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  6. ブロック塀のリフォーム費用相場を紹介!補修する場合とフェンスを取り付ける場合の違いを徹底解説
2023/01/26 2024/10/16

古いブロック塀をリフォームする時には、ブロック塀を新設する方法やフェンスを取り付ける方法などがあります。施工依頼前に、フェンスへのリフォーム費用・ブロックの新設のリフォームそれぞれの費用相場を知っておきましょう。

これまでフェンスに馴染みがなかったという人は、メリットやデメリット、フェンスの種類を把握する事も大切です。ブロック塀をリフォームするタイミングがわからない場合は、この記事で紹介するチェックポイントと現在の状態を照らし合わせてみてください。

劣化したブロック塀の放置は非常に危険です。リフォームによって安全性を確保するようにしましょう。

この記事を監修したプロ
三浦 恵美 さん

株式会社がってん

株式会社がってんの代表を務めており、代表自ら現場の施工まで携わる。大工・設備・電気・内装・外構・足場・解体・塗装・屋根工事など一貫して工事が可能。自社の職人施工のため、工事代も安く、お客様に寄り添ったを提案できるのも強み。各種保険加入やこどもみらい住宅支援事業への登録など、行政の仕組みも積極的に取り入れ、信頼のおけるサービス提供を心がけている。

古いブロック塀をフェンスにリフォームする費用相場

古いブロック塀をフェンスにリフォームする場合、まずは費用相場を知っておきましょう。「アルミフェンス」と「木製フェンス」の2種類のフェンスにリフォームするケースが主流です。

フェンスにリフォームするためには、既存のブロック塀を解体して撤去する費用もかかります。

既存のブロック塀の撤去には、約5万円かかると見ておきましょう。また、撤去したブロック塀は産廃処分しなければならず、その際には運搬費含め約2万円~3万円ほどかかります。

以下でアルミフェンス・木製フェンスそれぞれにリフォームする際にかかる費用相場と、ブロック塀にフェンスを追加する場合の費用相場をご紹介します。

アルミフェンスにリフォームする場合

アルミフェンス

ブロック塀をアルミフェンスにリフォームすると、エクステリアのイメージを一新できます。家を囲む長さによって費用は大きく変わりますが、目安は以下のようになります。

  • アルミフェンス本体の費用: 約10,000円〜30,000円/枚
  • フェンスの柱の費用: 約2,000円/本
  • 支柱工事費: 約5,000円/箇所
  • フェンスの組み立て費用: 約5,000円~10000円/枚
  • 総費用(6mの長さの場合): 約90,000円〜180,000円

さらに、既存のブロック塀の撤去費用がかかります。これは約50,000円、産廃処分費が約2万〜3万円です。

木製フェンスにリフォームする場合

木製フェンス

ブロック塀を木製フェンスにリフォームすると、温かいイメージを演出できて、外構に設置すればガーデニングとも相性がよくマッチするというメリットがあります。

木製フェンスはグレードによって値段の幅が広いですが、手軽に行えるランクのものであれば費用相場は以下の通りです。

  • 木製フェンス本体の費用: 約20,000円
  • フェンスの柱の費用: 約4,000円/本
  • 支柱工事費: 約5,000円/箇所
  • 塗装費用: 約2,000円/m
  • フェンスの組み立て費用: 約5,000円~8000円/m
  • 総費用(3.6mの長さの場合): 約80,000円

こちらも、既存のブロック塀の撤去費用が約50,000円、産廃処分運搬費が約2万〜3万円かかります。

ブロック塀にフェンスを追加するリフォームの場合

ブロック塀にフェンス追加

アルミフェンスを、既存のブロック塀の上に取り付ける外構工事も可能です

しかし、ブロック塀によっては、そのままの状態ではアルミフェンスが取り付けられない場合もあります。その場合は、ブロック塀を新しく追加し、その上にフェンスを設置する方法が有効です。

そのようなエクステリアのリフォームをする際に、新たにブロック塀を追加するにはまずコンクリートブロックを用意します。5㎡のコンクリートブロック塀の場合、約5万円の費用を見込んでおきましょう。

また、コンクリートブロックを固めるための基礎も欠かせません。コンクリート基礎の施工には約2万円~5万円ほど必要です。

古いブロック塀を新しくする費用相場


price

フェンスへのリフォームだけでなく、以下のような施工方法もあります。

  • ブロック塀を撤去して新しくする
  • ブロック塀をの一部を修理・補修・塗装する
  • ブロック塀をレンガ調にする

ブロック塀を撤去して新しくする場合

新旧ブロック塀

施工金額目安:約18,000円〜40,000円(1㎡)

