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  6. シャワーはどうやって取付ける?適切な取付け方法や業者依頼で気をつけることを伝授
2023/09/27 2024/04/16

シャワーを取り付けたいと考えた時に「理想のシャワーを取り付けるにはどのようなことが必要なのか」「どのように業者に依頼するのか」「そもそもDIYでできるのか」気になりますよね。

シャワーの取付け工事は、水回りや電気に関する専門的な知識や技術が求められるため、安心して依頼できる業者に取り付けてもらうことが重要です。

今回は、浴室のシャワーを後から取り付けたり既存のシャワーを交換したい方に向けて、工事のポイントや業者に依頼する際に気をつけるポイントを徹底解説します。お気に入りのシャワーヘッドを取り付ける際の費用相場や取り付け前に覚えておきたい情報もお届けするので、ぜひ参考にしてください。

 

シャワーの取付方法

シャワーヘッド

シャワーの取付方法には、壁面取り付けとカウンターや浴室の縁へ取付ける2つの製品があります。

  • 壁面取り付け:水回りの壁に直接シャワーを取り付ける方法
  • カウンターや浴室の縁(ふち)への取付け:ユニットバスルームに取付る方法

壁面取り付けは、新築戸建てなどに多く採用されているすっきりとしたデザインのものが大半です。カウンターや浴室の縁(ふち)への取付けの場合は、壁面取り付けよりも省スペースでシャワーを設置できます。

しかし、シャワーの取付は原則、専門的な知識や技術が求められるため、業者へ依頼することが重要です。

シャワーを後付け工事する際のポイント

シャワーを浴びた女性

シャワーの取付工事で住まいを快適にしたいと考えた時に、失敗やトラブルを防ぐために押さえておくべきポイントがあります。

  • 業者依頼の予算を決める
  • シャワーの種類を決めておく
  • シャワーの設置場所を確保する
  • 給湯器の種類や号数を確認しておく
  • 適切なタイミングで交換する

1つずつ見ていきましょう。

業者依頼の予算を決める

業者に依頼する際の予算を相場を見ながら事前に決めておくことが重要です。相場を確認しないまま依頼してしまうと、業者によって同じ工事でも施工費用が異なります。

もし相場がわからない場合は相見積もりを取り、工事内容や使用する材料などの細かい詳細を確認しておくことが重要です。シャワーの取り付け工事費は下記の金額が相場といわれています。

  • シャワーヘッドやホースの交換: 1万円~3万円
  • 新しいシャワーブースの設置: 50万円~100万円

実際の費用は、上記以外にも、以下のような要因によって異なるため、上記の金額はあくまでも目安として参考にしてください。

シャワーの種類を選択

シャワーを後付け工事する際は、どのタイプのシャワーにしたいのか希望の種類を選択しておくことがポイントです。シャワーは、以下の種類があります。

種類特徴魅力
オーバーヘッドシャワー・頭上から降り注ぐシャワー・全身を洗い流しやすい
ハンドシャワー・手に持って使うシャワー・自由な方向に細かい部分まで洗い流せる
ミストシャワー・細かい粒子のシャワー・肌に優しく、刺激が少ない
節水シャワー・水の使用量を抑えられるシャワー・節水や節電につながる
ヘッド固定式シャワー・壁に固定されたシャワー・安定した水圧でシャワーを浴びられる・小さいお子様でも安全に使用できる

どのようなシャワータイプが理想なのかを吟味した上で依頼できるとスムーズに対応してもらえます。万が一悩む場合は、業者に相談できると、設置する場所やシャワーを工事する目的、理想の用途に合わせて提案してもらえるでしょう。

シャワーの設置場所の確保

シャワーをどのように設置するのか、場所を確保しておくことがポイントです。設置場所は、以下の項目を意識して確保しましょう。

  • シャワーを取り付けるスペース:シャワーヘッドを回せる広さが理想
  • 水栓の位置:シャワーヘッドが体に当たる位置が理想
  • 排水口の位置:水が溜まるのを防げる位置が理想

また、後付けするシャワーは、浴室だけでなく、洗面所やキッチン、トイレ、脱衣所などに設置できます。シャワーを取り付ける場所次第では、脱衣スペースを確保したり、導線を短くしたりするなどの利便性につながります。

