ソファは大きく、処分は大変です。どう処分すればいいのか、処分の方法についてZehitomoのプロフェッショナルからアドバイスもいただきました。ぜひ参考にしてみてください。
髙橋 洋介さま
株式会社alife 代表取締役、総合便利サービスにじいろ代表。「どこよりも誠実に」を心がけて不用品回収サービスを提供している。2017年の年間作業実績600件以上。
不用品回収は、サービス内容などが見えづらい、わかりづらいことから「頼みづらい」とお考えのお客様が多い現状に対して、「頼んで良かった」と思ってもらえる、期待値を超えるサービスを心がけている。
ソファの処分方法5つ
1.粗大ゴミとして処分する
収集に来てもらう方法と、指定のゴミ処理施設などに持ち込む方法の2通りがあります。自治体によって、持ち込みの受付は行っていないこともあります。自分の住まいの粗大ゴミ収集のルールを確認しましょう。
収集、持ち込み共に、住んでいる自治体へ電話やインターネットで事前に申し込みをします。伝える情報は住所、氏名、連絡先、粗大ゴミの内容、数量、サイズなどです。
収集に来てもらう場合は、事前申し込みの後、コンビニなどの粗大ゴミ処理券取り扱い店で粗大ゴミ用のシールを自治体指定の金額で購入し、廃棄するソファに貼り付けます。その後、決まった日時に指定の場所に自分で搬出し、収集してもらいます。
ゴミ処理施設へ持ち込みの場合は、自治体により持ち込む際に使用する車のナンバーの申告が必要なこともあります。あとは決められた日時に、自治体のルールに則った方法で指定の場所へソファを持ち込みます。
各自治体での粗大ゴミの処分は、安価です。しかし申し込みから収集までに時間がかかります。「明日にでも来てほしい」「絶対にこの週末に来てほしい」など処分をしてほしい人のスケジュールに合わせた調整は聞きません。また持ち込みの場合も、受け入れ時間帯などに制限があります。
ソファの処分を急いでいない、なおかつできる限り安く処分を済ませたい人向けの方法です。
お客様自身で処分を検討するときに、1名での処分や、1人でゴミ置場まで運んだりするのは大変で危ない作業なので、ぜひ何人かで運んでくださいね。
分解して運び出そうとしても、そもそも分解できなかったり、例えば3人掛けのソファなどは大きくて重く、家のドアを外さないと通らなかったりして大変だと思います。
2.不用品回収業者に回収を依頼する
リサイクルできないような汚いソファや古いソファ、またはソファ以外の不用品もまとめて処分したい場合は、不用品回収業者に回収を活用しましょう。
処分をしてほしい人のスケジュールに合わせてくれることも多く、「引越しの予定が決まっていて時間がない」「絶対にこの日までに来てもらわないと困る」「来てくれるなら早朝や深夜でもいい」など、時間に余裕のない時にも融通を利かせてくれる業者も多いです。
手順は、まず電話や問い合わせフォーム、メールなどで申し込み、ソファの情報を業者に伝えます。必要であれば事前に見積もりを出してもらいます。その後、回収の日時を決定、当日は立会いのもとソファを搬出、回収してもらいます。回収が完了したら、見積もり書の内容を確認して、代金を支払います。
作業員の人数や作業にかかる時間、作業に行く時間帯で金額が変わるような料金設定をしている業者もいるため、見積書に対して料金の根拠を質問して、手伝うことで料金に変動があるかなどを確認してもいいでしょう。
ソファやマットレスは、スプリングが入っているものと入っていないものがあり、スプリングが入っているものは引き取ってくれない自治体もあります。
お客様の中には「自分で処分しようとして処分場に持ち込んだけど、その場で破って確認されて、『スプリングが入っているので引き取れない』と言われたので、不用品回収業者を探しています」というご依頼をいただいたこともよくあります。
Zehitomoで不用品回収の依頼を出すと、地域の業者から複数の見積もりを受け取り比較することができます。
3.無料で人に譲る
まだ座れるソファは人に譲ることもできます。ソファを運ぶための人手や車が確保できるならば、お互いにメリットがあり、簡単な処分方法です。
中古品を譲りたい人譲って欲しい人のマッチングをするインターネットサイトを活用して、ソファの引き取り手を募集する方法もあります。
4.買取サービスやフリーマーケットを活用してお金にする
リサイクルショップなどにソファを買い取ってもらう場合は、出張買取か持ち込む方法があります。出張買取であれば自宅にいながら査定、買取、搬出を全て任せることができます。
出張買取は運搬の手間ひまが買取金額に影響することもあるため、持ち込みを受け付けているリサイクルショップであれば、自分の車に積んで(またはトラックを借りて)持ち込むこともできます。
