日々の生活に欠かせない洗濯機。一度設置してしまうと、動かす機会はほとんどありません。そのため、引越しや買い替えなどで新しく洗濯機を設置する時に、手順を忘れてしまい手間取ってしまうことも。
スムーズな設置が出来るように、気をつけたいポイントを交えながらご紹介していきます。
洗濯機の設置をする前に確認しておきたいポイント4つ
1.買い替えの場合は、古い洗濯機の処分をする
洗濯機を家電量販店などで買い替える場合、そのお店によって古い洗濯機を処分してもらえるケースが多いです。また、設置も無料で行ってくれたりもしますので、「下取りはしてくれるのか」「設置無料か」などを事前に調べたり、店員さんに尋ねてみるといいでしょう。
リサイクルショップやインターネットオークションなどで購入する場合は、古い洗濯機は自分で売る、処分します。洗濯機などの大型家電製品の処分方法は各自治体によって異なるため、お住まいの自治体の方法を確認しましょう。
2.新規購入の場合は、設置場所を確認する
設置台
新しく洗濯機を購入する際に気をつけたいのは、その設置場所。大抵の集合住宅では、洗濯機の設置場所が決められており、設置場所には水漏れ防止の防水パンが取り付けられています。
この際、洗濯機と防水パンのサイズが合わないと上手く設置できず、思わぬトラブルの原因となる恐れがあるので、新規購入の際は洗濯機と防水パンのサイズが適切であるかを事前に確かめておきましょう。新築物件であれば問題ないことの方が多いですが、築年数が古いほど、防水パンの型も古いことがあるため注意しましょう。
蛇口の形状
給水ホースを取り付ける蛇口も、各ご家庭によって様々な形状があります。通常の蛇口、簡単に取り付けられるように止め具がついている蛇口、止水タイプの蛇口などがあります。どのタイプが設置されているのか、買おうとする洗濯機が設置できる形状なのかは事前に確かめておきましょう。
排水ホースの取り付けができそうな高さや幅があるか
排水ホースを通す排出口の場所も、各ご家庭によって様々です。一般的には洗濯機の横にあるケースと、洗濯機の真下にあるケースがほとんどです。
排水口が横にある場合、洗濯機を置いたときに排水ホースを取り付けられる幅はあるか。下にある場合は、十分な高さが確保できているかを確認しましょう。
アース線について
多くの家電には、漏電防止のアース線が備わっています。設置場所のコンセントプラグの下にアース線を取り付ける部分があるので、設置の際は忘れずに取り付けましょう。
3.必要なパーツや道具について
別売のパーツが必要な場合
洗濯機を設置するにあたって、別売りのパーツが必要となる場合があります。主に、蛇口にとりつける金具。真下に排水口がある場合にとりつける排水管に、高さを確保するためのかさ上げ用のパーツなどがあります。
その他、排水口にはL字のエルボと呼ばれる部品が必ず設置されているのですが、このエルボを前の住人が持っていってしまったりなどで、装着されていないケースもあります。管理会社に問い合わせるか、お急ぎであれば家電量販店でも購入できます。
他にも、必需品ではありませんが洗濯機の振動を吸収する吸音パットなどもあります。音が気になる方は取り付けてみるのも良いかと思います。
設置に必要な工具
縦型洗濯機を設置するのに、特殊な工具は必要ありません。しかしアース線の取り付け、蛇口と給水ホースを繋ぐための金具の取り付けのため、普通のプラスドライバーを一本準備しておきましょう。
4.洗濯機の設置を業者に頼む場合の設置費用
洗濯機の設置を業者に依頼する場合は、3,000~5,000円ほどの設置費用がかかります。お住まいの階数やエレベータの有無、作業が困難な設置場所によっては1万円を超える費用になるかもしれません。
5.引っ越し前後の場合は水抜きが必要
もしも引っ越し前後で洗濯機を移動させる場合、引っ越し前には水抜きが必須です。
手順については以下の記事に詳しくまとめてあるので、よければ参考にしてみてください。
>> 洗濯機を点検!引っ越し前後に必ず行う水抜き作業手順【誰でもできる】
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難しくない!縦型洗濯機の設置手順
設置時間は、順調に進めば20〜30分程度、手間取ってしまっても60分もかからずに設置できます。
1.洗濯機を置く
排水口の位置にあわせ、排水ホースの位置を合わせます。洗濯機内部にある排水ホースは、簡単に左右の切り替えが出来るようになっています。ご家庭の排水口の位置に対応した方向に合わせましょう。真下に排水口がある場合は、対応した排水管をセットしておきましょう。
次に、あらかじめ設置してある防水パンの上に洗濯機をセットします。縦型洗濯機はそれほど重量はありませんので、一般男性なら設置出来るでしょう。
この際、壁との隙間を十分に開けて設置します。あまり壁に密着しすぎると、洗濯機の振動によって壁と接触し、騒音や故障などの原因となります。吸音パットを使う場合は、事前に敷いておきましょう。
2.排水ホースを取り付ける
洗濯機内部から適切な長さに取り出した排水ホースと、排水口から外した排水エルボを接続します。止め具がついているので簡単に接続できます。
この際、排水ホースとエルボのサイズが不安定な場合は、そのまま繋いでしまうと水漏れの原因となります。サイズが不安定、もしくはサイズは丁度良いけれど水漏れが心配な方は、ビニールテープなどを巻き補強しましょう。
接続が完了したら、排水口にエルボを差し込んで完了です。
3.蛇口と給水ジョイントをつなぐ
次に、蛇口と給水ジョイントを繋ぎます。ワンタッチ金具のついていない蛇口が主流になってきましたが、ついていない蛇口であれば事前にご自身で金具を取り付けておきます。取り付けるのは四つネジニップルという金具で、名前の通りネジが四つついています。
中にあるゴムパッキンに蛇口の先端が入るように、四つのネジを緩めます。蛇口がしっかりとパッキンと接着したのを確認し、ドライバーでネジを締めていきます。
この時気をつけたいポイントは、蛇口と金具がしっかりと水平になっている事です。水平に固定されていないと、水漏れの原因になります。一つを一気に締めるのではなく、四つのネジを均等に、交互に調整しながら締めていきましょう。
また、あまり強く締めすぎるのもNGです。強く締めすぎると蛇口が変形し、水漏れの原因になります。無理に締めすぎず適度に締めましょう。
蛇口と給水ホースを繋いだら、反対側を洗濯機と繋ぎます。工具は必要なく、簡単に接続できるでしょう。
4.アース線を取り付ける
続いてアース線をとりつけます。ご家庭によって端子の形が違い、差し込むだけのワンタッチ方式と、ネジ式のものがあります。ネジ式はドライバーでネジを緩めると、中の金具に隙間が出来ますので、その隙間にアース線の先端を挟み、再びネジを締めるだけで完了です。
5.試運転をする
最後に、正常に接続されているか確認するために試運転をしましょう。ゆっくりと蛇口を開き、給水ホースから水が漏れていないのを確認後、洗濯機の電源をいれて給水します。その後排水をして、排水ホースから水が漏れていなければ完了です。
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