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  6. ゴキブリの卵を駆除・処理する方法とは?種類別の見た目や特徴も解説
2024/10/25 2024/10/28

ゴキブリの卵を見つけて焦っている方もいるのではないでしょうか?

ゴキブリの卵は、卵鞘(らんしょう)という硬い殻の中に10~50個程度入っています。孵化する前に早めに駆除・処理しなければなりません。

本記事では、ゴキブリの卵の見た目や特徴、正しい駆除方法を解説するので、ぜひ参考にしてください。

【種類別】ゴキブリの卵の見た目と特徴

【種類別】ゴキブリの卵の見た目と特徴

ゴキブリの卵は「卵鞘(らんしょう)」と呼ばれる殻の中に入っています。

ここでは、日本で一般的に見られる以下の4種類のゴキブリの卵について、特徴を詳しく解説します。

  • クロゴキブリ
  • ワモンゴキブリ
  • ヤマトゴキブリ
  • チャバネゴキブリ

クロゴキブリの卵

クロゴキブリは、日本全国に生息しており、家庭でよく見かける大型のゴキブリとして知られています。

卵鞘の特徴は、以下の通りです。

サイズ12~13mm
黒色または濃い茶色
形状俵型
卵の数15~30個
孵化するまでの日数20~50日
孵化する数約20匹

クロゴキブリの卵鞘は硬くて丈夫な構造をしています。大量発生のリスクが高いため、発見したらすぐに対処することが重要です。

ワモンゴキブリの卵

ワモンゴキブリは暖かい地域を好み、主に下水管やマンホール内、ボイラー室などに生息しています。

卵鞘の特徴

サイズ7~10mm
黒っぽい茶色
形状俵型
卵の数10~15個
孵化するまでの日数約40日
孵化する数約15匹

ワモンゴキブリは寿命が長く、産卵回数が多いのが特徴です。群れで生活する傾向があるため、卵を見つけた場合は周辺をよく確認する必要があります。

ヤマトゴキブリの卵

ヤマトゴキブリは日本の固有種で、寒さに強い特徴があります。

卵鞘の特徴

サイズ7~10mm
黒に近い茶色
形状ガマ口型
卵の数12~16個
孵化するまでの日数約30日
孵化する数約12匹

ヤマトゴキブリは家の中と外を行き来する習性があるため、侵入経路を見つけて塞ぐことが重要です。

チャバネゴキブリの卵

チャバネゴキブリは小型で、主に飲食店などでよく見られます。

卵鞘の特徴

サイズ5mm
薄い茶色
形状長方形
卵の数20~50個
孵化するまでの日数20~30日
孵化する数約30匹

チャバネゴキブリの卵鞘は他の種類と比べて小さいですが、卵の数が多く大量発生のリスクがあります。

【あわせて読みたい!】
ゴキブリの赤ちゃんを見つけたら?1匹だけでも要注意!駆除と対策を解説 >>>

ゴキブリの卵とフンは見た目が似ている

ゴキブリの卵とフンは見た目が似ている

ゴキブリの卵とフンは、一見すると非常に似ています。

ゴキブリのフンは通常、小さな黒い点のように見え、サイズは1〜4mm程度です。一方、卵は卵鞘に包まれており、小豆のような形状で、サイズは5mm〜1cm程度とフンよりも大きめです。

色合いも異なり、フンは灰色から黒色まで幅広いですが、卵鞘は茶色系。また、フンには独特の臭いがありますが、卵はほぼ無臭です。

フンは冷蔵庫の周辺やキッチンの引き出しなど、ゴキブリが頻繁に訪れる場所で見つかることが多いです。しかし、卵は暗くて湿った場所に産み付けられる傾向があります。

ゴキブリが卵を産みやすい場所

ゴキブリは「暗い」「湿気がある」「暖かい」環境を好んで卵を産みます。

具体的には、以下のような場所に要注意です。

  • 冷蔵庫や洗濯機などの家電の裏側や下
  • 食器棚やシンク下の収納スペース
  • 排水溝や水回りの周辺
  • 段ボールの中や隙間
  • 観葉植物の鉢の下や土の中
  • ブレーカーボックスの内部
  • 天井裏や床下のような家屋の構造部分

