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  6. ウォークインクローゼットの収納術!人気の整頓アイテムや片付けのコツとは
2022/10/17 2024/04/05

ウォークインクローゼットとは、歩けるほどの広さがあるクローゼットのことです。収納力の高さが魅力ですが、一方でデッドスペースができやすいため、使いにくいとの声もあります。

この記事では、ウォークインクローゼットを快適に使うための収納術や、人気の収納アイテムについて解説します。

この記事を監修したプロ
斉藤 康範 さん

株式会社ハウジング丸二

ウォークインクローゼットの種類

前提として、クローゼットは主に以下の3つに大別されます。

  • クローゼット(一般的なタイプ)
  • ウォークスルークローゼット
  • ウォークインクローゼット

一般的なタイプのクローゼットは、収納スペースが1か所にまとまっているのが特徴です。ウォークスルークローゼットは扉が2つあり、2方向に通り抜けられます。

ウォークインクローゼットは中に入って歩けるほど広く、2〜4畳ほどのゆとりがあるケースが多いです。

次項からはさらに深掘りし、ウォークインクローゼットのメリット・デメリットをご紹介します。

ウォークインクローゼットのメリット

ウォークインクローゼットは収納力が高く、衣類をたくさん収納できるのがメリットです。中央の通路部分にスペースがあり、クローゼット内でコーディネートや着替えができます。服選びと着替えの動線がスムーズなため、身支度の時短にもつながるでしょう。

クローゼットの3つの種類の中では、自宅の既存のスペースを利用して増築しやすいのも魅力です。

ウォークインクローゼットのデメリット

ウォークインクローゼットのデメリットとして、デッドスペースが生まれやすいことが挙げられます。通路部分が無駄な空間となったり、レイアウトによってはすき間が空いたりします。

かといって幅を狭くしすぎると、窮屈な印象になりかねません。ウォークインクローゼットは広さが魅力ですが、空間の使い方が難しいことを理解しておきましょう。

また、部屋にある程度の広さがない場合は、ウォークインクローゼットを作れない点にも注意が必要です。

レイアウト別:ウォークインクローゼットの収納アイデア

ウォークインクローゼットの代表的なレイアウトは、以下の4パターンです。

  • I型
  • II型
  • コの字型(U字型)
  • L字型

それぞれの形を活かした収納アイデアを見ていきましょう。

I型のクローゼット

I型は、ハンガーパイプや棚が通路の片側にあるタイプです。ウォークインクローゼットの中では収納できる量が少ないため、収納グッズを活用するのがおすすめです。

引き出しタイプの収納ケースを床に置くと、洋服をたくさん収納できるでしょう。部屋の上部の棚には、シーズンオフの衣類や小物などをまとめておくのが賢明です。使用頻度が低いアイテムを上部に収納することで、ハンガーパイプ部分の容量にゆとりが生まれます。

II型 のクローゼットのクローゼット

II型は、部屋の両側にハンガーパイプや棚が設置されているタイプです。大容量の収納スペースを備えており、家族の衣類をまとめて収納できます。

通路の奥側が空いているため、引き出しケースなどに服や小物をしまって空間を有効活用しましょう。

コの字型(U字型)のクローゼット

コの字型のウォークインクローゼットは、壁面の収納スペースが3つあるのが特徴です。家族分の衣類を収納できるほか、季節ものの布団やかさばるアイテムもしまっておけます。

十分なスペースがあるため、収納グッズを追加する必要性は低いでしょう。もし収納グッズを置くのであれば、移動させやすいキャスター付きを選ぶのがおすすめです。

L字型 のクローゼット

L字型は、片側と奥側の壁面に収納スペースがあります。角にデッドスペースができやすいため、角の大きさに合う収納グッズを置くのがポイントです。収納グッズに布団や季節家電などをしまっておくと、他の収納スペースにゆとりが生まれるでしょう。

デッドスペースに物を置くと取り出すのが大変ですが、キャスター付きの収納グッズならさっと動かせるため便利です。

ウォークインクローゼットで上手に収納するコツ

ウォークインクローゼットに衣類などを詰め込みすぎると、ごちゃごちゃとした印象になりがちです。空間をすっきりと見せるためにも、上手に収納するコツを押さえておきましょう。

定位置を決める(4つのゾーンに分ける)

アイテムごとに定位置を決めるのが、ウォークインクローゼットをうまく使うコツです。バラバラに収納するのではなく、アイテムを4つのゾーンに分類してみてください。

掛ける(吊るす服)ゾーン

ウォークインクローゼットのハンガーパイプには、以下のように吊るすタイプの服を収納しましょう。

  • アウター(コート、ジャケット)
  • ブラウス
  • ワンピース
  • スカート
  • パンツ
  • セレモニー用の服 など

たたむゾーン

棚や収納ケースは、コンパクトにたためる衣類の収納に適しています。

  • トップス(Tシャツ、キャミソール、ニット、パーカー)
  • デニム
  • ルームウェア
  • 下着
  • スポーツウェア・ユニフォーム など

装飾雑貨ゾーン

バッグや帽子などの小物類は、上部の棚にまとめて収納するのがおすすめです。

  • バッグ
  • 帽子
  • 手袋
  • スカーフ、マフラー、ストール
  • ベルト
  • 腕時計
  • アクセサリー
  • 和服 など

衣類以外の物ゾーン

ハンガーパイプの下部分にあるデッドスペースは、衣類以外の物をしまう場所にぴったりです。

  • スーツケース
  • 布団
  • 季節家電
  • トラベルグッズ
  • イベントグッズ など

ラベルをつけて定位置をわかりやすくする

衣類やバッグなどの定位置を決めたら、それぞれの棚やボックスにラベルをつけましょう。どこに何があるのかをラベリングすると、物をしまう際も取り出す際も迷いにくくなります。また、物の定位置を家族間で共有しやすくなるのもメリットです。

