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2017/01/19 2024/08/28

ハウスダスト対策に効果あり!ハウスダスト掃除の方法と手順

どんなに気をつけていても出てきてしまうのが自宅のハウスダスト。ぜんそく持ちのお子さまがいる方や、ハウスダストアレルギーをお持ちの方からすれば、どう掃除をしたらハウスダストを抑えられるかはとても大切な問題ですね。

ハウスダストというとダニやホコリを連想しますが、実際にはハウスダストとはなんなのでしょうか?

また、ハウスダスト除去にはどのような方法で掃除をすると良いのでしょうか? この記事では、ハウスダスト対策に効果のある10の掃除方法を、わかりやすくお伝えします。

この記事を監修したプロ
“> 勝賀野 太郎 さん

合同会社アフロディーテ

ハウスダストとは

ハウスダスト とは

ハウスダストとは、生活している中で生じるごく小さなホコリや小さなゴミの事です。

より具体的には、洋服などから出るクズや髪の毛などのような目に見えるゴミのほか、ダニの死骸や花粉、カビの胞子や細菌などの目に見えないゴミも含まれます。

目に見えるホコリや髪の毛が落ちていないから大丈夫というわけではなく、目に見えないゴミが空気中に飛んでいる可能性もあるので、ハウスダストは部屋のどこに潜んでいるかわかりません。

【ハウスダイスト対策にあわせて読みたい】(内部リンク)

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ハウスダストがたまりやすい場所

ハウスダストは空気中を漂うため、一定の場所にとどまり続けているわけではありません。しかし、家の中で特にたまりやすい場所はあるため、どこに多く存在するかを把握して、対策を念入りにおこなえるようにしておきましょう。ハウスダストがたまりやすい場所について、以下で解説します。

寝室

ベッドや布団、枕やマットレスなどから繊維のクズが出るため、ハウスダストの温床になりやすいのが寝室です。髪の毛やフケもたまりやすく、ダニが繁殖するのに向いている環境だと言えます。ダニは布団や枕など、寝具の中に隠れている事も多いため、定期的に掃除しましょう。

カーテン

カーテンは繊維のクズが発生しやすく、ホコリが出やすいという特徴があります。ダニも発生しやすく、外気との温度差によって生じる結露が原因となりカビも生まれる場所です。

クローゼット

クローゼットの中には洋服が多く収納されているため、繊維のクズが多く発生しています。また、湿気がこもりやすい場所なのでカビも増えやすい環境です。換気がじゅうぶんおこなわれていないと、ダニも繁殖してしまいます。

照明器具・家電製品の周辺

照明器具や家電製品などの周囲には静電気が発生します。ハウスダストの原因のひとつであるホコリは静電気に引き寄せられる性質を持っているため、照明器具や家電製品などの周辺はハウスダストが増加する環境です。

ソファ・クッション

普段生活している中で使っているソファとクッションには、目に見えない小さなホコリやダニが多く付着しています。洗う機会が少ないものであるため、汚れに気づかない事も多いでしょう。もし定期的に洗えない場合は、ハンディクリーナーやスチームクリーナーなどを使って清潔にしておく事をおすすめします。

浴室・洗面所

湿気がこもりやすく、湿度が高い浴室と洗面所はカビの温床になりやすい場所です。また、バスタオルやフェイスタオルなどを常備していると、そこから繊維のクズが発生してしまいます。髪の毛のように人体から出るハウスダストの原因も多く生まれるため、掃除が欠かせない場所です。

エアコン

エアコンや換気扇 エアコンや換気扇は、空気を吸い込む際にホコリを集めやすく、その内部にホコリが溜まります。また、エアコンの風がホコリを舞い上がらせ、再び他の場所にホコリが蓄積される原因にもなります。

ハウスダストが引き起こすアレルギー症状

ハウスダストはアレルギーを引き起こす原因になります。既にアレルギー疾患を抱えている人は、悪化させてしまう事も考えられるため、しっかりと対策をしておかなければなりません。実際にどのようなアレルギーが引き起こされるのか、代表的な疾患を5つご紹介します。

アレルギー性鼻炎

主な症状はくしゃみ、鼻水、鼻づまりです。ハウスダストによるアレルギー性鼻炎は季節を問わず1年を通して症状が表れるため、「通年性アレルギー鼻炎」とも呼ばれます。睡眠不足や集中力低下といった症状も起こり、生活に大きな支障をきたすアレルギーです。

