少しのゴミや汚れにもすぐに寄ってくるゴキブリは、苦手な人が多い害虫の代表とも言えます。もし遭遇したら、確実に駆除したいですよね。この記事では、シーン別に最適な駆除方法を詳しく解説します。
また、家の中からゴキブリがいなくなる駆除方法と、日頃からできる対策もご紹介するので、徹底的に退治したい人はぜひ参考にしてください。
【シーン別】ゴキブリを駆除する方法一覧
ゴキブリは目の前に現れた時だけ退治すればよいというわけではありません。さまざまな状況において、どのように駆除すればよいのかを知っておきましょう。
- 目の前のゴキブリを駆除する
→殺虫剤を使って駆除する
→食器用洗剤で駆除する
- 見失ったゴキブリを駆除する
→隙間にスプレーを噴射する
- 卵や死骸を見つけた場合
→すぐに処分する
これらの駆除方法について、以下でそれぞれ詳しく解説します。
目の前のゴキブリを駆除する
目の前にゴキブリがいる場合、まずは手が届く範囲に殺虫剤(殺虫スプレー)があるか確認しましょう。もし近くに置いていなければ、食器用洗剤で代用する事もできます。どちらかを使用して、素早く駆除するのが大切です。
殺虫剤を使って退治する
殺虫剤(殺虫スプレー)を使う時は、ゴキブリの進行方向に向かって噴射しましょう。後方や背中に噴射すると前方に逃げ続けてしまいます。ゴキブリは前方しか進めないため、進行方向の空間に噴射すると効果的です。
おすすめの殺虫剤(殺虫スプレー)は以下の2点です。
即効性と残効性を兼ね備えている定番商品です。ゴキブリと遭遇した時に直接スプレーして駆除する事ができるだけでなく、通り道にあらかじめスプレーしておくと残効成分によってゴキブリを駆除できるという特長を持っています。細いノズルが付いているので細い隙間にも簡単に噴射できるのが便利なポイントです。
2秒間噴射するとゴキブリが動かなくなる注目商品です。冷却効果があり、ゴキブリをマイナス冷却して、配合されている即効成分で駆除します。本体のフィルムを剥がせばイラストがない白いデザインになるので、イラストが苦手な人にもおすすめです。ブレが少ない新しいトリガーを採用しています。
食器用洗剤でも駆除できる
食器用洗剤もゴキブリ駆除に有効です。食器用洗剤に含まれている界面活性剤がゴキブリを窒息死させる働きをしてくれるため、もし台所で発見した場合は食器用洗剤で駆除する事もできます。ただし、あくまでも殺虫剤の方が安全に駆除できるという事を意識しておきましょう。
おすすめの食器用洗剤はこちらです。
★『キュキュット CLEAR泡スプレー(オレンジの香り)』(花王)
ノズルをプッシュするだけで泡が噴射される定番の食器用洗剤です。勢いよく泡が飛び出て、遠くまで届くので動いているゴキブリに吹きかけやすいうえ、除菌効果も兼ね備えています。また、爽やかなオレンジの香りなので、洗剤の独特なにおいやゴキブリの死骸から発生する異臭もかき消してくれます。特大サイズの詰め替えパックが販売されているのもコストパフォーマンスに優れていて高評価ポイントです。
見失ったゴキブリを駆除する
駆除前にゴキブリを見失ってしまった時は、隙間にスプレーを噴射してください。ゴキブリは暗くて狭い場所を好むので、家具や家電の隙間に逃げ込む可能性が非常に高いです。特に熱がこもっている家電の近くや湿気が多くじめじめしている洗面台の近くなどは念入りにチェックしましょう。
市販の殺虫剤の多くは、細いノズルがセットになっています。隙間の奥まで薬剤を到達させるために、ノズルを使ってスプレーを噴射しましょう。
卵や死骸を見つけた場合
卵が孵化すると約30匹のゴキブリが外に出てしまうため、見つけ次第すぐに処分しましょう。卵に対して、殺虫剤やくん煙剤などは効き目がありません。殺虫剤を吹きかけたから安心、というわけではないので注意してください。
