エステサロンを利用するお客さんは「きれいになりたい」という目的はもちろん、非日常な空間を味わうことも楽しみにしています。居心地がよく訪問するのが待ち遠しくなるようなお店に仕上げるには、インテリアにも気を遣わなければなりません。
エステサロンの内装作りのポイントや費用相場、工事費用を抑えるコツ等をご紹介します。お店の印象を決める内装工事の知識を付けて、ステキな空間を作り上げましょう。
株式会社ワイズアンドルイスデザイン工務店
エステサロンの内装が大事な理由
人気のあるエステサロンは、高い技術力に加えて、内装にこだわっているという共通点があります。自分の好みの空間で日々の疲れを癒したいという女性ユーザーが多く、洗練されつつも落ち着いた雰囲気作りが大切です。
エステサロンで過ごす特別な時間には、施術やサービスといったソフト面と内装や設備といったハード面の両方が欠かせません。選ばれるお店になるために、ターゲットに合わせた空間設計をしていきましょう。
内装作りのポイント
エステサロンの内装づくりは、次の3つのポイントを押さえて行いましょう。
- サロンのコンセプトを明確に決める
- 照明でおしゃれな雰囲気を演出する
- 清潔感を意識する
しっかりとお店のコンセプトを決定しておけば、色味やアイテムの選定がしやすくなります。
また、お客さんが安心して利用できる清潔感と、非日常を演出するおしゃれな雰囲気もエステサロンの内装には欠かせません。 それぞれのポイントを解説します。
1. サロンのコンセプトを明確に決める
内装工事に取りかかるまえに、まずはターゲットに合わせてお店のコンセプトを決めましょう。この段階で明確に定まっていないと、せっかく内装工事を行っても、思ったような雰囲気にまとまりません。
店内の雰囲気だけではなく、ホームページやリーフレットからも一貫したお店のイメージが感じられるのが理想です。施術の内容や価格とのバランスを見ながら、お店のコンセプトを作り上げていくとよいでしょう。
【コンセプト例:居心地の良い癒しの空間】
- イメージカラー:茶色、緑、白
- インテリア:木材を多く使う、緑を配置する
2. 照明でおしゃれな雰囲気を演出する
施術ルームや待合室、お手洗いなど、お客さんが利用する空間の照明にも気を遣いましょう。例えば、光を反射させる間接照明を取り入れれば、ムードのあるお洒落な雰囲気に仕上げられます。
また、自然光を上手く利用して、ナチュラルな明るい雰囲気を演出するのもおすすめです。事前に決めたお店のコンセプトに合わせて、明るさの調整をしてみてください。
3. 清潔感を意識する
癒しを求めて訪れるエステサロンにおいて、清潔感は欠かせないポイントです。内装を決めていく際には、清潔感を意識したデザインを採用するようにしましょう。
いくら毎日清掃をするといっても、蓄積したキズやシミが目立ってしまう場合もあります。エステサロンの内装には、できるだけ汚れの目立たない色や、デザインを選ぶのをおすすめします。
例えば、白色の床や壁はどうしても時間の経過とともに汚れが目につくでしょう。ブラウンやダークグレーを選べば、長く清潔感を保てます。
内装工事の費用相場
エステサロンの内装工事費用は、1坪あたり10~50万円程度です。物件の状態や希望のイメージによっても、費用に差が出ます。
平均的な規模のエステサロン20坪の内装を中間グレードで仕上げるには、400万円程度を想定しておく必要があるでしょう。 小さい物件は、必要な施工を狭い面積に集中して行うことになるため、坪単価が上がる傾向があります。
【内装グレードによる坪単価目安】
グレード | 坪単価 |
ライトグレード | 15~20万円 |
ミドルグレード | 20~30万円 |
ハイグレード | 30万円~ |
工事費用を抑える方法
ここからは、工事費用を抑える3つの方法をご紹介します。
- セール品やレンタル品を活用する
- 自宅をエステサロンにする
- 相見積もりをとる
特に業者への相見積もりは、どんなエステサロンでも取れるコスト削減の方法です。各ポイントを確認しておきましょう。