アトピー性皮膚炎

皮膚が痒くなったり、湿疹ができる疾患です。直接的な原因はアレルギーではありませんが、アレルギーを起こしやすかったり、皮膚が弱かったりすると引き起こされやすい傾向にあります。

アレルギー性結膜炎

目の痒みや充血、違和感や痛み、目ヤニの発生などが主な症状です。涙が出る事もあり、引き起こされる症状の種類が多いアレルギーだと言えます。

アレルギー性咽頭炎

ハウスダストが喉に入り込むことで、喉の痛みや違和感が生じることがあります。特に乾燥した環境では、ハウスダストが空気中に舞いやすく、喉の粘膜が刺激されやすいため、症状が現れやすくなります。この状態が続くと、慢性的な咳や声のかすれを引き起こすこともあります。

気管支喘息

咳や呼吸困難、痰の発生などが主な症状です。アレルギーの原因となる物質を吸い込む事によって、気管支に炎症が起こります。特に子どもの気管支喘息はハウスダストが原因である事が多く、大人がかかると重症化しやすいという特徴があるアレルギーです。

ハウスダスト対策に効果がある掃除方法、掃除手順

ハウスダスト除去 方法

1.ハウスダストは帰宅時か起床時に掃除する

ハウスダストは私たちが家の中で歩いたりしているだけで空中に舞ってしまいます。

その逆を考えれば、外出して家に誰もいない時には、ホコリは空中から床に落ちてきているのです。同様に、寝ている間にはホコリが床に落ちてくるため、起床時にはホコリが床にたまっている状態になります。

ハウスダウトを除去するための掃除は、ホコリが床に落ちている帰宅時か起床時が効果的です。

帰宅時が良いのか、それとも起床時が良いのかは仕事の時間など個々人のライフスタイルによって変わるでしょう。続けやすいサイクルを作り、無理なく対策を続けてください。

2.ハウスダストの掃除中は換気を止める

ハウスダストの除去掃除を始める前に、一度エアコンや換気扇などは止めるようにし、窓は閉め切りましょう。

空気をかく乱させてしまうと、せっかく床に落ちたホコリがまた空気中に舞い上がってしまい、ハウスダストを効果的に除去できなくなってしまいます。

後ほど掃除機をかける時には窓を開けますが、この段階では一旦エアコンや換気扇などを止めてください。

3.フローリングの拭き掃除を最初に。クイックルワイパーがおすすめ

クイックルワイパー

ハウスダスト対策には、いきなり掃除機でホコリの掃除をするのではなく、まず拭き掃除をするのが効果的です。

掃除機は目に見えるホコリなどを掃除する際には便利ですが、掃除機をかけてしまうと目に見えないほど小さく掃除機が分解しきれないホコリが空気中に舞い上がってしまいます。また、掃除機から出る排気によってハウスダストが床から飛んでしまうためきちんと床掃除がおこなえなくなってしまうのです。

ハウスダスト対策を正しくおこなうためには、掃除機でゴミを吸い取る前に、乾いた雑巾やクイックルワイパーなどで床にあるハウスダストを除去しておきましょう。雑巾やクイックルワイパーは濡らす必要はなく、ササっと床を拭くだけで問題ありません。

また、家具についたハウスダストはこの時についでに拭き取るようにしましょう。細かい一工夫ではありますが、一度掃除機をかけてしまうと、ホコリが空気中に浮遊し、床に落ちてくるまで時間がかかってしまいますので、ぜひ実践してみてください。

4. 窓と玄関を全開にする

拭き掃除が終わったら、家中の窓と玄関を開けて換気を全開にしましょう。

最初の拭き掃除が終われば、あとは掃除機で部屋中のゴミを吸いこんでいきますが、その前に換気を全開にするため窓と玄関をすべて開けるようにしてください。

近所への騒音が心配な場合は窓を全開せずに、風が通る道すじを考えて窓の一部を開けるようにしましょう。

5. 高い所から低い所へ掃除していく

いよいよ、掃除機をかけていきます。

このときに、自宅の中で高い場所にあるもの(エアコンなど)から掃除機をかけていくようにしましょう。ハウスダストは高い所から下に落ちていくため、高い場所にあるものから掃除をするようにした方が効率的にハウスダストを除去できます。

