玄関や庭のシンボルツリーとして人気を集めるオリーブの木。花言葉は、「平和」と「知恵」です。
初夏(5月〜6月)には花が咲き、秋ごろ(9月〜11月)には実がなります。栽培した実は、オリーブオイルやピクルスなどにして堪能できたり、インテリアとしてお部屋にやさしい雰囲気をプラスできたりと、幅広い魅力を秘めています。
そんなオリーブを育てるうえで欠かせないのが「オリーブ剪定」です。しかし、初めてオリーブを育てる人は、剪定作業に不安を覚えることでしょう。
この記事では、「オリーブ剪定の必要性」「剪定方法」「剪定に最適な時期」について解説していきます。
また、オリーブの木がひょろひょろに生長してしまった場合の原因や対処法もご紹介しますので、オリーブの木をこれから育て始める人、または、育ててみたけどうまくいかずに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
オリーブ剪定の必要性とは?
オリーブを剪定すると、木が痛んで枯れてしまうのではないかと不安に思う人もいるでしょう。剪定作業には「オリーブの健康維持」や「樹形の調整」など、複数の役割があるのです。
ここでは、オリーブ剪定が必要な理由について詳しく説明します。
幹や枝を太く丈夫にする
オリーブの木はそのまま放置しておくと、細い幹と枝がひょろひょろと伸びていくだけの状態になります。枝が伸びれば自然と幹も太くなると思うかもしれませんが、実はそうではありません。幹と枝が細い状態だと、風や雪などによって折れる可能性があります。
幹と枝を太くするためには、剪定作業が必要です。ただし、剪定には時期ややり方がありますので、正しい方法で実践しましょう。
状態の悪い枝葉を取り除いて、生育不良が拡大するのを抑える
生育不良の拡大を抑えることも、剪定の役割のひとつです。どの植物でもそうですが、育てていくと、葉先が枯れてしまったり葉色が悪くなってしまったりすることがあります。
そのまま放置しておくと、ほかの枝葉へ悪影響を及ぼすことがあるため、剪定して対処しましょう。枝先を剪定すると、その箇所から新芽が伸びてくるため、葉の状態をリセットできます。
風通しを良くし、病害虫の発生を予防する
剪定せずに放置すると、枝葉が茂って風通しが悪くなってしまいます。そうなると、害虫の被害にあったり、病気になったりするリスクが高まるので要注意。
枝が密集している箇所を優先的に剪定し、干渉し合う状態をなくすようにしましょう。
樹形を整えて、見た目を美しい状態に調整する
オリーブの木は剪定によって、樹形の見栄えを良くすることができます。後ほど紹介しますが、「強剪定」や「間引き剪定」などを繰り返すことで、少しずつ理想の形に仕上げられます。
一方で剪定しなかった場合は、5月以降の成長期(生育期)に樹形が乱れて、いびつな形になってしまうこともあります。「綺麗な形にしたい」「かっこよくしたい」と思う人は、枝葉を伸ばしたい方向を決めながら剪定を行いましょう。
ただし、枝葉を剪定しすぎてしまうと、花芽が付かず実がならない恐れがあります。過剰な剪定は控えてください。
また、強剪定を成長期(5月以降)に行うのはNGです。生長の妨げになるだけでなく、病害虫の影響を受けやすくなり、最悪の場合には枯れてしまいます。
生長を抑える役割もある
オリーブの木は、地植えで育てると10mほどになり、鉢植えで育てた場合でも3mほどには大きくなる植物です。そのため、剪定を行わないと樹高がどんどん高くなってしまいます。自分の好みの高さで剪定することで、伸びすぎてしまうのを抑えることができます。
根腐れを起こした場合に、根と枝のバランス調整を行う
根腐れを起こした場合は、腐った根を切って対処する必要があります。その際に、根っこの数に対して枝の本数が多すぎると、枝葉に十分な栄養が行き渡りません。
