エアコンクリーニングを実施することで、部屋ごとの冷房・暖房の効きがよくなるだけでなく、電気代の節約にもつながります。とはいえ、エアコンクリーニングにどれほどの費用がかかるのか、不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、エアコンクリーニングの料金相場について解説します。費用を安く抑えるポイントや依頼すべきタイミングについても説明するので、エアコンクリーニング業者に依頼する前にぜひご覧ください。
エアコンクリーニングは必要?依頼すべきタイミングは?
エアコン内にはフィルターがありますが、すべてのホコリや汚れをフィルターで取り切っているわけではありません。フィルターの目よりも細かな粒子が奥に入り込み、エアコンの効きが悪くなることもあります。また、汚れが溜まってエアコンの故障の原因となることもあるため、注意が必要です。
汚れを放置すると、湿気でカビが発生する可能性もあります。発生したカビはエアコンの風と一緒に室内に放出され、アレルギー症状や体調不良を招くこともあるため、エアコンはきれいな状態を維持しておく必要があります。
特に、次の状態が見られるときは、早めにプロのエアコン掃除業者に依頼しましょう。
- アレルギー症状や体調不良を感じている
- エアコンをつけると悪臭がする
- 半年以上エアコンクリーニングを依頼していない
1年に1回もしくは2回、プロの業者にエアコンクリーニングをしてもらうと安心です。お掃除機能のあるエアコンも、年に1回か2回は専門業者に掃除をしてもらいましょう。定期的に掃除をすることで、エアコンにかかる負担が減り、本体も長持ちします。
【種類別】エアコンクリーニングの費用相場
エアコンクリーニングの費用は、壁掛けタイプか埋め込みタイプかによって異なります。また、掃除機能の有無によっても異なるため、自宅のエアコンタイプを事前に確認してくことが大切です。
ここでは、エアコンタイプ別の費用相場の目安を紹介します。業者の見積もりを比較するときに、ぜひ参考にしてください。
壁掛けタイプの料金
壁掛けエアコンの料金相場は以下のとおりです。
フィルター掃除機能がついているエアコンは、少々金額が高額になります。まとめて依頼することで料金を抑えられることもあるため、複数の台数を同時に依頼するようにしましょう。
エアコンの台数 | 1台 | 2台 | 3台 |
掃除機能あり | 約13,000~20,000円 | 約24,000~30,000円 | 約36,000~44,000円 |
掃除機能なし | 約8,000~15,000円 | 約14,000~20,000円 | 約21,000~29,000円 |
壁掛けタイプのオプション料金
壁掛けエアコンのオプション料金は、以下のとおりです。ただし、機種によっては作業時間が長くかかるため、料金が変わることもあります。掃除機能がついている場合も、内部清掃に手間がかかるため、料金が高額になる傾向にあります。
オプション | 料金相場(1台あたり) |
消臭抗菌コート | 約1,000~2,000円 |
室外機の洗浄 | 約3,000~4,000円 |
エコ洗剤によるクリーニング | 約0(※)~5,000円 |
※標準仕様でエコ洗剤を使っている場合もあります。
天井埋め込みタイプの料金
天井に埋め込むタイプのエアコンは、費用の相場が壁掛けタイプよりも高額な傾向にあります。機種にもよりますが、平均価格の目安は以下のとおりです。
エアコンの台数 | 1台 | 2台 | 3台 |
掃除機能なし | 約18,000~26,000円 | 約35,000~50,000円 | 約51,000~75,000円 |
なお、埋め込みタイプには、掃除機能はついていないことが一般的です。
天井埋め込みタイプのオプション料金
埋め込みタイプのクリーニングにおいても、オプションをつけられます。業者によっても差はありますが、基本的には壁掛けタイプのオプション金額相場と変わりません。ただし、機種や機能によっては、相場よりも高額になることがあります。
オプション | 料金相場(1台あたり) |
消臭抗菌コート | 約1,000~2,000円 |
室外機の洗浄 | 約3,000~5,000円 |
エコ洗剤によるクリーニング | 約0(※)~5,000円 |
※標準仕様でエコ洗剤を使っている場合もあります。
