ハンドドリップで淹れたコーヒーは香り高く、手間がかかる分おいしいですよね。そんなハンドドリップが実は「瞑想」と近しい存在だったと知っていましたか? 「何を言っているの?」と思われたかもしれませんが、そう言える根拠をこれから紹介していきます。
目次
世界でコーヒーが愛される理由とは?
コーヒーは紅茶・ココアと並び世界三大嗜好飲料と呼ばれるほどに、世界中で愛されている飲み物です。人間はコーヒーの特徴である苦みを本来避けるようにできているにも関わらず広く受け入れられているのは、味そのものよりもその効果に強い魅力があるからなんです。
もちろん味が好きで飲んでいる人も多くいますが、コーヒーにある「飲み物」以上の価値が世界で愛される理由です。 また、最近コーヒーのトレンドに「スペシャルティコーヒー」というものがあります。これは、日本スペシャルティーコーヒー協会が決めた7つの基準をクリアしたコーヒーです。
- カップ・クォリティのキレイさ
- 甘さ
- 酸味の特徴評価
- 口に含んだ質感
- 風味特性・風味のプロフィール
- 後味の印象度
- バランス
詳細はこちら→スペシャルティコーヒーの定義
コーヒーの淹れ方は3タイプ
コーヒーには主に3種類の淹れ方があります。
・ハンドドリップ
・コーヒーメーカー
・インスタントコーヒー
それぞれの特徴を見ていきましょう。
ハンドドリップ
ハンドドリップは、自分でお湯を注いでコーヒーを抽出します。 カフェで飲むような本格的でおいしいコーヒーを飲めること、ホッと一息つけることがメリットで、デメリットは手間がかかること。 インスタントではない飲み方を試したい、コーヒー中級者の方はハンドドリップがおすすめ。
コーヒーメーカー
コーヒーメーカーは自動でコーヒーを抽出してくれるので、セットすると自動で本格的なコーヒーが楽しめます。 メリットは忙しい朝などにも、おいしいコーヒーを味わえることで、デメリットはお手入れの大変さ。週に1度ほどは細かく分解して掃除しなければなりません。 いつでも安定的に喫茶店のようなコーヒーを飲みたい人におすすめです。
インスタントコーヒー
お湯に溶かすだけで簡単に飲めるインスタントコーヒー。 1杯およそ10円のコスパや簡単さがメリットで、サッとコーヒーを飲みたいときは良いでしょう。デメリットはコーヒー本来の風味が少し薄いこと。 コーヒーをあまり飲んだことのない初心者の方にとって、ハードルが低いためおすすめです。
ハンドドリップと瞑想の関係
ハンドドリップにおいて「お湯を注ぐ」のは、コーヒーの味を大きく左右するポイント。コーヒー粉の中心を狙って、ゆっくり弧を描くように注ぐことで雑味やえぐみといったマイナス部分が抽出されづらくなり、おいしいコーヒーにつながります。
ハンドドリップでお湯を注いでいるときは、それだけに集中している状態で、余計な思考は排除されます。 この感覚が瞑想と似ているのです。
ハンドドリップと瞑想が似ているメリット
瞑想は、目の前の事にのみ集中して雑念を排除し、無駄なことを考える隙がない状態です。 これにより頭がスッキリし、心が落ち着いてくることで視界がクリアになり新たな発見や気づきにもつながるでしょう。
しかも、ハンドドリップはじっと座っているだけではなく「お湯を注ぐ」という行為を通じて、瞑想を感じられつつおいしいコーヒーまで飲めるため一石二鳥。 コーヒーという日常に近いものの中に瞑想があることで、お手軽に体感できるのもメリットと言えます。
ハンドドリップと瞑想の実例
ハンドドリップが瞑想に近いとなんとなくわかったとはいえ、いまいちピンとこない方も多いはず。 少しでも興味を持ったり理解が深まればと思い、実際に体験した方々の声を紹介することにしました。
瞑想……を形式的に考えなくてもいいよ。無心になれること、があれば。編み物だって、料理だって、珈琲をハンドドリップでいれることだって、みんな瞑想みたいなもんなの。そういうことがとっても大事。自覚できないかもしれないけど、ほんとに大事なんだ。
— 田口ランディ(Randy Taguch) (@randieta) July 19, 2016
「無心になれること」こそが瞑想。形式に拘らず視野を広げてみることが大事なんですね。 筆者もハンドドリップでコーヒーを淹れていますが、仕事の休憩や夜のリラックスタイムに実践することで頭を一旦ゼロに戻せますよ。
ハンドミルもおえて、
— 珈琲瞑想コンシェルジュSujata千尋 (@sujata_chihiro) April 3, 2022
最後はハンドドリップです🫖☕️✨
今朝も【珈琲瞑想】時間を
みなさんと一緒にすごせて幸せです🍀https://t.co/ZvpFsyJdAq pic.twitter.com/BaMWhbZOWS
【珈琲瞑想】なる言葉も発見しました!
コーヒー豆をガリガリ挽くマインドフルネスからのコーヒーを心静かにドリップするマインドフルネスからの淹れたてコーヒーの味と香りを楽しむマインドフルネス pic.twitter.com/CCzasQ2ZWv
— TJ🍥 (@passionTJ) May 30, 2022
コーヒーにとことんマインドフルネスを感じていますね。
コーヒー豆を挽いている時が一番マインドフルネスだと、今気がついた。
— ともさん (@motesekaiheiwa) May 4, 2022
コーヒーは最強のマインドフルネス。
— メンがヘラ子@死にたい気持ちと生きてる人 (@men_ga_hera_012) October 21, 2021
豆ごとに違う香りを鼻で感じる。
舌で苦味と酸味を感じる。
喉に流れる熱さを感じる。
カップを持った手の温かさを感じる。
いつもおれの意識を”今ココ”に戻してくれる。
いや、あの、クッキーは、違うんです、あの、見なかったことに、
#ダイエットとは pic.twitter.com/NPTkWjDM1R
コーヒーのカッピングってマインドフルネスに繋がる気がする。
— your roasterの中の人 (@RoasterYour) September 5, 2019
味覚や嗅覚などの五感を研ぎ澄まし、目の前のカップに集中する。
続けよう。
コーヒーは最強のマインドフルネスという方や、目の前のカップに集中し、マインドフルネスに近いものを感じている方もいます。 また、人気Vloggerのmochaさんが出している本は、コーヒーを通じて「自分らしく生きる」ことをつづっており、コーヒーは心の安寧に繋がると書かれています。まさにマインドフルネスの要素を含んでいると言って良いでしょう。
その他にも、コーヒーと瞑想の関連性について話している記事などもあります。 コーヒーにマインドフルネスを感じている方は少なくないのです。
まとめ
目まぐるしいスピードで変化していく現代社会でこそ、心を落ち着けるためにもゆっくりとした時間は必要です。 ハンドドリップによる瞑想は効果的ですが、それでも解決できない悩みなどがあるときは人生相談のプロに頼ってみましょう。ゼヒトモでは、人生相談も承っています。経験豊富なプロによって、スッキリした気持ちになれますよ。