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  6. 玄関ドアを木製に!リフォームの魅力や注意点、木製ドアの性能まとめ
2024/03/22 2024/04/16

玄関ドアを木製にリフォームする際は、木製ドアの施工事例や実績の豊富なリフォーム会社に依頼することが大切です。また工事依頼前に、木製の室内ドアならではのさまざまな特徴やポイント、リフォームの種類についてイメージしておく必要もあります。

本コラムでは、玄関のドアをおしゃれな木製のものにリフォームするうえで覚えておきたい情報をまとめています。

既存の自宅玄関の外観・インテリアを一新したい、温かみのあるモダンな雰囲気の暮らしを最適化したいと考えている方は、ぜひ参考のうえ業者へ相談ください。

玄関のドアを木製にリフォームする魅力とは?

ここでは、現在のドアを交換するうえで覚えておきたい、木製ドアならではの魅力を4つ紹介します。

  • 自然素材ならではのぬくもり
  • 無垢材による美しさの実現
  • メンテナンスのしやすさ
  • 優れた断熱性能と耐火性能


自然素材ならではのぬくもり

木製ドアは、天然の木材を使用することから得られる独特の温かさと質感が魅力です。特に無垢材から作られたドアは、その自然な風合いと優れた調湿効果で、住まいの雰囲気を柔らかく、洗練された印象に変えてくれるのが良さです。

さらに、無垢材は耐久性や安全性にも優れているため、長期的な使用にも適しています。

木製ドアのもう一つの大きな魅力は、木目の表情や塗装によって一つ一つ異なる個性を持つことです。これにより、家の中に自分だけの特別な空間を創り出すことが可能です。

天然木の自然な美しさを活かした木製ドアは、住空間に深みとオリジナリティを与えてくれる、魅力溢れる選択肢と言えるでしょう。

メンテナンスのしやすさ

木製ドアの維持には、金属製ドアと比べてより頻繁なメンテナンスが必要ですが、適切なケアを行うことでその美しさと機能性を長期間保つことができます。

主なメンテナンスのポイントは以下の通りです。

  • 毎週、柔らかい布で表面の汚れを拭き取る
  • 木製ドアは水気に敏感なため、雨の日は水滴をすぐに拭き取り、乾燥させる
  • 木材の保護と美観の維持のため、半年から年に一度の頻度で専用のオイルやワックスを塗布する
  • 木の劣化防止として、約10年ごとに塗装を新たに行う

木製ドアは、修理や塗り直しが比較的容易な点もメリットです。定期的なメンテナンスにより、木製ドアはその天然の魅力と機能を長く保つことができます。また、適切な手入れにより、木製ドアは時間とともに風格を増すことも特徴の一つです。

無垢材による美しさの実現

無垢材は、その名の通り、加工されていない原木から直接取り出されたエレガントな雰囲気の木材を指します。無垢材の樹種には広葉樹と針葉樹の2種類があり、それぞれ以下の木材がおすすめの無垢材として挙げられるのでチェックしてください。

広葉樹針葉樹
オークチークウォールナットスギヒノキパインアカマツ桜欅くるみツガ

この材料の最大の魅力は、天然木特有の美しい木目、シンプルかつ自然なカラー、アンティークな質感、そして温かみを持っている点です。

無垢材の特徴として、時間の経過とともに色が変化し、独特の風合いを増していくことが挙げられます。この自然な変化は、経年劣化とは異なり、経年美化と称され、使い込むほどにその木材特有の美しさが際立つようになります。

無垢材の建具は、長期間使用することで、その所有者の生活や歴史を映し出すかのように、独自の魅力を増していきます。結果として、ただの家具ではなく、時間を経るごとに味わい深く、所有者にとって唯一無二の存在となるのです。

無垢材の家具をセレクトすることで、単なる機能的なアイテムを超え、時間を共に過ごすパートナーのような存在になり得るのです。

優れた断熱性能と耐火性能

木製ドアは、その素材の特性から、金属製のドアに比べて優れた断熱性と気密性をセットで有しているため、ZEHの視点で優れた素材と言えます。断熱性能は結露によるカビなどを防止できるため、重要視される性能です。

木材はその繊維構造により空気を含みやすいため、熱の伝導率が低く、温度の変化を緩やかにして快適な空間を作り出すことができます。この性質により、室内の温度を一定に保ちやすく、エネルギー効率の面でも有利です。

