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  6. 防音対策で窓のリフォームをしたい!リフォームの種類や費用相場など徹底解説
2024/06/02 2024/06/12

「周囲の音が気になる」「子どもの声や楽器の音が、周囲に迷惑をかけていないか気になる」といった悩みがある方は、窓の防音工事を検討してみてはいかがでしょうか。大がかりな工事をしなくても、窓を交換したり内窓を取り付けたりするだけで、防音対策を実施できます。

この記事では、窓の防音リフォーム工事について解説します。具体的な方法や費用相場、補助金を活用する方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

窓の防音リフォームの種類

窓ガラスは壁よりも薄く隙間があるため、音の出入りが多い場所といえます。そのため、窓を防音リフォームすれば、騒音対策も生活音の漏れ対策も同時に実現することが可能です。

防音リフォームの主な方法としては、次の3つが挙げられます。

  • 防音ガラスに取り換える
  • 窓全体を防音仕様に取り換える
  • 内窓を設置する

それぞれの方法について簡単に見ていきましょう。

防音ガラスに取り換える

既存の窓ガラスを防音効果のあるガラスに交換する方法もあります。窓枠はそのまま使うため、工事の時間がかからず、費用も軽減できます。

メリットデメリット
  • 短時間で工事が終わる
  • サッシ枠はそのままのため費用を削減できる
  • 窓枠やサッシの隙間から音が出入りする
  • 高い気密性の窓が必要

窓だけを防音ガラスに交換しても、窓枠やサッシの隙間から音漏れすることがあるため注意が必要です。真空ガラスや防音合わせガラスなどの高気密性の窓に交換すれば、ある程度の防音効果が得られますが、窓自体の価格が高く、次に紹介する窓全体の交換とあまり費用が変わらないこともあります。

窓全体を防音仕様に取り換える

窓枠ごと防音効果の高いものに取り換える工法です。窓だけを取り換えるケースとは異なり、窓枠やサッシの隙間が生じにくいため、高い防音効果を得られます。また、サッシ自体に防音効果のある防音サッシを選べば、さらに静かな生活が可能です。

メリット デメリット
  • 高い防音効果を得られる
  • 断熱効果・遮音効果も得られる
  • 壁の一部を壊すなど、大がかりな工事が必要になることもある
  • マンションなどの共同住宅では実施できないことがある

窓だけを交換する場合、レールの幅などが合わない窓は後付けできません。しかし、窓枠ごと換える工法なら、ペアガラスやトリプルガラスなどの複層ガラスや二重ガラスといった、レール幅や数が変わるものであっても取り付け可能です。

ただし、壁の一部を壊す必要が生じることもあり、マンションなどの共同住宅では許可が得られない可能性があります。検討する前に管理規約を読み、管理会社に相談してみましょう。

内窓を設置する

窓の内側にもう一つの窓(内窓)を取り付けて、防音効果を高める工法もあります。室内側の工事だけで完了するため、共同住宅であっても許可さえ得られれば実施可能です。

メリットデメリット
  • マンションでも工事可能
  • 結露予防効果も期待できる
  • 窓の開け閉めや掃除の手間が増える
  • 引き違い窓以外には取り付けが難しい

既存の窓と内窓の間に広い空気層が生まれるため、高い断熱効果や結露予防効果も得られます。ただし、窓が2倍に増えるため、開け閉めや掃除の手間が増える点に注意しましょう。

窓の防音リフォームの費用相場

防音性能の高い窓は、一般的な窓ガラスと比べて高額です。また、結露防止性能や遮音性能などが強化されるとさらに価格は高くなります。

リフォーム工事の種類ごとに費用相場、注意するポイントをまとめました。ぜひ参考にして、防音リフォームを検討してみてください。

防音ガラスに取り換える(約3万円〜)

既存の窓を防音窓に取り換える場合は、100cm×100cmの引違い窓1組で約3万~5万円(交換工事費込み)です。高さ180cmの掃き出し窓1組なら約8万円ほどのコストがかかります。

