塗装を行う際の下処理です。素材や状態により工程は変わります。ヒビ割れ箇所にはシーリングを充填します。剥がれた塗料の除去を行い、サビ止めの塗布などで下地を調整し塗料の密着を高めます。 下地補修作業の出来が、後の仕上がりに大いに影響します。 この作業の出来次第で不具合が発生したり、塗料の剥がれの原因を引き起こしたりします。ここが塗装職人の腕の見せどころと言っても過言ではありません。
作業の流れ 1. 足場組み(仮設工事) 2. 高圧洗浄 3. 下地補修(下地調整) 4. コーキング(シーリング)補修 5. 下塗り 6. 中塗り 7. 上塗り(仕上げ塗り) 8. 最終検査 9. 完工
塗装面に一番最初に塗る塗料を塗装します。上塗りの密着性を良くします。 下地によって使う塗料が違います。又、上塗り塗料に応じても使い分けます。種類は主にシーラー、プライマー、フィラーの3種類ですが、それぞれ特性があります。 一般的にシーラー、プライマーは同じものです。シーラーは、「seal」=「接着する・覆い隠す・塞ぐ・密閉する」という英語が語源です。 外壁・屋根塗装では、最初に塗装面の下地処理の後に、仕上げ塗料を塗る必要があります。その下地処理の段階で使用される塗料がシーラーです。 下地の素材や外壁の状態、使用する仕上げ塗料などに合わせて適切なものを選ぶ必要があります。 外壁材や屋根材などの塗装面に一番最初に塗るもので、その後に塗る中・上塗りと塗装面の密着性を高める役割があります。よく下塗りと言われます。 痛んでいる塗装面は塗料を吸い込んでしまいます。そのような塗装面には、シーラーをたくさん吸収させます。通常1回だけ塗るところを2回塗ることで密着性を増します。 シーラーを十分に塗り込むことが、上塗り塗装を長持ちさせる技術なのです。 フィラーは「filler」=「詰め物・埋めるもの・充填材」という英語が語源です。モルタル外壁のひび割れや凹凸を埋めて下地をなめらかにする際に必須です。補修用の下塗り剤です。 フィラーでの塗装は厚く塗らなくてはならりません。砂骨(さこつ)ローラーというローラーを使います。 シーラーとフィラーの機能を兼ね備えた「微弾性フィラー」などの種類もあります。
その他特長などの紹介