枝が細くなってしまう可能性があり、最悪の場合は枯れてしまう場合も。根っこと枝のバランスを整えるときにも、剪定をする必要があります。
オリーブ剪定方法はこの2つ
オリーブ剪定には2種類の方法があります。それぞれ剪定方法や目的が異なるため、使い分けることが必要です。
剪定を失敗して枯らしてしまうことのないよう、それぞれの剪定方法の概要を押さえておきましょう。
1. 強剪定
強剪定は、枝が分岐している付け根を切る剪定方法です。
「横に広がった形にしたい」「縦長にしたい」など、切り方によって樹形を整えることができます。一方で、太い枝を残してより太く成長させるといった役割もあります。これは、2本に分岐した枝のうち細い枝を切ることで、太い枝に栄養が行き渡るように調整することが目的です。
ただし強剪定は、根がしっかりと張っていることが大前提となります。購入したばかりで枝葉が少ない状態では行わないようにしましょう。
強剪定の前には、根がよく張るまで日光によく当て、光合成をさせることが大切です。しっかりと枝葉が実ってから行ってください。
2. 間引き剪定
間引き剪定は、伸びすぎた枝や干渉し合った枝の「枝先を切る」剪定方法です。
強剪定のように大掛かりなものではなく、樹形を見ながら長すぎる枝のバランスを調整していきます。風通しを良くすることで、葉全体に日光が当たりやすくなり、5月以降(暖かくなる時期)に元気よく新芽が出てくるようになります。
間引き剪定では、オリーブの木の背景が透けて見える程度に、余分な枝先を剪定しましょう。
剪定するポイントとしては、必ず葉っぱがある箇所を切る(葉と葉の間を切る=「切り戻し」)ことです。枝に葉が1枚も残っていないと、その枝まで水分が上がらなくなるため、最低でも1枚は葉を残しておくようにしてください。
オリーブ剪定に必要な道具
オリーブ剪定をするときには、基本的に以下の道具が必要になります。
- 剪定ばさみ(太い枝をきる)
- 植木ばさみ(細い枝を切る)
- 剪定ノコギリ
- 癒合剤
- 手袋
- 脚立
オリーブの木を購入したばかりの時期や、鉢植えで育てている人は、ノコギリや脚立は不要でしょう。オリーブの木のサイズに合わせて道具を選んでください。
癒合剤という言葉は聞き慣れないかもしれませんが、剪定後の手入れ方法として使用するものです。この薬剤は樹木の切り口を覆い「保護膜」の役割を果たしてくれます。
剪定後に枝の切り口に塗ることで、雨水や病原菌の侵入を防ぐことが可能です。人間に当てはめると「絆創膏」のような役目があります。
オリーブ剪定を行うのに最適な時期とは?
オリーブ剪定の時期は、大きく3つに分かれます。
- 2月中旬〜3月
- 3月〜4月
- 5月〜10月
イメージとしては、2月〜4月の寒い時期は「成長期に備えて準備をする期間」。5月以降は成長期に入るため、基本的に剪定を行わない期間です(ただし、地域によって時期は多少ズレる)。
それぞれの時期について、具体的に解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
強剪定は「2月中旬〜3月」に行う
強剪定は、オリーブの木の生長が活発ではない2月〜3月(休眠期)に行いましょう。春を過ぎ暖かくなると花や実を付け始めますので、その前に樹形を整えておくイメージです。
このときに、不要な枝も剪定してスッキリさせておきましょう。次に紹介する間引き剪定の時期にも行えますが、強剪定と一緒にやっておくと手間が少なくて済みます。
ちなみに、不要な枝と判断できるものには、以下の枝が挙げられます。
- ひこばえ(主幹の根本に生える小さい枝)
- 極端に生長しすぎた枝(徒長枝)
- 下向きに伸びている枝(下り枝)
- 内側に向かって伸びている枝(内向枝/逆さ枝)
- 干渉している枝
- 交差している枝(交差枝/からみ枝)
- 枯れている枝(枯れ枝)
