コンセントが焦げた！放置すると危険!? 原因や対処法をご紹介

私たちが電化製品を使う上で欠かせないコンセントですが、焦げた状態で放置をすると火災などの危険な事故を引き起こす可能性も。本記事ではコンセントが焦げる原因と対処法をご紹介しています。

コンセントが焦げる理由

まず、どのような時にコンセントが焦げるのでしょうか。コンセントが焦げる原因について、いくつか紹介していきます。

これらに当てはまる場合、放っておくと火災事故にもつながりかねません。早めに修理をしましょう。

1.コンセントの経年劣化　

コンセントを長年使用、特に挿しっぱなしにしていると劣化が進みます。劣化している状態になるとコンセントがぐらついたり、プラグをさしても緩く感じたりします。コンセントは劣化が進むと金属部品が酸化や摩耗し、電気の流れが悪くなります。このような接触不良が原因で発熱し、火災のリスクが高まるのです。劣化に気づいたら早めに修理・取り換えを依頼することをおすすめします。

2.コンセント差込口にホコリなどの汚れが溜まっている (トラッキング現象)

コンセントの差込口にホコリが溜まった状態で放っておくと、煙や火花がでることがあります。 これはトラッキング現象と呼ばれ、ホコリが空気中の水分を吸収し、通電しやすい状況をつくることで、放電が起こり発火します。危険な状態を避けるために、普段使わないコンセントであっても、できるだけこまめに掃除をしましょう。

また、表面の汚れがひどい場合、コンセントカバーを新しいものに取り替えるのも一つの手です。

3.コンセント差込口がぐらついている

壁についているコンセントが緩くぐらついてしまっている場合も、コンセントがショートする原因となります。

具体的には以下のものが挙げられるでしょう。

• コンセント部分の石膏ボード（壁の内部）が割れている
• コンセントを取り付ける枠と、収容ボックスを接続するネジが緩くなっている
• コンセント収容ボックスを固定するネジが緩くなっている

こちらもできるだけ早く修理するようにしましょう。

4.たこ足配線での容量を超えた使用

延長コードや電源タップの容量を超えた利用は発火の原因となります。目安として容量の上限は1500Wと覚えておきましょう。ドライヤーといった消費電力の大きい家電製品はたこ足配線を使用しないなど、一度使用する家電製品の電力消費量を確認しておくことも大切です。

5.コンセントプラグ・コードが故障している

コンセントプラグが折れたり曲がったりしている、またはコードに問題がある場合は、使用を中止しましょう。このようなコンセントプラグやコードは、接触不良やショート、感電などの原因となってしまいます。

無理に使わず、新しいものに交換するようにしてください。

コンセントが焦げたときに自分でできる対処法

コンセントが焦げているのを発見した場合は速やかな対処が必要です。

まずは安全ブレーカーを落としましょう。安全ブレーカーはキッチンなど場所ごとに分かれているため、一部の場所のみ落とすことが可能です。安全を確保した後は、業者にコンセントの修理や交換を依頼しましょう。

コンセントの修理・交換は自分でできる？

できるだけ費用を抑えるため、自分で修理や交換などのコンセント工事をしたい、という方は多いでしょう。 しかし資格を持たない素人では、可能な作業が限られています。

見分けるポイントは、作業を行う箇所が壁の外部か内部かです。

• コンセントカバーの交換
• 差込口・表面に付着した汚れの掃除

上記のように、『壁の外部における作業』であれば、素人でも行えるでしょう。 ところが、コンセントそのものの交換やケーブル修理など、『壁の内部における作業』の場合、資格を持ったプロでければ行えません。

コンセント修理を頼める業者

コンセント工事を行うには、『電気工事士』といった資格が必要になります。

電気工事士の資格は第一種・第二種とあり、第一種の方が大掛かりな工事が可能なものの、家庭における工事であれば第二種でも問題ありません。

コンセントが故障して交換が必要となった場合、上記の資格を持った業者に依頼するようにしましょう。

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コンセントの工事にかかる費用、費用相場は？

プロにコンセントの修理や交換などの工事を依頼する場合、その種類によって必要な費用が異なります。

それぞれのケースでどれくらい費用がかかるのか、費用（費用相場）を確認していきましょう。

コンセントの修理・交換

コンセントが故障してしまい、修理や交換が必要となったときの費用です。

なお、修理と交換における費用はあまり変わらず、故障している場合は交換、となるケースがほとんどでしょう。 複数箇所を工事する場合、2ヶ所目以降は費用がお得になる業者が多いようです。

• 工事費用：4,000円〜8,800円
• 時間：30分程度

コンセントの増設

コンセントを新しく増設する工事です。

既にあるコンセントの隣、もしくは真裏に増設する場合だと費用は安く済むでしょう。 しかし、同じ部屋内や裏側の部屋に増設する場合は高くなる傾向にあるため、注意してください。

