ホルンという楽器がプロのオーケストラでは「上吹き」「下吹き」と分かれるほど音域が広い楽器です。
しかし学校やアマチュアの楽団では「上」も「下」も吹かなければならないことが多いと思います。
高音域は演奏できても低音域が演奏できない、またはその逆ですね。
ホルンが難しい理由の一つにもなるのですが、本体の長さに対してあまりにマウスピースが小さいことが一つの理由かと思います。
マウスピースが小さいため少し上下するだけで出しやすい音域が変わってくるとも言えるかもしれません。
私自身が高音域の方が出しやすく、低音域が出しにくかったのでマウスピースの角度を音域によって変えるようにしました。もちろん、なるべく重なる音域を広げて、どちらの角度でも演奏できる領域を増やしました。
レッスンの際にはこのマウスピースと唇の角度をよく研究するようにしています。
どの金管楽器でもありますが「高音域」が出せないというのがあります。
こちらもある程度中音域が出せるようになってから、唇の周りの口輪筋を鍛えることと息のスピードを調整する練習を続けることで高音域が出せるようになっていきます。
今までに多かったのは学校で吹奏楽部でホルンになったものの上達している感じがしないという、中学生や高校生が多いです。
基本的には「楽器の取り扱い方」「楽器の構え方」「楽器の手入れの仕方」を伝えていきます。
丁寧に楽器を扱えない、日常のお手入れができない、となると楽器へのダメージも大きく上達が遅くなってしまいますからね。レッスンでも伝えていますが楽器が正しく構えられないとなかなか上達しないものです。
姿勢と楽器の構え方を変えただけで演奏できなかったフレーズが演奏できるようになったなんてことは結構あります。
ホルンはこの楽器を構えるバランスも難しく、直接的にマウスピースと唇の角度にも影響され、それが音にも影響します。この、構えるバランスやマウスピースの角度、右手の操作、これらが全て「紙一重」の中で演奏されているのもホルンの難しさだと思います。
中学生と50代の大人の方では考え方も、それまでの経験も違います。
その人にあったレッスン方法をその場でヒアリングしながら、なるべくわかりやすい形で伝えています。
伝わりにくい時には言葉だけでなく、身振りや、もちろん楽器を使って表現方法を変えてお伝えしています。
レッスンを受ける方の目線に合わせてレッスンさせて頂いております。
その他特長などの紹介
相馬利彦と申します。
YouTubeでは「Scopion brass」いう名前で演奏動画や基礎練習に関する動画を上げています。
https://youtube.com/@scorpionbrass?si=PadeBOUK-5rw3aui
またXやInstagramで日々の情報を発信しております。
X
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Instagram
https://www.instagram.com/scorpion_brass?igsh=ZWJ6MW5seGNqbnds&utm_source=qr
主に初心者の方やブランクのある方、奏法の見直しを考えている方を対象にレッスンを行なっています。
金管楽器に限らず「クラシック楽器」と呼ばれるものは一朝一夕で上達できるものではありません。
1日5分でも何かの練習を積み重ねることで徐々にその練習の成果が実感できるものです。
大体の目安としては吹奏楽団体でなんとか演奏できるようになるまで個人差や練習の質、正確さにもよりますが、1日2時間程度練習して1か月くらいはかかるかと思います。
ある程度「楽しめる」ようになるまでそこから大体2年から3年はかかるかと思います。
そのため、これから金管楽器を始めたいと思っている特に時間のない「社会人」の方は、始めの段階でなるべく自分にあった練習方法を習得し、短時間でも効果のある練習方法を身につけていくことが上達の要になってきます。
学校のブラスバンドや吹奏楽部やオーケストラ部などに入りこれから部活として時間がある方も、なるべく時間を有効に活用し練習をすることが望ましいと思います。
私のレッスンでは「呼吸法」「フリーバズィング」「マウスピース練習」の【プレウォームアップ】と呼んでいる体のウォームアップ。
この【プレウォームアップ】には楽器を演奏する上で重要な身体の使い方を習得していきます。
この内容は「楽器がなくても練習できる」内容のため、何かの練習をしたい場合や隙間時間でも可能です。
楽器で練習する前や楽器で練習できない時でもできる練習ですので早い段階で習得できるとよいと思います。
こちらはYouTube「Scorpion Brass」のショート動画で概要を説明していますので興味がありましたら御覧になってください。
※楽器をこれから始める方には楽器のお手入れ方法等もお伝えしています。
実際に楽器で音を出してみて、出せる音から金管楽器で重要な基礎練習「ロングトーン」「リップスラー」「タンギング」の練習の仕方を習得していきます。
この基礎練習レッスンを受ける方の楽器に応じて楽器を使ったウォームアップを行い基礎練習へ移行していきます。
金管楽器を演奏するということは実は「非日常的」なものです。
そのため
1.金管楽器を演奏するための身体の作り方を覚える【プレウォームアップ】
2.楽器を使ってその楽器の「音色」を出せるようする【ウォームアップ】
3.基本的な基礎練習の仕方を覚える【ロングトーン・リップスラー・タンギング】
4.基礎練習の幅を広げる【音域、音量などを拡張していく】
といった順番でレッスンを進めていきます。
ある程度の音域の音が出せるようになってきましたら具体的に「教本」や「エチュード」を使っていきます。
具体的には
・ナチュラルアンブッシュア52週間
・アンブッシュアビルダー
・レミントンのウォームアップエクササイズ
を使用していきます。
途中で各楽器に合った「音階」の練習をしていきます。
ウォームアップエクササイズができるようになってきたらこの「音階」練習の音域やパターンを増やして練習をしていきます。
・ポイント!
音階の練習には様々なメリットがあります
音楽は基本的に「メロディー」「リズム」「ハーモニー」で作られています。
音階の練習にはこれらの要素が全て含まれていると言ってもよいでしょう。
この辺りまで練習できるようになると吹奏楽部や楽団での合奏の練習でつまずくことが少なくなると思います。
次の段階ではテクニカルなものやメロディーの練習として
・アーバン金管教則本
・コップラッシュ
・メロディアスエチュード
等を使用したり、伴奏音源付きの楽譜から好きな曲を練習するのも良いかと思います。
更に「基本的な奏法を抑えた」上で各ジャンルにあった演奏方法等を練習していきます。
長くなりましたが
「楽器を始めてみたいけどどうしたらいいか分からない…。」
「ブランクがあるけどまた始めたい!」
など、是非一度お気軽にご相談ください。
「始めてみたいけど楽器が無くて…」
という方には楽器のレンタルもしておりますのでご相談ください。
自宅や学校、会社から最寄り駅のスタジオやカラオケ等での対面レッスンをはじめオンラインレッスンにも対応しています。
【レッスン料金】
対面レッスン:1,000円+スタジオ代+交通費
※レッスン場所は金管楽器が演奏できる場所であればスタジオ以外にもカラオケや自宅、公民館等でもレッスン可能です。その際にかかる費用はご負担をお願いしております。
※対面レッスン対応範囲:東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県
交通費往復2,000円前後の範囲で対応させて頂きます。
オンラインレッスン:1,000円
※通信費はご負担ください。
楽器のオンラインレッスンは通信環境の良いところで受講をお勧めします。
※オンラインレッスン対応範囲:全国対応しております。
レッスンでは生徒さんの要望、気持ちにできるだけ寄り添いながらレッスンを進めています。
金管楽器で音楽を始めてみたい方、是非ご連絡ください!