屋根塗装リフォームを実施するうえで、自宅の屋根にどんな色が合うかわからず悩んでしまっている方も多いのではないでしょうか。また、屋根塗装で使用する塗料を、どう選ぶべきかわからない方もいるでしょう。
今回は、屋根塗装におすすめの色や、屋根塗装に使用する色の選び方について解説します。屋根塗装における色選びに関する注意点にも触れているので、屋根塗装リフォームを検討している方はぜひ参考にしてください。
屋根塗装におすすめの色
屋根塗装には、以下に挙げる色がおすすめです。
- ブラウン系
- グレー系
- グリーン系
- ビビット系
ここでは、屋根塗装におすすめとされる色の特徴について解説します。
ブラウン系
家全体に落ち着きや癒しの印象を追加できるのが、ブラウン系カラーの特徴です。外壁の色がベージュ系・イエロー系であればブラウン系の屋根がおすすめです。
また、ブラウンの外壁に屋根も同系色にすることで、非常に落ち着きのある印象の屋根塗装リフォームが実現可能です。
グレー系
屋根塗装の定番カラーともいわれているグレー系は、協調性や柔軟性といった印象を付与させるのにぴったりです。
暑苦しい印象になりがちなブラックや、断熱効果の乏しいホワイトのちょうど中間に位置するため、シンプルさと適度な機能性を重視したい方におすすめのカラーといえます。
グリーン系
グリーン系は自然色が多いため、家全体に調和や癒し、安心の印象を追加できるでしょう。一口にグリーンといっても、ライトグリーンやモスグリーンなどさまざまです。
外壁の色と合うグリーンを選択しないと家全体が浮いてしまうデメリットはあるものの、グリーン系の屋根は汚れが目立ちにくいメリットがあるのも特徴です。
ビビット系
ブルー系・レッド系など、いわゆるビビット系のカラーも屋根塗装に人気です。個性的な印象の屋根にしたい方は、ビビット系のカラーを選択しましょう。
ただし、ビビット系のカラーは外壁のカラーと合わせにくい傾向にあるため、あくまで家全体のカラーバランスを意識したうえで選択しましょう。また、近隣の家と雰囲気が合わなくなる可能性も視野に入れておいてください。
屋根塗装の色の選び方
屋根塗装に使用する色は、以下4つの視点を意識して選びましょう。
- 外壁の色と合わせる
- 面積効果を意識する
- 汚れ・色褪せに配慮する
- 近隣との調和を心がける
外壁の色と合わせる
屋根の色と外壁の色のバランスが悪いと、塗装後の満足感が得られにくくなるでしょう。例えば、ブラウン系の外壁にグレー系の屋根にしてしまうと、いまいち明るい印象にならないといったことが発生します。
屋根の色を選択する際は、外壁の色と同系色のものを選ぶのが無難でしょう。
面積効果を意識する
面積効果とは、面積によって同じ色でも異なる見え方になる現象のことです。色が明るければ面積が大きくなるほどより鮮やかになり、大きな面積になるほど暗い色はより暗く見えるのが面積効果の特徴といえます。
そのため、カタログなどで見たカラーイメージと実際の仕上がりは、多少違いが出るでしょう。
面積効果によるギャップを防止するには、明るい色の場合は少し暗め、暗い色の場合は少し明るめにするとイメージ通りの仕上がりになりやすいでしょう。
汚れ・色褪せに配慮する
屋根には汚れがつきやすいので、塗装後に汚れが目立たないよう色にするのもおすすめです。
暗めの色は塗装面に付着した汚れが目立ちやすく、反対に明るめの色であれば汚れは目立ちにくいでしょう。
また、屋根塗装においては色褪せも意識する必要があります。明るめの色は汚れがつきにくい反面色褪せしやすいので、汚れ・色褪せそれぞれのバランスが整ったカラーを選択するのがおすすめです。
近隣との調和を心がける
屋根塗装を施す際は、近隣の家とあまりにも傾向の異なる色は避けるべきです。周囲に配慮せず色を決めてしまうと、いわゆる悪目立ちにつながるかもしれません。
また、近隣住民からよくない印象を持たれる可能性があるので、近隣との調和を意識してみましょう。
屋根塗装に使用する色選びの注意点
屋根塗装に使用する色を選ぶ際は、以下3つのポイントに注意する必要があります。
- 色のイメージと実物のギャップ
- 同系色の配色
- 色褪せしやすいカラー
上述した「屋根塗装の色の選び方」に通ずるものも多いので、あわせて参考にしてください。
また、以下の関連記事では、屋根塗装の費用相場や、安く抑える5つのコツを紹介しています。屋根塗装工事を安く行いたいとお考えの方はぜひご確認ください。
関連記事:屋根塗装の費用相場
色のイメージと実物のギャップ
屋根塗装に使用する色を決める際は、見本の色と実物にギャップが発生しやすいことを認識しておきましょう。
明るめの色で塗装する際は、イメージよりも1〜2トーン暗めの色を選んでください。反対に暗めの色で塗装するのであれば、1〜2トーン明るめの色を選択しましょう。
また、実物とのギャップを回避するために、カラーシミュレーションを活用するのもおすすめです。とはいえ、やはり実物とのギャップは発生しやすいので、カラーシミュレーションの色と実際の塗料の色は多少変えるべきでしょう。
同系色の配色
できるだけ外壁と同系色の色合いにすることで、悪目立ちしにくい屋根になるでしょう。
同色系とは、青・水色などの寒色系、オレンジ・黄色などの暖色系などの組み合わせを指します。
同系色の組み合わせで屋根を塗装する際は、外壁よりも若干濃いめの色を選択しましょう。そうすることで、家全体が引き締まった印象になります。反対に、屋根の色が薄くなると、家全体が軽い印象になるので注意が必要です。
色褪せしやすいカラー
ブルー系やイエロー系など、いわゆるビビットカラーの屋根は色褪せしやすいので注意してください。色味の強い原色系の塗装は、経年劣化による色褪せが目立ちやすくなるでしょう。
また、同じく明るめの印象になるホワイト系は、遮熱効果が高く色褪せもそこまで気になりにくいものの、汚れが目立ちやすい点に注意してください。色褪せや汚れが気になる方は、汚れや色褪せが目立ちにくいグレー系がおすすめです。
屋根塗装でおすすめの配色事例
ここでは、屋根塗装でおすすめの配色事例を、実際のカラーと特徴を交えてまとめています。自宅の屋根に近い色を選んだり、ガラッと印象を変えたりといったさまざまなニーズに応じた色選びにお役立てください。
<赤みがかったブラウンにホワイトの外壁を合わせた定番の配色>
<同系色のグレーを組み合わせたシックかつ飽きのこない色合い>
<ナチュラルカラーのグリーンとブラウンを組み合わせた親しみの持ちやすい配色>
<ブラウンの同系色を組み合わせて柔らかみを出した配色>
<ナチュラルなグリーンの屋根にライトイエローの外壁を組み合わせて明るめの印象になる配色>
ゼヒトモで屋根塗装のプロを探す
今回は、屋根塗装におすすめの色について解説しました。屋根塗装に使用する色は、周囲とのバランスや色褪せ・汚れへ配慮したうえで選ぶ必要があります。また、外壁とのバランスや面積効果、今回紹介した配色事例なども参考にしましょう。
- 自宅屋根にマッチする色がいまいちわからない
- 色味だけでなく色褪せや汚れ、周囲とのバランスなど細かい部分にも配慮して色を選びたい
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