ご家庭でゴキブリ対策を行う際は、これらの場所を重点的にチェックし、清潔に保つことが大切です。

また、不要な段ボールはすぐに処分し、保管する場合は乾燥した風通しの良い場所を選びましょう。

ゴキブリが卵を産む時期

ゴキブリの産卵時期は、以下の通りです。

ゴキブリの種類卵を産む時期
クロゴキブリヤマトゴキブリワモンゴキブリ7〜10月※気温が20℃を超える暖かい季節を好む
チャバネゴキブリ年中※室内の暖かい環境を好む

ゴキブリは繁殖力が非常に高いことで知られています。

例えばクロゴキブリの場合、1匹のメスから約190匹、チャバネゴキブリでは約280匹もの幼虫が孵化する可能性があります。

ゴキブリの卵を駆除しないとどうなる?

ゴキブリの卵を駆除しないとどうなる?

ゴキブリの卵を放置すると、大量発生のリスクが高まります。一つの卵鞘から多数の幼虫が孵化し、成長した個体がさらに産卵することで、短期間で家中にゴキブリが蔓延してしまいます。

また、ゴキブリの体やフンに付着した細菌が室内に拡散すると、サルモネラ菌やチフス菌などの病原体に感染するリスクがあります。子どもやペットに対して、アレルギー反応を引き起こす可能性も考えられます。

ゴキブリの卵の駆除・処理方法

ゴキブリの卵を発見した際は、以下の3ステップで駆除・処理しましょう。

  1. 卵鞘(らんしょう)を袋に入れる
  2. 卵鞘をつぶす
  3. 袋を密閉して処分する

1. 卵鞘(らんしょう)を袋に入れる

ゴム手袋を着用し、卵鞘に直接触れないようにし、トングやティッシュを使用して、ビニール袋に入れます。このとき、卵鞘を傷つけないよう注意しましょう。

袋は十分な大きさのものを選び、卵鞘が破裂しても中身が飛び散らないようにします。

卵鞘には病原菌が付着している可能性があるため、素手での接触は避けてください。

2. 卵鞘をつぶす

袋に入れた卵鞘を、外側から指で押しつぶします。完全に潰す必要はなく、軽く圧迫してヒビを入れる程度で十分です。これにより、卵鞘内の卵が外気に触れて乾燥し、孵化できなくなります。

強く押しすぎて、袋が破れないよう注意しましょう。

3. 袋を密閉して処分する

最後に、卵鞘を入れた袋の口をしっかりと縛り、完全に密閉します。密閉した袋は燃えるゴミとして処分してください。

処分後は、卵鞘を発見した場所とその周辺を徹底的に清掃し、必要に応じて消毒も行いましょう。

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NGなゴキブリの卵の駆除方法

NGなゴキブリの卵の駆除方法

ゴキブリの卵を駆除する際は、以下の点に注意しましょう。

  • 掃除機で吸う
  • トイレに流す
  • 殺虫剤を使う

掃除機で吸う

掃除機を使えば、ゴキブリの卵を手軽に処理できると思いガチですが、掃除機の中は暗く、適度な温度と湿度が保たれています。そのため、卵の孵化には適した環境になってしまうのです。

サイクロン式掃除機の場合、強い遠心力で卵鞘が破壊され、中の卵が飛散する可能性も。もし誤って吸ってしまった場合は、紙パックごと密閉して捨てるか、掃除機を徹底的に消毒する必要があります。

トイレに流す

卵鞘をトイレに流すのも避けましょう。ゴキブリの卵は水分に強く、排水管や下水道で孵化する可能性があるからです。建物の配管内でゴキブリが繁殖し、大量発生する恐れがあります。