古くなったブロック塀を撤去し、新しいブロック塀を施工するというリフォーム方法です。

まず、基礎を作るために土を掘ったり埋めたりする掘削工事(土工事)をおこないます。掘削工事の費用相場は1㎡につき約4,000円~5,000円です。

次に掘削した場所にブロックを積み上げるための基礎工事をおこないます。コンクリートベースの基礎は1mあたり約4,000円、コンクリート布による基礎は1mあたり約1万円と開きがあるのでどちらが適しているか業者と相談しましょう。

基礎が固まったらブロックを積んでいきます。普通ブロックの場合は1㎡あたり10,000円以上、化粧ブロックの場合は1㎡あたり15,000円以上が相場です。

ただし、ブロックの表面に装飾を施している「化粧ブロック」と呼ばれる特別な種類のブロックを仕様すると、コストは一般的なブロックよりも高くなります。化粧ブロックにはさまざまなデザインがあり、使われている材料も異なるため業者と相談して適しているものを選びましょう。

>>ブロックにはどんな種類がある?特徴・用途・価格・選び方を解説!

ブロック塀の一部分を修理・補修・塗装する場合

ブロック塀


施工金額目安部分補修:約18,000円~25,000円

ブロック塀の一部分にひび割れが入っている場合は、その部分だけの修理や補修、塗装だけで問題ない事もあります。その場合のリフォーム費用は、約18,000円~25,000円が相場です。

また、ブロック塀の塗装には「ジョリパット」という塗料が適しています。ジョリパットは仕上げの左官工事の際に使う塗料です。他にも、左官工事では「ベルアート」という塗料も使われます。これらはブロック塀のつなぎ目を隠したり、色をつけたりといったおしゃれな塀に仕上げるために便利な塗料です。

既存のブロック塀を補修するためには、まず高圧洗浄もしくは専用洗剤での洗浄をして汚れを落とす必要があります。高圧洗浄は1㎡あたり約200円~300円、洗剤洗浄に関しては1㎡あたり約1,000円~1,500円をかけて、丁寧に泥やカビを除去する作業です。

高圧洗浄ではカビの根本が落としきれない場合があります。洗浄剤を使うことにより、カビの根っこを落としきったほうが確実に汚れを取り切ることができます。

次にブロック塀を積み重ねるために、ブロックの目地にモルタルを充填する下地処理をおこないます。下地処理の費用相場は1㎡あたり1,000円以上です。この時ブロックにひび割れがある場合は、モルタルで補修します。

最後に塗装をおこなえば完成です。塗料を塗る場合は1㎡あたり1,500円以上、ジョリパットを使用した左官工事の場合は1㎡あたり4,000円以上を目安と見ておきましょう。またブロックをデザインしてくれる会社もありますので、おうちの雰囲気と合わせることもできます。なお、ジョリパットのような左官工事は素人では難しいため、専門業者への依頼をおすすめします。

>>ブロック塀の種類とリフォーム工事の相場とは?

ブロック塀をレンガ調にリフォームする場合

レンガ


施工金額目安:約36,000円〜78,000円(1㎡)

ブロック塀をレンガ塀にリフォームする場合は、費用にかなり差が生まれます。レンガはグレードが幅広く、さまざまな組み方があるため費用が異なるのです。

レンガ塀はコンクリートよりも耐久性が高く、デザイン性に優れているというメリットがあるため、同じ塀を長く使い続けたい人に向いています。経年によって見た目が劣化しにくいのも特長のひとつです。

ただし、施工費用はコンクリート塀に比べて高くなる傾向にあります。職人がひとつずつ施工するため、時間がかかるという点も理解しておきましょう。

レンガ調にリフォームする場合は、まずブロック塀を解体し撤去してから施工します。おおよその項目は以下を参考にしてください。

  • 施工費:8,000円~20,000円
  • 基礎工事費:3,000円~8,000円
  • 撤去・解体費:15,000円~20,000円
  • 産廃処分費:10,000円~30,000円

