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  6. インターフォンが鳴っても誰もいない....原因はなに?
2022/07/10 2022/08/04

インターフォンが鳴っても誰もいない…。いたずら? 空き巣? それとも怪奇現象? 実はこの現象はインターフォンによくあるトラブルです。では、なぜインターフォンが勝手に鳴ってしまうのでしょうか。この記事では考えられる原因や修理方法、業者に修理を頼む場合の費用の相場などをご紹介します。

誰もいないのにインターフォンが鳴る原因

インターフォンが鳴ったのでモニターを見たけれど誰もいない。扉を開けて外に出ても人の気配もない。それが一度ならず頻繁に起こると、何とも不気味ですよね。怪奇現象とは思わなくても、いたずらやストーカーの仕業ではないかと、不安に感じる人もいるでしょう。

もちろんその可能性も否定できませんが、実は機械の故障が原因でインターフォンが勝手に鳴ってしまうトラブルはよくあります。具体的に考えられる原因としては以下の2点です。

内部の結露

インターフォンが勝手に鳴る原因として多いのが、内部の結露です。インターフォンは電子機器なので、水に濡れると壊れやすくなります。そのため外側は雨や雪に耐えられる防水仕様になっており、水抜き穴もあるため多少の雨水が入り込んでも壊れることはありません。

しかし、冬季や梅雨、昼夜の温度差が激しい時期には、内部に結露が発生しやすくなります。内部の機械が長い時間その結露から生じた水に晒され続けると、故障して勝手にチャイムが鳴るトラブルが起こってしまうのです。
結露の有無は、インターフォンのカバーガラスやカメラ映像から確認できます。子機のカバーガラスの内側に水滴がついていたり、カメラ映像が水滴でぼやけてしまっていたりしたら、結露が発生しています。

また、内部の見えない部分が結露している可能性もあります。直すためには子機を設置場所から外し、蓋を取って結露が生じている部分をよく乾燥させましょう。

配線の劣化

もうひとつ、故障の原因で多いのが配線の劣化です。インターフォンの寿命は一般的に10年ほどと言われています。しかし子機は屋外に設置されていることが多いため、雨や雪などに晒されやすく、虫や砂、ほこりなどの異物も入りやすい環境にあります。

それらの要因により配線が劣化し、露出した銅線が錆びたり汚れたりして、不具合につながるのです。直すためには子機を設置場所から外し、蓋を開けて中の配線を確認する必要があります。もし銅線が露出している箇所がある場合は、絶縁テープを巻いて対処すると直る可能性があります。

自分でインターフォンをお手入れする方法

結露や配線の劣化が原因だとわかっても、人がいないのにインターフォンが鳴るのは気味が悪いものです。チャイムが鳴るたびに確認するのも手間なので、早めに直したほうがよいでしょう。 わざわざ業者に頼むのも…という人には、自分で簡単にできる手入れ法もあります。

準備する物

お手入れのために準備する物は、以下の3つです。

・ドライバー
・ドライヤー
・絶縁テープ

どれも自宅にあったり、100均などですぐに買えたりするありふれた物ばかりです。特別な準備は必要ありません。

手順

インターフォンの手入れは、以下の要領で行います。

1.玄関の設置場所から、ドライバーを使って子機を取り外します。その際、子機のケースが2本の線でつながっているので、ねじを緩めて両方取り外しましょう。線は通常色分けされていますが、劣化で見分けづらくなっている場合は目印を付けるなどして左右がわかるようにしておきます。また、2つの線の接触を防ぐため、どちらかの先端に絶縁テープを貼っておいてください。

2.ドライバーを使って子機の蓋を開け、ドライヤーの風を送って中を乾燥させます。基盤下やスピーカー周りは濡れると故障しやすいので、結露が残らないよう充分に乾燥させましょう。また、カバーガラス部分も結露が生じやすいので、念入りに乾かします。

3.配線を確認し、銅線が見えているところがあれば、絶縁テープを巻いて補修します。

4.子機の蓋を閉め、インターフォンを玄関の元の場所に設置します。

結露や配線の劣化が故障の原因であれば、この処置で直る可能性が高いでしょう。しかしそれでも直らなかったり、何度も故障したりするようであれば、事業者に頼むことも検討してください。

インターフォンの修理・点検を業者に依頼する

自分でできるお手入れの方法をご紹介しましたが、家庭での修理には不安もあります。素人が触って別の故障を誘発する可能性もありますし、電気が通る機械を分解するのは危険も伴います。

また、ドライバーで子機を取り外したり設置したりするのを手間に感じる人もいるでしょう。 自分でお手入れをするのが面倒な人は、安心して任せられるプロに頼んでみてはいかがでしょうか。以下に料金や時間の相場をご紹介します。

インターフォン修理料金の相場

修理を事業者に依頼する場合、気になるのが費用です。費用は修理内容や使っているインターフォンの種類によっても違います。そのため相場も数千円~30,000円程度と額に開きがあります。
修理費用の内訳としては、以下のようなものが挙げられます。

・分解作業費
・部品費
・調整費
・取り付け工事費
・出張費

インターフォンを分解して中を乾かす程度なら、分解作業費と出張費を合わせて数千円ほどで済む可能性があります。しかし劣化した部品を交換するなどした場合は、さらに多くの費用がかかります。

修理は一見、交換よりも費用がかからないので安上がりに思えます。しかし10年以上経過しているインターフォンの場合、劣化が進んでいるためせっかく修理しても、またすぐ故障してしまう場合もあります。むしろ新しい機械に交換したほうがコストを抑えられるかもしれません。

インターフォンの交換には、ここに機械そのものの値段が加わります。また、新たな配線工事が必要な場合は、その費用も上乗せされます。費用の相場は工事がない場合で15,000円~70,000円程度、工事が必要な場合で30,000〜80,000円程度です。

インターフォンの種類などにより、値段にはかなり幅があります。自分で直すより費用はかかりますが、プロなのですべて安心して任せられるのがメリットです。

インターフォン修理にかかる時間

インターフォンの蓋を開けて中を乾かしたり、配線の劣化部分を補修したりする程度の修理なら、所要時間は30分~1時間程度です。また、機械ごと交換する場合でも、配線工事がなければ同じぐらいの時間で作業は完了します。

しかし既存配線が使えず、新たな配線工事が必要になる場合は1~3時間程度必要になります。事業者に頼む場合は、作業ごとの所要時間を想定しながらスケジュールを組むとよいでしょう。

ゼヒトモでインターフォン修理のプロを探す

誰もいないのにインターフォンが鳴るトラブルは、結露や配線の劣化が原因であれば自分で応急処置をすることも可能です。しかし、絶縁テープで補修する程度ではまたすぐ元に戻る場合もあります。また、配線の劣化具合によっては工事が必要なケースもあり、一度はプロの事業者に見てもらったほうが安心できるでしょう。


インターフォン事業者を探すなら、希望に添った業者を選べるマッチングサイト「ゼヒトモ」の利用をおすすめします。アンケートの回答に応じて業者が最大5名までピックアップされ、見積もりも受け取れるので予算に合った業者を選べます。事業者に修理を頼みたいと考えている方は、ぜひこちらのサイトにアクセスしてみてください。

まとめ

ひとりでにインターフォンが鳴る理由には、結露や配線の劣化が考えられます。
自分で修理できる軽度の故障ではなく、部品交換などを要する場合は、プロに頼むのが確実でしょう。


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