自宅の外壁を塗装するとき、色やデザインを決めるのは意外と難しいですよね。失敗できないからこそ、色選びのコツや配色のパターンを知っておくことで、よりイメージ通りの見た目に仕上がります。
この記事では、ちょっと個性を出したい方に最適な「ツートンカラー」の外壁にするコツをご紹介します。外壁をおしゃれにしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
想いを形に工房
外壁をツートンカラーにする際の5つのコツ
外壁をツートンカラーにする際、色選びによってはイメージと異なる見た目に仕上がることがあります。外壁をすてきな印象にするために、塗料の組み合わせ方を押さえておきましょう。
ここでは、外壁をツートンカラーにする際に知っておくべき5つのコツを解説します。
- 2色の基準比率は6:4~7:3にする
- 調和がとれた同系色を組み合わせる
- 色は3色までとする
- セパレーションカラーを使用する
- 付帯部分との相性を考える
2色の基準比率は6:4~7:3にする
ツートンカラーの色味を選ぶ際は、2色の比率を6:4〜7:3にするのがポイントです。6:4〜7:3の比率で施工してもらうと、配色のバランスが良くなります。
2色のうち、濃いめのカラーの割合を大きくすると、外観に引き締まった印象をプラスできます。反対に、淡いカラーの分量を多くすれば、優しい印象が楽しめるでしょう。
バランスの良い比率を守りながら、理想のイメージに合わせてカラーを選んでみてください。
調和がとれた同系色を組み合わせる
ツートンカラーの外壁塗装に失敗したくない場合は、同系色を組み合わせるのがオススメです。調和がとれたカラーを選ぶと、まとまった雰囲気に見えやすくなります。
以下は失敗の少ない組み合わせの例です。
- ホワイト+グレー
- アイボリー+イエロー
- ベージュ+ブラウン など
配色に迷った場合は、外壁塗装の専門業者に人気のカラーやデザインを聞いてみるとのもいいでしょう。
色は3色までにする
外壁に使う色は、多くても3色までにするのが無難です。4色以上で塗装すると、まとまりのない印象になりやすいため注意してください。
外壁を3色にしたい場合は、「ベースカラー、アソートカラー、アクセントカラー」の比率を意識することが大切です。それぞれの意味や、バランスの良い比率を以下にまとめました。
セパレーションカラーを使用する
選んだ2色のまとまり具合が気になる場合は、セパレーションカラーを使用するのがおすすめです。セパレーションカラーとは、2色の境目に入れるカラーのことです。
セパレーションカラーを挟むと、全体が派手に見えすぎたり、印象がぼやけたりすることを防げます。主張しすぎないカラーを選ぶのが基本であり、特にブラックやホワイトを用いるケースが多いです。
付帯部分との相性を考える
ツートンカラーの色を決める際は、付帯部分との相性も考慮しましょう。付帯部分とは、軒天井(のきてんじょう)や雨樋(あまどい)などを指します。
付帯部分が何色なのかによって、全体の印象が変わってきます。より調和のある見た目に仕上げたいのであれば、外壁と付帯部分の配色にこだわることが重要です。
たとえば、付帯部分も外壁と同じカラーにしたり、付帯部分にセパレーションカラーを採用したりする方法があります。付帯部分も含めてシミュレーションしながら、相性の良い組み合わせを考えてみてください。
【あわせて読みたい!】
外壁塗装で失敗しない色の選び方とは。押さえるべき4つのポイントをチェック>>>
おしゃれな外壁の作り方!人気色から素材、デザインスタイルまで>>>
失敗が多いのはなぜ?後悔しない外壁の色の選び方やコツを解説>>>
\ 無料で専門的な知識のあるプロと出会える /
ツートンカラーの塗り分け方
ツートンカラーの外壁塗装は、塗り分け方にいくつかのパターンがあります。代表的な3つの塗り分け方は以下のとおりです。
- 階ごとに分ける
- 縦に分ける
- ベランダやバルコニーなどで分ける
ツートンカラーをどのように塗るかによって、最終的な仕上がりが変わってきます。ここでは、ツートンカラーの塗り分け方について詳しく解説します。
階ごとに分ける
よくある塗り分け方は、階ごとに上下で色を変えるパターンです。住宅は1階と2階で区切られていることが多いため、違和感のない仕上がりになるのがメリットです。
1階部分に濃いめのカラーを、2階部分に明るめのカラーを選ぶと、全体がバランスよくまとまるでしょう。また、家を大きくて広い印象に見せる効果も期待できます。
縦に分ける