浴室以外の防水性が確保されていない場所に取り付けたい場合は、排水の位置的に設置できるのかといった確認が重要です。業者に相談しながら理想かつ適切なシャワーの設置場所を決めましょう。

給湯器の種類や号数を確認

給湯器の種類や号数を確認してから業者に依頼するのがポイントです。取り付けられるシャワーは、元々設置してある給湯器や号数によって異なります。給湯器は下記の種類があります。

  • ガス給湯器
  • 電気給湯器
  • 石油給湯器

1分間に沸かすことができるお湯の量を表す給湯器の号数は、現在使用している商品の詳細を確認するもしくは、専門業者に相談すれば確認可能です。後付けしたいシャワーに合わない場合は、給湯器から交換する必要があるため、事前に確認しておきましょう。

交換の目安が適切かをチェック

シャワーの交換が適切なタイミングなのかをチェックしてから依頼しましょう。交換の目安はシャワーヘッドやシャワーホースの様子で確認できるため、下記の表を参考にし、1つでも当てはまる場合は早急な交換が必要です。

シャワーヘッドシャワーホース
・水勢が弱くなった
・シャワーの向きが安定しない
・ノズルに汚れが目立つ
・節水効果を実感できない
・ホースに亀裂や破損がある
・ホースが硬くなり、動きにくい
・ホースから水漏れしている

ほとんどのシャワーは目安使用年数が5年と言われており、経年劣化によって性能が低下したり、故障したりしてしまいます。シャワーの後付け工事は、交換の目安を適切にチェックし、必要に応じて交換しましょう。

リフォームでシャワーを取り付ける方法と費用相場

シャワー

シャワーは浴室内に給湯設備や部材さえあれば簡単な工事だけで後付けできるので、取り付ける際は給湯設備があるかまず確認しましょう。リフォームでシャワーを取り付ける以下の方法と、それぞれの費用相場を解説します。

  • 新規でバランス釜への追加
  • 新規で風呂釜・給湯器の追加
  • 既存の風呂釜や給湯器がある場合

また、以下の関連記事では、お風呂場や浴室リフォーム費用の工事内訳や施工事例を紹介しています。実際にかかった費用も掲載していますので、ぜひ参考にしてください。

関連記事:お風呂・浴室リフォームの費用相場

 

新規でバランス釜への追加

団地などに多いバランス釜タイプの浴室にシャワーを追加する際は、シャワー付きのバランス釜を設置する工事が必要です。もしくは、シャワー機能のないバランス釜から、シャワー機能付きのバランス釜に取り替える方法があります。

バランス釜にシャワーを取り付ける際にかかる費用相場は、以下を参考にしてください。

  • 給湯器の設置:240,000円
  • 壁掛け式給湯器の設置:200,000円
  • シャワー付きバランス釜への交換:140,000円

新規で風呂釜・給湯器の追加

風呂釜がなく、追い焚き機能で浴槽の水を温めている場合は、風呂釜もしくは給湯器を追加することでシャワーを取り付けられます。壁に穴を開けて屋外に給湯器を設置するか、シャワー付きのバランス釜の追加でシャワーの取り付けが可能です。

また、自動湯沸器付きの浴槽に交換した上で、シャワーを取り付ける方法もあります。それぞれの費用相場は、以下を参考にしてください。

  • 壁に穴を開けて屋外に給湯器を設置:250,000円
  • シャワー付きのバランス釜を追加:200,000円
  • 自動湯沸器付きの浴槽に交換:320,000円

既存の風呂釜・給湯器がありシャワーを取り付ける方法

既存の風呂釜や給湯器を使用してシャワーを取り付けたい場合は、吐水可能なバスポンプを使用しましょう。とはいえ、浴槽にお湯を張って使うため、きれいな状態のお湯でなければシャワーとして利用できません。

バスポンプ自体は、数千円単位の安価で購入や注文ができるため、シャワー設置工事の費用を抑えたい場合の選択肢として挙げられます。

※バスポンプとは…浴槽のお湯を汲み上げてシャワーとして利用するための器具

DIYでシャワーの取付けは難しい!?