さらに、木製ドアには防火設備としての性能にも特徴があります。一見すると、木材は耐火性に劣るように思われがちですが、実は一定の厚さを持つ木製ドアは、火災時に炭化層を形成し内部への熱伝達を遅らせる性質を持っています。

このため、火災発生時に一定時間耐火性を発揮し、安全性を高められるのです。特に、防耐火試験において20分間の加熱に耐えうる木製ドアもあり、非加熱面が損傷を受けにくいという特性を有しています。

このように、木製ドアはその素材の持つ自然な美しさとともに、断熱性や防火性といった機能面でも多くの利点を有しているため、住宅の玄関ドアなどに選ばれる理由があります。

玄関ドアを木製にリフォームするうえでの注意点

木製のドアを購入・交換する際は、以下に挙げる注意点もあわせて理解しておかなければなりません。販売されているドアの傾向を把握するうえでのぜひ参考情報としても、ぜひご覧ください。

  • 費用が高額になりやすい
  • 経年劣化が顕著に表れやすい
  • 塗装などのメンテナンスをしなければならない

費用が高額になりやすい

木製ドアは、本体が高額になりやすい傾向にあります。主なメーカーの製品とその価格帯を掲載しているので、購入する商品を選ぶ際の参考にしてください。

親子ドアなど、種類や仕様に応じてドア本体の価格は変動します。またドア本体の価格とあわせて、施工に別途費用もかかります。

木製ドアのリフォームに関する費用は、行う作業の内容によって大きく異なるのが特徴です。例えば、ドアの塗装を行う場合、一般的には5万円から20万円程度の費用がかかることが多めです。

塗装作業は専門の技術を要するため、金属製のドアと比べて高額になることがあります。

ドアの交換に関しては、選ぶドアのグレードによって価格が変動します。一般的な範囲としては、20万円から50万円程度が相場となります。

また、例えば開き戸を引き戸に変更するような場合には、バリアフリーを考慮したリフォームが多く、その費用は20万円から30万円程度が目安です。

さらに、玄関の引き戸へのリフォームにかかる費用は、選ぶドアの種類やグレードによって変わりますが、30万円から50万円程度が相場とされています。

最も大掛かりなリフォームである玄関位置の変更には、ドアのグレードやリフォームの規模によって異なりますが、一般的には150万円から300万円程度の費用がかかることが予想されるでしょう。

経年劣化が顕著に表れやすい

天然の木材を使用している無垢材の木製ドアは特に、雨風や紫外線による色の変化や経年劣化の影響が表れやすいため、特別な注意が必要です。無垢材の木製ドアは、天然素材の特性上、耐久性に限界があり、適切なケアを行わないと状態が悪化しやすくなります。

木製ドアの一般的な耐用年数については、ドア本体の場合、約20年間が目安です。対してドア枠は約10年から15年の耐用年数があり、ドアノブや金具類は約5年から10年程度が平均的な耐用期間とされています。

これらの期間を超えると、ドアやその部品の修理や交換が必要になることがあります。

したがって、木製ドアの長持ちと状態の良好を保つためには、定期的なメンテナンスと、必要に応じた修理や交換が不可欠です。これは木製ドアの美しさと機能性を長期に渡って維持するための重要な要素となります。

塗装などのメンテナンスをしなければならない

何度か触れているとおり、木材はその柔らかな性質から、表面保護のために塗料や仕上げ剤を丁寧に施す必要があります。通常、木製ドアには2回塗りが推奨されています。これにより、木材の美しさを保ちつつ、耐久性を向上させることが可能です。

塗装が必要なタイミングは、ドア表面の光沢が目に見えて減少している場合や、爪で軽く引っかいた際に塗料が剥がれるなどの兆候が見られたときです。

このような状態になると、木製ドアの保護機能が低下している可能性が高いため、塗装を行うことでドアの耐久性を維持し、その美観を長期間保つことが重要になります。

ただし、木製ドアの塗装作業は、外壁や屋根の塗装に比べて技術的に要求されるレベルが高く、DIYでの補修は難しいことが一般的です。そのため、プロフェッショナルによる塗装サービスを利用することが望ましいと言えます。

