パワーヨガとは？３つの効果と特徴、ピラティスとの違い

多くのヨガスクールでパワーヨガというレッスンを見かけると思います。パワーヨガはエネルギーチャージができることでも人気のヨガです。今回は、このパワーヨガについて詳しく見ていきましょう。エクササイズとしてよく似ているピラティスとの違いについても触れていきます。

パワーヨガとは

パワーヨガは、ダイナミックな動きと呼吸を連動させながら、体幹を強化し、心身を同時に鍛えるヨガスタイルです。他のヨガスタイルと比較して、運動量が多く、汗をかくことで心身のリフレッシュ効果が期待できます。ポーズを連続して流れるように行うことで、心拍数を上げ、カロリー消費も高めるため、体力向上やダイエットにも効果的です。アシュタンガヨガやヴィンヤサヨガの要素を取り入れながら、現代のライフスタイルに合わせてアレンジされた、エネルギッシュなヨガと言えるでしょう。

パワーヨガの歴史

パワーヨガは、1990年代にアメリカで考案されて世界的に広がったヨガです。ベースとなっているのはアシュタンガヨガで、現代人の生活スタイルや趣向に合わせ、フィットネス的要素を多く取り入れて考案された現代版のヨガと言えるでしょう。

ハリウッドスターたちの間でもボディメイク効果のあるエクササイズとして話題となり、熱心に取り組んでいることが、一般の人々に広まり、パワーヨガの浸透を後押ししたようです。日本もその流れを受けて、その取り入れやすさから人気度も高く、多くのヨガスクールでレッスンが行われるようになっています。

パワーヨガとヨガの違いとは

「ヨガ」という言葉を聞くと、ゆったりとした呼吸と静かなポーズのイメージを持つ方も多いかもしれません。

しかし、パワーヨガは従来のヨガのイメージとは異なり、動的な動きと呼吸を連動させ、体幹を強化し、心身を同時に鍛えることを目的としたエクササイズです。ポーズを連続して流れるように行うことで、心拍数を上げ、カロリー消費を促します。そのため、体力向上やダイエット効果も期待できます。

一方、一般的なヨガは、ポーズを静かにキープし、呼吸に意識を集中することで、心身をリラックスさせ、柔軟性を高めることを目的としています。アシュタンガヨガやハタヨガなどが代表的な例です。

パワーヨガの効果3選

1. ダイエット効果

パワーヨガは、身体を大きく継続的に動かすものなので、１度のレッスンでもかなりの運動量になります。呼吸をしっかり行うことができれば、有酸素運動になるので脂肪燃焼率も高めです。身体をダイナミックに動かしたり、支えたりしていくので筋肉量も比較的早い段階で増えることから、基礎代謝率もアップしていくでしょう。ダイエット効果も期待できそうですね。

2. 心身のスタミナ強化

パワーヨガは筋肉を適度に強化し、身体機能も整うので疲れにくい体質が作られていきます。身体の忍耐力と同時に、動き続ける中でメンタルの忍耐力も培われていくと言われています。きちんとポーズの完成形を取り、その状態で自分のスタミナを最大限に使ってキープしますが、その度に集中のピークを経験し、瞑想状態が得られることもメンタル強化に繋がっているようです。

3. ストレス解消効果

パワーヨガ特有の大きな動きを継続するには、より多くの酸素を取り込む必要があります。意識しなくてもダイナミックな動きの中で、身体が必然的に深い呼吸を求めることに。動きと呼吸に全集中力を注ぐのでストレスからの解放感を感じることができます。

パワーヨガとピラティスとの違い

1. 筋肉バランスとコアマッスル

ピラティスは、身体のコアとなる筋肉を鍛えていくエクササイズです。動きを繰り返すことよりもキープすることで集中的にコアマッスルに働きかけていきます。比較的静止状態の動きが多く、かつ強度の高い動きを行っていくのが特徴です。

それに対し、パワーヨガは、全身の筋力を強化し、柔軟性な体作りをするエクササイズです。身体のバランス感覚を整えるための動きを継続して行っていくのが特徴です。

2. ウジャイ呼吸と胸式呼吸

ピラティスは、腹式呼吸をしながら行うのが一般的。意識的な胸式呼吸によって交感神経を優位にさせ、筋肉の働きを活性化させるためです。

ヨガでは基本的に腹式呼吸が推奨されますが、パワーヨガの場合は胸式呼吸の一種であるウジャイ呼吸を行います。鼻から吸って、鼻から吐くというのが基本。身体を温める効果が高く内臓機能を活性化させる他、エネルギーを生み出す呼吸法として知られています。

パワーヨガのおすすめポーズ3選

パワーヨガのおすすめのポーズを3つ紹介します。手順や効果、注意点なども解説していますので、ぜひ参考にして実践してみて下さい。

1.サイドプランク

身体への効果

腹斜筋と側腹筋の強化、バランス感覚向上

ポーズのステップ

1.横向きに寝転がり、方の真下に片肘をつきます

2.両足を伸ばし、前腕と足を軸に腰を持ち上げます

3.頭から足まで一直線にした状態をキープします

注意点

腰を反り過ぎない、肩を耳から離す、初心者の場合は膝をついて行う

鳩のポーズ

身体への効果

股関節の柔軟性向上、腰痛の緩和、お尻の筋肉のストレッチ

ポーズのステップ

1.地面に座り、右足を前方に曲げます

2.左足は左方向に伸ばします

3.左足のつま先を左肘の内側にひっかけます

4.頭の後ろで指を組み、胸を開きます

5.ゆっくりと呼吸をします

6.反対の体勢も行います

注意点

股関節の柔軟性が低い方は無理をしないようにしましょう

ダウンドッグ

身体への効果

ハムストリングやふくらはぎのストレッチ、姿勢改善

ポーズのステップ

1.四つん這いになります

2.両手を肩の真下から手のひら一つ分前に置きます

3.両つま先を立て、吐く息でお尻をかかとへ下げます

4.腰から指先までを一直線にしたまま、吸う息で天井方向に引き上げます

5.吐く息で両かかとを床に卸して、目線をおへそ若しくは脚の付け根に向けます

パワーヨガに挑戦！動画を参考にしてみよう！

パワーヨガの効果や魅力を分かっていただけたかと思います。興味が湧いた！という方は、
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パワーヨガってどんなヨガ？ということから初心者向けのポーズまで紹介しています。改めてパワーヨガのことについて知りたい！という方はこちらの記事を参考にしてみてはいかがでしょうか

トレーナーの方の動きを見ながら、一緒に15分間のパワーヨガを行うことができます。各ポーズのポイントについても細かく解説してくれるので、初心者の方にはとても参考になるでしょう。

パワーヨガ以外のことも知りたいなら？

パワーヨガでもそれ以外のヨガでも健康増進や筋力向上が期待できます。
もっとヨガのことを知りたいなら、下記の記事を参考にしてみてはいかがでしょうか？

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