1. セール品やレンタル品を活用する
エステサロンの設備や資材を準備する際に、セール品やレンタル品を上手く活用するのが費用を抑えるポイントです。 機材や大型の家具は、レンタル品を選ぶことで開業時の負担を減らせます。特にベッドやイスなどは貸出数も多いため、内装に合ったものが見つかるでしょう。
また、エステサロンの場合、タオルやコットン、ガーゼ、クレンジング剤など、必ず揃えておくべき消耗品が多くあります。これらをセールに合わせて購入をすれば、少しでもコストを削減できるでしょう。
大量購入で割引をしてもらえる場合もあるため、仕入れ先とタイミングを見極めるのが大事です。
2.自宅をエステサロンにする
自宅の1室を利用してエステサロンを開業するのも、コストを抑える方法の1つです。大掛かりな工事は必要でないため、賃貸物件への施工と比べると半分以下の費用で済んでしまうケースもあります。
ただし、集合住宅でのエステサロン開業を検討する場合は、忘れずに利用規約を確認するようにしましょう。一方で戸建て住宅の場合は、都市計画法関連のルールを把握しておく必要があります。
例えば、東京都の場合、店舗面積の延べ床面積が半分に満たない住居兼用での出店が認められています。
参照:東京都都市整備局ー用途地域による建築物の用途制限の概要
3.相見積もりをとる
エステサロンの内装工事は、複数の業者に相見積もりを取ってから依頼をするようにしましょう。1つの業者の見積もりだけでは、提示された費用が適当かどうかも判断できません。
いくつかの業者に問い合わせてみることで、だいたいの費用目安を把握できます。スタッフの対応や説明の分かりやすさなども検討材料にしながら、最終的な依頼先を決めましょう。
自宅マンションをエステサロンにするときのポイント
自宅をエステサロンとして活用する場合は、次の2つのポイントを押さえておきましょう。 生活感を出さない 空間を広く見せる 内装工事費を安く済ませられる自宅でのサロン開業ですが、居心地の良い空間を作り上げるには注意点があります。それぞれの項目をご紹介します。
1. 生活感を出さない
お客さんの多くは、居心地の良さや非日常を求めてエステサロンを利用します。自宅の1室で施術を行う場合は、生活感を出さないようにすることが大切です。
日々の生活が垣間見えてしまうような空間では、お客さんにリラックスしてもらえません。見逃しやすい玄関やトイレなども、小物が目につかないようにしっかりと整理整頓を行いましょう。
また、家のニオイは毎日済んでいると気付きにくいものです。予約が入っている日には、換気と消臭をして快適な環境を整えましょう。
2.空間を広く見せる
自宅で運営するエステサロンの場合は、限られた空間を広く見せる工夫も大切です。圧迫感を与えることなく、居心地の良いスペースを作るヒントをまとめました。
ロースタイルの家具を配置する 窓の前に空間を確保する 部屋を白や暖色系でまとめる 鏡を設置する 施術スペースが広くなくても、お客さんが居心地よいと感じられるのであれば、そこは立派なエステサロンです。
空間を広く見せる工夫を、ぜひ取り入れてみてください。
ゼヒトモで内装工事のプロを探す
エステサロンにおける内装とは、お店の魅力となる重要な部分です。お店のコンセプトに合わせて、お客さんにとって快適で特別感のある空間を作り上げましょう。
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監修プロのコメント
自宅・店舗ともにコンセプトを決めてから内装工事をすることが重要です。
自分のイメージや世界観を工事前にしっかり伝えることを忘れずに!
後は、費用が安いからという理由だけで業者を選ぶことは避けましょう。
いい加減な工事をされるリスクがあるので要注意です。
株式会社ワイズアンドルイスデザイン工務店
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