整理整頓をテーマにした書籍がベストセラーになるなど、日々の生活を円滑にするために必要な習慣、整理整頓。職場では仕事の効率も上がり、自宅では快適にすごしやすくなるなど、メリットだらけです。
既に実践している方も多いとは思いますが、「冷蔵庫の中」はどうなっていますか?毎日使うにも関わらず、意外と見落としがちなのが冷蔵庫の中です。買ってきた食材をそのまま詰め込んだり、何がどこにあるか分からず、奥から賞味期限の切れた食材が出てきたりと、そんな経験はありませんか?
冷蔵庫を整理するメリット、上手な収納の仕方など、今すぐにでも使える情報をご紹介していきます。
冷蔵庫を整理するといいことだらけ!メリット4つ
1.電気代の節約になる
冷蔵庫の中、食材で溢れてはいませんか?冷蔵庫に物を詰め込みすぎると冷気の循環が悪くなり、冷蔵庫が必要以上に稼動し、消費電力の増加に繋がります。冷蔵庫を整理することで、日々の電気代を抑えることができるでしょう。
2.料理の献立が決めやすい
冷蔵庫を整理すると、どこに何があるのか一目で分かるようになるため、食材を探す手間も省けます。
また、取り出したいものがわからず冷蔵庫の扉を長時間開け続けると庫内の温度が上がり、その後扉を閉めた際に冷蔵庫が室温を下げようとしてエネルギーを消費します。パッと取り出せると、やはり電気代の節約にもなりますね。
3.気持ちが晴れやかになる
冷蔵庫を開けた時、食材が雑然と詰め込まれている様子を見て、嬉しくなる人はいませんよね。綺麗なお部屋が気持ち良いのと同じく、冷蔵庫の中が綺麗だと、気持ちも晴れやかになります。
4.買い物が楽になる
まだ残っているのに、新しいものを買ってしまった。そんな経験はありませんか?整頓された冷蔵庫の中は、何があり、何がないのか一目で分かり、迷うことが少なくなります。
もう悩まない!冷蔵庫整理のポイント
1.整理グッズの形は似たようなもので揃える
ケースなどの小物や、整理グッズを活用するのが冷蔵庫整理のポイントです。100均やニトリ、無印良品などを活用し、似たような形状で揃えると余剰スペースが発生しません。例えばまる・さんかく・しかくの容器をバラバラと使っていると統一感もなく形もフィットしません。
東急ハンズやフランフランなどでは、おしゃれで個性的なデザインなものも多くありますので、自分にあったアイテムで揃えるのも良いでしょう。
2.カゴやバスケット、メッシュ状や透明、半透明の整理グッズを使う
整理グッズをは便利ですが、あまり大量に使用すると冷気を遮断します。メッシュ状のかごやバスケットなど、冷風が通りやすく熱効率を落とさない容器などを使用すると良いでしょう。
また、カゴやバスケット、メッシュ状、透明、半透明であれば食材や調味料のラベルが見えやすいですよ。
3.重くない整理グッズを使う
整理グッズは、あまり重くなく、取り出しやすい物を選びましょう。重量があり、取り出しにくい物では、子供が誤って落としてしまったりすると危険です。
4.冷蔵庫の奥まで届く奥行きのある整理グッズを使う
長方形などの、奥行きのあるタイプの整理グッズを使い、庫内は奥まで使いましょう。奥に押し込んでしまった食材は、取り出すのも面倒ですし、忘れてしまうこともありますよね。だからといって、奥まであるスペースを活用しないのはもったいないです。
長方形のケースを使うと、冷蔵庫の奥のスペースを活用でき、取り出しもケースごと引き出せるので楽チンです。
5.ドアポケットをうまく使う
ドリンクなどを入れるドアポケットも、一工夫すると収納力がUPします。100均などで買える、先端が洗濯バサミのようになっているフック付きピンチは、チューブ型の調味料を挟んでひっかけられるすぐれモノ。チューブ型の調味料は口が下を向いているので、そのまま挟んで引っかけておけば中身が重力で下に集まるので、使うときにも絞りやすくなります。
6.ラベルやシールを活用する
収納ケースにテプラやダイモなどのラベルライターを使用して目印をつけると、わかりやすくなります。どこに何が入っているか分かりやすく、いちいち中を覗く手間もありませんね。配置や仕分けに悩むようであれば、ふせんを貼っておくのもいいでしょう。
7.誰でも探しやすい、子供でも取り出しやすい、をテーマにする
自分が分かっても、他の人が探すときに手間取って時間がかかるようであれば、整理整頓は成功ではありません。冷蔵庫の扉を長時間開けてしまって庫内冷気が逃げてしまえば、エネルギーを消費しすぎてしまいます。何がどこにあるのか一目で分かり、子供でも取り出しやすく、家族皆が使いやすい冷蔵庫に仕上げましょう。
8.収納スペースをあらかじめ決める
上段と中段、左と右。よく使うものか、そうでないか。どこに何をおくか、収納スペースをあらかじめ決めておき、しまう場所を決める、出した場所へしまうというルールを決めましょう。
9.棚板は、いっそのこと外してしまう
冷蔵庫内を仕切る棚板は、一見便利ですが実はクセモノです。棚板があるせいでスペースの自由度が制限されているのです。外してしまって、100均などで売っている棚や引き出しなどを使うと、高さが出てスッキリとまとめられるでしょう。特に調味料はビンやペットボトル、袋状の容器に口がついたものなど、形状も大きさ・高さもまちまちのものが集まってしまいがちです。そういった大きさがバラバラのものも余裕を持ってしまえるようになります。
10.食材を加工調理してから冷蔵庫で保管する
作り置きレシピは活用する共働きのご夫婦や、家事育児にお忙しいご家庭だけでなく1人暮らし、夫婦2人暮らしなどの少人数世帯でも便利なレシピです。食材を食材のまま保管していると大きさが揃わず、「あれはどこにしまった?」となりがちです。
作る分、食べる分の食材を購入して、一度に全て加工してしまい、ホーローやプラスチックの大きさや種類、素材が同じ容器で保管をして見てはいかがでしょうか。ジップロックの容器も相互に積み重ねられるようになっているため便利です。一度加工して容器に入れてしまえば、容器にふせんを貼り何が入っているかわかりやすく、温めればすぐに食べれます。
最後に
綺麗に整理された冷蔵庫は見た目にも美しいだけではなく使いやすく、電気代の節約にもつながります。「冷蔵庫の中、他人に見られても平気か?」というアンケートでは、50%以上の人が見せたくないとの結果が出ました。理由はやはり、中身の乱雑さのようです。
誰かに見せる場所ではありませんが、整理整頓された冷蔵庫は料理の準備の効率も上がります。ぜひ冷蔵庫の中を綺麗に整理しましょう。
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