- ほかの枝と平行に伸びている枝(平行枝)
強剪定は枝の根元から剪定するため、木への負担が大きくなります。オリーブの木が活動を休んでいる2月〜3月に行うことで、負担を少なく抑えられます。
5月以降の成長期には、この強剪定は行わないようにしましょう。枝が枯れる原因になってしまいます。
間引き剪定は「3〜4月」に行う
間引き剪定は、オリーブの木が成長期に入る少し前に行いましょう。もちろん、2月〜3月に強剪定と一緒に行っても問題ありません。
ニュアンスとしては、3月〜4月の成長期に入る間近は、間引き剪定程度に収めたほうがいいということです。
成長期に入る前に間引き剪定を行い、樹形の調整や風通しの良い状態を確保して、成長期に入る準備をしておきましょう。そうすることで、5月以降の成長期に幹の中心まで日光が当たりやすくなり、オリーブの木の生長を促進させられます。
長く伸びた枝の剪定は「5月〜10月」に行う
5月以降は生長が活発な時期のため、基本的に剪定は行いません。とはいえ、成長期はどんどん枝葉が茂っていきます。そうなると形が崩れがちになるため、長く伸び過ぎて樹形を崩してしまう枝はカットしてしまいましょう。
成長期は基本的に剪定は行いませんが、形を整える程度に枝先をカットするのは問題ありません。
ただし、あくまでも伸び過ぎた枝を短くして整える程度に収めることが大切です。花や実が付く時期のため、誤って切り落とさないように注意してください。
オリーブ剪定で失敗しないための注意点
オリーブ剪定で懸念すべきことは、失敗して枯らしてしまうことです。そうならないためにも、剪定作業時の注意点をしっかりと把握しておきましょう。
注意点1. 剪定時期をしっかりと守る
剪定時期を間違えると、枝を枯らしてしまうことも。一番NGなのは、成長期である5月以降に、強剪定を行ってしまうこと。強剪定は枝を根本から切り落とすため、切り口が大きく枝葉が大幅に減ってしまい、オリーブの木に大きな負担がかかります。
この大きな負担がかかる強剪定を生長が活発な時期に行うと、身の収穫量が減ったり花が付きにくくなったり、最悪の場合は枯れてしまう恐れもあります。
注意点2. 晴れた日に剪定を行う
雨や湿気が多いと、切り口から病原菌が入るリスクが高まります。
また、切り口を保護する癒合剤も、雨で流れて効果を発揮できません。天気予報を事前にチェックし、晴れ間のあるときに行いましょう。
注意点3. 切れ味の良いハサミ/清潔なハサミで剪定を行う
ハサミは切れ味の良いものを使ってください。なぜなら、切れ味が悪いと枝を折るような切り方になってしまい、オリーブの木が傷んでしまうからです。
また、清潔なハサミを使うことも大切です。土が付いたまま放置したものや錆びてしまっているものだと、ハサミの表面に細菌が付着している可能性があります。
切り口から菌が侵入すると枯れる原因になるので、ハサミを使用する前はアルコールや濡れたタオルなどで拭いてから使用しましょう。
注意点4. 樹形を明確にしてから剪定する
剪定をするときは、樹形を明確にして必要な部分だけをカットするのが大切です。「おしゃれにしたい」「かっこよくしたい」など漠然としたイメージだけだと、形が悪くなったり枝を切り過ぎたりする恐れがあります。
特に枝を切りすぎると葉も一緒になくなるため、光合成を行えなくなり弱ってしまうので要注意です。
樹形を明確にイメージできない場合や、剪定に自信がないという場合は、剪定専門の業者に依頼するのもひとつの手。1本あたり数千円〜5,000円程度で依頼できるので、とても手軽です。
剪定に失敗して買い直すよりも断然に安くなるので、もし迷われたら安全策を取るのがいいでしょう。
プロとのマッチングサービス「ゼヒトモ」では、約1,800人の庭木剪定業者が登録しています。数項目の質問に答えるだけで最適なプロを絞り込んでくれるので、業者探しが手間なく行えます。
