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  6. 【初心者でも扱いやすい】テニスラケットの選び方!おすすめもご紹介
2021/08/19 2021/09/16

ラケットを選ぶときに見るべきポイントは7個あります。とはいえ、最初から細かくこだわって選ばなくても大丈夫です。テニスラケットには黄金スペックという指標があるので、それを参考にしましょう。黄金スペックを満たしているラケットは、初心者でも扱いやすいのでおすすめです。

目次

  1. ラケットの選び方ー7つのポイントー
  2. フェイスサイズ
  3. フレームの厚さ
  4. グリップサイズ
  5. ストリングパターン
  6. フレームの重さ
  7. フレームの重心
  8. スイングウエイト
  9. 主要ブランド7選
  10. 初心者におすすめのラケット
  11. 黄金スペック
  12. Zehitomoからテニスレッスンを依頼してみる

ラケットの選び方ー7つのポイントー

ラケットには様々な種類があるので、自分に合ったものを見つけるのは大変です。ラケットは、使う人の体格やレベル、プレースタイルに合わせて選ぶのが一般的ですが、始めたばかりだとプレースタイルまではわかりません。

そこで、初心者の方が体格に合わせてラケットを選ぶ際に注目すべき7つのポイントを紹介します。


フェイスサイズ

ボールを打つ面の大きさのことです。ミッドサイズ・ミッドプラス・オーバーサイズの3種類あります。

ミッドサイズ,ミッドプラス,オーバーサイズ,フェイスサイズ

ミッドサイズはフェイスの面積が小さく、空気抵抗が少ないため、振り抜きやすく、コントロール性が高くなります。しかし、ボールを芯に当てるのが難しく、飛距離もあまりでないので、上級者向けのラケットです。

オーバーサイズはフェイスの面積が大きく、芯でボールを捉えやすいので、飛距離も伸びます。その分、空気抵抗が増えるためコントロール性は低いです。初心者でも打ちやすいラケットになります。

ミッドプラスはコントロール性とパワー性、芯でのボールの打ちやすさの3つのバランスがいいです。使いやすいので、幅広い方に愛用されています。


フレームの厚さ

フレームの厚さには、薄ラケ・中厚・厚ラケの3種類あります。

フレーム,厚さ

薄ラケは振り抜きがよく、コントロール性に優れています。しかし、フレーム内部が詰まっているため、重いことが多いです。反発力が低いので、パワーがある人に向いています。

厚ラケは振り抜きはよくないですが、反発力が強いのでボールが飛びやすいです。フレームも軽いため、パワーに自信がない人におすすめ。ただし、フレーム内部を空洞化することによって軽量化しているので、衝撃には弱いです。雑に扱うと破損しやすいので注意しましょう。

中厚は薄ラケよりも反発力があり、厚ラケよりも頑丈です。コントロール性とパワー性のバランスが非常に良いので、3つの中では1番良く使われています。


グリップサイズ

グリップの円周の長さです。グリップサイズは1~4で表記され、数字が大きいほど太くなります。海外製品は、表記の仕方が異なる場合があるので注意が必要です。

国内,海外 ,グリップサイズ,比較

グリップが細いと手首でコントロールしやすくなるので、多彩なショットが打てます。逆にグリップが太いと手首は動きにくくなりますが、力が入るのでパワーのあるショットを打てます。 グリップが細くても、グリップテープを巻くことで1サイズ分太くすることができるので、迷ったら細いものを選ぶといいでしょう。


ストリングパターン

フレームに張るガットの、縦糸と横糸の本数のパターンのことを言います。16×18か16×19が主流です。 目が粗い(16×15)と、ボールを芯で捉えやすくなります。スピンもかけやすくなるため、初心者向けです。

一方で、たわみも大きくなるのでガットが切れやすいという問題があります。 目が細かい(18×20)と、たわみが小さくなるのでガットは切れにくいです。コントロール性は高いですが、ボールを芯で捉えるのが難しいので上級者向けになります。


フレームの重さ

一般的なラケットの重さは240~320gになります。285~300gが標準的な重さです。

フレーム,比較,重さ

軽いラケットは振り抜きやすく、コントロール性が高いです。素早く動くこともできますが、強い打球には打ち負けてしまうことがあります。女性やシニアの方など腕力に自信のない人や、素早いラリーをしたい人におすすめです。

反対に、重いラケットは強くて速いボールを打つことができます。打ち負けることも少ないですが、振り抜くにはパワーが必要なため、コントロール性はあまり高くありません。腕力に自信のある男性やパワフルなショットを打ちたい人におすすめです。


フレームの重心

ラケットはフレームの重心の位置によって、トップライト・イーブンバランス・トップヘビーの3つに分けられます。

重心,フレーム,比較

トップライトは重心がグリップ寄りにあるので、振ったときに遠心力があまり発生しません。コントロール性が高いので、パワーのない方や素早く動きたい人向けです。 トップヘビーは重心がラケットの先端寄りにあり、振ったときに遠心力が発生します。

