ヨガを始めるきっかけは人それぞれ違うかもしれませんが、ヨガをすることで得られる効果やメリットは同じです。意識を持つほどに、きっとその効果は高まるでしょう。ここでは、ヨガとダイエットの関係とダイエッターにおすすめのヨガポーズをご紹介していきます。
ダイエットに効く?ヨガの知識と効果
ヨガを続けているうちになんだか体が軽くなった、太りにくくなったと感じる人は多いようです。ヨガのどんな効果がダイエットに繋がっているのでしょう。少し詳しく見ていきましょう。
1. 身体の緊張をほぐし心の安定に繋がる
ヨガで大切になるのが呼吸を忘れないことです。ヨガをしている最中は、ほとんどのポーズでどの体勢を取っていても、深く呼吸することへの意識を忘れないようにしなければいけません。普段の生活では無意識になりがちな呼吸を深く行うことでヨガを通じて身体の緊張をほぐすことができます。
2. 他の有酸素運動に比べてカロリー消費量は少ない
メニューによってはヨガは有酸素運動にもなると言われています(参考: Is Yoga Cardio?)。でも比較的動きの激しい他の有酸素運動(水泳、自転車、エアロビクス、ランニング)に比べるとそのカロリー消費量自体は少ないようです。筋肉量や性別、体格でもカロリー消費は異なるものですが、ランニングと比較しても半分以下の値しか消費しないのだそうです。
3. 血圧の低下やリラックス効果などが得られる
ヨガを行うことで、心臓や肺の機能が高まり、血液循環もスムーズになります。ゆっくりとした動きと十分な呼吸で得られる身体と心のリラックス状態が、血圧を安定させる効果をさらに高めてくれます。リラックスした状態になれれば、ストレスなどが起因して起きる暴飲暴食をしてしまうことも少なくなるのです。
ダイエットにおすすめのヨガポーズ
1. ねじりのポーズ
不安やイライラ感を鎮める効果が期待できるポーズです。また、身体をねじることで腰骨やお腹回りを刺激するので便秘改善、腹部の引き締めにも繋がるようです。
(準備)
1、脚を前に伸ばして座ります。
2、左膝を立てて右膝の外側に左足裏をつきます。
3、右腕を天井に伸ばして
4、息を吸いながら上半身全体を引き上げます。
(ねじり)
5、息を吐きながら右腕を身体の前を通して肘を左膝に引っ掛けます。
6、左手は身体の左後ろそっと床に触れる程度に
7、背筋を伸ばしたままで、5呼吸ほど繰り返します。
8、吐く息ごとにねじりを深めていくのがコツです。
9、ゆっくりとねじりを解いて休みます。
10、反対側も忘れずに行いましょう。
注意点として、背中が丸まらないようにしましょう。また呼吸によるお腹の動きを妨げないねじりに留めましょう。呼吸が最重要要素となります。
2. 門のポーズ
身体の側面を伸ばす動作も少ないですよね。門のポーズは脇から脇腹をしっかり伸ばしながら、太ももやお腹周りも十分に使っていくポーズです。肝臓機能を高めるのでデトックス効果も期待できます。
1、ひざ立ちになります。
2、右脚を真横に伸ばします。つま先もまっすぐ伸ばした方向。
(膝と足が一直線上の位置です)
3、左腕を上に伸ばします。
4、息を吸いながら、上げた腕側の脇から上体を引き上げます。
(肘は顔の横でピンと伸びていなくてもOKです)
5、息を吐きながら、腹筋を使って上体を右へ倒します。
(右手は太ももに軽く沿わせ、体重が掛からないように注意)
(左手で一番遠くに弧を描くように意識)
6、十分に呼吸ができる位置でキープし、呼吸を繰り返します。
(吸う息で状態をもうひと伸び、吐く息で数ミリ傾きを深める意識)
7、ゆっくりの呼吸で5呼吸キープが目標です。
8、左右を入れ替えて、1~7を行います。
注意点
前かがみにならないように、上体を真横に傾けましょう。慣れるまでは結構きついポーズなので呼吸ができる角度を目安にしましょう。
3. 英雄のポーズ
太ももの筋肉をしっかり使います。お尻のシェイプアップの効果も期待できます。
1、両脚を揃えて立ちます。息を吐き切ります。
2、息を吸って両脚を1~1.2mほどの幅に開きます。
3、息を吐いて右横向きになります。
(右足先、顔、上半身が同じ方向)
(左足先は若干外向きで踏ん張る)
(前後の足は一直線上です)
4、右脚を曲げて膝の角度を90度にします。
(右ももが床と水平、右すねが床と垂直になる)
5、左脚太ももをグッと持ち上げてピンと伸ばします。
6、両脚に均等に体重を乗せる上半身の位置を確認します。
(下半身はこの状態で固定)
7、息を吸いながら両腕をまっすぐ頭上に伸ばし合掌します。
8、顔を上に向け、視線は合わせた手の方向
9、次の吸う息で上体を後ろに反らします。
10、呼吸をしながら30秒ほどキープします。
11、上体をまっすぐに戻し、腕をおろして1の状態に戻ります。
12、左右を入れ替えて行います。
注意点
上半身を反らす時に下半身はしっかり固定の状態です。肩に力が入らないようにしましょう。合掌がきつい場合は、両腕を平行に上げるだけでもOKです。
終わりに
全身をくなまく動かし、呼吸の助けも借りながらのポーズを続けていくと太りにくい身体と心が手に入ります。ヨガは激しい動きではないので、負担なく続けられるおすすめの有酸素運動です。
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