夏にゴルフをする際は、ゴルフクラブやゴルフシューズなどの「基本の持ち物」、レインウェアやGPSなどの「役立つ物」、その他、熱中症対策には欠かせない冷感グッズや日傘が必要になります。
また、ビタミンを補給したり、前日に十分な睡眠をとっておくと、熱中症になるリスクが低くなるため、事前に暑さ対策は行うようにしましょう。
目次
基本の持ち物
まずは、ゴルフをする際に必要な基本の持ち物を紹介します。
ゴルフクラブ
ゴルフクラブには「ドライバー」・「アイアン」・「ウェッジ」・「パター」など、様々な種類があります。飛ばしたい距離や打つ場所に応じて最適なものを使うのが基本です。
・ドライバー:シャフトが長くヘッドが大きく作られている。飛距離が必要な1打目に使われることが多い
・アイアン:1番~9番まであり、数字が小さいほど飛距離が出る作りになっている。主にフェアウェイ上で使用する
・ウェッジ:短い距離を正確に打つ時に最適なクラブ。バンカーからボールを出したい時によく使われる
・パター:ボールを転がせることに特化したクラブ。主にグリーン上でカップインしたい時に使われる
クラブは、14本まで持ち運ぶことができますが、初心者の場合は、そこまでそろえる必要はありません。最低限必要な6~7本のクラブが揃った初心者セットも販売されています。レンタルできる施設もあるので、場合に応じて選びましょう。
キャディバッグ
キャディバッグはゴルフクラブを入れるバッグのことです。複数のゴルフクラブを手で持ち運ぶのは不便であるため、用意しておきましょう。
軽量なものから、頑丈な物、デザインがおしゃれな物など、形は様々なので、自分の好みに合った物を選んでみてください。
ゴルフシューズ
サッカーや野球をするための専用シューズがあるように、ゴルフに適したゴルフシューズも存在します。
ゴルフシューズは、滑りやすい芝生の上でも滑らないように、靴裏がグリップするような作りになっているため、履けば打つ時に体勢が崩れにくくなります。
特に雨が降った後は、芝生がすべりやすくなっているので、転んで怪我をしてしまうことを避けるためには欠かせません。
また、多くのゴルフ場では、芝を傷めてしまうようなスパイクの使用が禁止されています。ゴルフシューズは、スパイク付きでも芝に傷を与えないような作りになっているため、問題なく使用することが可能です。
マナーを守るという面においても、ゴルフシューズは必要になります。しかし、靴裏の鋲が金属でできているメタルスパイクは、芝を傷つけてしまう可能性が高いため、使用禁止にしているゴルフ場が多いです。そのため、鋲がプラスチックでできているソフトスパイクを購入するようにしてください
しかし、ゴルフ場によってはゴルフシューズのレンタルを行っていることもあるため、用意しなくても良い場合があります。
自分が行く予定のゴルフ場がレンタルを行っているか、事前に調べておきましょう。しかし、ゴルフを趣味として長く続けたいと考えている人は、先のことを見据えて購入しておくことをおすすめします。
ゴルフウェア
ゴルフは他のスポーツに比べるとマナーを重んじるスポーツなので、ドレスコードが存在します。推奨されている服装とNGな服装の例は下記の表の通りです。
イギリス発祥であるゴルフ。盛んに行われた時期は「紳士のたしなみ」として、認知されてされていました。その文化は世界中で継承されており、上下ともに正装でプレーすることが今でもマナーとなっています。
Tシャツやタンクトップ、ジーンズ・スカートなどの肌の露出が多く、カジュアルな服装はNGであるため注意しましょう。
しかし、ゴルフ場によっては短パンやスカートOKなど、ルールが緩いところもあるので、暑い夏場にゴルフをする際は、下記のような服装でプレーしてみてはいかがでしょうか。
・上:ポロシャツ
・下:ショートパンツ、ミニスカート(女性の場合)
夏のゴルフの服装で迷っている方は、ゴルフウェアの購入をおすすめします。機能性や伸縮性に優れており、吸水速乾の素材でできているものが多いので、暑い中でも快適にプレーをすることができるからです。
ゴルフに適した服を持っていない人は、この際にゴルフウェアで服装を揃えてみましょう。
