梅雨の季節に入ると、カビが気になる方も多いでしょう。
カビはお風呂場や窓などに生えていしまうイメージがあるかもしれませんが、洗濯機の中に生えてしまうしまうこともあります。
気を抜くとドラム式洗濯機の裏側がカビだらけになってしまうことも、実はよくあることなのです。
そこで今回は、おすめの掃除道具別にカビ取り方法を紹介します。
どのようにカビを取れば良いのか知りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
洗濯機のカビ取りに使える!おすすめ掃除道具5つ
まずは、洗濯機のカビを除去するための頼れる仲間であるおすすめの掃除道具を5つをご紹介します。
いずれも手軽に手に入ります。
1.酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)
洗濯機のカビ除去だけでなく、茶碗の茶しぶを取ったり、ふきんの殺菌やパイプ周りの掃除など、キッチン周りにも威力を発揮する万能道具です。
酸素系漂白剤とは、炭酸ナトリウムNa2CO3 と、過酸化水素H2O2が2:3 の割合で混在してできた、過炭酸ナトリウムNa2CO3·1.5H2O2 です。
重曹と混ぜると、しつこい汚れに効果的なペーストを作ることができます。
ドラッグストアや楽天、アマゾンなどのインターネットでも購入でき、1キロあたり、およそ500〜600円程度です。
2.洗濯槽クリーナー
洗濯槽をきれいにすることに特化したクリーナーです。
液体タイプ、錠剤タイプ、ティーバッグタイプといろいろあります。
また、縦型洗濯機にも使えるのか、ドラム式洗濯機にも使えるのか、確認しましょう。
さらに、塩素系と酸素系の2種類があります。
塩素系は、汚れ落としの面では劣るものの、殺菌効果の面では酸素系を上回ります。
酸素系は、酸素系漂白剤と同じく過炭酸ナトリウムが原料で、汚れ落としは塩素系よりも評判が良いようです。
最初に酸素系クリーナーで汚れを落としてから塩素系クリーナーで殺菌すると、より念入りに綺麗にすることが可能です。
値段は500円程度のものから2,000円前後まで、幅広くそろっています。
なお、洗濯槽クリーナーはドラッグストアかネットショッピングで購入できます。
3.オキシクリーン
コストコで購入できると人気の万能洗剤「オキシクリーン」、は洗濯機のカビの除去にも使えます。
過炭酸ナトリウムと炭酸ナトリウムのオキシクリーンは、とても強力な洗浄作用を持っています。
普通の洗剤では落としづらい洗濯槽の汚れも、オキシクリーンを使うとらくらく浮かび上がってくると評判です。
明るい水色のパッケージで、コストコで購入すると5キロで1,500円ほどであり、他と比べて安価に購入できます(価格はコストコ店舗や時期によって変動の可能性もあります)。
他にドラッグストアや、ネットショッピングでも購入可能です。
4.お湯
水よりも、お湯の方がカビをはじめとした汚れを浮かび上がりやすいという特徴があります。
お湯の温度の目安は40度から50度のあいだであり、お風呂よりもちょっと熱めの温度が目安です。
5.ネット
ネットは、水面に浮いてきたカビをすくい取る際に使います。
100均といったところで販売しているようなものでも良いため、ネットを1本準備しておきましょう。
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掃除道具別!洗濯機のカビ取り方法
おすすめの掃除道具を紹介した上で、それぞれどのように使っていくのか見ていきましょう。
1.酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)を使った洗濯機のカビ取り方法
洗濯機のカビ除去にはお湯10リットルにつき、100グラムを目安にしてください。
3分間洗濯機を回してから、少なくとも3時間程度はそのまま放置しましょう。
時間が経過したら、 ネットを使用して汚れを取ります。
再び3分間洗濯機を回し、脱水します。
この一度の工程では取りきれない可能性があるため、もう一度は洗濯物を入れず、空の状態で洗濯機を回してください。
2.洗濯槽クリーナーを使った洗濯機のカビ取り方法
洗濯槽クリーナーに関しては、まず洗濯機の電源を入れてクリーナーを投入します。
次に高水位まで給水し、標準コースで洗いましょう。
この際、洗濯機に槽洗浄コースがあるなら、その機能を使って洗えばOKです。
もし塩素系の洗濯槽クリーナーを使うのであれば、衣類が色落ちする恐れがあるため、再度洗濯機を回して完全に洗濯槽クリーナーを落とすようにしましょう。
3.オキシクリーンを使った洗濯機のカビ取り方法
オキシクリーンの場合、洗濯槽に50度程度のお湯を貯めてオキシクリーンを入れます。
入れる量に関しては、日本版だとお湯4Lに対してオキシクリーン約28gで、アメリカ版はお湯4Lに対して付属の計量スプーンのメモリ2~4の分量で調整して入れましょう。
