電気ケトルにできるカビのような黒や白の斑点の正体は「水垢」です。汚れが溜まっているとこびりついてしまうものなので、定期的にお手入れをして電気ケトル内を清潔な状態に保ちましょう。本記事では、水垢の正しい掃除方法と汚れの予防方法について解説した上で、おすすめの電気ケトルを5選ご紹介します。
電気ケトルをよく利用している方に多い悩みが、「ケトルの中にカビのようなものが生えてしまう」というものです。しかし、ケトルの中にできる黒や白の斑点はカビではありません。体に害があるものではなく、きちんと落とせば綺麗に使い続けられるものなので安心してください。
この記事では、カビのようなものの正体や、その掃除方法に加えて予防方法について解説します。お手入れしやすいおすすめの電気ケトルも5選ご紹介するので、ぜひ使いやすいものを選んでください。
ブロカレジ
電気ケトルにカビが生えた?汚れの正体は
電気ケトルに生えたカビのようなものの正体は、カビではなく「水垢」です。黒い斑点や白い点など、こびりついているためカビに見えますが、カビが生えているわけではありません。
水垢の成分は水道水に含まれるミネラル成分であり、水分が蒸発した結果ミネラル成分のみが固まって残ったため、ケトルの中で汚れとして残ってしまうのです。
日常的に電気ケトルを利用していれば、熱湯で殺菌されるためカビが生えてくる事とはありません。ミネラル成分である水垢は有害ではありませんが、見た目が悪いため取り除いておきたいところです。
ケトルについた水垢を落とす方法
ケトルについた水垢は、スポンジでごしごし洗ってもなかなか取れません。ミネラル成分は、乾くと非常に固くなってこびりつくという作用をもっているからです。
ケトルを掃除する時は、内側と外側の両方を清潔にするようにしましょう。正しい手順を守れば、こびりついてしまった水垢も綺麗に取り除けます。ここでは、ケトルの内側と外側のお手入れ方法をそれぞれご紹介するので、ぜひ試してみてください。
クエン酸でケトルの内側を綺麗にする
ケトルの内側についた水垢を落とすには、クエン酸が効果的です。水垢に含まれるカルシウムを中和する作用を持つ酸性のクエン酸を加えることで、水垢が柔らかくなります。
また、クエン酸は柑橘系のフルーツから採集される自然由来の成分であるため、もし誤って口に含んでしまった場合でも安心です。
用意するもの
- クエン酸(なければ酢でも可)
- ふきん
- 重曹(こびりついた汚れが頑固な場合)
最初にクエン酸を使って、カルキ汚れを除去していきます。ケトルに満杯の水を入れた後、クエン酸を大さじ3〜4杯ほど加えましょう。
2時間ほど経った後に流せばカルキ汚れが落ちやすくなっています。用意したふきんを使って本体を一度拭いてください。これで電気ケトルの内部は綺麗になります。
クエン酸の代わりにお酢を使う事もできますが、においうつりが起きるかもしれないため、できればクエン酸を用意するようにしましょう。
また、アルカリ性である重曹を加えると、こびりついた頑固な汚れも落とせます。クエン酸の独特なにおいも、重曹を用いれば抑える事が可能です。
重曹でケトルの外側を綺麗にする
次に、重曹を使ってケトルの外側を綺麗にしていきます。ケトルの外側にも水垢がついているため、目立たない場合もきちんとお手入れしておきましょう。
用意するもの
- 重曹
- ふきん
- ティッシュ
重曹を500mlの水に大さじ1杯ほど入れてかき混ぜ、重曹水を作ります。重曹水をふきんに含ませたら、汚れている部分を念入りに拭いていきましょう。
この時、ケトル本体だけではなく台座やコードも拭いておくのがおすすめです。最後にティッシュで空拭きして仕上げてください。
電気ケトルのお手入れの頻度は?
電気ケトルのお手入れの頻度は1〜3ヵ月に一回ほどおこなえば、清潔に保てます。
長い期間水垢を放置してしまうと、固くなって取れなくなってしまうかもしれません。また、水垢を防ぐためにも毎回利用した後、内部をキッチンペーパーなどで軽く拭き取ることをおすすめします。
電気ケトルのカビ予防方法
・電気ケトルにカビが生えている写真を挿入してください。(白や黒の斑点ではなく、緑や茶色の汚れがカビです)
電気ケトルに付いている黒や白の斑点の多くはカビではなく水垢ですが、電気ケトル中に水を入れたまま長時間放置していたり、濡れたまま拭き取らなかったりすると本当にカビが生えてしまう可能性があります。
カビの発生を防ぐためには、電気ケトルを使った後に必ず水を流してから蓋を開け、しっかりと冷ましておきましょう。熱気がこもったままにしておかない事が大切です。カビは湿気があり湿度が高い環境を好むため、電気ケトル内を乾燥した状態にしておくと効果的に予防できます。
しっかり冷ましたら中を清潔なふきんで拭いて、乾燥させてから蓋を閉めてください。
お手入れしやすい電気ケトル5選
電気ケトルの形状にはさまざまなものがありますが、その違いによって洗いやすさが変わります。ここでは、以下の5つの観点からお手入れしやすい電気ケトルを紹介します。
- ワンタッチでフタが開くケトル
- 「本体二重構造」でやけどしにくいケトル
- フタの間口が広く、内部が洗いやすいケトル
- 注ぎ口が大きく、洗いやすいケトル
- 電源が取り外せる「コードレス」のケトル
デロンギ アクティブシリーズ 電気ケトル KBLA1200J
商品名 | デロンギ アクティブシリーズ KBLA1200J |
メーカー | DeLonghi(デロンギ) |
定価 | 5,368円(税込み) |
特徴 | フタがワンタッチで開く |
URL | https://www.delonghi.co.jp/products/detail/id/515 |