また、駆除したゴキブリの死骸には他のゴキブリが集まってくるので、同じく早く処分するようにしてください。加えて、死骸からは悪性の菌が流れ出す可能性もあります。放置しておくと人体に害が及ぶ事も考えられるため、駆除したら処分するところまでをノンストップでおこないましょう。
ゴキブリ退治の注意点と処理方法
【注意】叩いて退治するのはNG
手元に殺虫剤や洗剤などがなくても、新聞紙やスリッパなどで叩いて駆除するのは避けましょう。ゴキブリが持つ有害な菌が周囲に飛び散ってしまうため、体を潰さないようにする事が重要です。もし叩いてしまったら、すぐにアルコールや洗剤を使って床や壁などを拭き、菌が拡散しないようにしてください。
駆除したゴキブリの処理方法
駆除したゴキブリはトイレットペーパーで包んでトイレに流しましょう。近づきたくない場合は掃除機で吸い取って、紙パックを密閉して捨てるのもおすすめです。ただし、ゴキブリが完全に駆除できているかわからない状態で掃除機で吸い取ると、紙パックの中で動き出す可能性があります。掃除機で吸い取った場合は、すぐに取り外して密閉しましょう。
家の中のゴキブリを駆除する方法
家の中に潜んでいるゴキブリは、遭遇する前に駆除しておきたいところです。いざ目の前にすると落ち着いて行動できない事も考えられます。対策はしっかりととっておきましょう。家の中のゴキブリを駆除する方法は、主に以下の3つです。
- 毒エサを使う
- 捕獲機で捕まえる
- くん煙剤で駆除する
- 駆除スプレーで防止する
毒エサは姿を見ずに駆除できる
姿を見たくないという人は、毒エサを使用しましょう。ゴキブリは毒エサを巣に持ち帰って食べるため、姿を見ずに駆除できます。毒エサは置くだけで効果があるため、準備が不要で手軽に行えるのも大きなメリットです。毒エサはホームセンターや通販サイトなどで簡単に購入できます。
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台所の隅や流しの下など、ゴキブリが潜んでいそうな場所に置くだけで駆除できる定番の毒エサタイプの駆除剤です。約1年間効果が続くので、こまめに交換する必要がありません。ゴキブリが好む毒エサで、食いつきがよいのが特長です。
捕獲罠は駆除できたかどうかわかりやすい
撮り逃してしまったゴキブリがいる場合には、捕獲罠を仕掛けておくのがおすすめです。ゴキブリが罠にかかっているのが目に見えてわかるので、駆除できたという安心感を得られます。姿を見てしっかりと駆除したいという人は、捕獲罠を活用してください。
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ゴキブリの好物のにおいがエサ袋から漂うので、潜んでいても近づいて捕獲できる定番の捕獲罠です。デコボコ粘着シートを採用しており、もがけばもがくほど体がめりこんで身動きが取れなくなります。高さが2段階調整できるので、狭い場所にも設置できるのが使いやすいポイントです。縦置きもできます。
くん煙剤は一度で広範囲に効果がある
くん煙剤は密室に殺虫成分を含む煙を充満させてゴキブリを駆除するタイプの駆除剤です。使用時には室内にとどまれませんが、家具や家電などにカバーをかけなくても使用できる商品も販売されています。一部屋だけでくん煙剤を使用しても他の部屋に逃げられてしまうので、全ての部屋で同時に使用するようにしてください。
より高い駆除効果を得るためには、2週間程度経った後に再度くん煙剤を使用するとよいでしょう。ただし、ゴキブリは薬剤に耐性をつけるので、同じくん煙剤を繰り返し使い続けると効果が減ってしまいます。複数のくん煙剤を組み合わせて使うようにしてください。
