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  6. 窓にカビが生えたらどうする発生する原因や掃除方法、予防法など徹底解説!
2024/06/27

窓や窓枠はカビがつきやすく、こまめにカビ掃除が必要です。カビがつくと見た目がよくないだけでなく、胞子を空気中にまき散らすため、健康被害の原因になることもあります。

この記事では、窓にカビが発生する理由や、窓・窓枠のカビ掃除の方法についてご紹介します。カビ予防の方法や、カビの原因となる結露対策についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

カビが発生する原因とは?

カビは、湿度と温度、栄養の3つの条件を満たすと発生しやすくなります。湿度と温度が高く、栄養となるホコリや汚れがある場所では、カビが繁殖し、白カビや黒カビとして目に見えるようになります。

カビが繁殖しやすい条件を満たすのが「結露」です。結露は室温と外気の温度差があるときに生じる水分で、主に外気が寒く部屋が温かい冬場に発生します。結露が窓に付着すると空気中に含まれているカビ菌が結露に含まれ、室温やホコリと相まって増殖していきます。

冬場は加湿器を使って湿気を補給しますが、加湿行為自体がカビ繁殖の原因となることもあるため注意が必要です。加湿器を使うときも、こまめに窓を開けて空気を適度に乾燥させるようにしてください。

また、加湿器のタンクに入ったカビ菌が、水蒸気となって空気中にまき散らされることもあるため、タンクをこまめに洗うことも大切です。

窓ガラスの表面についたカビを掃除する方法

窓, 窓ガラス

窓ガラスの表面についたカビは、簡単に除去できます。ガラス内部にはカビは根を張れないため、拭き掃除だけで十分です。以下のものを準備してください。


【準備するもの】

  • 中性洗剤
  • 濡れ雑巾、乾いた雑巾
  • アルコールスプレー


【手順】

中性洗剤を少量含ませた水で雑巾を固く絞り、窓ガラスをきれいに拭きましょう。水気が残っているとカビが再度発生することもあるため、スプレータイプのアルコール液(無水エタノール、除菌アルコールなど)を全体的に散布してから乾拭きして仕上げるのもおすすめです。

カビ掃除をするときは、カビや洗剤に直接触れないためにも、ゴム手袋を使ってください。また、空気中のカビの胞子を吸い込まないように、マスクやゴーグルを着用しましょう。

万が一、拭くだけではカビが取れないときは、専用のカビ取り剤を使用して落とします。しっかりと落とした後は、水分が残らないように、乾燥したタオルやキッチンペーパーなどで拭き取ってください。

サッシのカビを掃除する方法

サッシ, カビ

サッシ部分のカビは、窓ガラスと比べると落としにくい傾向にあります。とりわけゴムパッキンについたカビは落としにくいため、こまめに掃除をしてカビが根を張らないようにしてください。

汚れが軽度・重度の場合に分けて解説します。

軽度のカビの場合

軽度のカビは、以下の方法で落とします。


【手順】

  1. 汚れを除去する
  2. 中性洗剤入りの水で絞った雑巾で拭く
  3. 乾拭きする

黒カビや白カビは、汚れやホコリを栄養源として繁殖します。掃除を始める前に、しっかりと窓掃除をしましょう。次に、中性洗剤を少し入れた水やぬるま湯で雑巾を固く絞り、窓サッシ全体を拭きます。中性洗剤以外にも、酵素系漂白剤や片栗粉、重曹・クエン酸なども活用できます。

洗剤をしっかりと拭き取ってから、最後に水を残さないように乾拭きしてください。水が残っていると、カビが再度発生しやすくなるため注意が必要です。

重度のカビの場合

サッシ部分に浸透した頑固なカビは、以下の方法で落とします。


【手順】

  1. 塩素系漂白剤を吹きかける
  2. キッチンペーパーかラップで覆う
  3. 濡れ雑巾で拭き取ってからエタノールをスプレーして仕上げる

まずは汚れを落としてから、カビキラーやキッチンハイター、カビハイターなどの塩素系漂白剤を吹きかけます。カビのある部分以外に吹きかけないように、窓の周囲には新聞紙をかけておきましょう。

次に吹きかけた部分をキッチンペーパーやラップで覆い、1時間ほど放置してから、濡れ雑巾でしっかりと拭き取ります。仕上げに殺菌作用のあるエタノールを全体的にスプレーすると、カビ予防にもなります。

