キッチンリフォーム
2023/07/25 2023/10/05

日々の暮らしの中で利用頻度も高く、住まいの中心となるキッチン。

キッチンはとても重要な場所だからこそ、キッチンリフォームの際は今までよりもさらに使いやすく居心地の良い台所スペースを手に入れたいですよね。とはいえキッチンのリフォームは大掛かりな工事になる場合も多く、どのくらいの費用がかかるのか心配な方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、キッチンリフォームの実際の費用がどのくらいなのか、種類・グレード別のキッチン本体価格や具体的な施工内容別のリフォーム費用相場、費用別の施工事例などをご紹介します。

キッチンリフォームを検討中の方はぜひ参考にしてください。

キッチンリフォームの費用相場(50〜150万円)

キッチンリフォームの一般的な費用相場は以下となります。

キッチンリフォームグラフ

上記グラフのように、キッチンリフォームにかかる費用は50〜150万円になることが最も多いです。

一般的に、キッチンのリフォームにかかる費用は、

  • キッチン本体価格
  • 工事費用

※既存キッチンの解体・処分、配管工事、床材など周辺工事があればそちらの費用も

によって変動します。

施工内容やキッチンの種類・グレードによってかかる費用や工期も変わってくるので、しっかりチェックするようにしましょう。

【施工内容別】キッチンリフォームの費用相場・工事期間

キッチンレイアウトによる施工内容別のリフォーム費用の目安は以下となります。

レイアウトによる施工内容費用相場工期目安
壁付け→壁付け50〜150万円3日〜1週間
対面式→対面式80〜150万円3日〜1週間
I型→L型(位置移動なし)100〜200万円5日前後
壁付け→対面式60〜200万円前後1週間
対面式→壁付け70〜200万円1週間
キッチンのフルリフォーム200万円〜2週間前後

壁付けタイプと対面タイプ

壁付けタイプと対面タイプ

キッチンの向きには、壁付けタイプ対面タイプがあります。

古いタイプの家やマンションで普及しているのが壁付けタイプで、調理スペースが壁に面しているため料理に集中することができ、リビングやダイニングなども広めにとることができます。

また対面タイプは逆に調理スペースがリビングやダイニング側に向けて設置されているので、料理をしながら部屋を見渡すことができ、開放的な空間が広がるので、近年人気のスタイルとなっています。

対面タイプのキッチンは子供や家族と話しながら料理や家事ができるのも人気の理由です。

リフォームの際は、同じキッチンのレイアウトであれば完成後のイメージもしやすいですが、キッチン自体の向きを変えるレイアウトにしたい場合は、動線なども意識して完成した際のレイアウトを考えるといいでしょう。

費用もレイアウトが変わる場合は高めになる傾向がありますので、しっかりチェックしてください。

【種類・グレード別】キッチン本体価格(費用目安:45万〜160万)

すでに記載した通り、キッチン全体のリフォーム費用は、施工内容やキッチン本体の種類やグレードに大きく左右されます。

キッチンにはさまざまな形状があるため、それぞれの種類・グレード別のキッチン本体の費用相場を確認するようにしましょう。

I型キッチン(費用相場45〜120万円)

I型キッチン

コンロからシンクまで一直線に並ぶ、最も主流で手軽に購入できるI型キッチン。広いスペースがなくても導入しやすく作業効率も良いキッチンです。

グレード費用相場
シンプル45~80万円
スタンダード60~100万円
ハイグレード70~120万円

L型キッチン(費用相場50〜150万円)

L型キッチン

アルファベットのLの形状になっているL型キッチン。キッチン内の移動を最小限にしながら、作業スペースをしっかり確保できるキッチンです。

ただし、I型キッチンと比較すると設置スペースが必要なので、多少圧迫感を感じる場合も。コーナー部分がデッドスペースとなり、収納スペースを確保しにくい場合もあります。

グレード費用相場
シンプル50~90万円
スタンダード75~120万円
ハイグレード80~150万円

対面型キッチン(費用相場60〜160万円)

対面型キッチン

「アイランド型キッチン」「ペニンシュラ型キッチン」などいくつか種類がありますが、キッチンが壁などと接することなく、リビングやダイニングに向かって設置してあるのが対面型キッチンとなります。

開放感があるため家族とのコミュニケーションがとりやすく、料理をしながら小さな子供の様子がわかったり、お話ししながら料理を作れるので最近人気のスタイルです。

一方で、リビングやダイニングに食べ物のにおいが広がったり、調理中の音が響く場合も。キッチンの様子が丸見えなので、キレイに整理することも大切です。

グレード費用相場
シンプル60~100万円
スタンダード85~130万円
ハイグレード95~160万円

キッチンを移動する場合の工事費用

キッチンを移動する場合は、以下のような取り付けの工事が別途必要です。

工事内容費用相場
電気配線の延長1万円
ガス元栓の移動2万円
給排水管の延長3万円
ダクトの延長8万円
台所の床材/壁紙などの補修や張り替えなどの内装工事5〜20万円

部分的なキッチンリフォームの費用相場は?