デロンギ アクティブシリーズはワンタッチでフタが開く、手軽にお手入れが可能な電気ケトルです。フタを開ける際も取っ手にあるボタンを押すだけで簡単にできるため、普段使いでも便利さを実感できます。
注ぎ口はとんがり口となっており、ふきこぼれてやけどを負ってしまう心配もありません。
残りの水の容量が少なくなってしまっても空だきを防止してくれる、自動電源オフ機能も付いています。
利便性だけでなく、ステンレスでつやのあるデザインも人気要素のひとつです。
DeLonghi(デロンギ)のアクティブシリーズは、電気ケトルのほかにコーヒーメーカーやトースターなど種類も豊富です。そろえる事でキッチンのオシャレ度がアップするでしょう。
象印マホービン 電気ケトル CK-AJ08
商品名 | 象印マホービン 電気ケトル CK-AJ08 |
メーカー | 象印マホービン |
定価 | 9,878円(税込み) |
特徴 | 耐熱構造 |
URL | https://www.zojirushi.co.jp/syohin/pot_kettle/kettle/ck-aj/ |
象印マホービンの電気ケトルCK-AJ08は、外側が熱くなりにくい「本体二重構造」となっています。そのため、クエン酸などで水垢を落とす際にやけどしにくいです。
また「蒸気レス構造」で蒸気を出さない作りになっているため、置く場所を選びません。蒸気に触れてしまい熱い思いをする事もなくなるでしょう。
注ぎ口は非常になめらかで注ぎやすいのはもちろん、洗うのも簡単です。水垢などの汚れがつきにくい「広口フッ素加工」も施しているので、洗う頻度もほかの電気ケトルと比べて少なく済むでしょう。
ほかの電気ケトルよりも値は張りますが、その分機能性もバツグンなのでおすすめです。
ティファール ジャスティンプラス KO3408JP
商品名 | ティファール ジャスティンプラス 1.2L |
メーカー | T-fal(ティファール) |
定価 | 4,000円(税込み) |
特徴 | 間口が広い |
URL | https://www.t-fal.co.jp/products/kettles/kettles/justine_plus_black/ |
ティファール ジャスティンプラスシリーズは、フタを開けた際の間口が従来よりも30%広く、内部を洗いやすいことが特徴です。1.2Lと大容量であるにもかかわらず、電源プレームを含む重さは970gと非常に軽い素材で作られています。
プラスチック製品のため、外側に触れてもやけどの心配はいりません。また、フタは取っ手部分のボタンを押すだけで開くので、女性の方でも片手でらくらく操作できるでしょう。パスタなど、大量のお湯を必要とする料理をする場合でもコンロを占領する必要なく、手軽に作れます。
ティファール アプレシア エージープラスコントロール KO6201JP
商品名 | アプレシア エージー・プラス コントロール 0.8L |
メーカー | T-fal(ティファール) |
定価 | 8,030円(税込み) |
特徴 | 注ぎ口が広い |
URL | https://www.t-fal.co.jp/products/kettles/kettles/apreciaag_plus_control_white/ |
ティファール パフォーマ KO1538JPは軽量でシンプルなデザインが特徴の電気ケトルです。電源はコードレスとなっており、コードが邪魔することなく本体を洗うことができます。
750グラムと軽量なので、女性や一人暮らしの方にも最適なケトルといえるでしょう。
ティファール パフォーマ 0.8L
商品名 | ティファール パフォーマ KO1538JP |
メーカー | T-fal(ティファール) |
定価 | 3.025円(税込み) |
特徴 | コードレス |
URL | https://www.t-fal-onlineshop.jp/tfal/shop/goods/index.html?ggcd=7211003336 |
ティファール パフォーマ 0.8Lは蓋が完全に取り外せてお手入れが楽にできる電気ケトルです。吸水しやすく、軽量なので片手で持ち上げやすいというメリットもあります。
注ぎ口の形状に工夫が凝らされており、湯量をコントロールしやすくなっているため注ぎすぎや火傷の心配がありません。空焚き防止機能と自動電源オフ機能を備えており、安全面においても信頼がおける電気ケトルです。
ゼヒトモでハウスクリーニングのプロを探す
ケトルに生えたカビのようなものは、実はカビではなく水垢です。クエン酸や重曹を利用して、こびりついた水垢をきれいにしましょう。
・台所に生えて取れなくなったカビを除去したい
・お家を清潔に保ちたい
そんな方は、ゼヒトモからハウスクリーニングのプロを探してみませんか?
いくつかの質問に答えるだけで、簡単にあなたにピッタリなプロが見つかります。ゼヒトモお気軽にご利用ください!
監修プロからのコメント
重曹を使ったお手入れは、とても有効ですね。キッチンにしても浴室にしても、カビを防ぐポイントは「きちんと乾かす」こと。
日ごろの小さな心がけで、カビや汚れは防げます。
ブロカレジ
ハウスクリーニング関連の最新記事
引っ越しの際に必要なことは、荷物の梱包だけではありません。家電製品のいくつかは、円滑な引っ越し作業や故障の予防のために、事前に行っておいた方がいい準備があります。 この記事では、洗濯機の水抜きや掃除の作業手順について紹介 […]
電子レンジは綺麗に使っているつもりでも、いつの間にか汚れてしまいます。できてしまった焦付きや油のハネは放置しておくと火事の原因になるとの報告もあります。(電子レンジ火災:東京消防庁発表より) 電子レンジをキレイに保つため […]