畳の掃除方法は？カビやダニなどの対処法も解説

最近ではフローリングの住宅が若い人を中心に人気ですが、畳を利用している方もいるでしょう。畳に横にゴロンと転がるとついウトウトしてしまいますが、汚かったりカビやダニのいる畳だと、リラックスできません。

そこで今回は、畳を簡単に掃除する方法についてわかりやすく解説します。畳をどのように掃除すれば良いか悩んでいる方はぜひ最後まで読んでみてください。

畳の基本的な掃除方法

畳を掃除する際には、4つのステップで行います。もしこれから掃除しようと考えているのであれば、以下の流れに沿って行いましょう。

1. 掃除機やほうきでゴミを掃除する

普段の畳の掃除におすすめなのが掃除機による掃除です。畳を傷つけないように畳の目に沿って、掃除機をゆっくりと、優しくかけるようにします。掃除機によっては、畳モードという畳を掃除するときのためのモードがあります。もし畳モードを利用できる掃除機であれば、利用すると良いでしょう。

掃除機でなく箒（ほうき）で行う場合も同様に、ホコリやゴミなどをほうきで掃きます。放棄に関しても畳の目に沿って掃除すればOKです。また、畳用のウェットシートを使うのも問題なく、100均で販売されることもあります。

2. 雑巾で乾拭きをする

掃除機でゴミを吸い取った後は、雑巾で乾拭きをします。乾拭きの際にも、畳の目に沿って行うよう注意しましょう。畳は湿気や水分に弱いため、濡れた雑巾は使わず、必ず乾拭きで行うようにしてください。

また掃除機でなく箒で掃除をする場合にも同じように、雑巾で乾拭きをして終了です。

3. 週1回程度の頻度で行う

以上の流れを日常的に行うようにすると、畳を綺麗に保つことができます。畳の部屋を使う頻度にもよりますが、1週間にに1回程度の頻度で掃除をするようにすると良いでしょう。

4. 春と秋の年2回、畳を天日干しする

週に1回の掃除だけではなく、1年の中で乾燥する季節に2回ほど畳を外に干して、乾燥させましょう。畳の日焼けを防ぐため畳の裏の方を日差しに当たるようにし、ブロックなどの上に畳を置いて立てかけます。

また日陰や湿気のある場所や気候では干さないようにし、日が当たっていて乾燥した場所や気候を選ぶようにしましょう。

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もっと綺麗にする！目的別に見る掃除方法

畳の基本的な掃除方法を紹介しましたが、「畳についた汚れを落としたい」といった特殊なケースもあるでしょう。そこでここでは、基本的な掃除以外の場合に応じた畳の掃除方法を紹介します。

1. 畳の掃除でカビを落とす方法

カビに関しては種類によって掃除方法が異なります。例えば緑のカビや白のカビの場合は、以下の手順で行いましょう。

1. 部屋を換気して乾燥させる
2. エタノールか酢をカビ全体に吹きかけて20分ほど放置
3. カビを雑巾で拭く
4. もう一度スプレーを吹きかけて仕上げに拭く
5. 畳を乾燥させる

最初に部屋を換気して乾燥させる理由としては、室内に浮遊しているカビの胞子をある程度外へ追い出せるためです。また、エタノールに関しては、濃度が70%から80%のものか無水エタノールと精製水を8:2で混ぜたものを用意しましょう。

緑のカビや白のカビは上記の方法で対処できますが、黒のカビは少し異なる方法で掃除します。

1. 部屋を換気して乾燥させる
2. カビに重曹を振りかける
3. 歯ブラシでカビをかき出す
4. エタノールもしくは酢をスプレーで吹きかけて仕上げに吹く
5. 畳を乾燥させる

重曹を使う際は、カビ部分だけ振りかけるようにしましょう。理由として、畳が変色してしまう恐れがあるためです。また、エタノールに関しては上記で紹介した内容で問題ありません。

なお、黒のカビを掃除する際の注意点として、ハイターを使わないようにしましょう。ハイターを使ってしまうと重曹同様に畳が変色する原因となる可能性があります。

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2. 畳の掃除でダニを退治する方法

ダニがいる場合には、バルサンを焚きましょう。ダニは卵から孵化するまで2週間かかるため、1度バルサンを焚いた後、2週間後に再度バルサンを焚くことでダニを退治します。

その他の方法として、布団乾燥機を使った方法が挙げられます。ダニは60℃以上で死滅するため、布団乾燥機の熱風を使うことで畳のダニを死滅させることが可能です。畳の上に布団乾燥機を直置きし、その上に掛け布団をかけて布団乾燥機を起動させるだけでOKです。

