロやシンクの場所に合わせてパネルなどを設置することも検討してみましょう。また、奥行きを確保できるときはシステムキッチンのリビング側にカウンターを設計することもできます。

I型キッチンへのリフォーム費用相場

I型キッチンへのリフォーム工事の費用相場を紹介します。システムキッチンのグレードやキッチンの広さなどによっても差があるので注意が必要です。

I型キッチンの価格比較表

標準的なグレード・広さのキッチンのリフォーム費用相場は以下のとおりです。キッチンの床や壁、天井などのリフォームも必要なときは、追加で費用がかかることがあります。

キッチンのタイプ費用相場
I型(壁付け、対面)50~120万円
L型50~120万円
アイランド型100~350万円
ペニンシュラ型90~250万円

I型キッチンリフォーム時の注意点

キッチンをリフォームする際の注意点をまとめました。ぜひリフォームを依頼する前にチェックしてください。

マンションの管理規約を確認

マンションの場合、キッチンリフォームの内容が制限されることがあります。リフォーム工事を依頼する前に、管理規約を確認しておきましょう。特に配管工事や壁の取り壊しなどが含まれる場合には、管理規約上の制限により工事自体ができない恐れもあります。工事を依頼する業者にも管理規約を見せて、確認してもらいましょう。

水が使用できない期間がある

キッチンのリフォーム工事の期間中は一時的に給排水を止めるため、キッチンだけでなく浴室、トイレなどの他の場所も水を使えなくなることがあります。システムキッチン本体だけの工事であれば1~2時間程度のみ使用できませんが、レイアウトを変更する場合は水を使用できない時間が長引くこともあるので、事前に確認しておきましょう。

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