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  6. コロニアル屋根の塗装期間・工程は?費用相場やおすすめの塗料について
2024/03/04 2024/03/11

コロニアルとは、屋根材に使用される瓦の一種です。自宅の屋根がコロニアルを使用しており、かつ劣化により塗装を進めたい場合は、塗装が必要なコロニアルの状態を把握することが大切です。

今回は、コロニアルの屋根塗装に関する基礎知識をまとめながら、塗装が必要なコロニアルの状態、塗装にかかる期間や工程などを紹介します。また、コロニアルの屋根塗装にかかる費用相場や使用する塗料なども紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

コロニアルの屋根塗装に関する基礎知識

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コロニアルとは、スレート瓦の一種です。85%がセメントで構成されており、残りの15%が石綿でできています。厚みが4.5mmほどしかなく、非常に薄くて軽量なのもコロニアルの特徴です。ここでは、コロニアルの屋根を塗装するうえで覚えておきたい、コロニアルのメリットやデメリット、耐用年数について解説します。

コロニアルのメリット・デメリット

コロニアルは、価格の安い屋根材であることがメリットです。ガルバリウム鋼板(1平米につきおよそ6,000円から)や陶器瓦(1平米につきおよそ9,000円から)と比べ、1平米4,000円ほどで張り付けられる屋根材です。また、色や形状も豊富で、汎用性の高い屋根材としても知られています。

一方で、他の屋根材と比べて薄いことから、耐久性が低い傾向にあります。ひび割れも起きやすく、定期的なメンテナンスが必要になるため、かえってコストパフォーマンスの悪い屋根材という側面も。

コロニアル屋根の耐用年数

コロニアル屋根自体は、耐用年数が20年から30年と長めです。塗装の塗り替え目安は10年から15年ほどと、そこまで頻繁に塗り替える必要もありません。しかし、上述したようにコロニアルの屋根は耐久性に乏しい部分があるため、屋根全体は長持ちしても一部の破損に対する補修が発生する可能性があります。

塗装・補修が必要になるコロニアルの状態

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コロニアルの屋根に塗装が必要かどうかは、以下の症状の有無を基準にしてください。

  • 新築の状態と比べて屋根が色褪せている、変色している
  • カビ・コケが発生している
  • 屋根材が反っている、割れている
  • クギ抜け、浮きが発生している

コロニアルの色褪せは、紫外線や雨水で塗料の膜が薄くなることで発生します。水が入り込みやすい状態になるため、カビやコケも生えやすくなります。また、屋根材の反りや割れも、塗装も含めた補修が必要な状態です。屋根の頂点を留める「棟板金」の釘が抜けている状態も、強風などの影響を受けるため危険でうs。

コロニアルの劣化を放置するとどうなるのか

コロニアルに劣化症状があるにもかかわらず放置すると、浸水しやすい状態になってしまいます。浸水は雨漏りや腐食の原因となり、悪化すると塗装だけでは補修しきれなくなります。そのため、コロニアルに劣化症状が出た際は、速やかに補修することが大切です。

コロニアルの屋根を塗装するのにかかる期間・工程

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ここでは、コロニアルの屋根を塗装するうえでの期間を、以下の工程別に解説します。

  • 近隣挨拶
  • 足場設置
  • 養生
  • 高圧洗浄
  • 下地処理
  • 下塗り・中塗り・上塗り
  • 縁切り
  • 点検・片付け

近隣挨拶

近隣住民に、屋根塗装の工事が入る旨を伝えるための工程です。工事が始まる前、もしくは初日に行う必要があります。挨拶する件数によって変動しますが、1日もかからず終えられます。

足場設置

挨拶を終えたら、工事の初日もしくは2日目に足場を設置します。足場の設置は作業効率や安全性の向上に必要であり、およそ1日の時間を要する工程です。

養生

足場の設置後は、塗料の飛散などを防ぐために養生します。家の規模により工期は変動しますが、こちらも1日あれば完結します。

高圧洗浄

高圧の水で屋根に付着した汚れを吹き飛ばし、洗い流す工程です。洗浄自体は1日で終わるものの、乾燥させるのに2日ほどかかる場合があります。

下地処理

屋根のひび割れなど、塗装時の障害になる不具合を修正する作業です。劣化具合によるものの、1日あれば完結します。

下塗り・中塗り・上塗り

実際に塗料を塗りつけていく作業です。中塗りと上塗りの密着性を高める下塗り後、仕上げとなる中塗り・上塗りを行なっていきます。下塗りにはおよそ1日を要し、中塗り・上塗りには2日から3日ほどかかります。

縁切り

塗料で接着された屋根材同士にあえて隙間を作り、屋根材の間から雨水が流れ出るようにする作業のことです。およそ、半日から1日ほどで完結する作業で、コロニア塗装において非常な工程です。縁切りについては、本記事内「コロニアル屋根を塗装する際の注意点」にて改めて触れています。

