Q.いつまでに整理すればいいのか? A.遺品整理を始めるのは四十九日が目安とされています。ただし、決まりではありません。故人の住まいが賃貸住宅の場合は、退去日までに遺品整理を終えなければなりません。持ち家の場合は、特に急ぐ理由はありませんが、家族の都合に合わせて、スケジュールを立てて進めることが理想的です。
生前整理は大きく①モノ、②財産、③情報、④人生(観)に分かれます。各項目ごとに、実際にファミーユでもよくご相談いただくトラブルと解決法をご紹介します。 まず「モノの生前整理」ですが、ご自身の大切なものは、ご本人にしか分かりません。他人が何と言っても残すもの、処分するものを決めていきましょう。 判断がつかないものは、保留でも結構です。期間をおいて判断すればよいと思います。それとコツとしてリサイズをおすすめします。 残すもの、または保留しているものを小さく保管することです。例えば、現物の写真であればスキャンしてデータとして保管するなどです。 また、処分した後から後悔しないように、思い入れのあるものは写真やビデオで撮ってデータとして保存し、現物は処分するのもひとつの手法です。 次に「財産の生前整理」ですが、これが一番トラブルが多いです。まず、財産として何があるのかしっかり把握すること。そして、誰に何を渡すのか、ご自身の考えをまとめ家族に伝えること。家族の意見も聞いてしっかり話し合うことが大切。 難しいようであれば、専門家に相談するのもありです。料金はかかりますが、プロとして最適の解決策を提示してくれます。 そして、「情報の生前整理」と「人生の生前整理」については、エンディングノートの記載をおすすめします。 PCやスマホ、各種有料サービスを始め、友人・知人などの交友関係、取引先銀行など(暗証番号含む)など、記録をまとめておくことが必要です。後でご家族が知らなかった、分からないといったトラブルの防止になります。 また、エンディングノートを埋めていく毎に、ご自身の人生を見つめ直し、これからの人生に対する考え方がまとまってきます。文字で残すことにより、ご家族へご自身の考え方がストレートに伝わります。 それにより、お互いに気付きが生まれ、相互理解へとつながります。情報をオープンにしてご家族で話し合うことで、ご家族の絆が深まっていきます。 まずは、一歩を踏み出してみませんか。
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