注意点5. 剪定後に水・肥料を与えすぎない
剪定後に限りませんが、水と肥料の与えすぎは枯れる原因となります。水を与えすぎると、根が呼吸できず根腐れを起こしたり根が痛んだりしてしまい、逆に水分や栄養分を吸収できなくなる恐れがあります。
肥料の与えすぎがNGな理由は、肥料やけを起こすリスクがあることです。土の中の肥料濃度が高くなると、植物が脱水状態を起こし根が痛んでしまいます。
水と肥料は、適度な量を適切なタイミングで与えるのが、植物を上手に育てるコツです。
オリーブの木がひょろひょろになる原因と対処法
すでに剪定を行い、失敗してしまった人もいるでしょう。Q&Aサイトでもひょろひょろに枝が伸びてしまった悩みを投稿している人を多く見かけます。では、ひょろひょろになったオリーブの木は回復させられるのでしょうか。
実は、また太く戻すことができます。ただし時間はかかるため、根気よく対応していくことが必要です。
以下に、ひょろひょろになる原因と対処法をまとめましたのでご確認ください。
剪定後にオリーブの木がひょろひょろになる原因
考えられる原因 | 強剪定の時期を誤ってしまった |
すぐできる対処法 | 主幹を低く剪定して、倒木しないように調整(または、支柱で支える) |
強剪定はオリーブの木に大きな負担をかけます。そのため成長期(5月〜10月)に行うと、弱まってしまう恐れがあるのです。
オリーブの木は根が浅いため、倒木しないように主幹を剪定して、高さを低くしておきましょう。ひょろひょろになってしまうと、元に戻せるのか不安になるかもしれませんが、幹や枝を太くすることはできるので安心してください。
以下に手順を紹介しますので、実施してみましょう。順番としては、幹をしっかり太くすることが優先です。
幹と枝を太くする方法
幹を太くする方法 | ・根がしっかり張るまで伸ばしっぱなしにし、日光によく当て光合成させる(根がしっかり張ると、幹も太くなる) ・3月〜4月ごろに間引き剪定を行い、新芽を増やす(光合成する葉が増えると、根も成長する) |
枝を太くする方法 | ・太い枝を残すように、強剪定を行う(太い枝に多くの栄養を行き渡らせるのが目的) |
幹が太くなるまでは、最低でも1年以上はかかるため根気よく育てていきましょう。
オリーブは挿し木で増やすこともできる
オリーブの木は、挿し木をすることで新たに増やすことができます。方法と時期が決まっているため、正しい方法で行うようにしましょう。
挿し木に適切な時期
挿し木に適した時期は、年に2回あります。
- 2月〜3月(休眠枝挿し)
- 6月〜7月(緑枝挿し)
時期によって使用する枝は異なりますが、挿し木方法を変える必要はありません。
2月〜3月に挿し木をする場合は、強剪定した枝を使えるので手間が少ないのが特徴。時期的に気温が低く、土が乾きにくいため挿し木の管理が行いやすいです。
初心者は、2月〜3月に挿し木を行うのが良いかもしれません。
挿し木の手順
まず初めに、休眠枝挿しと緑枝挿しそれぞれで使用する枝の違いを理解しておきましょう。
挿し木の方法 | 使用する枝 |
休眠枝挿し (きゅうみんしさし) | 強剪定した枝(直径5cm以上) ※若い枝ほど発根しやすい |
緑枝挿し (りょくしさし) | 枝の先端から10〜15cmの長さで剪定した枝 ※花が咲いていない枝を使用 |
それでは、手順を解説していきます。
1. 挿し穂を準備する
「挿し穂」とは、発根させるために使用する枝や茎のことです。休眠枝挿しと緑枝挿しそれぞれで、使用する枝が異なるので注意してください。(上記の表を参照)
オリーブは発根しにくい種類でもあるため、挿し穂は複数用意しておくのがポイントです。
2. 挿し穂を水につける
水の量は、切り口が浸るぐらい準備しましょう。1時間ほど浸け、水を吸収させることで乾燥を防ぐことができ、挿し木後に枯れるリスクを抑えられます。