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くん煙剤の定番である「バルサン」の霧タイプです。火災警報器に反応しないので、マンションやアパートなどの集合住宅でも安心して使用できます。水や火器が不要で、ボタンを押すだけで霧が広がるので手間いらずです。使用後は30分程度換気をすれば殺虫成分が消えます。
【場所別】ゴキブリの侵入を防ぐ方法
ゴキブリは家の外から侵入してきます。どこから侵入するかによって対策は異なるので、経路を防げるようにしておきましょう。主な侵入場所は以下の4箇所です。
- 玄関・ベランダ
- 窓
- キッチンの排水口
- エアコンのドレンホース
玄関・ベランダ
玄関とベランダは直接外に通じており、人が出入りする頻度が高いため要注意です。開閉時にゴキブリが入ってくる可能性が高いので、芳香剤や忌避剤を設置しておきましょう。ゴキブリはハーブの香りを嫌うため、もし薬剤を使えない場合はハーブを置くのも効果的です。ペットを飼っていて薬剤を使うのが心配だという人は、天然の植物で対策をとりましょう。
窓
窓からの侵入には、隙間を埋めるテープの活用が効果的です。網戸が設置されている窓であれば、網戸と窓の隙間にテープを貼りましょう。窓枠の外側にテープを貼っておくと、害虫が侵入できなくなります。
キッチンの排水口
排水口のまわりに隙間や穴ができている場合は、耐水テープやパテなどで埋めましょう。隙間が見つからなくても、接合部になっている箇所には念のため耐水テープを貼っておくと安心です。また、S字排水管を使用するとゴキブリが侵入できなくなります。
エアコンのドレンホース
エアコンと屋外を結ぶドレンホースからゴキブリが侵入してくる事もあります。ドレンホースから侵入したゴキブリは、エアコンの中に入り込みます。エアコンへの侵入を防ぐためには、ドレンホースの先端をキャップやネットで塞ぎましょう。専用のキャップはホームセンターで購入できますが、メッシュでできているものであれば家にあるもので代用可能です。
ゴキブリが潜みやすい場所とは?
ゴキブリがよくでる場所を知っておくと退治しやすくなります。ここでは代表的な場所・スペースを5つ挙げます。
- 冷蔵庫の下や裏
- キッチン台の下
- 電子レンジの裏
- テレビの裏
- お風呂場・洗面台
①冷蔵庫の下や裏
冷蔵庫は冷たい場所ではなく温かい場所。電気が一年中通っていることから、ほぼ一定の温度であるため格好の巣窟となります。 冷蔵庫の中に食料品をたくさん保存している場合、格好の餌場となってしまうことも。ゴキブリにとってはとても快適な場所である分、出現率も高くなります。
②キッチン台の下
キッチン台を置いている床は水等で老朽化しやすい箇所。老朽化してできた隙間は、よく食べカスが溜まるので格好の餌場となります。目視で確認しづらいため、気づかぬうちにゴキブリに卵を産み付けられることが多いです。
③電子レンジの裏
冷蔵庫の下・裏同様に一定の温度がた食べ物が行き来する場所。油も飛び散りやすく、食べ物のカスが付着しているケースが多いことから、ゴキブリの餌場になりがちです。
④テレビの裏
テレビ裏の掃除は毎日することが少ない・一定の温度があることから、ゴキブリが潜んでいる可能性が高いです。
⑤お風呂場・洗面台
常に水気がある場所。目に見えないカビや雑菌も繁殖しやすいため、ゴキブリが好む環境であり、餌場となってしまいます。
効果的なゴキブリ対策
ゴキブリの退治には大きく3つの方法があります。
- エサを作らない
- 隠れ場所を作らない
- こまめに掃除する
エサを作らない
ゴキブリは生ごみに寄ってくるので、台所にゴミを捨てる時は必ずゴミ箱に蓋をしてください。ゴミ箱に消臭スプレーをかけるのもゴキブリ対策として効果的です。
また、三角コーナーはこまめに交換し、シンクには野菜くずが残らないように気を付けましょう。小さなゴミでも、ゴキブリにとってエサになるものは必ず取り除いてください。
