中古住宅を購入するとき、状態によっては建物だけでなく外構もリフォームが必要になります。また、状態に問題がなくても、リフォームを検討することもあるでしょう。
この記事では、中古住宅の外構リフォームについて知りたい方に向けて、必要な情報を紹介しています。リフォーム事例、リフォーム業者の選び方も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
株式会社 リスタート
中古住宅とは?
中古住宅とは、完成してから1年以上経過している住宅を指すことが一般的です。ただし、入居者がいる場合や所有権が移転された場合は、築後1年以内であっても中古住宅と呼びます。
一方、新築住宅とは完成してから1年以内で、なおかつ入居者や所有者がいない物件のことです。そのため、築後1年以内であっても入居者や所有者がいる場合には中古住宅となります。
中古住宅の外構で気になるポイント
中古住宅を購入したものの、外構部分が気になるという方も多いのではないでしょうか。あまり手入れされていなかったり、機能的あるいは外観的に問題があったりすることもあるでしょう。中古住宅の外構で気になりがちなポイントを紹介します。
大きな庭石
中古住宅にはありがちな大きな庭石も、ガレージやカーポートを設置するときには邪魔になる可能性があります。またガーデンルームなどを庭に作りたいときも、庭石や灯ろうなどは邪魔になるかもしれません。
手入れがされていない庭木
手入れされていない庭木も気になるポイントです。前の家主が住宅を手放してから年月が経っていると、枝が伸びて電線にひっかかったり、隣家の敷地まで入り込んだりする可能性があります。
汚れてしまった外壁
年数が経っていると、排気ガスやカビが原因で外壁が汚れているケースが多いです。また、見た目が悪くなるだけでなく、ひび割れや亀裂が生じて雨漏りの原因にもなることがあります。
使いづらい駐輪・駐車スペース
駐輪・駐車スペースが合わない可能性があります。駐輪・駐車スペースは前家主の自家用車の大きさや好みに合わせて作られているため、車がスペース内に入らないかもしれません。
また、スペースには問題がなくても、車の一部がカーポートの屋根の外に出てしまう恐れもあります。使い勝手や駐車する車の大きさ、バイクや自転車の台数などに合わせて駐輪・駐車スペースもリフォームが必要になる可能性があるでしょう。
古くなった門回り
門扉が錆びついている、郵便受けが使いにくいなど、門回りが気になることもあるでしょう。また、コンクリートで門周りができていると、少し狭苦しく感じるため、異なる材質に変えたいと思うかもしれません。
門回りは住宅の顔とも呼ぶべき部分です。より満足できる住宅に仕上げるためにも、門回りのリフォームを検討してみましょう。
中古住宅の外構リフォーム事例
中古住宅の外構リフォームをすることで、より美しく家族の好みを反映したエクステリアを完成させることができます。外構リフォームの事例と費用相場について見ていきましょう。
庭石の撤去
不必要な庭石を撤去し、取り除いた部分に土や小石などを撒くことで、駐車スペースなどに活用することができるでしょう。撤去する庭石の大きさや数量、運搬に使用するトラックの台数、必要な重機の種類などにもよりますが、30万円ほどかかることが一般的です。
一部の庭石を活用したい場合には、駐車したい車やバイクなどの台数や大きさ、利用したいスペースの広さなどを業者に事前に伝えましょう。どこまで撤去すべきか、業者から提案してもらうことができます。
庭木の伐採
庭木の伐採料金は、木の高さと本数によって異なります。木の高さが3メートル未満のときは1本あたり3,000~9,000円ですが、3メートル以上になると1本あたり8,000~30,000円ほど必要です。
木の根まで抜いてもらうときは、幹周りによって料金が異なるので注意しましょう。幹周りが30センチメートル以下であれば10,000円~の料金で抜いてもらうことが可能ですが、30センチメートルを超えると20,000円以上かかることもあります。
カーポートの設置・交換
車1台分のカーポートを設置・交換するときには10~40万円、2台分のときには25~50万円の工事費用がかかります。また、独立した建物としてガレージを作る場合には1台分で100~300万円、2台分で200~400万円必要です。ビルトインガレージとなるとさらに大がかりな工事が必要になるため、1台分でも150~350万円ほど見積もっておきましょう。
門扉の設置
門扉に不具合があり、修理可能なときは3~10万円程度の工事費用となります。修理が不可能なときや門扉そのものを交換したいときは15~25万円程度必要です。
また、門柱を設置するときにはさらに10~20万円の予算を見積もっておく必要があります。門から玄関までのアプローチ全体を直す場合には、石材や砂利などの使用する素材や距離によっても異なりますが20~50万円ほど必要です。
外構リフォーム業者を選ぶときの注意点
外構工事業者は次のポイントに留意して選びましょう。
- 安さを売りにしている業者は信用しない
- 施工実績が豊富な業者を選ぼう
- 工事内容に合っているか確認しよう
それぞれのポイントについて解説します。
安さを売りにしている業者は信用しない
いくつかの業者を比較することで、割高な料金の業者を避けることができます。しかし、料金ばかりに注目すると、施工内容や技術に問題がある業者を選んでしまうかもしれません。
料金の安さだけを売りにしている業者では、安い資材を使っていたり、アフターフォローが
充実していなかったりする可能性があります。料金にも注目しつつ、資材や技術、提案力などにも注意して業者を選びましょう。
施工実績が豊富な業者を選ぼう
施工実績が少ないと、経験も少なく、技術力に問題がある可能性があります。また、お客様から信頼を得られていないために施工実績が少ない恐れもあるでしょう。
ホームページなどで施工実績を確認してから業者を選ぶことが必要です。ホームページで施工例がわからない場合には、業者に直接問い合わせ、過去の実績などについて写真などで見せてもらいましょう。
工事内容に合っているか確認しよう
業者によって得意不得意な作業があります。経験のない工事については他の業者に外注する恐れがあるため、費用がかさむかもしれません。
リフォームしてもらいたい内容と業者の得意分野が合致しているか確認してから、依頼するようにしましょう。業者の得意分野はホームページなどで確認できます。ホームページで施工例を公開していないときは、直接業者に問い合わせましょう。
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中古住宅のリフォームをするときは、屋内だけでなく外構にも注目してみましょう。門周りや庭木を見直すことで、より美しく住み心地の良い住宅が完成します。
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監修したプロのコメント
外構はお家の顔であり、中古住宅や長年お住まいの住宅の外構をリフォームすることで機能性はもちろん、印象もガラッと変える事が出来ます。
カーポートは2台分欲しいやウッドデッキを付けたいなど具体的な要望または、こんな雰囲気にしたいと思う画像などがあるとイメージが共有でき打ち合わせがスムーズです。
注意したい点は新築外構と違い解体、処分で思っている以上に費用がかかる事があります。
例えばブロック塀にはコンクリート基礎があり、見えない部分の解体にも費用がかかります。
また、いざ解体をしてみると地中の排水管などが出てきて思い通りの位置に施工出来ない可能性もあります。業者さんの経験である程度予測できる部分もありますが、建築図面などがあると良いと思います。
外構工事は完成をイメージしづらい部分もありますがパース図でイメージの共有をしてくれる業者さんもいます。経験や実績のある業者さんであれば打合せの段階でトラブル箇所を回避出来る事もあるので金額だけでなく、提案力や対応も業者選びのポイントになります。
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