ブロック塀をフェンスにリフォームする時のポイント

point

ブロック塀をフェンスにリフォームする時、特に押さえておきたいのは以下の3点です。

  • アルミフェンスのメリット
  • アルミフェンスのデメリット
  • 補助金を使える可能性がある

アルミフェンスと木製フェンスがあると上述しましたが、ここでは多くの住宅で取り入れられているアルミフェンスに絞って解説します。

アルミフェンスのメリット

アルミフェンス

ブロック塀をアルミフェンスにリフォームすると、主に以下の7つのメリットを得られます。

  • 安全性を高められる
  • ブロック塀よりも費用が安い
  • 防犯性を高められる
  • 通気性があり、風通しもよく湿気がこもりにくい
  • 視界をさえぎらないので開放感がある
  • 外観のイメージをおしゃれにできる
  • メンテナンスが少ない

ブロック塀は重量があるため、地震の揺れや経年劣化によって崩れ落ちてしまう可能性があります。その際に通行人に怪我を負わせてしまう事もありえるでしょう。

しかし、アルミフェンスは比較的軽量であり、万が一倒れてもブロック塀ほどの危険はありません

高さが地盤から2.2m以上ある古いブロック塀は、通行人が怪我をした場合は所有者が責任を負う事になります。通行人への加害だけでなく責任問題にも繋がりますので、古くなっているブロック塀は早急にリフォームしましょう。

コスト面を重視したい場合は、フェンスの方がブロック塀よりも安価に取り付けられるというメリットがあります。フェンスそのものが安価であり、施工費もブロックをひとつひとつ積み重ねていく作業を必要とするブロック塀よりも、比較的に簡単に設置できるフェンスの方が費用を抑えられるのがメリットです。

加えて、職人によって仕上がりのクオリティーにあまり差が生じにくい事もメリットとして挙げられます。

また、ブロック塀よりもアルミフェンスの方が防犯性が高いのもメリットのひとつです。

屋内でトラブルがあった際に、完全に外界をシャットダウンするブロック塀では外から気づかれにくくなってしまいますが、隙間があるようなフェンスであれば空き巣や車上荒らしなどの犯罪対策になります。

もし外からの視線が気になるのであれば、目隠しフェンスを取り入れるのがおすすめです。適度に視線を遮りつつ、開放感も与えてくれます。

ブロック塀は圧迫感があり閉塞的に感じられますが、フェンスはプライバシーを確保しつつ明るさも採り入れられます。また、風通しが良くなり湿気がこもりにくくなります。さらに、視界を遮らないため、解放感が得られるでしょう。

エクステリアの良さを重視したい人にとっては、外観をおしゃれにできるのも大きなメリットです。

ブロック塀はグレーや黒などの暗い色が多いですが、フェンスはカラーバリエーションや形状が豊富なので家の雰囲気や色、デザインに合わせて自由に選択できます。

また、メンテナンスが少なくて済むのもアルミフェンスのメリットといえるでしょう。

アルミフェンスのデメリット

ブロック塀をアルミフェンスにリフォームすると、主に以下の5つのデメリットがあります。

  • 衝撃に弱い
  • 耐久性の不安がある
  • 目隠しフェンスを使わないと屋外からの視線が気になる
  • フェンスによっては外構の雰囲気に合わない
  • 初期投資がアルミフェンスのほうが高額になる場合がある。

道路に落下した時の危険性が低い一方、衝撃に弱いというデメリットもあります。飛来物によってへこんだり、強風で軋んだりするといった可能性を考えておかなければなりません。

またアルミは錆びにくいですが、傷がつくとその部分が腐食する可能性があります。また、塗装が剥がれた場合、見た目が悪くなることがあります

さらにデメリットとして、目隠しをするうえでの機能性においては、目隠しフェンスを活用しないと屋外からの視線が気になるという点が挙げられます。目隠しフェンスには格子の幅で機能性の高さが変わりますが、視線をシャットアウトするために幅が狭すぎるフェンスを採用してしまうと採光がしにくくなったり、圧迫感が生まれてしまったりするので気を付けましょう。

また、フェンスの種類によっては外構の雰囲気にそぐわない事もあり得ます。あまり高級感を演出できず、リフォーム後に満足できないと感じるかもしれないため、フェンス選びは慎重におこないましょう。

さらに初期投資に関してはアルミフェンスの方が高額になる場合があります。業者に見積りを依頼するなど、よく考えて決断しましょう。

補助金を使える可能性がある

ブロック塀のリフォームには補助金を使える可能性があります。道路に面しており、倒壊した時の危険性が高いと判断されるため補助金の対象になりますが、隣家との境目となっているブロック塀に関しては対象外です。