ゴルフボール
ゴルフボールもゴルフクラブ同様に必需品ですが、消耗品であるということは認識しておきましょう。自分が打ったボールが林の中に入ってしまったり、池の中に入ってしまうと探し出すことは難しく、紛失しやすいからです。
念のために、ゴルフボールは多めに用意しておきましょう。通販などで事前に購入して当日に臨むことをおすすめします。試しに1ダース(12個)分買ってみてはいかがでしょうか。
マーカー
マーカーとは、主に「グリーン」と呼ばれるカップ周辺の場所で使う印のことです。自分のボールが他のボールの邪魔にならないよう、マーカーを代わりに置きます。
万が一、当たってしまうと仕切り直しになってしまうので、お互いのボールが近い時にマーカーを置くことはエチケットといっても良いでしょう。
また、カップから離れたフェアウェイ上でも使うことがあるため、1つ持っておけば様々な場面で使える便利なアイテムです。
仮に用意していなくても、コインなどを代用することも可能ですが、ゴルフを長く続けるのであれば、しっかりしたものを用意しておきましょう。
持っておくと役立つ持ち物
続いて、持っておくと役に立つ物を紹介します。必需品ではありませんが、便利であるため、「必要であると思った」人はぜひ揃えてみてください。
レインウェア
ゴルフ場は、山の近くに作られている所が多いため、天候が変更しやすい環境下でプレーをすることになります。朝は晴れていたのに、午後になってから急に雨が降ってくるというケースも少なくありません。このような状況に備えて、レインウェアを持参しておくとよいでしょう。
「夏にレインウェアを着るのは、暑苦しい」と思われる人もいるかもしれませんが、夏用の半袖の物も最近では売られているので、ご自身の好みにあったものを買ってみてはいかがでしょうか。
距離計測器(GPSナビ)
GPSナビは、「グリーンまで残りどのくらいの距離か」などを正確に測ってくれる機器のことです。初心者だと、カップまでの距離感を掴むことが難しいため、持っておくとプレーがしやすくなります。
腕時計のように腕に巻き付けるタイプもあれば、携帯電話のような形のタイプもあるので、ご自身の好みにあった形状の物を選ぶとよいでしょう。
ラウンドバック
ラウンドバックは、ゴルフに必要な小物を入れておけるバックのことです。ゴルフボール・ゴルフティー・マーカーなど、多くの小物を使用する機会があるので、それらをまとめて持ち運ぶことができます。
手で持っていたり、ポケットの中に入れておくと、落としてしまう可能性があるので、心配な人は用意することをおすすめします。
スポーツサングラス
夏で晴天の日は、激しい日差しを浴びながら、プレーをすることになります。スポーツサングラスを持参しておけば、目が日差しの影響を受ける可能性が低くなります。眩しい状態の中でボールを打つのは難しいので、持っておいたほうが良いでしょう。
「スポーツサングラスは高そう」というイメージを持っている人もいるかと思いますが、安いものは通販で2,000円程度で売られているため、試しに購入してみはいかがでしょうか。
熱中症予防に役立つ持ち物
夏場にゴルフを行う際は、熱中症に注意しなければいけません。ここでは熱中症対策に役立つ物を紹介します。
冷感グッズ
熱中症対策に冷感グッズは欠かせません。例として、氷嚢やクールタオルが挙げられます。
特に氷嚢は効果的で、首や脇に当てると体温の上昇を抑えてくれるので、熱中症になるリスクが低くなります。また持ち運びもしやすいので、ラウンドバックを持っていれば、一緒に入れることも可能です。
暑さが苦手で、体調変化が起きやすい人は、用意しておくことをおすすめします。
日傘
激しい日差しを浴び続けることは、熱中症の原因になるため、日傘を持っておくことをおすすめします。日傘を差せば日差しを防げるだけでなく、体温の上昇や体力の消耗を抑えられるので、日焼けの防止にもなります。
自分の打順を待っている時やコース移動の際は、常に使用するようにしましょう。
スポーツドリンク
熱中症対策にはこまめな水分補給は欠かせませんが、水やジュースよりもスポーツドリンクを飲むことをおすすめします。
