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  6. 玄関は広げられる?リフォームのアイデア事例を紹介
2023/01/18 2024/03/22

玄関を増築すれば住宅スペースを増やすことができますが、どのように玄関をリフォームできるのか、わからない方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、玄関リフォームで参考にしたいアイデア事例を紹介します。玄関の増築で注意すべきポイントも紹介するため、リフォームを検討する方はぜひ参考にしてください。

そもそも玄関は増築できる?

玄関の増築はリフォームすることで実現しますが、増築するにあたってどの程度リフォームの範囲が必要になるのか、工事によって影響を受ける場所があるのでは、と心配する方もいるでしょう。実際に増築する際の費用相場や施工期間は気になるところです。ここでは、工事で影響のある場所や費用相場、施工期間を紹介します。

増築工事で影響のある場所

玄関の増築リフォームで直接的な影響があるのは、壁・床・天井・配線などです。それぞれどのような影響があるのか、詳しく確認していきましょう。

・壁

玄関の増築リフォームで玄関や廊下、土間は床の高さが変わると、壁の仕上げ材を張り替える施工が必要です。また玄関スペースを広げる際に間仕切り壁が邪魔な場合は、その壁を撤去する工事が必要になるでしょう。

・床

玄関や廊下、土間は床の高さが変われば、それぞれの高さを合わせる工事をおこないます。また、上がり框(かまち)を作る工事も必要です。上がり框とは、玄関のたたきとホールの境目にある部分を指します。段差をつけることで、腰掛けて靴を脱着できるのはもちろん、ホコリやゴミが室内に入るのを防ぐことが可能です。

さらに玄関の増築リフォームで必要な場合は、天井や配線も工事をおこないます。たとえば、間仕切り壁を撤去して玄関を広げるときは天井を補修して壁紙やクロスで仕上げる施工が必要です。

玄関スペースを広げることで照明の位置の移動が必要な場合は、配線工事を行わなければいけません。玄関スイッチやコンセントのある間仕切り壁を撤去する場合は、必要に応じて移動工事が必要です。

費用相場

玄関の増築リフォームは、施工面積や施工内容で大きく変わります。また、壁紙やクロス、床材のリフォームは、使用するグレードによって費用が変わることが多いでしょう。

玄関の増築リフォームにかかる費用は、30万〜50万円です。あくまでも相場ですが、増築リフォーム費用の内訳も紹介するため参考にしてください。

施工内容費用相場
床下地・天井・壁補修1.5万~5万円
壁紙やクロスの張替え4万~10万円
壁の解体・撤去10万~15万円
玄関ドア代12万~35万円
ドア取付費2.8万~5.8万円

工期の目安

リフォーム工事の規模にもよりますが、玄関スペースを広げる際の工期は、早ければ3日程度で完了します。大規模な工事になる場合は、1週間以上かかるでしょう。基本的には、広げたい玄関スペースの範囲が大きくなるほど工期が長くなるのが一般的です。施工期間も踏まえて、リフォーム内容を考えることをおすすめします。

玄関のリフォーム事例

施工内容によって、リフォーム後の雰囲気や使いやすさが変わります。ここでは、玄関リフォームに参考にしたい事例をまとめました。後悔しないためにも、事前確認して施工内容を決めましょう。

玄関を広げて、シューズインクローゼットを増築

玄関を広げて収納スペースを増やしたいのであれば、シューズインクローゼットを増築するのがおすすめです。玄関横に設置するシューズインクローゼットは、収納はもちろん、靴を履いたまま歩けるスペースを指します。

一般的に3帖以上あるため、靴以外にもさまざまなアイテムを収納できるでしょう。日常的に着用するアウター類やアウトドア用品、キャリーケースなどを1箇所で収納でき、出し入れしやすい点が魅力です。レイアウト次第では、身支度や生活動線もスムーズになります。大掛かりな施工ではなく、比較的おこないやすい玄関リフォームです。

入り口を二つ設けて、お客さん用と家族用で使い分ける

玄関を広げて、入口を二つに分けるリフォームもあります。一つは家族用、もう一つはお客様用として使い分けることで、プライバシーを守れるでしょう。

ただし、二つの玄関の間に間仕切り壁を設置することが多く、室内が暗くなることも少なくありません。室内窓を設置すれば、圧迫感を軽減できたり採光を確保できたりするため、快適な空間が作れます。家族用玄関とお客様用玄関でどちらも快適に使えるように、リフォーム内容を決めましょう。

広いスペースを使って趣味を楽しむ

趣味の用具やアイテムを保管する場所として、ガレージやベランダを利用する人もいるでしょう。しかし、屋外で管理する場合には、錆びや汚れに悩まされることも少なくありません。そのような場合におすすめなのが、玄関スペースを広げて収納場所を作ることです。

リフォームで十分なスペースを確保できれば、玄関に自転車を置くこともできます。天候に関係なく、自転車や趣味用具のメンテナンスをおこなえるのも魅力です。玄関スペースに収納すれば出し入れしやすく、お出かけ時の準備もスムーズになるでしょう。

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リフォームで気を付けるポイント

玄関を広げるリフォームをおこなえば、さまざまなメリットを得られます。しかし、やり方を間違えると使いにくくなることもあるため、注意が必要です。ここでは、玄関の増築リフォームで気を付けるポイントをまとめました。それぞれの注意点をしっかり確認して、理想の玄関スペースを作りましょう。

雨仕舞をしっかりする

新たに玄関を設置する場合は、雨仕舞をおこないましょう。雨仕舞とは、室内に雨水が入り込まないようにする施工のことです。単なる防水ではなく、雨水をスムーズに排水させる目的があります。雨仕舞が不十分な状態では、雨が降るたびに不快な思いをすることもあるかもしれません。

雨漏りを防ぐには、雨が外壁や屋根からどのように流れていくのか熟知して施工することが必要です。知識や経験が豊富なリフォーム業者に依頼して、雨水が室内に入り込むのを防ぎましょう。

もともとの構造の問題で段差がある場所もある

物件によっては、上がり框が設置されていることがあります。建物の構造上高さを削ることはできないため、上がり框に合わせて床を上げる施工が必要です。

とくに築年数が長い物件の場合、上がり框が高めに設定されています。上がり框の高さに合わせてリフォームすると、天井が低くなることも考えられます。かえって圧迫感が出てしまうため、リフォームするときは注意しなければいけません。

玄関前に水道を引く場合はパイプスペースの位置に注意

帰宅後すぐに手洗いやうがいができるように、洗面台の設置を検討する人もいるでしょう。ただパイプスペースの位置によっては、排水管の勾配を調節できずに水がうまく流れないことがあります。パイプスペースとは、下水道やガス管などの配管スペースのことです。

戸建ての場合は、洗面室から出る雑排水とトイレの汚水を分けて排水するために2箇所以上に分けて設置されています。排水管の勾配が調節しにくい位置にパイプスペースがある場合は、水道管の通し方を工夫しなければいけません。

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玄関リフォームに関して、参考にしたいアイデア事例をご紹介しました。玄関増築を考えている方はぜひ今回の記事を参考に、検討してみてください。

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