3. 畳の掃除で油汚れを落とす方法

油汚れに関しては、かんたんマイペットやパストリーゼ77などの洗剤を使って汚れを落としましょう。もし洗剤を持っていないのであれば、塩が役立ちます。

まずお湯で濡らしてよく絞った雑巾を用意して、畳の目に沿って拭き取ります。次に水分をすぐ拭き取って汚れが落ちているかどうか確認しましょう。

拭いても取れなかった汚れがある際は、覆うように塩を振りかけて指の腹を使ってすりこみ、畳の目に沿って歯ブラシで汚れをかき出ます。最後に塩を残さないように乾拭きすれば完了です。

4. 畳の掃除でガムを除去する方法

ガムに関しては、2つの方法があります。1つ目はガムを凍らせる方法であり、コールドスプレーや保冷剤などでガムを凍らせて除去します。

もう1つの方法はサラダ油を使った方法です。畳に付いているガムの上から少しずづサラダ油をかけ、柔らかくなったところを固めの歯ブラシで除去しましょう。もし畳の目の間に入り込んでいるのであれば、爪楊枝といった先の尖ったものでかき出します。

なお、最後はしっかりと絞ったタオルで水拭き後に乾拭きすることを忘れないようにしましょう。

5. 畳の掃除でシミを落とす方法

シミに関しては、種類によって対処法が異なります。例えばジュースや醤油などの食品のシミに対しては、すぐに拭き取り、染み込んだ部分に塩や小麦粉などの粉末を振りかけて、水分と一緒に汚れを吸着させましょう。その後、歯ブラシで汚れをかき出して掃除機で吸い取り、よく絞った雑巾で水拭きしてきちんと乾燥させれば完了です。

血液や吐しゃ物のシミに関しては上記の方法で問題ありませんが、範囲が広い場合は別の方法を用いましょう。乾いた雑巾で表面の汚れを拭いたら、別の雑巾にワイドハイターといった液体の洗濯用酸素系漂白剤をふくませて、シミ部分を叩いて汚れを取り除きます。その後、仕上げに水拭きしてきちんと乾燥させればOKです。

もし汚れがひどいのであれば、直接酸素系漂白剤をかけてビニールを1日かぶせて浸透させて拭き取りましょう。ただし、シミが落ちるのと一緒に畳の色素も落ちてしまうため、その部分を理解しておく必要があります。

6.畳の掃除でクレヨンやチョコなどからついた汚れを落とす方法

クレヨンやチョコなどでついた汚れは、水と重曹もしくは住宅用洗剤を使いましょう。それらを染み込ませた歯ブラシで汚れをかき出し、布で軽く何度も叩いて拭き取ります。最後にお湯拭きして乾かせれば汚れが取れるでしょう。

普段から綺麗に！畳のお手入れポイント

畳を綺麗に保ちたいのであれば、お手入れの際のポイントを覚えておきましょう。簡単にまとめると次のとおりです。

・日常の汚れは乾いた雑巾を使う
・こまめに換気や除湿を行う
・年2回畳を干す
・畳の上でしないほうが良いことを覚えておく

それぞれどのようなものなのか、1つずつ見ていきましょう。

日常の汚れは乾いた雑巾で行う

日常のお手入れや軽い汚れに関しては、乾いた雑巾を使いましょう。別の項目で触れたように、畳にとって水分は痛む原因になるため、濡れた雑巾で拭くのはおすすめできません。また、吹く際は畳の目に沿って拭きましょう。

こまめに換気や除湿を行う

湿気はダニやカビの原因になるため、こまめに換気や除湿を行うことが大切です。方法としては、窓を開けたり、換気扇やサーキュレーターを回したりなどが挙げられます。ただ、天気の悪い日の場合は窓を開けられないため、エアコンの除湿機能を使いましょう。

年2回畳を干す

畳を長く使っていきたいのであれば、干すようにしましょう。回数としては年2回がベストであり、畳を裏返して4～5時間ほど直接太陽光に当てることで、畳を乾燥させられます。畳を干すのは大変とは思いますが、長く使っていくためにも行うのがおすすめです。

畳の上でしないほうが良いことを覚えておく

畳を長く使うためには、畳の上でしないほうが良いことを覚えておくのがおすすめです。簡単にまとめると次のとおりです。

・カーペットや絨毯などを敷かない
・植物を置かない
・ペットを乗せない
・洗濯物を干さない
・加湿器を過度に利用しない

上記のことを守ることで、畳をカビやダニから守れます。

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ゼヒトモからハウスクリーニングを依頼

畳の掃除は普段からできることもあれば、年に1~2回やる必要があることもあります。もし面倒に感じる方は、ハウスクリーナーなど業者に掃除を依頼してみるのも良いかもしれません。

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