木工用ボンドを活用する

カビの汚れが強力で、落ちにくいときは、まずは歯ブラシなどの道具を用意して、こすってみてください。カビの根が張っていないときなら、効果的に落とせることがあります。

また、窓サッシの端部分は、こするのが難しいため、木工用ボンドを塗って乾かしてからはがしてみてください。汚れも一緒にはがれ落ちることがあります。

カビ掃除をする際の注意点

注意点

カビ掃除をするときは、カビを吸い込まないように注意してください。カビは胞子を空気中にまき散らしているため、ゴーグルやマスクをせずに掃除をすると、吸い込んでしまう恐れがあります。

また、次の2つのポイントに注意して掃除しましょう。

毒性の強いカビ取り剤の使い方に気をつける

カビ取り剤の中には、刺激が強く危険性が高い成分が含まれた洗剤もあります。直接触ったり吸い込んだりすると、安全な環境を維持できないだけでなく、自分の身体に害が及ぶリスクがあるため、ゴーグルとマスクだけでなくゴム手袋も着用して使用するようにしてください。

カビ取り対策をするときは、こまめに換気をしましょう。室内にカビの胞子や洗剤成分が充満するのを防ぎます。また、カビ取りに使う液体を混ぜないことも大切です。組み合わせによっては毒性のある気体が発生する可能性もあります。たとえば、塩素系漂白剤と酸素系漂白剤などを一緒に使わないようにしてください。

水拭きは逆効果

カビは水分がある場所で繁殖します。そのため、水拭きをすると逆効果になり、さらにカビが増える原因になることがあります。

また、水以外の液体、たとえば、お酢などで拭くこともおすすめできません。掃除をしたときはしっかりと乾拭きし、アルコールスプレーなどで仕上げましょう。

カビの発生を防ぐ方法

どのようにして

カビが発生する条件(湿気・温度・ホコリ)が揃わないように注意することで、カビ掃除の頻度を減らせます。次の予防法を実施し、カビが生えにくい環境を作りましょう。

  • こまめに換気する
  • 除湿器を使う
  • 定期的に窓を掃除する
  • 結露対策グッズを活用する
  • 窓リフォームをする

こまめに換気する

こまめに換気をすることで、室内に湿度がこもりにくくなります。窓を開けるだけでなく、除湿器やエアコンのドライ機能なども活用して、窓周辺に水滴や湿気が溜まらないようにしましょう。

また、空気を循環させることでも、窓周辺を乾いた状態に保てます。サーキュレーターや扇風機なども効果的に利用してください。

除湿器を使う

除湿器を購入することもおすすめです。普段は窓を開けるだけで換気ができる部屋でも、梅雨などの湿度が高い時季は、窓を開けるとかえって外気の水分が室内に入り込んでしまいます。除湿器を使って、窓周辺に湿度がこもらないように調整してください。

定期的に窓を掃除する

定期的に窓を掃除することも大切です。窓にホコリや汚れが付着すると、カビの栄養分となって繁殖を促すことになりかねません。こまめに卓上モップや乾いた雑巾で拭くようにしてください。

乾拭きだけで汚れが取れないときは、セスキ炭酸ソーダ小さじ一杯に水500mlを混ぜたものをスプレーに入れて、まんべんなく窓全体に吹きかけ、雑巾で拭き取りましょう。

また、仕上げに消毒用エタノールをスプレーしておくと、手軽に除菌でき、カビの対処ができます。シミがつかないことを確認してから、窓枠やカーテンなどにもスプレーしておきましょう。

結露対策グッズを活用する

ホームセンターや大型スーパーに行けば、さまざまな結露対策アイテムが販売されています。結露防止スプレーや結露防止シートなど、便利そうな商品を選んで、利用してみてはいかがでしょうか。

近年は断熱性能が高い住宅が多いため、温度差が生じやすく、結露もつきやすくなっています。結露吸水テープやダンボールを窓の周囲に貼って結露を吸い取らせ、こまめに交換するのも一つの方法です。

また、対策をしたもののカビがついてしまったときは、プロの業者に掃除を依頼してみましょう。プロならではのノウハウで、きれいに落としてもらえることがあります。

窓をリフォームする

カビを根本的に取り除くには、カビが繁殖しにくい環境を作ることも大切です。掃除を何度もするより、一回リフォームしてしまって、カビが生えにくい環境にするのもよいでしょう。二重窓にリフォームするなど、窓の結露をなくすリフォームを行なえば結露も解消し、部屋の湿度が下がってカビが発生しにくくなります。

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