加えて、地震や経年によって劣化しているブロック塀のリフォームも補助金の対象となります。具体的に倒壊する危険性が高いとされるブロック塀の条件は以下の通りです。

  • 高さが2.2mmを超える
  • 壁の厚さが10cm未満
  • 鉄筋が入っていない
  • コンクリートの基礎がない

これらは建築基準法によって定められた条件ですが、遵守して施工されている塀でも耐用年数である約30年以上経過している塀には注意を払いましょう。

なお、補助金はブロック塀を撤去する際にかかる費用だけではなく、調査にかかる費用と改修費も対象にあたります。新しくフェンスを取り付ける場合も補助金の対象となるため、改修は撤去と同時におこないましょう。

補助金の金額は自治体によって異なります。目安としては撤去と修理費用の1/4~1/2とされている場合が多いです。約10万円~20万円と見込めるので、申請をおすすめします。

ブロック塀をリフォームすべき状態

ブロック塀

ブロック塀を新調するか、フェンスのように新しい目隠しに交換するかといった判断基準は、現在の塀の状態によって決めましょう。リフォームすべき3つのポイントを解説します。

  • 建築基準法を満たしていない
  • 傾きやひび割れなどの劣化症状がある
  • 耐用年数を過ぎている

建築基準法を満たしていない

建築基準法とは、建物を建てる際に最低限守るべきルールです。2002年に改正され、その際にブロック塀に関する耐震基準も変更されました。

2000年以前に施工されたブロック塀は、現在の耐震基準を満たしていないかもしれないので注意が必要です。例えば、現在は倒壊防止のために塀に鉄筋を入れる事が定められていますが、1995年以前のブロック塀には入っていない可能性があるため危険性が高いと言えます。

建築基準法による耐震基準は改正が繰り返されるため、その度に自宅の塀の状態を照らし合わせておきましょう。

建築基準法を満たしているか、詳しいチェックポイントは後述します。ポイントを先に確認したい人は先にそちらをご覧ください。

傾きやひび割れなどの劣化症状がある

ご自宅のブロック塀が施工後30年以上経っていないとしても、劣化のサインが現れることがあります。

それが、「傾きやひび割れ」です。ブロック塀に傾きやひび割れがあると、倒壊の可能性が高まります。

ひび割れは「クラック」とも呼ばれており、クラックから雨が浸水する事でブロック塀が内部で錆び付く危険があり、この状態が長く続けばいずれ倒壊につながるでしょう。

また、傾きやぐらつきなどが目立つ場合のように、目視で明らかに劣化症状を確認できる塀は一刻も早い修繕が必要です。危険性を取り除くためにも、新しい塀にするかフェンスに交換するかといった対策を講じましょう。

耐用年数を過ぎている

ブロック塀の耐用年数は、施工してから約30年です。コンクリートで作られており耐久性もありますが、雨や雪にさらされる事で劣化していきます。

厚さごとの耐用年数は、15cm以下であれば約30年、12cmであれば約15年、10cmであれば約12年です。

しかし、実際の耐用年数は目安よりも短い傾向にあります。業者が基礎をコンクリートを固めるのを怠っていたり、鉄筋の数が建築基準法を満たしていなかったり、鉄筋がほとんど入ってないといった施工不良が原因のひとつです。

また、ブロック塀を固めるためのモルタルの劣化は適切にメンテナンスをしないとクラックの原因になります。耐用年数が長いからといって、メンテナンスが全く不要だというわけではありません。

ブロック塀の点検ポイント

ポイント

前述の通り、ブロック塀は建築基準法が定める条件を満たしていなければなりません。ここでは、具体的にどのような条件を満たすべきなのか解説します。

  • 塀が高すぎないかどうか
  • 控え壁があるか
  • ブロックの品質が基準を満たしているか
  • 基礎を設けているか
  • 基礎を地中に設けているか
  • 鉄筋で塀を一体化できているか