手順は、まず電話やインターネットでリサイクルショップに申し込みをして、買取日時を決定します。その後査定をしてもらい金額が決定すると、本人確認書類を提示して、必要書類に記入、多くの場合がその場で買取の支払いを受け取ることができます。
処分したいソファが有名ブランドである、本革製で質がいい、製造年が新しく傷や汚れも目立たない、このような条件が揃うと買取金額が上がりやすいです。
フリーマーケットでの処分は、自分で車にソファ乗せて搬出移動ができること、最悪売れなくても良いと気楽に構える余裕ができる人向きです。
フリーマーケットの開催予定日を調べて、出店スペースの広さや出品物の制限、搬入方法、駐車場の有無などを確認をします。ソファのような大きい家具は、車ごと会場に乗り入れて出店できるスタイルのフリーマーケットを選ぶと販売しやすいです。
ソファは大きくて場所を取るため、リサイクルショップなどで買い取ってくれるところは少ないと思いますが、もちろんブランド品で使用感がないソファであれば引き取ってくれるところもあると思います。
安さが有名なインテリアショップのソファなどは、買い取ってくれるお店は少ないのではないでしょうか。
5.新品のソファの購入時に引き取ってもらう
新品のソファを購入することを条件に、古いソファを引き取るサービスを提供している販売店もあります。購入数と同数で、購入数と異なる場合は引き取れないもしくは有料など、各社対応は異なります。
ソファの買い替えを検討しているなら、この方法が最も合理的でしょう。
ソファの処分にかかる費用、5種類の処分別
1.粗大ゴミとして処分する場合の費用
1人掛けソファの粗大ゴミ処理券の平均価格は約600円で、価格帯は500~800円です。2人掛けソファをの粗大ゴミ処理券の平均価格は約1,066円で、価格帯は1,000~1,200円です。
ゴミ処理施設への持ち込みにかかる料金は、上記の収集価格と同程度か、回収の手間がないぶん割安になることが多いです。
2.不用品回収業者に回収を依頼する場合の費用
不用品回収業者にソファの回収を依頼する際にかかる費用の平均価格は、2人掛けソファで約8,333円、価格帯は7,000~10,000円です。
ソファ以外の不用品も一緒に回収を依頼する場合の平均価格は、軽トラック使用で約28,666円、価格帯は25,000~30,000円です。
3.無料で人に譲る場合の費用
ソファを無料で人に譲ることに対して費用はかかりませんが、車で譲り先まで届ける場合などは、ガソリン代や道路利用料金程度の出費が発生することがあります。
4.買取サービスやフリーマーケットを活用してお金にする場合の費用
リサイクルショップなどを活用すると、査定をして値段が付けば買い取ってもらえます。しかし、ソファの品質や状態、経年によって「値段は付けられないが無料なら引き取りができる」、または「買取も無料引き取りもできないが、有料で処分ができる」といった査定結果が出る可能性が高いです。
2人掛けソファの有料引き取り平均価格は約20,000円、価格帯は10,000~30,000円です。引き取り価格は、ソファを運び出す住宅の階数やエレベーターの有無によって変動します。その他に、出張費、査定料、買取のキャンセル料などの追加費用がないか事前に確認をしましょう。
フリーマーケットを利用する場合は、出店料がかかります。出店1区画あたりにかかる平均価格は約2,833円で、価格帯は500~6,000円です。
ソファは大きさがあり、脚がついている、分解しづらかったりもするため、私たちがお客様のところにお伺いする時は複数名で伺うことが多いです。
1人で運べないものをフリーマーケット会場まで運んで販売するのは、考えることはできても、実際に行うのは大変だと思います。
5.新品のソファの購入時に引き取ってもらう場合の費用
新しいソファの購入店に古いソファを引き取ってもらう、有料の場合の平均価格は約2,500円で、価格帯は2,000~3,000円です。2階以上の建物で、階段やエレベーターを使った搬出が不可能な場合、吊り下げ作業などが発生し、さらに別途料金がかかることがあります。
ソファの処分方法の考え方3つ
1.まだ使うことができるのか、壊れてしまっているのか
ふかふかで気持ちの良いソファは、日々重い人間の体を支え、大きな負荷を強いられているため壊れたり不調が出ることも多く、意外に買い替え頻度が高い家具です。
ソファの基本的な構造は、骨組み(骨格、木枠、フレーム)、脚、バネ、衝撃吸収素材(背もたれや座面のウレタン材)、張り地(布、皮革、合成皮革など)です。これらのいずれかに劣化が見られた時、ソファの買い替えや修理、処分を検討する人は多いでしょう。