• 工事費用：7,500円〜20,000円
• 時間：60分程度

コンセントを屋外に増設する場合

カーポートやガレージ、ベランダ、テラスなど、屋外にコンセントを増設する工事です。

様々な箇所に増設することができ、できるだけ配線を目立たせたくないという場合も、埋め込み型の工事を行ってもらえば問題ないでしょう。

• 工事費用：12,000円〜15,000円
• 時間：60分〜120分

専用コンセントの増設

以下の電化製品は電力消費量が多く、使うためには専用コンセントを設置しなければいけません。

• エアコン
• テレビ
• 食洗機
• 電子レンジ
• IHクッキングヒーター

製品ごとに費用が異なりますが、IHクッキングヒーター用のコンセントが最も高く、25,000円ほどかかります。

• 工事費用：16,500円〜30,000円
• 時間：120分程度

差込口を増設する場合

コンセントの差し込み口が足りずタコ足配線状態となっているとき、おすすめなのが差し込み口の増設です。

差込口を増やしたいという工事であれば、比較的手間はかかりません。コンセント本体を差し込み口が多いタイプに変更し、内部でのケーブル配線を変えれば良いためです。

しかし、その配線で使用できる電力量が変わらないことには気をつけてください。その配線における電力量を超えるとブレーカーが落ちてしまうため、注意しましょう。

• 工事費用：5,000円〜10,000円
• 時間：30分〜60分

電圧の切り替え（100V→200V）

一般的な家庭用のコンセントは、100Vコンセントとなっています。しかしこのコンセントでは、エアコンやIHクッキングヒーターといった電力消費量が多い200V対応の電化製品は使えません。 そのため、こうした電化製品を使うためには、電圧の切り替え工事が必要となります。

• 工事費用：5,000円〜8,000円
• 時間：30分〜60分

おすすめのコンセント修理・交換業者4選

コンセントを素人が修理するのは危険です。資格を持たない方が自分で工事しようとすると、漏電して感電・火災事故につながりかねません。 異変を感じた時は自分でどうにかしようとせず、業者に任せるのがおすすめでしょう。

ここからはゼヒトモに登録されている中で、首都圏を中心に、おすすめの業者様を紹介していきます。 それぞれで特徴や対応サービスが異なるため、自分に合う条件の業者様がいるか、ぜひチェックしてみてください。

有限会社昇栄電気工事

神奈川県・川崎市

創業以来、40年もの電気設備工事・設計・施工の実績を誇る業者様です。 第一種電気工事士の資格をお持ちとのことで、その実力は確かなものと言えるでしょう。 電気工事から屋内配線設備・屋内LAN配線設備・LED照明器具配線設備など、その対応サービスは広範囲。 電話・メール・LINEとあらゆる媒体でスピーディーに対応してもらえるため、緊急事態のときでも心強い存在です。

• コンセント修理（一ヶ所）：12,100円（税込）
• 専用コンセント（一ヶ所）：27,500円（税込）

ホームSOS（株式会社スピケア）

東京都・武蔵村山市

地域に密着した住宅総合サービスとして、電気工事だけでなく水回りの修理・交換工事やハウスクリーニング、引っ越し、不用品回収など、様々な依頼に対応されています。 コンセントの移動・交換作業において、第二種電気工事士の資格を持った方に工事を任せることができ、安心でしょう。 コンセント工事以外にも幅広いサービスに対応されているため、住宅に関して他にも頼みごとがある場合、ぜひ相談してみてはいかがでしょうか。

PC119

東京都・調布市

コンセント工事に限らず、電気工事に関連したトラブル全てに対応されている業者様です。 驚くべきなのは、その実績。年間1,000件以上もの施工実績があることから、技術力・対応力ともに信頼できると言えるでしょう。 各種保険にも加入されており、もし事故が起きてしまった時も完全補償があるため安心。 電気トラブルでお困りのときは、一度相談してみることをおすすめします。

• コンセント修理：6,000円〜
• コンセント新設・増設(10ｍ以内、壁開口・特殊隠蔽除く)：15,000円〜

テクノプライム株式会社

神奈川県・藤沢市

30年以上もの実績があり、電気トラブルを中心とした様々な工事に対応されている業者様です。 家電量販店やハウスメーカーなどでの経験を生かし、ハイレベルなサービスを適正価格で提供されています。 迅速かつ丁寧な対応で、お客様からは高評価。第二種電気工事士の資格をお持ちのため、安全に工事を行なってもらえます。 お近くにお住まいで、何か電気まわりでの困りごとがある時は、ぜひお問い合わせください。

コンセントに異常がある時は早めに修理しよう

今回の記事では、コンセントが焦げた場合おいて必要となる情報をまとめて紹介してきました。

コンセントは外側からでは見えない部分も多く、気づかないうちに劣化、故障してしまっていることも少なくありません。

大事なのは、最初の対応。できるだけ早く修理・交換することで、プラグを通じた電化製品への被害や火災事故を防ぐことができます。少しでも異常を感じたら、早めに修理するようにしましょう。

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