部分的なキッチンリフォームの費用

キッチンリフォームはキッチン全体をリフォームするケースばかりではなく、以下のような部分的なリフォームを行うことも多く、その場合の費用は30万円以下で収まる場合がほとんどです。

部分的なリフォームですが、古くなって使い辛くなっていたり、デザインが新しく自分好みのものにできるなど、費用に対しても満足度が高くなる傾向があります。

工事内容費用相場
水道蛇口の交換1.5〜4万円
ガスコンロの交換3〜17万円
IHコンロの設置&交換1〜3万円
食洗機の設置&交換2〜25万円
レンジフードの交換10〜20万円
ワークトップを人工大理石に変更2〜3万円
カップボードの設置15〜30万円

キッチン全体を交換する工事に比べ部分的なリフォームは費用が高くないため、使い勝手や見た目を良くしたいなど、一部を変えるだけで改善するのであれば、ぜひ検討するのもおすすめです。

水道蛇口は、10年以上使っていると、根本がぐらついたり、カルキの汚れがこびりついたり、デザインが気にいらないということがあるかもしれません。

IHコンロや食洗機も電気製品なので寿命があります。

気に入らない所を我慢して使い続けるより、一度リフォームを検討してみるといいかもしれません。

もしデザインに興味があるなら、ネットの情報だけでなく(情報の傾向が限られるので)書籍を広く見てみるのもいいかもしれません。

書店の売り場には、素敵なデザインの家やキッチンの本があります。

図書館もおすすめです。今売られている本だけでなく、昔から人気の家の本やキッチンの大型ビジュアルムックも取り揃えているからです。

そういう本からイメージを膨らませたあとに、キッチン関連のショールームやネット検索、キッチンメーカーのカタログを見て方向性を確実にして、そこから業者に相談すると、リフォームが思い通りに進み、結果的にキッチンリフォームの満足度があがります。

【あわせて読みたい!】

キッチンリフォームを成功させるには?失敗例から学ぶ注意点や成功のポイントとは>>>

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【費用別】キッチンリフォーム事例

キッチンリフォームによる施工内容別や、キッチン本体の種類・グレード別、部分的なリフォームなどでの費用相場を紹介しましたが、ここではゼヒトモのプロによる「キッチンリフォームの施工事例」を費用別でまとめています。

実際にかかった施工費用も掲載しますので、ぜひリフォーム時の参考にしてください。

【50万円未満】のキッチンリフォーム

株式会社ホーダイホーム

床下地の腐食など気になる部分の床を一度捲り補修してからクッションフロアを貼りなおしました。白を基調とした壁紙クロスに貼り替えることで、すっきりしたイメージに仕上がっています。

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株式会社ReTERAS-Plus

4年間手入れをしていなかった空き家のダイニングや内装を極力費用を抑え、賃貸住宅にリフォーム。使い勝手が良くなるように、掃除しやすい明るいイメージの商品を選んでいます。

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【50万円〜200万円未満】のキッチンリフォーム

ムトウ建設

給排水やシンク、ガスコンロ等の経年劣化により傷んでしまったキッチンをリニューアル。油汚れがひどいレンジフードはお手入れしやすいスリム型へ変更し、汚れが目立つ壁面もキッチンパネルを貼ることによりお掃除も簡単になり、使い勝手もアップしています。

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株式会社とやまサンホーム

「将来お料理教室をやりたい」というご要望があり、フラット対面タイプのキッチンにリニューアル。天板が大きく広々と使えて、料理中に会話が弾むコミュニケーションキッチンに仕上がっています。

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【200万円以上】の浴室リフォーム

有限会社 米倉商店

一体となって使用できるよう台所6畳、和室6畳2部屋をリフォームして1つのリビングダイニングにリフォーム。構造上、抜けない柱はお部屋のアクセントとしてタイル柄のクロスで仕上げています。キッチンはアイランド型LIXILアレスタを使用し、シックで落ち着いた印象の空間になりました。

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K.designworksインテリア設計事務所

「収納が少なく、暗い空間のキッチンを何とかしたい、家事コーナーも欲しい」とのことで、閉鎖的だったキッチンの壁を取り払いダイニングスペースと繋がりを作りました。2列型のキッチンスタイルにすることで収納量を増やし、すぐ横にカウンターと棚を設けて家事コーナーに。陽射しがキッチンの奥まで届き、明るく広々と使いやすい動線のキッチンになっています。愛用の家具に合わせた、ナチュラルで温かみのあるインテリアでまとめています。

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キッチンリフォームを安く抑える5つのコツ

キッチンリフォームは決して安いものではありません。だからこそ、リフォーム費用を抑えるコツを知って、賢くリフォームしましょう。

① キッチンの形状や位置を変更しない

同じ形状のキッチンや、配置レイアウトなども変更しないリフォームを選択することで、周辺工事が少なく、工事の規模も小さくなるため余計な費用を抑えることができます。

例えば、I型やL型のキッチンから対面型に変更するなど、配管の位置を変える周辺工事などが必要になると費用もあがっていきますので、リフォームをする上で何を大切にしたいかの優先順位を決めるといいですよ。

