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  6. サウナは危険? 正しく整うサウナの入り方!
2021/12/09 2021/12/13

「サウナって健康にいいっていうけど、本当なの?」 80〜90度あるサウナに入り、その後に10度前後の水風呂に入る。健康にいいと聞くけれど…これって本当!?

目次

サウナは危険?健康に効く入り方とは
サウナのメリット
サウナに入る時の注意点
サウナ後の水風呂に入る時の注意点
サウナ好きミニ知識
「ととのう」感覚をもっと深くするために


サウナは危険?健康に効く入り方とは

サウナに入ると、仕事の悩みなどで疲れ切っていた頭がスッキリ冴えますよね。だから、1日の疲れを飛ばすために、サウナには入りたいもの。でも、よく「サウナは危険」とも聞くし… 「サウナで健康を目指したのに、反対の結果になった…」とならないように、デメリットをしっかりと理解・対策してサウナに入りましょう!


脱水症状の危険

サウナ内は80〜90度の高温で、じっとしているだけでもどんどん汗が出てきます。これにより、体内の水分が少なくなっていき、脱水症状で倒れる危険性があります。 したがって、サウナに入る時はこまめな水分補給が大切です。

また、汗をかくことで、水分と一緒に体内の塩分も抜けていくので、水よりも、薄めたポカリスエットなどがおすすめです。


ヒートショックの危険

ヒートショックとは、温度の急激な寒暖差によって、血圧が大きく変動し、身体がダメージを受けることです。心筋梗塞や脳梗塞などに繋がり危険です。

サウナ室内は80〜90度。水風呂は16度前後。この寒暖差はヒートショックを十分に引き起こしうります。

したがって、水風呂に入る際は、サウナから出てすぐに「ドボン」と浸かるのではなく、足からゆっくり「かけ水」をして、「ゆっくり」浸かるようにしましょう。


肌が乾燥する

サウナに入ると、汗を大量にかき、体内の水分を失っていきます。

それは肌にとっても同じこと。サウナを出た後は、スキンケアを念入りにしましょう。 サウナ後にきちんとスキンケアさえすれば、肌の血行促進による美肌効果が得られます。


髪にダメージ

乾燥に弱いのは肌だけではありません。髪も乾燥に弱く、長時間サウナに入っていると髪の毛がパサパサになります。

対策におすすめなのが、サウナハットを被ったり、濡れたタオルを頭に巻き付けておくこと。

また、温泉施設に常設されている安物のシャンプーやリンスーが髪の毛にダメージを与えている可能性もあるので、保湿効果のあるものを持参することをおすすめします!


サウナのメリット

サウナのメリットといえば、「血行がよくなる」です。

サウナに入ると、体が温まり、全身の血管が広がって血行がよくなります。 血行がよくなるということは、全細胞に栄養を送る重要な役割を持つ血液の流れがよくなるということです。結果的に、細胞が回復する、つまり、体が回復するのです。

温泉でも体は温まりますが、水圧によって血管が細くなってしまいます。そのため、血行をよくするには、サウナに入るのがおすすめです。血行がよくなると、様々な良い効果を得ることができます。

それが、疲労回復、美肌・美容効果、肩こり・腰痛の解消です。 この章では、サウナに入ることで起こる、血行促進による効果と、精神的に良い効果を紹介しています。


疲れの回復

サウナに入ることで疲れの回復が期待されます。 全身の血行がよくなることで、全身の細胞に血液が行き渡ります。

血液が行き渡ると、細胞に栄養が補給され、体の疲れが回復します。 なんと、サウナに入っている間、平常時よりも約2倍の量の血液が全身を巡っています。


美肌・美容の効果

サウナに入ることで美肌・美容の効果を得ることもできます。 これは、肌の血行がよくなり、血液が細胞の老廃物を回収して栄養を補給することによります。

また、汗をかくことで、毛穴に詰まった皮脂や汚れを排出してくれることにもよります。


肩こり・腰痛の解消

肩こり・腰痛の原因は、血行不良による筋肉の緊張です。したがって、サウナに入り、血行をよくすることで、肩こり・腰痛の解消が期待されます。

リモートワークで1日中パソコンの前に座っていると、血行が悪くなり、肩こり・腰痛に繋がります。時々サウナに行って血行をよくしましょう!