塀が高すぎないかどうか

ブロック塀の高さは最大で地面から2.2mと定められています。古いブロック塀の中には3mを超えるものもあるため、一度自宅のブロック塀の高さを測ってみましょう。

控え壁があるか

控え壁とは、ブロック塀の強度を増すために設置する壁の事です。壁に対して直角に一定感間隔で設置する必要があり、壁の高さに応じて間隔の幅は異なります。

ブロック塀の場合は3.4m間隔で設けると定められており、素材は塀と同じコンクリートブロックや鉄筋などとし、塀の鉄筋部分と繋いで一体化しなければなりません。

ブロックの品質が基準を満たしているか

ブロック塀に使うコンクリートブロックは、JIS規格品か、それ以上の品質のものであると定められています。なお、コンクリートブロックの厚さの規定は塀の高さが2.2m以下であれば12cm、2.0m以下であれば15cm以上です。

JISとは「日本産業規格」の事で、産業製品に関する規格や測定法などが定められた国家規格を指します。安全や健康の保持、環境の保全などさまざまな観点から規格を制定し、統一または単純化したものです。コンクリートブロックも、この規格に則ったものでなければなりません。

基礎を設けているか

ブロック塀には、鉄筋コンクリート(RC)を用いた基礎を設ける必要があります。この構造にはブロックを使う事ができず、必ず鉄筋コンクリートを使わなければなりません。

基礎の形状はI型かL形、逆T字形と定められています。幅は塀より広く、横筋と呼ばれる部位が必要で、壁から伸びる縦筋を横筋に鍵かける「フック」という配置にする事が義務です。

基礎を地中に設けているか

基礎は地中に設けると定められています。下から上、それぞれの端の高さは40cm以上とし、使用する鉄筋も太さと間隔が決められているため、施工時に業者が規定を遵守しているか確認しておきましょう。

ブロック塀は、地中にある鉄筋コンクリート基礎の上にコンクリートブロックを積み上げて施工していきます。それに加えて鉄筋を入れて控え壁を設ける事で、強度と耐震性を得られるのです。

万年塀にも注意が必要

ブロック塀

ブロック塀によく似た万年塀は、鉄筋コンクリート製の支柱があり、地震に強い構造となっています。しかし、施工してから長年たった万年塀も、劣化している場合があるため注意が必要です。安全性に問題があり、地震などの自然災害で倒壊する恐れがあります。

万年塀は1950年〜1970年頃に多く作られていたため、万が一その時期に作られたものであれば撤去した方が安全でしょう。

フェンスの種類

フェンス

フェンスにはアルミフェンス・木製フェンスの他にもいくつか種類があります。なお、木製フェンスは「樹脂フェンス」とも呼ばれており、植栽に馴染みやすいのが特徴です。

この2つ以外に使われる事が多い3つのフェンスについて解説します。

  • 目隠しフェンス
  • メッシュフェンス
  • アイアン鋳物フェンス

目隠しフェンス

目隠しフェンスは屋外からの視線を遮るためのフェンスです。一般的なフェンスよりも背が高く、全体の高さは約1.5m~2mのものが多く見られます。施工方法は、フェンスを単体で取り付ける場合と、ブロック塀の上に取り付ける場合の2パターンです。

目隠しフェンスは幅が広い板状の部材を重ね、隙間が小さくなるように組み合わせられています。リビングの窓や玄関の前などに取り付けるのが主です。採光のしにくさが気になる場合は透かし効果がある素材を使っているフェンスや、隙間の幅が広めのフェンスなどを選ぶとよいでしょう。

あわせて読みたい

>>目隠しフェンスで気になる視線をブロック!後付けポイントやおすすめの施工事例付き

メッシュフェンス

メッシュフェンス

メッシュフェンスは、フェンスの中で最も低価格です。目隠し効果はありませんが、隣家との境界が明確な場合や見通しのよさを確保したい場合に向いています。

また、外構に開放感を持たせたいときにもおすすめです。見た目に豪華さはないため、あくまでも実用性とコストカットのみを求める人に向いているフェンスだと言えます。

アイアン鋳物フェンス

アイアン鋳物フェンス

鋳物フェンスは「ロートアイアン」「ヨーロピアン」と呼ばれる事もあります。少々コストはかさみますが、見た目がよく個性的で、質感に特徴があるため周囲との差別化を望む場合にぴったりだと言えるでしょう。

デザイン性にも優れており、さまざまなモチーフやイメージを取り入れたフェンスに仕上げられるのも鋳物フェンスが持つ特長のひとつです。クラシカルな雰囲気から近代的な雰囲気まで、意匠性が高いフェンスだと言えます。