このとき、発根率を上げるために、水に発根剤を薄めておくと効果的です。
3. 挿し木用の土に挿し穂を植える
挿し木に使用する土は、無菌状態で保湿性の高い土を使いましょう。土が乾燥すると枯れてしまうので、「使用する土の種類」や「水の管理」には要注意です。
使用する土は、小粒の赤玉土や鹿沼土(かぬまつち)、観葉植物用の土などで問題ありません。わからなければホームセンターやネット通販で「挿し木用の土」が売られているので、そちらを選ぶのもおすすめです。
4. 水をたっぷりと与え、日陰に置いておく
ポイントは、乾燥を防ぐため水をたっぷり与えることと、直射日光が当たらない場所を避けることです。水は鉢底から水が流れ出てくる程度与えましょう。その後は、土が乾燥しないように適度に水を与え、発根するまで保管します。
通常、オリーブは日当たりの良い環境で育ちますが、挿し木の場合は直射日光が天敵となります。傷んでしまったり土が乾燥したりする原因になるため、日当たりに注意してください。
5. 発根したら、鉢に植え替える
だいたい1〜3か月で発根します。休眠枝挿しの場合は、気温が低いため、3か月以上かかることもあります。
発根したかどうかは、新芽が出てくることで判断可能です。新芽が5枚程度出てきたら、やさしく植え替えます。
土から取り出すときに根が取れてしまうこともあるので、注意してください。鉢植え後は、通常のオリーブの育て方と同様です。
【あわせて読みたい!】
ワイヤー プランツの育て方は?育てる5つのポイントも >>>
オリーブ剪定ができるか不安なら、庭師などプロの業者へ依頼しよう
剪定は一般の人でも自分で行えますが、専門的な知識や経験を必要とする作業です。剪定時期や剪定方法を間違えると、一気に枯らしてしまい処分するハメになってしまうケースも珍しくありません。
中には、剪定をする勇気が起こらず、ひょろひょろの枝葉が無造作に伸びた状態で放置している人もいるのではないでしょうか。
オリーブを丈夫に育てるためには、剪定作業が欠かせません。もし剪定に自信がない場合は、プロへ依頼するのがおすすめです。
剪定のプロに依頼するメリット・デメリット
以下の表に、剪定業者に依頼した場合のメリット・デメリットをまとめています。
メリット | ・適切な方法で剪定してもらえる ・オリーブの木を美しい状態に保てる ・剪定用具を揃える必要なし ・プロの剪定作業を間近で見られる ・剪定で出た枝葉の処分も依頼可能 |
デメリット | ・コストがかかる ・定期的に依頼する必要がある ・自分で育てたい人は、楽しさが半減 ・良い業者の判断基準がわかりにくい |
剪定業者の料金相場
剪定業者へ依頼した場合の料金の目安は、以下のようになります。
費用体系 | 料金 |
単価制(3m未満) | 2,500〜5,000円/本 |
単価制(3〜5m) | 5,000〜1万円/本 |
単価制(5m以上) | 1万〜2万5,000円/本 |
日給制 | 1万5,000〜3万円/本 |
時給制 | 2,000〜3,000円/本 |
参照:ゼヒトモ
コストはかかりますが、そこまで割高ではないため気軽に依頼してみるといいでしょう。
もし剪定業者の選び方がわからない人は、ゼヒトモのマッチングサービスを利用してみてください。数ステップの質問に答えるだけで、最適な業者が手間なく見つかります。
【あわせて読みたい!】
草刈り・芝刈りの費用相場は?>>>
オリーブ剪定のよくある質問
主幹から二股になっている枝は、どちらかを切っても問題ない?
主幹から二股になった枝は、どちらか一方を剪定しておくほうが美しい樹形になりやすいです。この剪定は、幹が細い時期にやっておくと木へのダメージが少なく済みます。
どちらを残すか迷った場合は、太いほうを残しておくと安心です。
オリーブは室内で育てても大丈夫?