スポーツドリンクは、汗をかいた際に失われるミネラルや糖分を補給するできるため、普通の飲み物よりも熱中症対策には効果的です。
しかし、一気に飲んでしまうと、糖分の過剰摂取で吐き気や腹痛などの症状が出る可能性があるため、少量ずつ飲むようにしましょう。
保冷バック
冷たい飲み物を用意しても、時間が経てば温度は上がってしまいます。温かくなってしまった飲み物よりも、冷たい物の方が体温を下げてくれるため、熱中症対策には効果的です。温度上昇を防ぐためにも、保冷バックを用意しておきましょう。
保冷バックの中に飲み物をいれておけば、長時間冷たい状態を維持することが可能です。
夏用アンダーウェア
ゴルフウェアの下に夏用アンダーウェアを着ることも熱中症対策には効果的です。夏用アンダーウェアは、熱中症の原因となる激しい日差しを防いでくれるだけでなく、紫外線もカットしてくれるため日焼け対策にもなります。
購入する場合は、通気性が良く吸水速乾の素材の物を購入するのがベスト。素材が良くない物を着ると、逆に汗をかきやすくなり、体温上昇にもつながるため、購入の際は注意して選ぶようにしましょう。
夏のゴルフに効果的な暑さ対策
夏にゴルフをする際は、下記のような暑さ対策をすることを意識しましょう。
ビタミンを摂取する
夏は日差しが強いため、紫外線を浴びながらプレーをする機会が増えます。紫外線は日焼けでなく、疲労感や熱中症の原因になるため、注意が必要です。ビタミン補給は、それらの症状を未然に防ぐのに最適です。
特にビタミンA、ビタミンC、ビタミンEは紫外線による肌のダメージを軽減する効果を持っているため、日頃から摂取するようにしましょう。
これらのビタミンは、特に野菜や果物に含まれています。日頃の生活でビタミンを補給することが難しい場合は、サプリメントを持参して、プレーの前後で摂取するようにしてください。サプリメントは速効性があるため、十分な効果が期待できます。
こまめに水分をとる
夏のとても高い気温の中でプレーすることは、急激に水分を失うことにつながります。人は体内の水分を2%失うと運動能力が低下し、4~5%失えば頭痛や脱水症状が現れます。そのため、こまめな水分補給はかかせません。
一気に飲みたくなるかもしれませんが、水分は体に浸透するまでに20分かかると言われているため、少量の水分補給を継続的に行うようにしてください。
また、先述した通り、水やジュースよりも効果的であるスポーツドリンクを飲むことをおすすめします。
直射日光をなるべく避けるようにする
夏にゴルフをする際、プレー中以外はなるべく日陰にいるようにしましょう。強い直射日光を浴び続けていると、体温調節ができず熱中症のリスクが高まるからです。
日陰ができやすい木の下やカートの中で待機するのがおすすめです。近くに日陰がなければ、日傘を使用して直射日光を防ぐようにしましょう。
十分な睡眠をとる
寝不足で暑い中プレーをすると、熱中症になるリスクが高まります。そのため、前日は十分な睡眠を取るようにしてください。また、寝不足だと集中力が下がり、プレーの質も低くなるため、良いスコアで回りたい人はなおさら意識するようにしましょう。
アーリーバードでプレイする
アーリーバードとは、朝4時~5時くらいの早朝からプレーを始めることを指します。まだ日が出ていない時間帯から始めるので、外がまだ暗い状況でプレーすることになります。
しかし、気温が高くなる昼前にはコースを回ることができるので、暑さを心配する必要がありません。これがアーリーバードの一番のメリットと言っても良いでしょう。
また、午前中でプレーが終わるため、午後からは別のことをするなど、時間を有効に使いたい人は特におすすめです。
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暑さが厳しい夏でも、しっかり持ち物をの準備と対策をして、ゴルフを楽しみましょう。「楽しむためにも、スコアを上げたい」と考えている人は、プロのゴルフレッスンを受けてみてはいかがでしょうか。
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