ストレスの軽減

サウナ内は80〜90度とかなりの高温で、人間にとっては本来危険な環境となります。このような状況下では、余計なことを考えることができません。そのため、悩みなどを一度スッキリ忘れることができます。 サウナ好きに、経営者の方など、責任の大きい仕事をしている方が多いのはこのような理由からでもあります。

また、サウナに入ると、一度頭の中を整理することができ、新しいアイデアが降りてきたりするので、仕事が息詰まった時こそおすすめです。


活力が湧く

自律神経が乱れていれば、体がだるく感じられ、何かをする気力が起きなくなってしまいます。自律神経の乱れは、不規則な生活習慣、ストレスなどによって、交感神経(身体を動かす)と副交感神経(身体を休ませる)のバランスが崩れることです。

サウナ→水風呂→外気浴(休憩)のサイクルは、自律神経を改善してくれ、活力を与えてくれます。元気になりたいときはサウナに行きましょう!


サウナに入る時の注意点

サウナのメリット・デメリットを紹介してきました。続いては、「じゃあサウナに入る時はどのようなことに注意したらいいのか?」について解説します。サウナのデメリットを限りなく小さくして、健康的にサウナに入りましょう!


体調はいいか?

サウナ室の環境(80〜90度)は本来、人間にとって非常に危険な場所です。体調が悪い時は、サウナを我慢しましょう!


飲酒後はダメ

アルコールは血管を拡張させ、一時的に血圧を低下させます。サウナも同様で、温熱効果によって血管を拡張させ、一時的に血圧を低下させます。これらにより、飲酒後サウナに入ってしまうと、血圧が大きく下がってしまい、意識を失ったりする恐れがあります。

また、お酒を飲んだ後に喉が乾くことから分かるように、アルコールの代謝には大量の水分が必要になります。ここで大量の汗をかくサウナに入ると、体から多くの水分が出ていき、アルコールの代謝がうまくできなくなってしまいます。 飲酒後のサウナは体に悪い影響ばかりなので、絶対にやめておきましょう!


食後すぐはダメ

食後すぐにサウナに入ってしまうと、皮膚の血流が良くなり、胃腸といった内臓の血液量が減ってしまいます。そうなると、胃腸へ血液が十分に行かなくなり、消化不良などを引き起こす可能性が出てきます。

そのため、食後約1時間はサウナを避けるようにしましょう。


こまめな水分補給

サウナ1セットで約300〜400mlの汗を流すと言われています。(参考:日本サウナ・スパ協会)脱水症状にならないように、こまめに水分補給をするようにしましょう。

多くのサウナでは、無料の給水所があります。また、水分だけでは、汗と一緒に流れていった塩分を補給できません。なので、出来れば、ポカリスエットなどのスポーツウォーターを飲むようにしましょう。


適度な休憩

サウナとサウナの間に適度な休憩を入れましょう。サウナに連続で入ると、血圧が下がって意識を失ってしまう恐れがあります。

また、「ととのう」ためにはサウナと水風呂での交感神経の高まりだけでは不十分で、休憩することで副交感神経を高める必要があります。 安全にサウナに入って、「ととのう」ために、適度な休憩は欠かせません!


徐々に温度に慣らしていく

急激な温度変化を避けるために、サウナに入る前に温泉に入って体を少し温めるといいでしょう。

また、サウナ内は段差になっていることが多く、1段上がるのにおよそ10度上昇する(熱い空気は上昇する性質を持つから)とされています。なので、まずは1段目からスタートして、徐々に段をあげていくのが良いでしょう。


苦しくなったらすぐに出る

「〇〇分で出よう」とサウナの時間を決めたり、隣の見知らぬ人と我慢比べをしている人がよくいますが、これは熱中症などに繋がり、危険です。 自分が快適だと思える時間でサウナに入るようにしましょう。

ちなみに、汗は「体が十分に温まっている(=血流がよくなってきた)」というサインなので、汗をかき始めたらサウナを出るといいでしょう。また、よくある勘違いとして「汗は老廃物を多く排出する」というものがあります。