バネの軋み音や木枠のぐらつきなどが起こることもあります。このようなソファの劣化を感じた時は、パーツの交換、修理、リサイクル、処分をするのか検討します。
2.汚れやニオイ、へたりや寝心地の悪さはないか
布のカバーは、水分のある汚れは染み込みやすく、汗などの臭いも吸いやすいです。カバーを外して洗うことができない場合は、一度付いてしまった汚れや臭いを家庭で落とすのは困難です。
合成皮革のソファは手頃な価格で本革に似た風合いが楽しめる上、汚れや水分にも強くメンテナンスが楽ですが、購入当初の美しい状態を長く保てるものでもありません。伸びるビニール地に対して伸びない表面のウレタン系塗料が、日々の負荷に耐えられずに5年程度でボロボロと剥がれはじめます。
本革のソファは年に1~2回程度専用のクリーナーで汚れを落とし、専用クリームで保湿すると長く美しい状態を保つことができ、年を経るごとに艶と風合いを増す素材です。しかし、手入れをしないと乾燥が進行して、表面がカサつき、元の状態は戻りません。
どんな張り地であっても中の衝撃吸収素材のウレタンは、毎日座ることで負荷がかかり、必ずへたりが生じます。
座る、寝転ぶ、犬や動物が飛び跳ねるなど、日々の衝撃でウレタンが消耗し、座った時に内部のバネの形状を感じる程まで劣化が進むこともあります。不用品としての処分を検討しましょう。
「合皮のソファの表面がボロボロになって、剥がれ落ちるので処分したい」というご依頼をいただくこともあります。
3.何年使ったか
一般的なソファの耐用年数は約6~8年、長くて10年程です。安価でカジュアルなソファはもっと短く、3年ほどで寿命がくることもあります。使用する人の体重、体型、座る時の癖、扱い方、家族構成で寿命が左右されますが、大切に使用していても経年劣化は起こります。
耐用年数を参考に、ある程度の年数を使用して気になる劣化、特に座り心地の悪さがある時には潔く新調することとして、古いソファはリサイクルせず、不用品として処分してもいいでしょう。
ソファを処分する際の注意2つ
1.ソファのクリーニングに出したり、ソファカバーを替えることで見た目が綺麗になることも
いつか必ずソファの寿命はやってきますが、内部のバネやウレタン材に異常がなく、カバーの痛みや汚れが気になるだけであれば、買い替えの前にできることもあります。
ソファカバーを新しいものと交換する、自分で交換のできないタイプのソファでも、専門業者に張り替えを依頼することができることもあります。
カバーのの痛みは少ないが、シミ汚れや汗、ペットなどの臭いが付着して気になるときは、ソファのクリーニング業者に夜ソファクリーニングもできます。安全性の高いアルカリイオン電解水などでしっかり汚れを落とし、高圧噴射バキューム洗浄で家庭で落とすことの難しい、しつこい臭いや汚れを丸ごとクリーニングできます。
デリケートな素材の張り地や頑固な汚れは手作業で丁寧に行い、クリーニング後はワントーン明るく清潔なソファになります。
Zehitomoでソファークリーニングの依頼を出すと、地域の業者から複数の見積もりを受け取り比較することができます。
2.オークションサイトや売買サイトは配送が大変なので現実的な方法ではない
ソファを処分したいときに、オークションサイトや売買サイトでの出品は少々ハードルの高い方法です。梱包、搬出、搬入、設置まですべて行ってくれる、大型家財の配送に特化したサービスを提供する配送業者もありますが、商品の代金に対して配送料が高額になる可能性が高いです。
中古のソファにどれほどの値が付くかは蓋を開けてみなければわかりませんが、高額で売れる可能性が低い場合、労力やコストを考えると現実的な方法とは言えません。
不用品回収のプロフェッショナルより
実際にプロがベッドを回収した時の様子です。ソファは大きく、部屋から運び出すのが大変で、家族では処分ができないからと依頼なさるお客様が多いそうです。
写真を見ても、大きいこと、使い古したことがわかります。
何か捨てるときは「過去にカタをつける」というタイミングでもあると思います。迷っているときはパッと捨てたほうが、次の生活もよりよくなるような気がしませんか?
家にものをためている人は多いですが、家の空間がもったいないと思います。空間もお金なので、ものを保管するために広い家に住まなければいけない、という状況は家の空間の使い方ももったいないですよね。
マッサージチェアの処分に困っていらっしゃる方もすごく多いです。マッサージチェアの処分にお困りの方もぜひご相談ください。
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