エアコンクリーニングの費用を安く抑えるポイント
次のポイントに注意することで、エアコンクリーニングの費用を安く抑えられることがあります。
- 繁忙期を避ける
- 台数はまとめて依頼する
- 複数業者に見積もりを取る
- フィルターを定期的に掃除する
上記に記載した安く抑える方法について、詳しく説明します。
繁忙期を避ける
業者に依頼するときは、繁忙期を避けることで、クリーニングの料金を安くできる可能性があります。なお、エアコンクリーニングの繁忙期は、一般的にエアコンを利用する方が増える6月~8月と12月~2月です。
夏や冬はエアコンから嫌な臭いがして依頼する方が増えるため、業者が混み合うだけでなく、割高な料金を請求される可能性があります。安さにこだわるなら、エアコンを使わない春や秋に依頼しましょう。
台数はまとめて依頼する
エアコンが複数ある場合は、まとめて依頼することで1台あたりの料金を安くできます。家の中のエアコンは、できればまとめて依頼するようにしましょう。
ただし、エアコンの台数が多すぎるケースでは、クリーニングが1日で終わらないこともあります。来客などと重ならないよう、業者に部屋ごとのスケジュールも確認しておくことが大切です。
複数業者に見積もりを取る
エアコンクリーニング業者を選ぶときは、複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討しましょう。いくつかの業者の見積もりを比較することで、割高な業者への依頼を回避できます。
なお、比較するときは、金額だけに注目するのはおすすめできません。プロとしての実績や評判、見積もりを依頼したときの対応なども比較して、業者を絞り込みましょう。
フィルターを定期的に掃除する
フィルターを定期的に自分で掃除しておくことで、汚れが落ちやすくなり、クリーニング費用を安く抑えられることがあります。
エアコンを使用している時期は、1週間に1度程度の頻度で掃除機などを使ってフィルターを掃除しましょう。見えている範囲だけでもこまめに掃除することで、エアコンにかかる負担も軽減され、長持ちしやすくなります。
賃貸物件の場合は?エアコンクリーニングの注意点
マンションなどの賃貸物件の中には、エアコンがすでに設置されている場合もあります。この場合、エアコンクリーニングの費用を、大家さんや管理会社側が負担することもあれば、借主自身が負担することもあるため注意が必要です。
業者に依頼する前に、誰が費用を負担するのか、また、どのタイミングで支払うのかを確認しておきましょう。ただし、借主自身が設置したエアコンについては、基本的に清掃費用は借主負担です。
誰が費用を負担するのか確認する
賃貸マンションなどでは、設備の清掃費用が借主負担になるケースと貸主負担になるケースがあります。借主負担のケースでは、借主個人が支払わなくてはいけません。
たとえば、次のようなケースでは、清掃費用は借主負担になることが一般的です。
- 既設のエアコンの掃除を怠り、正常に作動しなくなった
- 借主が屋内で喫煙し、エアコンを稼働させるとタバコの臭いがするようになった
- 入居してから1年以上経過し、エアコン内部の汚れや臭いが気になった
一方、次のケースでは貸主負担になることが多いです。
- 入居直後にもかかわらず、エアコンから嫌な臭いがする
- 入居直後からエアコンの汚れがひどく、正常に作動しない
物件によってもクリーニングの費用負担の条件が異なるため、契約時に確認しておくことが重要です。
費用を支払うタイミングを確認する
クリーニング費用を借主が負担する場合でも、一時的に大家さんや管理会社が立て替えて後日請求されるケースもあります。クリーニングを実施する前に、費用を支払うタイミングや金額についても確認しておきましょう。
また、物件によっては、入居時や退去時に清掃費用を請求されることもあります。契約する際には、念のため不動産会社を通して、大家さんや管理会社に確認しておくようにしてください。
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今回の記事では、エアコンクリーニングにかかる費用相場を紹介しました。費用を抑えるためには、台数はまとめて依頼したり複数の業者に見積もりを依頼したりすることが重要です。
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