Zehitomoでは、様々なプロフェッショナルの方にプロとしてご登録頂いています。その中には開業したばかりの方もいらっしゃれば、長年活躍しているベテランの方もいらっしゃいます。
今回ご紹介する泉田さんは、水泳指導歴27年という、ベテランの水泳インストラクターです。またコンディショニングインストラクターとしては16年、コンディショニングトレーナーとしては3年の実務経験をお持ちです。
現在は横浜を中心にフリーインストラクターとして活動する泉田さん。2017年6月にZehitomoにご登録頂いた彼女に今回ご協力頂き、水泳指導者になるまでのきっかけや、Zehitomoを利用した感想などを伺います。
Q.水泳インストラクターになるきっかけから現在に至るまでについて教えてください
大学時代のアルバイトが最初のきっかけ
大学生だった頃にアルバイトを決める時に、友人と「カラダを動かす仕事だとダイエットに効果的だよね」という話になり二人で面接を受けて、採用された事が最初のきっかけです。
一時期は美術系を目指すも、スポーツクラブの道へ
大学を決める時に体育系の大学も考えていたのですが、当時は美術系の大学をその時は選択していました。バイトを始め、子供たちと触れあうことで、上達を一緒に味わえる楽しさや教える楽しさに心を引かれ、「教える仕事」に就きたいと思うようになりました。
大学卒業後は、色彩学の講師を目指していましたが、地元(新潟)に戻らなければいけなくなり一時中断。その間何もしないわけにもいかないので、経験者優遇の言葉に引かれ地元のスポーツクラブでバイトを始めました。これをきっかけにフィットネスが私の志事になっていきました。好きなことだったのもあって、仕事量も増え、やりがいを感じ1年後には社員になることになりました。
レッスンをしたい思いからフリーランスへ
水泳やアクアビクスからダンス系、トレーニング系のスタジオプログラムからフロント業務と全てのセクションを経験し、短期間でしたが支配人も経験させていただきました。
その経験のなかで、「私はレッスンがもっとしたい」と強く思うようになり、9年間の社員生活を卒業しフリーとしての活動を始めました。フリーとしての色々なレッスンを行う中、カラダの不調を口にする方々が周囲に多くなってきたように感じ、不調を改善するためのプログラムが必要なのでは?と考えるようになりました。
大学院にて研究
その考えを持つようになった後に、様々な研修会に参加するようになりました。ご縁があり、大学院にて専門的な勉強を行いながらも水泳などの水中運動が中心の生活を送るようになりました。
カラダ本来の機能・不思議さに魅かれ、もっと直接的なアプローチもできるようになりたいと思い、自分の活動の場を広げるきっかけにもなると考え、新潟での仕事をやめボディーアプローチの勉強のため、横浜に引っ越して来ました。