上下ではなく、家を垂直に区切って塗り分ける方法もあります。ツートンカラーが縦のラインを強調することで、スタイリッシュな印象に見せられるのが特徴です。
より都会的なムードを演出したい場合は、モノトーンのツートンカラーを選ぶといいでしょう。バランスの良さを重視するのであれば、同系色でまとまりを持たせるのがおすすめです。
ベランダやバルコニーなどで分ける
大きな面で区切る方法以外に、ベランダやバルコニーなどの出っ張り部分のみを違う色にするパターンもあります。出っ張り部分の色を変えることでメリハリが生まれ、立体感のある印象に仕上がります。
ワンポイントとして取り入れやすいため、初めて外壁をツートンカラーにする方にもおすすめです。
おすすめのツートンカラーの組み合わせ
ツートンカラーの外壁塗装を検討する際は、やはり色選びに悩んでしまいますよね。ここでは、おすすめのツートンカラーの組み合わせを3パターンご紹介します。
- 同系色の2色
- 彩色+ホワイト
- 柄あり(レンガ・タイル・木目調)+色
ここからは各組み合わせの詳しい解説を行います。
同系統の2色
ツートンカラーの選び方に失敗したくない場合は、同系統の2色を選ぶのがおすすめです。例として、以下の組み合わせが挙げられます。
- 茶系統:ライトベージュ+ダークブラウン
- 青系統:ネイビー+コバルトブルー など
系統が同じカラーを合わせつつ、それぞれの濃さや明るさに変化をつけると、まとまりのある雰囲気に仕上がります。なるべく違和感のない仕上がりにしたいのであれば、同系統から色味を選んでみてください。
彩色+ホワイト
鮮やかな彩色を使いたい場合は、ホワイトと組み合わせるのがおすすめです。ホワイトは合わせるカラーを選ばないため、どのような色味を使っても相性良くまとまります。
彩色+ホワイトの例を参考にして、個性を演出できる組み合わせを考えてみましょう。
- ネイビー+ホワイト
- ピンク+ホワイト
- イエロー+ホワイト
- レッド+ホワイト など
柄あり(レンガ・タイル・木目調)+色
外壁にサイディングボードを使用している場合は、柄の入った外壁材を活かすのがおすすめです。レンガやタイル、木目調の外壁材に合わせて色を選ぶと、おしゃれな見た目に仕上がります。
柄あり+色の組み合わせ例は、以下を参考にしてみてください。
- レンガ+ホワイト
- レンガ+イエロー
- 木目調+ブラック など
ゼヒトモで外壁塗装のプロを探す
外壁をツートンカラーに塗装する際は、2色の比率や色の組み合わせ方がポイントです。付帯部分との相性も考慮しながら、理想の仕上がりをシミュレーションしてみましょう。外壁塗装の専門業者に相談して、実際の事例を見ながら色を決めるのもおすすめです。
- どこに依頼したらいいかわからない
- 信頼できる好みの業者を見つけたい
- ツートンカラーの外壁塗装について相談したい
- まとめて外壁塗装の見積もりをとりたい
そんな方は、ゼヒトモを活用して外壁塗装のプロを探してみませんか?いくつかの質問に答えるだけで、簡単にあなたにピッタリなプロが見つかります。外壁塗装でお困りの方は、ゼヒトモお気軽にご利用ください!
\ 無料で専門的な知識のあるプロと出会える /
監修したプロのコメント
おしゃれな外壁にしたい方には、ツートンカラーはお勧めですね。記事にある通り色んな区切り方で配色が出来ます。
依頼を検討している塗装会社が、カラーシミュレーションの対応をしているか確認することが大切です。塗装完了後に、「イメージと違ったので塗り替えたい」とならないように、カラーシミュレーションを行ってもらいましょう。
例えば、レンガ調の色を残したいのであれば、塗りつぶしではなくクリア塗装になります。塗装ではレンガ面と目地の2色の塗分けは出来ますが、レンガ模様に塗装は出来ないのでクリア塗装がおすすめです。
クリア塗装をするためには、塗膜が痛んでいない(チョーキングが出ていたらNG)ことが条件ですので、新築10年未満の外壁に適しています。
塗装会社と相談しながら、是非ツートンカラーをご検討ください。
想いを形に工房
外壁塗装関連の最新記事
外壁塗装工事には決して安くない費用がかかるため「お金がない!」と困っている方も多いのではないでしょうか。まとまったお金を用意できない場合は、リフォームローンや補助金・助成金の活用を検討するのがおすすめです。 本記事では、 […]
住宅を建てる際、どの外壁材を選ぶといいのか悩むところではないでしょうか。なかなか決められないときは、人気の外壁材から選ぶのがおすすめです。 今回は、人気の外壁材をランキング形式でまとめました。機能性やデザインなどの特徴も […]