その後、洗濯機を回して6時間ほど放置します。
放置する間、洗濯槽のフチや洗剤投入口をオキシクリーンと水を混ぜたものをつけながらブラシで磨くと、効率的に掃除できます。
排水する際は、浮いてきた汚れをネットですくって取り除いてから排水しましょう。
最後に通常コースもしくは槽洗浄コースで再度洗濯機を回して、汚れをネットですくえばOKです。
4.お湯を使った洗濯機のカビ取り方法
洗濯機のカビ除去の場合、お湯を高水位までいっぱいに入れます。
洗濯機のカビ除去にお風呂の残り湯は使わず、新しいお湯を使いましょう。
残り湯には皮脂や汚れが溶け出ている可能性があるためです。
その後、酸素系漂白剤や洗濯槽クリーナーを入れて槽洗浄コースを押して回しましょう。
5.ネットを使った洗濯機のカビ取り方法
洗剤を入れて数時間浸け置きにしておくと、黒や茶色のカビのカスが浮かび上がって来るため、その汚れをすくいとる作業に使います。
手間がかかる作業であることから、ネットは大きめのものを用意するのがおすすめです。
夏の縁日の金魚すくいやスーパーボウルすくいで使用するような小さなものではなく、水面をガバッとすくえるような大きなもののほうが効率よく作業できます。
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洗濯機のカビ取りをする際のポイント
洗濯機のカビ取りをする際には、いくつかのポイントがあります。
簡単にまとめると次のとおりです。
- 縦型洗濯機とドラム式洗濯機の掃除場所を覚えておく
- カビが出続ける場合は別の洗濯槽クリーナーを使う
- 洗剤の用量を守って使う
- 洗濯機に湿気をこもらせない
- 洗濯機のカビ取りに重曹を使わない
それぞれどのようなものなのか、1つずつ見ていきましょう。
ポイント①縦型洗濯機とドラム式洗濯機の掃除場所を覚えておく
縦型洗濯機とドラム式掃除機は掃除する箇所が異なっているため、カビ取りしようと思っても見逃している箇所があるかもしれません。
そのため、持っている掃除機に合わせてどこを掃除すればよいのか把握しておきましょう。
なお、簡単にまとめると以下の通りです。
- 縦型洗濯機:洗濯槽・洗剤投入ケース・糸くずフィルター・防水パン・排水口
- ドラム式洗濯機:洗濯槽・洗剤投入ケース・糸くずフィルター・防水パン・排水口・乾燥フィルター・ドアのゴムパッキン
ポイント②カビが出続ける場合は別の洗濯槽クリーナーを使う
もし洗濯槽を掃除してもカビが出続けるのであれば、別の洗濯槽クリーナーを使ってもう一度洗浄しましょう。
特にオキシクリーンといった酸素系クリーナーを使った場合、カビの根まで取り除けていない可能性があります。
そもそも酵素系のクリーナーと塩素系のクリーナーには違いがあり、酵素系のクリーナーが固まっている汚れを取り除くことに秀でており、塩素系のクリーナーは除菌する能力に秀でています。
ただし、酸素系クリーナーの場合はドラム式洗濯機だと使用できない洗剤が多いため、注意しましょう。
ポイント③洗剤の用量を守って使う
洗濯槽クリーナーといった洗剤は、必ず容量を守って使うようにしましょう。
洗剤は多ければ多いほど良いというわけではなく、むしろ多すぎると溶け残りが発生してしまい、カビの栄養源となる恐れがあります。
だからこそ、洗剤を使う際は必ず説明を読んだ上で使うようにしましょう。
ポイント④洗濯機に湿気をこもらせない
日頃からカビが生えにくい洗濯機にするためにも、洗濯機に湿気をこもらせないようにしましょう。
具体的には、汚れた衣類は洗濯機に入れっぱなしにしないようにしたり、洗濯機のフタをできる限り開けておいたりなどが挙げられます。
カビが生えにくい状態にすることで、きれいな洗濯機を保ちやすくなり、今後の掃除もしやすくなるでしょう。
ポイント⑤洗濯機のカビ取りに重曹を使わない
洗濯機のカビを取る際、「重曹を使うのはどうなの?」と思う方がいるかも知れません。
確かに重曹なさまざまな掃除の際に役立ちますが、洗濯機のカビ取りにはあまりおすすめできません。
理由として、重曹を使うことで洗濯機が故障してしまう恐れがあるためです。
詳細に関しては以下の記事で紹介しているため、詳しく知りたい方はぜひ読んでみてください。
ゼヒトモで洗濯機の清掃を依頼
洗濯機のカビ除去は、1ヶ月に1回程度の頻度で行うことが理想です。
もしこれまであまり掃除をしてこなかった洗濯機は、クリーナーを投入した後のすすぎは1回ではなく、2〜3回は行った方がいいかもしれません。
なお、自分で掃除してもカビの除去ができない場合には、洗濯機のプロに依頼してみましょう。
ゼヒトモにはたくさんの洗濯機のプロがいます。いくつかの質問に答えることで、あなたにピッタリのプロを紹介します。
ぜひ、ゼヒトモから自分に合う洗濯機のプロを見つけてみましょう。
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