みなさま、はじめまして。3月に入り、春がもう目の前まで来ていますね。桜の開花に合わせて、コースでのプレーを楽しみに待っている初心者ゴルファーの方も多いのではないでしょうか。
そんな方々のために、初心者のゴルファーの方が準備しておくべきことを、ゴルフインストラクターの目線でお伝えしていきます。今からなら、まだ間に合いますよ!
初心者向けのスイングの注意点
1.正しいグリップを保つ
グリップは、身体とゴルフクラブとの唯一の接点です。正しいグリップは、スイング中の手足の筋肉や関節の動きを、ナイススイングできるようにコントロールしてくれます。
手順とポイントを守って握っていき、ちょっぴりの違和感に慣れてしまえば、すぐにマスターできるでしょう。グリップ矯正器具(¥1000程度)などで練習すれば、上達はより速くなります。まずは、グリップの全体の形や大まかな作り方から見ていきましょう。まだクラブは持ちません。
- かしわ手を打つように両手を合わせます。
- 左手の親指先が右手の平の中央にくるようにスライドさせます。
- そのまま、指の付け根を軽く反らせるように握るイメージです。
これで、グリップの全体感をつかんでみてください。次に、グリップを作っていく手順と詳細ポイントです。グリップエンドがおへそ付近を指し、クラブヘッドが顔の高さに位置するように、クラブをおよそ45°に傾けて、右手でシャフトの真中辺りを持ちましょう。
- グリップを、左手の平に斜めに当てがい、小指~中指の順で巻き付けていきます。グリップエンドは、3~4センチは余らせましょう。真上から見て握りこぶしが2個見えればOKです。
- 右手は、薬指、中指の2本をグリップに巻きつけ、人さし指と親指のつけ根でグリップをはさみこみます。
- 握る強さは、思い切り握ったのを10、抜け落ちる寸前を0とすれば、2~3くらいです。
2.ボールとの距離を正しく保つ
ボールとの距離を正しく保つポイント
- 前傾姿勢
- ヒザの角度
この2つがボールとの距離を保つためのポイントになります。この2項目は、「ゴルフスイングの屋台骨」とも言えるので、鏡を見ながらこの姿勢を作れるように努めてくださいね。
グリップと身体との適正な間隔
- 前傾姿勢から、腕をだらんと垂らした位置
- 両ヒジとワキとの間隔が、こぶし1個分くらい
- グリップの左手が、身体からこぶし1個半くらい
の3点を目安にすれば良いでしょう。
その他にも、スタンス(足と足の幅の決め方)や球の位置なども、大切なポイントです。
スタンス
スタンスは、アイアン系は肩幅以内にし、ウッド系は、肩幅よりやや広めで良いでしょう。
球の位置
球の位置は、初心者の段階では、「アイアン系は、身体の真ん中に置く」、「ウッド系は、真中より左足寄りで、左足かかと線上まで」と覚えておきましょう。
3.腕は三角形を維持してスイングする
ゴルフスイング用語に、
「三角形を維持する」
という表現があります。両肩を結んだ線が底辺で、グリップが頂点になります。手元(グリップ)が右腰から左腰のエリアで振られている間は、三角形が維持されていると、上手く球をとらえやすくなります。
4.体重移動に注意する
クラブを振り上げるときには、右足に体重が移り、振り抜いた最後の形(フィニッシュ)では、左足に体重が乗っていればOKです。両ヒザがピタッと付き、右かかとが真上を向いた形になっていれば、体重移動はカンペキです。
5. スイングを練習してみる
- まずは、三角形を維持した、右腰から左腰までの振り子スイングで、ごく近い距離を打ってみましょう。ティアップして打っても良いでしょう。
- 右腰から左腰までの振り子スイングから振り幅を延長していきます。
バックスイング(振り上げる)で手元が右腰まで上がったら、
- サッと右ヒジをたたみこみながら、おへそを右に向けてみましょう。
- 同時に、背中が目標に向くとカンペキです。
- クラブが右肩の上に上がっていれば、OK。
次に、ダウンスイング(振り下ろし)~フォロースルー(振り抜き)~フィニッシュです。
- クラブを振り下ろしながら、身体を回転させます。
- 球をとらえる瞬間を見届けましょう。
- 左肩幅内にクラブを振り抜き、首に巻き付けていくイメージ。
お友だちに動画を撮ってもらい、確認しながら練習するのが楽しいでしょう♪
初心者向け、準備するもの
1.ゴルフクラブ
ゴルフショップで、「初心者用のクラブを選んでください」と頼めばいいでしょう。最近のゴルフクラブは、どこのメーカーでも差がないようです。迷ったら、色や形、手触りなどの好みで決めればOKです。
2.ゴルフウェア
基本的に、エリ付であれば良いでしょう。ゴルフショップで、好みのデザインを購入してください。
3.ゴルフグローブ
およそ¥1000程度です。通常は左手だけですが、女性で日焼けを気にする方は、両手とも購入するとよいでしょう。
4. その他のグッズ
ゴルフシューズですが、メーカーによって履き心地に差があるようです。まずは、ゴルフショップで実際に履いてみて、デザインなども考慮して決めるといいでしょう。
レインウェアも欲しいですね。これから長くゴルフを楽しむのでしたら、雨の日のゴルフもきっと経験することになります。レインウェアは、できるだけグレードの高いモノがオススメです。着心地がぜんぜん違います。
最後に
初心者ゴルファーの方は、なかなか上手に打てないので「コースでプレーしたいけど、まだ恐いかも」と思って、ためらったり、尻込みしたりするようです。
しかし、あまり難しく考えず、思いきってコースに行ってしまいましょう。周りの上手なゴルファーに一緒に行ってもらえるように頼んでみてはどうでしょうか?
丁寧にお願いすれば、OKがもらえますよ!
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