点検・片付け

塗装後、仕上がりの確認や片付けを行います。足場の解体なども含めると、2日から3日ほどかかります。また、点検中に不備が見つかった場合は、追加で作業が入るためさらに長くなるでしょう。

コロニアル屋根の塗装にかかる費用相場

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コロニアル屋根の塗装にかかる相場は、使用する塗料や屋根の広さによって変動します。相場としては、施工全体でおよそ250,000円から、1平米あたり2,000円台からとされているようです。

ただし、あくまで目安であり、塗料や屋根の広さ、屋根の劣化状態によって変動するため、費用相場を事前に把握したい際は依頼する業者に確認をとっておくべきです。

費用相場を比較したうえで依頼したい場合は、複数の業者に見積もりを依頼できる相見積もりなどを活用し、費用を比較してください。

コロニアル屋根の塗装に使用する塗料について

コロニアル屋根を塗装する際は、使用する塗料にも目を向ける必要があります。ここでは、コロニアル屋根の塗装に適した塗料の特徴や、おすすめ塗料を紹介します。

コロニアル屋根の塗装に適した塗料

コロニアル屋根は雨水や紫外線の影響を受けやすい屋根材であるため、自然環境に対する耐久性を持った塗料がおすすめです。屋根自体が外壁などと比べて劣化しやすい部分でもあることから、耐用年数の長いシリコン塗料やフッ素系の塗料が適しています。

また、太陽光をカットするため、太陽光を反射できる遮熱塗料を取り入れるのもおすすめです。太陽光が当たると屋根の温度が上がり、建物内部の温度も上がってしまうため快適性が損なわれます。遮熱塗料を取り入れることで、室内温度を快適に保てるようになります。

同じく「熱を通さない」という視点で、断熱塗料を取り入れるのもおすすめです。また、屋根に使用されている金属部分の劣化を防ぐためには、防錆塗料も適しています。

コロニアル塗装におすすめの塗料

コロニアル塗装におすすめの塗料は、以下のとおりです。

塗料名・メーカー特徴
水性屋根用遮熱塗料(アサヒペン)特殊顔料による赤外線の反射能力に優れている高い遮熱効果も期待できる
GAINA(株式会社日進産業)耐候性を重視した屋根用塗料ハケ・ローラー・吹付け・コテなどさまざまな施工に対応
水性カラー屋根用(サンデーペイント)瓦屋根への密着力が高い雨風にも強いためコロニアル屋根の塗装に適している
水性ヤネフレッシュシリコン(エスケー化研)隠ぺい性・耐久性・防カビ性などさまざまな性能が備わっている密着性や安全性、作業性も高い
ロックカチオンシーラーマルチ(ロックペイント)素地や旧塗膜に浸透しやすく、上塗り塗料に適した塗料浸透性・付着性にも優れている

コロニアル屋根の塗装を依頼する際の注意点

注意点

コロニアル屋根の塗装を業者に依頼する際は、以下の点にしっかり注意してくれる業者か見極める必要があります。

  • 縁切りを怠らない
  • 安全対策を重視している

縁切りを怠らない

先ほども触れましたが、縁切りとは塗料で接着された屋根材同士に隙間を作り、屋根材の間から雨水が流れ出るようにする作業を指します。縁切りが行われていないと、雨水が屋根裏に逆流してしまい、腐食や雨漏りの原因になります。したがって、コロニアル屋根を業者に依頼する際は、作業工程にこの縁切りがしっかり入っているか確認しなければなりません。

安全対策を重視している

コロニアルに限らず、屋根塗装は高所での作業となるため安全への配慮が非常に重要です。特に、足場の設置や飛散防止シートの貼り付けなど、作業員の安全を確保したうえで着工してくれる業者を依頼しましょう。安全対策を重視してくれている業者は作業効率への意識も高いため、より早くかつ安全な工事が期待できます。また、塗料の防止など、近隣への配慮もしっかり意識してくれる業者を選ぶことも大切です。

ゼヒトモで屋根塗装のプロを探す

今回は、コロニアル屋根の塗装について解説しました。コロニアルの屋根塗装を依頼する際は、腐食などを防止する縁切りが作業内容に入っているか確認のうえ、費用相場などを比較する必要があります。

  • コロニアル屋根の塗装に適した作業内容や塗料を提案してくれる業者に依頼したい
  • 近隣への配慮や作業工程の説明などをしっかりしてくれる業者を探したい

そんな方は、ゼヒトモで屋根塗装のプロを探してみませんか?いくつかの質問に答えるだけで、あなたにピッタリのプロが見つかります。屋根塗装工事を検討している方は、ゼヒトモをお気軽にご利用ください。

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