他にもこんな塀もおすすめ

おすすめ, recommend

コンクリートブロックとフェンスだけではなく、他にもエクステリアを彩るのに役立つ塀が存在します。主に挙げられるのは、以下の5種類です。

  • コンクリート
  • タイル
  • 石積み
  • 土塀
  • 植栽

コンクリー

コンクリート

現場で職人が直接コンクリートを型枠に流し込み、加工する事で壁状にする塀です。地盤が軟弱でも、基礎部分のコンクリートと塀のコンクリートを一体にすれば強度を高められます。

ブロックとは違い隙間が少なく、雑草を手入れがあまり必要ないところもメリットです。

また、デメリットとしては、コンクリートは白い素材なので太陽光の照り返しが強く、眩しいと感じる事が挙げられます。

タイル

タイル

ブロック・コンクリートを基礎として、タイルを貼り付けて施工した塀です。タイル塀はデザイン性に優れており、色や模様などを自由に決められます。モダンでおしゃれなデザインの塀にしたい人はタイルを取り入れるとよいでしょう。

しかし、タイル塀は耐震性が低く、倒壊のリスクを抱える事になります。職人がタイルを貼る手間がかかるため、コストが高くなる傾向にあるという点もデメリットだと言えるでしょう。

石積み

石積み

石積みには石と石のつなぎ目にモルタルを使用する「練積み」と、モルタルを使用せず石のみを積み上げていく「空積み」とセメントを使用する「 セメント積み」、均一に加工された石を使用し、整然とした外観を持つ「切石積み」などがあります。

石の積み方が多種多様なので、センスによって独特で凝ったデザインの塀をつくれるのがメリットです。

ただし、石の積み方により、強度やコストが大幅に変わるため職人との相談が重要です。誰にでもできる施工ではなく、技術が必要となるので、実現可能かどうかを確認しておく必要があります。

植栽

植栽

植栽は、敷地内に樹木を植えて塀の代わりにする方法です。木陰を作れるため日差しを遮ったり、植える植物の種類によっては虫よけ効果を発揮したりする事もあります。

目隠しとして活用されるケースも多く、とくに1年中葉が枯れない常緑樹は適しているでしょう。高さやデザイン性、機能性や特性などによって植える植物を選ぶのがおすすめです。

ブロック塀のリフォームは信頼できる業者に任せよう

業者

古いブロック塀のリフォームは優良業者に任せましょう。DIYで補修しようと考えるかもしれませんが、失敗した場合はプロに依頼して補修し直してもらわなくてはなりません。余計な費用がかかってしまいますし、二度手間になる事は避けられないでしょう。最初から専門業者に依頼する事をおすすめします。

業者に任せる時に大切なのは、優良業者を探すための業者選びです。悪徳業者に騙されないために有効な手段のひとつとして、相見積もりをとる事が挙げられます。

相見積もりとは、一度に複数の業者から見積もりを取り寄せる方法です。1社ずつ見積もりをとるのは手間と時間がかかりますが、相見積もりならどちらも省略できます。

費用面はもちろん、アフターフォローやサービスの内容、施工後の保証などについても簡単に比較できるため、ぜひ活用してください。

ブロック塀リフォームのプロはゼヒトモで探してみよう!

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ブロック塀リフォームのタイミングをはじめ、内容ごとの費用相場、優良業者を探す際のコツについて詳しくご紹介しました。ブロック塀リフォームを考えている方は、事前に比較検討をしてから進めていくのがおすすめです。

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監修プロからのコメント

フェンスやブロック塀の選択は難しいことが多いですが、その際はぜひプロに相談してください。特に、ご自宅のブロック塀が補助金の対象かどうかなども確認できます。補助金での工事を受けられる業者は各市町村のなかに存在している業者さんです。

優良業者であれば、危険なブロックの撤去を提案してくれるでしょう。また、予算に応じたブロック塀リフォームの提案も可能です。

一般的にブロック塀は無機質なグレーが多いですが、安価で可愛らしいデザインのものも選べます。自分だけのオリジナルデザインを楽しむのも良いでしょう。

業者選びに迷った際は、以下のポイントを確認しましょう:

実績や口コミ

詳細な見積もり内訳

契約書の取り交わし

対応の質

資格や免許の有無

保証やアフターサービスの有無

これらを総合的に判断することで、信頼できる業者を選ぶことができます。

この記事を監修したプロ
三浦 恵美 さん

株式会社がってん

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