グレードの高いキッチンを導入したいと考えている場合でも、形状を変えずにリフォームを行えば費用を抑えられます。

② キッチンのグレードや使用する素材を変更する

キッチンリフォームの費用に大きく影響があるのはキッチン本体の価格です。そのため、キッチンのグレードを下げたり、使用する素材も最適なものを選ぶなど本体価格を抑えると、リフォーム全体の費用もおさえられます。

先に本記事でもご紹介の通り、それぞれの素材の特徴はもちろん、オプション機能も本当に必要かどうかを検討しましょう。

③ アウトレット商品を活用したりDIYする

ショールームなどで展示されていたアウトレット品や旧型モデルのキッチンを選ぶのも一つの方法となります。サイズや色の変更ができない場合もありますが、費用をおさえられるケースが多いので、ぜひチェックしてみましょう。

また、リフォームの内容によってはDIYするのもいいですね。壁や床にタイルシールを貼ったり収納棚を作るなど、簡単な作業であればチャレンジしやすいです。

④ 補助金などを活用する

「長期優良住宅化リフォーム推進事業」や「こどもみらい支援事業」など、キッチンリフォームをする際に使用できる補助金が、各自治体などにあり、活用できる場合もあります。その際は、条件や補助金額がさまざまあるので、まずは利用できるかどうかなど確認してみてください。

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最新版!キッチンリフォームで利用できる補助金制度とは?>>>

⑤ 複数のリフォーム業者に相見積もりをとる

リフォーム会社によって仕入れ価格や施工費用が違います。同じような工事内容であっても、必ずしも金額は一緒とは限りません。1ヶ所しか見積もりを取らないと、他のリフォーム業者の料金設定がわからないまま、相場よりも高く契約してしまう可能性もありえます。

そのため、複数業者から見積もりをとった上で、料金や工事内容などの詳細も細かく比較検討するようにしましょう。中には、工事費用内訳の表記がわかりにくい場合もあるので、後々のトラブルにならないよう、それぞれの費用項目の内容で不明な点は、しっかり確認するようにしてください。

また、相見積もりを依頼する際は、必ずどの業者にも同様の内容で見積もりを依頼すると、見積内容の比較検討が楽になります。

ちなみに何件も見積もりを依頼するのは手間で面倒だと思っている方に!

そんな時は「ゼヒトモ」の利用がおすすめです。1回の依頼で最大5社から提案をもらうことができますので、ぜひ上手に活用しましょう。

【あわせて読みたい!】

10万円からできる!格安キッチンリフォームの方法とは>>>

キッチンリフォームをする際の注意点 

マンションリフォームの際は、床下の構造によって配管が動かせる場合と動かせない場合があります。排水管に傾斜をつけられない場合は、キッチンの移動はできないので注意してください。

また床材の変更やIHコンロへの変更なども、マンションの管理規約によってはできない場合があるため、あらかじめしっかり確認するようにしましょう。

利用者からの声(口コミ)

キッチンリフォームにて、口コミでの評価が高いプロをご紹介します。

1)ユースタイル

ユースタイル

● このプロのおすすめポイントを教えてください

30cmから45cmの食洗器の取り換え工事で、幅違いの機種入れ替え、棚加工にもご対応いただきました。

● このプロに決めた理由を教えてください

家の近くで、価格も安く、幅違いにもご対応いただいたため。

●プロの人柄がわかる出来事があれば教えてください

他の水回り部分のご相談にも、快く乗っていただきました。

●リフォーム内容はいかがでしたか?具体的によかった点があれば教えてください

当初、棚加工の部分は扉にはできないとのことでした。当日、扉を残したままにしていただけてありがたかったです。

>>このプロを詳しく見る

2)RELIFE PARTNER

● このプロのおすすめポイントを教えてください

Amazonなどで自分で買った水栓の取り付け工事も行ってくれ、柔軟性のある素晴らしい会社だと思います。

● このプロに決めた理由を教えてください

返信の速さ、仕事の柔軟性、丁寧な見積が決め手です!

●プロの人柄がわかる出来事があれば教えてください

丁寧な工事案内で相談しやすかったです。

●リフォーム内容はいかがでしたか?具体的によかった点があれば教えてください

上記内容と同じだが、柔軟性があり融通がきく点が良かったです!

>>このプロを詳しく見る

3)リアルホーム

リアルホーム

営業の方が丁寧に説明してくれたので安心してお願いする事ができました。 また、現場の方も丁寧に作業してもらいよかったです。 トイレのリフォームも考えているのでまた相談したいと思います。

>>このプロを詳しく見る

ゼヒトモでキッチンリフォームのプロを探す

今回は、キッチンをリフォームしようとしている方に向けて、具体的な施工内容別のリフォーム費用相場や、費用別の施工事例などをご紹介しました。キッチンリフォームは、施工内容やキッチン本体(種類やグレードなど)によって費用が大きく異なります。費用を抑えるためには、補助金制度を活用したり、地元の業者に依頼したりすることが大切です。

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