玄関ドアを木製にリフォームする際の選択肢

玄関ドアを木製にリノベーションする際は、以下のパターンから理想の施工内容の違いを把握・選択してから業者に問い合わせください。

  • ドア枠ごとリフォーム
  • ドアのみリフォーム
  • 表面のみリフォーム

ドア枠ごとリフォーム

木製ドアのリフォームには、ドア枠ごとのリフォームが可能な方法があります。この方法の一つとして「カバー工法」と呼ばれる技術があり、これは既存のドア枠をそのまま利用しながら、新しいドアを設置する工法です。

カバー工法は、ドア枠ごと新しく設置するため、工期が短く、外壁や内装の追加工事が不要です。この方法は日常生活を送りつつ、リフォーム作業を進めることができるため、コストの節約にもつながります。

一方、ドア枠を完全に交換する必要がある場合、枠の解体や壁のクロス補修など追加の工事が必要となります。

特に、ドア枠が歪んでいたり、破損していたりする場合には、枠ごとの交換が必要となることがあり、このような状況ではリフォーム費用は約10万円から40万円程度かかることが一般的です。

ドアのみリフォーム

木製ドアのリフォームで採用される方法に、ドア枠をそのまま利用し、扉のみを交換する手法があります。この方法は、建物の構造に大幅な変更を加えることなく、効率的かつコスト効率の良いリフォームを可能にします。

リフォーム用の木製ドアには、1ミリメートル単位でのサイズ調整ができるオーダーメイドタイプも存在しているので、既存のドア枠にぴったりと合わせて開け閉めしやすくすることが可能です。

さらに、ドアの機能性を向上させるために、ドアクローザーや丁番(ちょうつがい)、ラッチの交換も行うことが可能です。これにより、新しい扉を取り付ける際に、より安全で使いやすいドアへと改善できます。

表面のみリフォーム

木製ドアにおいては、ドアの枠をそのままにして、表面の面材だけのいわゆる部分的なリフォームも可能です。この方法は、ドアの完全な交換に比べて、価格の高さを抑える効果があります。

ただし、ドアの劣化状況や使用する面材の種類によっては、このリフォーム方法が適用できない場合もあり得ます。

ドア表面の面材を張り替える場合、枠に対して新しい面材を貼り付けるだけで済むため、作業は比較的簡単です。また、この方法であれば、壁紙の張り替えなどの追加的な作業が不要なため、さらにコストを削減できます。

木製ドアへのリフォームとして挙げられる「木目調」という選択肢

既存のドアを木製のものに変更したい場合の選択肢として、木目調のドアも挙げられます。

木目調ドアと木製ドアにはそれぞれ風合いや材質に違いがあります。

木目調ドアは、アルミ製の断熱玄関ドアに木目のデザインのシールを貼り付けたもので、見た目は木製ドアに似ていますが、修復が難しいケースがあります。これは、アルミ製のため、木製ドアのように簡単に補修することができないためです。

一方で、木製ドアは天然の木を使用しているため、自然な風合いと高級感を持っていますが、これらのドアは木目調ドアに比べて高価です。

特にガラスを別途使用していたり、防犯性能に優れたダブルロックのシリンダーを取り入れたりする木製ドアの場合、高価になりやすい傾向にあります。

また木製ドアは傷で外観が台無しになりやすいのが欠点ですが、傷や汚れが生じた際にはやすりで磨いて修復することが可能です。しかしながら、木製ドアは色褪せしやすく、深い傷があると突起が生じるリスクがあります。

木目調ドアは、金属製であるため、形状やデザインのバリエーションが豊富です。例えば、通風機能を備えた窓が付いたタイプなども選択することができ、より多様なニーズに応えることが可能です。

ゼヒトモで玄関ドア・引き戸の交換/リフォーム業者のプロを探す

今回は、玄関のドアを素敵な木製のものに交換するうえで覚えておきたい情報をまとめました。

木製の玄関ドアは、手軽に扱える使い勝手の良さや傾向を理解し、そのうえで専門的な技術や知識を有した業者に見積もりを取ってもらってから依頼することで不安を解消し、安心できます。

  • 新築・建売の玄関扉を木製にして、玄関周りをクラシックかつ綺麗なテイストで注文したい
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  • 相見積りを取ったうえで現地調査をしてくれる業者を希望している
  • 施工例やパーツの選び方、ドアの在庫や施工日数なども確認したうえで適正価格を設定してほしい

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