強くて速い打球を打つことができるので、パワーに自信のある人向けです。 イーブンバランスはトップライトとトップヘビーの中間です。特徴はありませんが、様々な状況に対応できます。オールラウンドにプレイしたい人向けです。


スイングウエイト

スイングウエイトはラケットを振ったときの重さのことで、フレームの重さと重心が関係しています。 トップライトのラケットの場合は、フレームが重くてもスイングウエイトはそれほど重くなりません。

しかし、トップヘビーのラケットの場合は、フレームが軽くてもスイングウエイトは重くなります。 購入した後のミスマッチを防ぐためにも、ラケットを選ぶときは実際に振って使用感を確かめるようにしましょう。



主要ブランド7選

ラケットの主要ブランドを7個紹介していきます。


Wilson(ウィルソン):2.5~4.5万円

アメリカの老舗メーカーです。ラインナップが豊富で、初心者も上級者も関係なく扱いやすいラケットがたくさんあります。 コントロール性に優れているのが特徴です。打球のパワーよりも打ちやすさを重視する人におすすめです。


HEAD(ヘッド):2.5~4万円

もともとはアメリカのスキーメーカーでしたが、ラケットの製造を始めてから40年近く経った今では世界を代表するブランドの1つになりました。 しっかりとした打ちごたえがあるのが特徴です。ボールで芯でとらえて打つ感覚が好きな方に向いています。


prince(プリンス):3~5万円

WilsonやHEADと同じくらいシェア率の高いアメリカのブランドです。幅広いラインナップがゆえに、選択肢が多すぎて選ぶのは大変かもしれません。

フレームの重さや重心だけではなく、スイングウエイトも表記している唯一のブランドです。テニスに関して知識が深い上級者向きのモデルと知識の少ない初心者向きのモデルがあるため、レベルに関係なく、多くの人が扱いやすくなっています。


Babolat(バボラ):2~4万円

フランス生まれの世界で一番古いラケットメーカーです。ガットメーカーとしての歴史が長く、ラケットを作り始めたのは最近になります。 パワー性が非常に優れているので、初心者でも扱いやすいのが特徴です。パワーに自信がなく、あまり負担を掛けずにボールを打ちたい人におすすめ。


Technifibre(テクニファイバー):2~4万円

Babolatと同じく、もともとはガットメーカーとして有名だったフランスのブランドです。ラケットメーカーとしての歴史は長くありませんが、多くのプロ選手に愛用されています。 コントロール性とパワー性のバランスがとれているため、扱いやすいです。他のブランドと違って女性専用のシリーズがあり、デザインもおしゃれなので女性に人気です。


YONEX(ヨネックス):2~5万円

世界でも人気の高い日本のブランドです。バドミントンのラケットの製造から始まり、今ではテニスラケットメーカーとしても人気を博しています。

フレームが楕円形で、ボールをとらえる芯の部分が広いので、打球を返しやすいことが特徴です。また、パワー性にも優れているため、打ったときの身体への負担が少なく、シニアや女性の方に人気があります。


DUNLOP(ダンロップ):3~4万円

創業はイギリスですが、日本法人による日本独自のモデルがあるため、日本のブランドと捉えることもできます。 コントロール性やパワー性などを重視したシリーズがあるので、プレースタイルに合わせて選びやすいです。打ったときの振動が少ないので、身体への負担を軽減したい人に向いています。


初心者におすすめのラケット

初心者がラケットを選ぶときに大事なポイントは、何と言っても使いやすさです。ボールを打たないと、テニスは上達しません。まずは、打ちやすいラケットを使ってテニスに慣れていきましょう。


黄金スペック

ラケット選びに迷っているのであれば、とりあえず黄金スペックのラケットを使っておけば安心です。 黄金スペックとは、先ほど紹介した7つのポイントのうち、4つのバランスがとれていることを指します。

初心者によくあるのは、ラケットにボールを当てるのに苦労したり、ラケットが重くてうまく振れなかったりすることです。それを解決するために、フェイスサイズが大きくて、軽量なラケットを選ぶ人もいます。

残りの3つのポイントに関して説明します。グリップサイズは人によって手の大きさが違うので、自分にあったものを選びましょう。ストリングパターンは、ボールを芯で捉えやすく、初心者でも打ちやすい、目が粗いものがおすすめです。スイングウエイトは軽い方が振りやすいですが、実際に振ってみないとわからないので、購入前に確認しましょう。

このように、黄金スペックと体格で使いやすいラケットをある程度絞ることはできますが、最適なラケットを選ぶなら、プレースタイルが定まってきてからの方がいいでしょう。その際は7つのポイントにこだわって選んでみてください。


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