水で処理したい場合は、事前に卵鞘を確実に潰すか、60℃以上の熱湯で処理してから流すようにしましょう。

殺虫剤を使う

一般的な殺虫剤は、ゴキブリの成虫や幼虫には効果がありますが、卵鞘に対してはあまり効果が期待できません。卵鞘の硬い殻が薬剤の浸透を防ぐため、中の卵にまで殺虫成分が届きにくいのです。

卵を確実に駆除するのであれば、つぶすのが良いでしょう。

ゴキブリの卵を産ませないための対策

ゴキブリの卵を産ませないための対策

ゴキブリの繁殖を防ぐためには、以下のような卵を産ませない環境作りが重要です。

  • ゴキブリが卵を産む場所を作らない
  • ベイト剤(毒エサ)でメスのゴキブリを駆除する
  • ゴキブリの侵入経路をふさぐ

これらの方法を組み合わせて対策することで、ゴキブリの侵入と繁殖を防げます。

ゴキブリが卵を産む場所を作らない

前述した通り、ゴキブリは暗く、温かく、湿度が高い場所を好むため、これらの条件を排除することが重要です。

まず、こまめな掃除と整理整頓を心がけてください。特に、キッチンの隅や冷蔵庫の裏、食器棚の下など、見落としがちな場所を定期的に掃除しましょう。

また、不要な段ボールや新聞紙は速やかに処分し、観葉植物付近の掃除も欠かせません。水回りは特に注意が必要で、排水溝やシンク周りを乾燥させ、生ゴミを放置しないようにしましょう。

ゴキブリを寄せ付けないハーブを活用するのもおすすめです。

ベイト剤(毒エサ)でメスのゴキブリを駆除する

ベイト剤(毒エサ)を使用すれば、ゴキブリが毒エサを巣に持ち帰り、他のゴキブリも駆除できる連鎖効果があります。メスが毒エサを摂取すると、体内の卵にも毒が回り、産卵しても孵化しにくくなります。

ベイト剤は、キッチンの下や冷蔵庫の裏など、ゴキブリの活動が予想される場所に設置しましょう。

ゴキブリの侵入経路をふさぐ

ゴキブリは小さな隙間からも家屋に入ってくるため、侵入経路を塞ぐことが重要です。玄関や窓のサッシ、換気口、配管の周りなどの隙間をコーキング材や隙間テープでふさぎましょう。

特に注意が必要なのは、エアコンのドレンホースです。室外機側の端にフィルターを取り付けて、ゴキブリの侵入を防ぎましょう。また、玄関やベランダにはベイト剤を設置し、靴箱の下や棚の奥など、侵入しやすい場所には捕獲トラップを置くのもおすすめです。

ゴキブリの卵の駆除は専門業者に任せるのがおすすめ

ゴキブリの卵の駆除は専門業者に任せるのがおすすめ

ゴキブリの卵の駆除は、専門知識と経験を持つプロの害虫駆除業者に依頼することをおすすめします。プロの害虫駆除業者は、ゴキブリの種類や生態を熟知しており、卵だけでなく成虫や幼虫も同時に駆除することが可能です。

家屋全体を調査し、侵入経路や潜伏場所を特定して、再発防止策も提案してくれるでしょう。費用はかかりますが、快適な日常生活を送るためにも、大量発生につながる前に早めに対処することがポイントです。

ゴキブリ駆除を依頼した場合の費用相場

ゴキブリ駆除の費用相場と作業時間は、以下の通りです。

費用1.2〜5.5万円
作業時間2〜3時間

駆除だけでなく、予防対策まで依頼できるプロの業者もいます。

費用を抑えたい場合は、複数の業者から見積もりを取るのがおすすめです。各業者の提案する作業内容と料金を比較することで、自分のニーズと予算に最も合ったサービスを選べるでしょう。

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業者選びに失敗したくない方は、ゼヒトモを活用してみてはいかがでしょうか。

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