高性能な窓を選ぶと、さらに窓代・施工費が高額になります。いくつかの業者から見積もりをとり、比較してから依頼するようにしましょう。

窓全体を防音仕様に取り換える(約25万円〜)

窓サッシごと防音仕様に取り換える場合は、窓ガラスだけを交換する場合よりも高い防音効果を期待できます。壁を壊すこともあるため気軽な工事とはいえませんが、騒音レベルが高いときには、ぜひ検討してみましょう。

窓の大きさや性能によっても変わりますが、1箇所あたり25万~60万円が相場です。また、壁を壊すときは振動が隣接する住居に響くこともあるため、マンションなどの共同住宅に暮らしている場合は上下の階、両隣の階の住人へ事前に断りを入れておくとトラブル防止になるでしょう。

内窓を設置する(約8万円〜)

内窓を設置する場合も、窓の大きさや性能によって費用相場が変わります。一般的な引違い窓なら1箇所あたり8万~15万円、高性能な窓を取り付ける場合は1箇所あたり30万円ほどかかります。

複数の窓に内窓を設置する場合は、まとめて工事を依頼しましょう。1箇所あたりの費用を抑えられます。

窓の防音リフォームの費用を抑える方法

窓 業者

窓の防音リフォーム費用は、予想以上に高くかかることもあります。高い防音効果・遮音効果が期待できる製品を選んだり、サッシごと交換したりするときには、さらに施工費用が高くなります。

少しでも費用を抑えるためにも複数の業者から見積もりをとり、比較してから設置工事を依頼することがおすすめです。また、次の方法も検討できます。

  • 補助金を活用する
  • 防音グッズを活用する

それぞれの方法について見ていきましょう。

補助金を活用する

高い性能を発揮する窓に交換することで、補助金を受給できることもあります。たとえば、国が実施している先進的窓リノベ2024事業では、断熱性能の高い窓にリフォームする際に最大200万円(1戸あたり)の補助金を受給できます。

断熱性能の高い窓は、防音効果の高いものも少なくありません。窓ガラスの交換だけでなく、内窓設置工事や窓枠ごとの交換工事も対象となるため、一度、公式サイトで確認してみてはいかがでしょうか。工事対象業者に直接工事内容や商品について問い合わせると、より詳細な情報を得られます。

また、自治体によっては、窓リフォーム工事に活用できる補助金制度・助成金制度を実施していることもあります。お住まいの自治体に問い合わせてみてください。

参考:先進的窓リノベ2024事業

防音グッズを活用する

工事をせずに防音効果を高めたい場合は、防音フィルムや防音カーテンなどの防音用商品を利用する方法もあります。窓に貼るだけ、吊るすだけで音遮断効果を発揮するため、賃貸物件に暮らしている方にもおすすめです。

インターネット通販サイトやホームセンターで購入することができます。リフォームに比べて安価なものが多いので、お試しで使ってみるのも良いでしょう。

防音グッズ,一覧,費用,機能,表

【防音マット】

用途:床に敷いて使用。効果を高めたいときは2~3枚重ねる
費用:50cm×50cm 1,000~3,000円程度

【防音フィルム】

用途:窓に貼って使用。紫外線カット効果や、室内を見えにくくする効果があるタイプも
費用:90cm×200cm 2,000~6,000円程度

【防音カーテン】

用途:通常のカーテンと同じく、窓に吊るして使用
費用:100cm×150cm 4,000~12,000円程度

【防音隙間テープ】

用途:窓やドアなどの隙間ができる場所に貼る
費用:18mm×5m 700~1,000円程度

ゼヒトモで防音工事のプロを探す

防音対策として窓をリフォームするための方法や業者に依頼する際の費用相場などについて解説しました。安心してリフォームをするために信頼できる業者に依頼することが大切です。

  • 防音対策に窓をリフォームしたい
  • 他の防音方法についても詳しく知りたい
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