オリーブは日光を好むので、基本的には日当たりのいい屋外で育てるようにしましょう。暑さや寒さにも強く、品種に限らずマイナス5℃程度まで耐えられるので、冬場でも外で育てられます。
室内で育てたい場合は、置き場所に注意してください。日当たりの良い窓際に置くのがベストです。
オリーブ剪定はどこで切るの?
先ほども説明したとおり。オリーブ剪定には「強剪定」と「間引き剪定」の2種類の剪定方法があります。それぞれの剪定方法によって切る箇所が異なります。
強剪定の場合は、枝が分岐している根元でカット。一方、間引き剪定の場合は、枝先(葉と葉の間)をカットします。
剪定してはいけない時期は?
基本的にオリーブが成長期に入る5月〜10月は、剪定を行いません。
ただし、伸びすぎた枝の枝先をカットする程度ならOKです。その場合は、花や実がなっている枝を切らないように注意しましょう。
伸びた枝は剪定しても大丈夫?
極端に生長しすぎた枝を「徒長枝(とちょうし)」と言います。この枝を放置しておくと、ほかの枝葉に養分が行き渡りにくくなるためカットしておきましょう。
剪定時期は、2月〜3月の強剪定の時期です。
オリーブ剪定はどこまで切るの?
剪定の目安としては、背景が透けて見えるくらいです。
葉が少なくなりすぎると光合成できなくなり、枝に葉が残っていないと水分が行き渡らなくなるため、切りすぎには注意してください。
育てるだけじゃない!オリーブの楽しみ方
オリーブは育てる楽しみのほかに、インテリアや装飾、食用などさまざまな活用方法があります。
ここではオリーブの楽しみ方をご紹介しますので、参考にしてみてください。
オリーブでリースを作る!インテリアやプレゼント用の装飾に
オリーブの葉は美しくおしゃれな見た目で、インテリアや飾りとして活用できます。オリーブの木をインテリアとして置けば、おしゃれかつやさしい雰囲気をお部屋にプラスできます。
枝葉を使ってリースを作るのもおすすめです。リース台にオリーブの枝を挿し込んでいくだけなので、とても手軽に作れます。
食用としても楽しめる
オリーブの木から収穫した実は、塩漬けして渋みを取ればそのまま食べられます。オリーブオイルを作ってパンやサラダ・ピザの味付けにも愛用できます。
オリーブの実は、ワインやビールなどお酒のおつまみとして最高です。また栄養価が高いことでも知られており、味を楽しみながらビタミンやカロテンなど、普段の生活に必要な栄養素を摂取できます。
【あわせて読みたい!】
美白効果の高い食べ物や栄養素は?シミを防いで美白を叶えよう!>>>
オリーブ剪定は方法と時期をしっかり守るのがポイントです!
この記事では、オリーブ剪定の必要性や剪定方法、剪定時期などについて解説しました。オリーブ剪定は、剪定時期を守ることが枯らさないための一番のポイントです。
特に、5月〜10月(暖かい時期)のオリーブの成長期に強剪定をすることは控えましょう。
樹形を整えるときは、どこを切ったらどう伸びるかを計算しながら、計画的に剪定していくことが大切です。曖昧な状態で行ってしまうと、枝を切りすぎてしまい最悪の場合は枯れてしまう恐れもあります。
剪定作業を行ったことがない人は、剪定のプロへ依頼するのもひとつの手段です。3m以下の木の場合は、5,000円以下で依頼可能。中には1本から依頼できる業者もありますので、一度相談してみてはいかがでしょうか。
業者を探すときは、マッチングプラットフォームのゼヒトモが便利です。数ステップの質問に答えるだけで、最適な業者を手軽に見つけられるおすすめのサービスです。
庭木の剪定関連の最新記事
素敵な庭は心を癒します。しかし庭木や生け垣は定期的な手入れが必要です。 庭木や植物を手入れせずに放っておくと、どんどん枝が伸びて庭が荒れてしまいます。 病害虫から庭を守り、植物が生え放題の荒れた庭にならないためには、「剪 […]