汗は体温調整の役割であって、老廃物排出の役割は腎臓と肝臓が担っています。実際、研究者によると、「普段の食生活で体内に取り込む汚染物質のうち、汗で出る量は0.02%に過ぎない」といいます。



サウナ後の水風呂に入る時の注意点

ゆっくり浸かる

ヒートショックを避けるために、水風呂へは「ゆっくり」浸かるようにしましょう!また、水風呂に入る前に、心臓から一番遠い足から「かけ水」をするようにしましょう!また、水風呂前の「かけ水」は、サウナでかいた汗を流し落とすマナーでもあります。


1回30秒〜2分に留める

水風呂でもサウナ室内と同様、隣の見知らぬ人と我慢比べをする人がよくいますが、体が冷えすぎてよくありません。水風呂は1回30秒〜2分に留めておきましょう。もちろんこの数字も目安なので、ご自身が「体の芯から冷えて来始めたな」と思ったらすぐに出るようにしましょう。


無理に入らなくても良い

水風呂が苦手の方は無理に入る必要はありません。「それでも『ととのう』ために入らなくちゃ(汗)」というは冷水シャワーをお勧めします。冷水シャワーであれば、適度に身体を冷やし、「ととのう」準備を整えることができます。


サウナ好きミニ知識


サウナ好きのミニ知識をいくつかご紹介します!これであなたも「サウナー」です!


「サウナ」とは?

「サウナ」はフィンランド風の蒸気浴・熱気浴のお風呂のことです。そもそも、「サウナ」はフィンランド発なので、「サウナ」という名前は、フィンランド語の”sauna”から来ています。


「サウナー」とは?

「サウナー」とは、サウナ愛好家のことをいいます。定期的にサウナに通う人もいれば、日本中のサウナを渡り歩く人もいます。


漫画『サ道』とは?

『サ道』とは、『モーニング』(講談社)で連載されているサウナ漫画です。日本のサウナブームに拍車をかけました。2021年11月時点では、5巻まで単行本が出ています。 また、2019年に芸人の原田泰造さんを主演としてシーズン1が放送され、2021年に『サ道2021』が放送されました。


「ととのう」とは?

サウナ→水風呂→外気浴(休憩)を繰り返すことによって、心身ともに究極的なリラックス状態になることをいいます。

「全身の毛穴がカッと開く」
「無敵の状態(?)になる」
「ふわふわした感覚がする」
「体全体が沈んでいく感覚がする」
「マラソン中に『どこまでも走れるわ』と思う、ランナーズハイの感覚と同じ」
「仙人になったかのよう」
「宙に浮いている感じ」

など、サウナーの方からは様々な声が。実際にご自身で体験してみてください!


「外気浴」とは?

サウナ→水風呂の後に、外気にあたって休憩することです。外気浴の際に、「ととのう」という感覚が得られます。


「サウナ・スパ健康アドバイザー」とは?

日本サウナ・スパ協会が提供する、サウナとスパに関する公式資格です。

温浴施設の従業員や利用者がサウナやスパに関して正しい知識を身につけることを目的に作られました。受験料5,000円で誰でも受験可能で、公式テキストも用意されています。合格者には資格証カードやアドバイザーの証であるピンバッチがもらえます。


「ととのう」感覚をもっと深くするために

「ととのい」を感じている時、どういう感覚に陥っていますか?

ふわふわした感覚、ぐるぐるした感覚、落ちていく感覚、沈んでいく感覚…などなど様々な感覚が得られているでしょう。これらの感覚をより深くするのに、「呼吸」に意識を向けているという方が多いのではないでしょうか?

実は、「呼吸」というものは本当に奥深いものです。『鬼滅の刃』でも、主人公である炭治郎は「呼吸」を使いこなすことで、身体的にも精神的にも「強く」なっていきます。

では、その「呼吸」を鍛えるにはどうすれば良いのか?
それは「ヨガ」です。

ヨガは様々なポージングをとり、呼吸に意識を集中させ、身体・精神を鍛えます。


Zehitomoには、「呼吸」のプロである数多くのヨガインストラクターの方が在籍しています。AIがあなたにぴったり合ったヨガインストラクターをご紹介。依頼・見積もりが無料なので、一度試してみましょう!




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