ラベルをつけられない場合は、荷札のようなタグをつける方法もあります。

シーズンごとの服の入れ替えルールを作り、手前奥を使い分ける

すっきりと収納するためには、クローゼットの手前と奥を使い分けるのもポイントです。今の季節に使う服はハンガーパイプの手前に、シーズンオフの物は奥に収納するなど、服の入れ替えルールを作りましょう。

ウォークインクローゼットが狭い場合は、シーズンオフのものをケースに収納し、上部の棚に置いておくのがおすすめです。季節の変わり目がきた際は、シーズンごとのアイテムを入れ替えるだけで衣替えができます。

また、定期的な入れ替えによって衣類の数を見直すことは、使わないアイテムを処分するきっかけにもなります。

動線を確保し、仮置きスペースも用意しておく

ウォークインクローゼットに収納グッズを置く場合は、動線の確保を意識しましょう。引き出しを開けた際に通路がふさがると、自分の入るスペースがなくなります。引き出しを開けるスペースがないのであれば、扉が付いていないものを選ぶのがおすすめです。

また、スーツのように頻繁に着用する服の一時的な置き場として、仮置きスペースを用意しましょう。一度着た服と未着用の服の収納場所を分けることで、未着用の服に汗や水分が移るのを防止できます。

クローゼットの中で着替えることが多いのであれば、着ていた服を置くスペースも作りましょう。一時的な置き場を確保しておくと、着替えのたびに散らかる心配がありません。

スペースの「8割収納」を心がける

すっきりとした収納を作りたい方は、「8割収納」を心がけてみましょう。ハンガーパイプに服をたくさん掛けすぎると、服同士が摩擦を起こして傷みやすくなるためです。また、服がぎっしりと並んでいると、窮屈な印象になります。

ハンガーパイプに掛ける量の目安は8割程度と考え、スペースに余裕をもたせることが大切です。

\ 快適な収納を作ろう /

収納家具で人気の「無印良品・ニトリ・IKEA」のおすすめアイテム

収納家具で人気の「無印良品・ニトリ・IKEA」には、ウォークインクローゼットの収納に役立つアイテムがそろっています。おすすめの収納アイテムをチェックしていきましょう。

無印良品「ポリプロピレンケース」と「ソフトボックス」

無印良品の「​​ポリプロピレンケース」は、タンスやチェストの代わりに使えるアイテムです。シンプルなデザインとなっており、複数個置いてもすっきりとした印象をキープできます。

サイズ展開が豊富なため、スペースの大きさに合わせて選べるのも魅力でしょう。キャスター付きの種類なら、クローゼット内の移動もスムーズです。

「ソフトボックス」は、柔らかな素材の収納ケースです。フロント部分に持ち手が付いているため、上部の棚に置いた際も楽に取り出せます。

また、蓋付きタイプならほこり対策もできます。さまざまなサイズがあるため、衣類や小物の収納に活用してみましょう。

ニトリ「吊り収納」

ニトリの「吊り収納」は、フックを使ってハンガーパイプに吊り下げるタイプの収納グッズです。ハンガーに掛けにくい素材の服や、帽子などの収納に適しています。

細々としたアイテムをまとめておくと、スペースを有効に使えるでしょう。

IKEA「SKUBBシリーズ」

IKEAで人気の「SKUBBシリーズ」は、布団などのかさばるアイテムの収納にぴったりのアイテムです。シンプルなボックス以外に、洋服カバーや吊り収納、仕切り付き収納ケースなども展開されています。

形のバリエーションが豊富なため、収納したい物に合わせて種類を選んでみてください。

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ウォークインクローゼットは収納力が高く、中でコーディネートや着替えを済ませられるのがメリットですが、使い方がうまく行かなければ、いっそのことリフォームしてみませんか? 有効活用できて快適に暮らせるようになるかもしれません。

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監修したプロのコメント

ウォークインクローゼットの収納スペースをより有効活用する方法として、高さを調整できる整理棚を設置することで、それぞれの洋服の大きさ・長さに合わせて収納できるのでおすすめですよ。

また、ウォークインクローゼットは換気性能があまり良くないケースも多々見受けられます。ジャロジー窓を付けることにより、風通しが良くなり、クローゼット内の洋服や荷物の保管状況を改善することができます。

収納力だけでなく、ウォークインクローゼット内の環境改善のリノベーションも同時に検討してみてはいかがでしょう。

この記事を監修したプロ
斉藤 康範 さん

株式会社ハウジング丸二

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