作り置きの料理を放置しておくのも危険です。鍋や皿にゴキブリが寄ってこないように、冷蔵庫に入れて保存してください。とくに夏場は料理そのものが傷む可能性もあるため、健康を害さないためにも出しっぱなしにしないようにしましょう。
隠れ場所を作らない
ゴキブリが好む場所を家の中から減らす事も大事です。特に注意すべきなのは、段ボールの扱いです。段ボールはゴキブリが好む場所として最も適しています。暗くて狭い場所なので潜みやすく、時間が経つとともに湿気を帯びてくるのでゴキブリにとっては棲みやすい環境です。使い終わった段ボールはリサイクルせず、畳んで捨てるようにしてください。
こまめに掃除する
ゴキブリは汚れている場所に現れます。
・冷蔵庫の下を定期的にクイックルワイパーなどで掃除をし、ホコリと水分を取り除く。
・キッチン台の下も水分や食べかすを毎日拭き取る。
・電子レンジは油が付着したままにしないで、こまめに電源コードを抜く。
・テレビの裏のホコリを取り除く。
・お風呂や水回りも極力拭き取りを心がける。
など、日々の掃除を徹底しましょう。
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ゴキブリ退治で勘違いされがちなこと
ゴキブリ退治の対策法として効果的と思われているもの。実は、あまり効果がないものもあります。無駄なことに労力を割く前に事前に確認しておきましょう。
①冬場に窓を全開にする
冬場に窓を全開にして、家を冷やしてゴキブリの卵の孵化を防ぐというもの。
ゴキブリの卵は気温5℃以下で孵化しなくなるため、冷やすことは効果的です。しかし、窓を数時間全開にしたところで冷蔵庫や配電盤など、熱を持っている箇所は家の中にあります。窓を開ければ、部屋の一部は冷えますが、ゴキブリが好んで潜んでいる部分までではありません。
電気を切って、1ヶ月近く家を完全に冷やすなど徹底的に全てを冷やすことは非現実的。窓を全開で寒い思いをすることに見合った効果は得られないので、無理して行う必要はないでしょう。
②電気を付けておけば出てこない
ゴキブリは夜行性なので、電気を付けっぱなしにすれば出ないというもの。明るい時に絶対に出てこないということはありません。そもそもゴキブリは狭い場所やあらゆる家具の裏など、明かりが入りづらい場所にいるので、効果は1つもないと言っても良いでしょう。
③あらゆる隙間を埋める
ゴキブリは隙間にいることが多いです。あらゆる隙間を全て防げばゴキブリが徘徊できないと思うかもしれません。しかし、ゴキブリは成虫でもたった2mmの隙間があれば潜り込めてしまいます。籠もった空間を逆に作ることになり、ゴキブリが住みやすい場所を逆に提供することになるでしょう。
ゴキブリ駆除は業者に徹底駆除を依頼するのがおすすめ
ゴキブリの対策法は数多くありますが、徹底的に駆除するためには業者に依頼するのが最も確実です。自力では潜んでいるゴキブリを根絶する事はほぼ不可能ですが、プロの業者なら丁寧に駆除してくれます。業者を選ぶ際には、相見積もりをおこないましょう。相見積もりとは、複数の業者から一度に見積もりを取り寄せる方法です。相見積もりをすれば、見積もりを取り寄せる手間と時間を節約できるだけでなく、費用や対応、アフターフォローの充実度などを比較しやすくなります。ぜひ相見積もりを検討してください。
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2.今後害虫が発生しないよう、予防対策をとってもらえる
害虫駆除サービスで対応してもらえるのは、その場の応急処置だけではありません。今後害虫被害に遭うことのないよう、侵入口の遮断や薬剤の散布などを行ってもらえるのも、プロならではのメリットです。
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