現在は、各クラブにてレッスンをしながら、パーソナルトレーナーとして水泳・水中運動・コンディショニングを行っています。
Q. 水泳インストラクターとして他の方と違うのはどのような点だと思いますか?
自分が泳げなかったからこそ、相手の気持ちがわかること
小学4年生位には、泳げていたのですが…1年生の時に、初めてスイミングの短期教室を受けた際に、プールサイドからジャンプで水に入るのが怖く、毎日行くのが嫌だった記憶を今でも覚えているので、水が怖い気持ちは分かります。
「水の中」での運動は、非日常空間での運動になります。陸上とは違うカラダのコントロール術が必要になるので、慣れないと「歩く」だけでも不安定で、怖い気持ちになると思います。ですので、泳ぐ前の水慣れを大事に指導しています。
カラダと頭の両方で理解できるように
もう一つは、感じてもらう(確認してもらう)事を大切にしています。今のカラダの使い方は、自分でどう使ったか?私の補助によって変わった点はどこか?などしっかり、カラダと頭の両方で理解し、感覚だけでなく意識でも理解できるように指導を行っています。
またコンディショニングの指導も行っていますので、動きの悪い所などは、その場でコンディショニングを行うようにしています。動きやすい状態にしてから泳いでもらうこともあります。動きがかなり変わる方もいらっしゃり、その度に驚いたり、喜んでくれます。
Q. 泉田さまは大学院でも水中運動について研究なさったそうですね。大学院でのことについて教えてください。
水中運動会の研究会で知り合った先生から誘われて入学
フリーになる前に、水中運動系の研修会で知り合った大学の先生からお誘いを受け、受験して通い始めたのがきっかけです。当時はいろいろな研修会に参加したり、社員の時は社内研修も充実していましたので、もともと知識が無いわけではありませんでした。体育大などで教わる基礎的な知識も大切ではないかと考え、レッスンの時間を3分の1に減らし、2年間ほど大学院に通いました。
生徒として授業を受けるのはもちろん、助手として学部生の水泳の授業をしたり、他の大学の運動指導や、企業からの依頼を受けての実験、セミナーなど様々な体験をしました。テレビ番組の実験などもさせていただきました。
習慣的な水中歩行をすると、日常生活にどのような影響があるのかについて研究
修士論文では、「習慣的な水中歩行が日常生活運動能力に及ぼす影響」という研究発表を行いました。当時の水中運動の研究は、フィットネスの現場とリンクしにくい実験が多いという実態がありました。特別に設けられた水槽内にトレッドミルを設置して行うというものが多かったのですが、実際にフィットネスクラブ内で水槽内にあるトレッドミルで運動するということは、現実的に中々ないですよね。
また実験的に短期間で行われたものが多く、教室やクラスなどにおける継続的な結果を判断したものはあまり多くありませんでした。そこで私は、習慣的な水中運動の効果の検討も必要なのではないかと考え、「習慣的な運動教室参加者を対象とした、水中歩行における日常生活に関する運動機能」の効果実験を行い、今後の指導における基本的資料を作成しようと考え、研究を行いました。
学術的な根拠を元に説明ができる
自分が行った研究結果でわかったエビデンスのお話しも出来ますので、どの運動(水中での歩き方)が、その方にとって効果的な歩き方なのかを、自信をもってお話できるようになったと思います。
後は、プロフィール等を掲示させていただくときも、どのフィットネスの資格より、興味をもっていただけますし、そこから話が弾み水泳だけではなく、私が提供できる様々なプログラムに興味をもっていただけるきっかけにもなっていると思います。
Q.あなたのビジネスに、Zehitomoはどのように役立っていますか?
自分を必要としてくださる方をもっと開拓していきたい
パーソナルのお仕事を増やしていくきっかけにしたいですし、私のようなインストラクターがいるということを多くの方に知っていただける場として活用していきたいです。一定の地域やクラブだけではなく、自分を必要としてくださる方をもっともっと開拓していきたいですね。今後、より多くの方と繋がっていきたいと考えています。
待たずに主体的に案件獲得ができる
派遣会社のように仕事が来る依頼を待つのではなく、自分からアプローチすることができ、コントロールもできるという所がZehitomoの良いところだと思います。型にとらわれず、自分をアピールできますね。サイトを見ていると、いろいろあるので、楽しくて私も依頼したくなってしまいます。今後、対応地域が広がるとより良いと思います。
Q.今後、ビジネスをどのようにしていきたいと思いますか?
自己管理力を伸ばし生産性をあげていきたい
今後は、時間に追われる仕事ではなく、時間を使う姿勢になって自己管理力を伸ばしたいと思っています。また時間でお金をもらうのではなく、自分の能力に対してお金をいただく。よりそこにシフトしていきたいと思っています。
そして、その時間を有意義に使ってもっと自分を磨き、それをクライアントさんに還元していく。自分も豊かになり、相手も豊かになる。そんなお仕事の仕方をしていきたいと考えております。
「健康ナビゲーター」へ
大人から子供まで、カラダだけではなくココロも元気にできる、健康づくりのお手伝い「健康ナビゲーター」として、活動していきたいと思っております。
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