シャワーヘッド

DIYでシャワーを後から取り付けるのは、電気や水回りに関する専門的な技術が求められるため、難しいといえます。

とはいえ、シャワーヘッドやシャワーホースの交換は専用の工具を使用し、適切な設置方法で行えばDIYでも可能です。本章では、DIYでシャワーの後付けが難しい理由と、自分でDIYする上で重要なポイントを解説します。

水道設備や電気などの工事が必要

シャワー本体を新しく取り付けたり、交換したりする場合は、水道設備工事や電気配線に関する工事が必要なため、DIYは難しいといえます。例えば、下記の専門的な知識や技術力が求められる工事内容が当てはまります。

  • 既存のシャワーを取り外す
  • 新しいシャワーの取り付け穴を開ける
  • 給水管や排水管を接続する
  • 止水栓を取り付ける
  • シャワー本体を取り付ける

シャワーだけでなく、水周りに関するトラブルのリスクが伴うため、無理なDIYは避けましょう。また、電気式シャワーの場合は、シャワー本体だけでなく、電気工事士の資格が求められる電源の配線工事も必要です。安全のためにも必ず電気工事業者に依頼してください。

 

シャワーヘッドやシャワーホースの交換は可能

既存のシャワーヘッドを新しいものに交換するだけの場合は、配管工事や電気工事は不要なため、レンチやプライヤーなどの工具を用意すればDIYで取付けできます。DIYする場合は、下記の項目に気をつけて取り替えましょう。

  • 止水栓を閉めておく
  • 古いシャワーヘッドを傷つけない
  • 新しいシャワーヘッドをしっかりと取り付ける

シャワーヘッドやシャワーホースは家電量販店やホームセンターで販売されているため、長さやサイズなどに気をつけて買うことが重要です。

万が一、シャワーホースの混合栓が破損している場合は、DIYで交換できません。無理にDIYを行うと、水漏れなどのトラブルを引き起こす可能性があるため、専門業者へ依頼しましょう。

DIYでシャワーヘッドやシャワーホースを取り付ける前に覚えておくべきポイント

シャワーヘッド

DIYでシャワーヘッドを取り付ける際は、以下に挙げるポイントを覚えておく必要があります。

  • 既存の金具に対応しているか
  • 交換時期は正しいか(5年ほどが目安)
  • 口コミ・レビューサイトに情報が記載されているか
  • 返品・交換・保証対応が充実しているか
  • 節水・水質変化などの効果は期待できるか

DIYでシャワーヘッドを交換したい方はぜひ参考にしてください。

既存の金具に対応しているか

DIYで取り付けるシャワーが既存の金具に対応しているか確認することが重要です。既存の金具に対応していないシャワーを取り付けてしまうと、以下の問題が発生する可能性があります。

  • 水漏れの発生
  • 適切に取り付けられない
  • 取り付け後にシャワーヘッドがぐらつく

シャワーヘッドやシャワーホースは、さまざまなサイズや形状の商品があります。必ず取扱説明書を確認し、既存の金具に対応していることを確認してから適切なシャワーヘッドやシャワーホースを購入しましょう。

交換時期は正しいか(5年ほどが目安)

シャワーヘッドやシャワーホースの交換時期はおよそ5年が目安といわれています。もし5年以内に下記のトラブルが起きてしまったり、交換時期をすぎてしまったりした場合は、水漏れやカビの発生などにつながるため、早急な交換をおすすめします。

  • 水勢が弱くなった
  • ホースに亀裂やひび割れがある
  • シャワーヘッドから水漏れする
  • カビや汚れが目立つ

シャワーヘッドやシャワーホースを定期的に交換し、快適なシャワーライフを送りましょう。

口コミ・レビューサイトに情報が記載されているか

リフォーム会社の満足度が高い口コミやレビューサイトに良い情報が記載されているかを確認しておくことが重要です。実際に業者を利用した人たちの声が掲載されているため、安心して依頼できる業者を見つけるヒントになります。

良い口コミと悪い口コミのバランスを見たり、口コミの内容をよく読んだりして慎重に確認しましょう。とはいえ、あくまでも参考情報として利用し、実際に業者に問い合わせることをおすすめします。