普段のハウスダスト対策としては、ハウスダストがたまりやすい低い場所を念入りに掃除しておくとよいでしょう。

6. カーペットは掃除機を縦にかけて横にかける

カーペットに掃除機をかける場合は、まず縦に向かって掃除機をかけていきます。

カーペット全体を縦に掃除機を掛け終えたら、その後に横の方向に掃除機をかけていきましょう。縦横両方から掃除機をかける事で、一方向からしか取れないようなホコリも、両方向から吸い込めます。

7. 布団は洗濯して掃除機をかける

布団 洗濯

寝具にもハウスダストはついているため、掃除をしておかないと寝ているときにハウスダストを無意識に吸いこんでしまいます。

掃除の際には、布団は洗濯して干した上で掃除機をかけるのがベストです。とはいっても日々布団の丸洗いをするのは現実的ではありませんから、晴れた日に干した布団に丁寧に掃除機をかけましょう。それだけでダニやホコリなどの発生の対策になります。

また布団を叩いてしまうと、細かいハウスダストが余計に細かくなってしまうため避けるべきです。布団たたきよりも、掃除機のほうがハウスダストやダニ除去に効果が期待できます。

布団の丸洗いについては、(外部リンク→)厚生労働省からも年2度程度のふとん丸洗いが推奨されていていてるため、機会を見て丸洗いを検討しましょう。

8. ハウスダストがたまる見落としがちな場所も除去

床や窓、布団などは掃除をしやすい場所ですが、以下のような場所は掃除をする上で見落としがちです。掃除が全部終わった際に、ぜひ一度見て見落としがないか確認してみてください。

  • ソファやベッドの下
  • ロフト
  • 冷蔵庫と壁・床の隙間
  • 押入れ内の床
  • 電球の傘
  • 窓のブラインド・カーテン
  • エアコンのフィルター
  • 本棚の本の上部
  • 植物の周り

9.ハウスダスト対策のための掃除は毎日やる

ハウスダストの対策で重要なのは、掃除を毎日やるという事です。

家具の隙間や電球の傘などの細かい部分は週に1回にして、床掃除だけは毎日やるなど、生活スタイルに合わせて無理せず掃除内容を増減しましょう。

できるだけ毎日掃除を続けられるようにしてください。。

10. 1人でハウスダスト除去対策を全部やらない

上述した掃除の内容を毎日おこなうのは大変です。

1人で全部やろうとせずに、家族で協力して分担してやるようにしましょう。また大きくなってきたお子さんにクイックルワイパーをもたせて掃除のお手伝いをしてもらっているという方もいらっしゃいます。

ハウスダスト対策で最も大切なのは、継続して毎日掃除をして普段からハウスダストが溜まりにくい状態にしておく事です。無理のないレベルで対策し、また家族に協力をあおいで、無理せずに継続しましょう。

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まとめ

以上10のステップを踏んでおけば、お部屋のハウスダスト対策はバッチリです。

いきなり全部やろうとしてもよく分からない部分や、誰かに相談したい部分が出てくると思います。

家族の方に協力してもらうのはもちろんのこと、いざというときにはハウスクリーニングのプロに自宅に来てもらって一緒に掃除をして教えてもらうなどしてみるのも良いかもしれませんね。

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監修したプロのコメント

ハウスダストは空気中に舞い上がり、換気を行わないと室内に滞留しやすくなります。窓を開けて空気の入れ替えを行い、ホコリが溜まりやすい場所を定期的に掃除をし、ハウスダストの蓄積を防ぎましょう。

また、掃除機をかける際にはHEPAフィルター付きの掃除機を使うと、微細なホコリも効果的に除去できます。小さな工夫の積み重ねで、ハウスダストによるアレルギー症状を予防することができます。もしも悩んだ場合は、1人で抱え込まず専門家に相談しましょう!

この記事を監修したプロ
“> 勝賀野 太郎 さん

合同会社アフロディーテ

京都で23歳から自営業を開始、4児の父。 ハウスクリーニング、遺品整理、残置物撤去、リフォームを年間1000件以上の依頼をこなし、相談のしやすさ、作業の質の良さで脅威のリピート率を維持している。 常にお客様第一で行動し、地域活性化の活動もしている。

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