返品・交換・保証対応が充実しているか

返品や交換、保証対応が充実しているかを確認しておきましょう。万が一、商品が破損したり、初期不良があったりした場合に便利です。

返品や交換・保証制度が充実しているショップで販売されている商品を購入すれば、商品が到着してから30日間以内であれば、返品や交換ができる制度もあります。

多くのメーカーでは、製品保証を提供しているため、保証期間内に製品が故障した場合は、無料で修理または交換を受けられます。保証内容を事前に確認し、万が一のトラブルに備えましょう。

節水・水質変化などの効果は期待できるか

ランニングコスト削減につながる節水や水質の変化などの効果は期待できるかといった商品の特徴を確認しておくことがポイントです。シャワーヘッドやシャワーヘッドは商品によってさまざまな特徴があります。

節水効果がない商品を取り付けてしまうと、シャワーを利用するランニングコストが高額になりやすく、総額で考えると費用が嵩張る恐れがあるでしょう。

とくに塩素除去機能やマイナスイオン発生機能など、水質を改善する機能を備えた商品を利用できれば、綺麗な水質のシャワーを浴びられます。ランニングコストを抑えたり、清潔なシャワーを浴びたりするために商品の特徴やメリットを確認した上で取り付けることをおすすめします。

シャワー取付をリフォームの施工業者に依頼する際の注意点

シャワー

シャワーの取付をリフォーム専門の施工行者に依頼する際は、安心して依頼できるのかを見極めておく必要があります。見極めないまま依頼してしまうと、水回りのトラブルで対処できなかったり、必要以上に工事費用がかかってしまったりするなどのリスクがあります。

どのような方法で依頼を検討すればよいのか見ていきましょう。

事前見積り

シャワーの取付工事をリフォーム業者に依頼する際は、必ず複数社から相見積もりを取ることがポイントです。相見積もりを取ることで適正な税込価格で工事を依頼できたり、自分に合う業者を選択できたりするメリットがあります。

リフォーム業者は、それぞれ得意な分野や施工方法、料金体系が異なるため、費用や対応などを見極めた上で依頼しましょう。

これまでの施工実績や業績の確認

依頼する業者の業者の技術力や経験を見極めるために、これまでの施工実績や業績の確認が重要です。確かな技術力を持つ業者を選択できれば、希望通りの仕上がりにしてもらえたり、施工ミスに関するトラブルを未然に防いだりすることが可能です。

とくにシャワーの取付工事は、水回りに関わるため、施工ミスがあると漏水などのトラブルにつながる原因になります。実績や評判の良い業者を選び、取付け前の不安を解消し、トラブルを未然に防ぎましょう

アフターケアの有無

施工後の不具合に対応してもらえたり、無料で修理してもらえたりするなどのアフターケアが充実している業者を選択しましょう。中でも定期的な点検やメンテナンスをしてもらえると、小さな不具合を早期に発見できるので、安心安全にシャワーを使用し続けるられます。

大きなトラブルを防ぐためにも、アフターケアの有無をしっかりと確認しておきましょう。

トラブル時の対応の確認

トラブル時に補修や修繕などの対応をしてもらえる業者なのかを事前に確認しておくことが重要です。

シャワーの取付工事は、水回りに関係する施工であるため、施工ミスや不具合など思わぬトラブルが発生する可能性があります。とくに施工後に不具合が発生した場合に無料で修理してもらえる保証期間と、どのような不具合が保証されるのかといった補償内容を確認しておきましょう。

トラブルが発生した場合に、迅速かつ丁寧に対応してくれる業者に依頼できれば、安心安全にシャワーを利用し続けることが可能です。

ゼヒトモでお風呂・浴室リフォームのプロを探す

シャワーヘッド

今回は、業者に依頼してシャワーを取り付ける方法と、DIYでシャワーヘッドを交換する方法について解説しました。

業者にシャワー取り付けを依頼する場合は、自宅の浴室がシャワー取り付けに対応しているか確認し、必要に応じて水回りや電気に関する工事を依頼する必要があります。

適切な種類を選択して現地調査の上で正式に依頼する必要があります。また、施工業者としての実績や評判を把握し、費用相場を比較することも安心してシャワーを使い続けるために必要です。

浴室リフォームのプロを探すなら、「ゼヒトモ」を活用してはいかがでしょうか。希望の条件を入力するだけで、自分に合ったプロの業者を見つけられるので、まずはお気軽にご相談ください。

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