雨樋修理
2023/06/30 2023/10/05

雨樋のリフォームは、頻繁におこなうものでもないため、具体的なイメージも難しく、「どのくらいの費用がかかるのか全くわからない」という方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、雨樋修理で活躍中のプロが多数登録している「ゼヒトモ」を活用し、アンケート調査を実施。多くの実績をもとに、雨樋修理の実際の費用がどのくらいなのか、具体的な工事内容別のリフォーム費用相場や費用別の施工事例などをご紹介します。

雨樋修理を検討中の方はぜひ参考にしてください。

雨樋修理の費用相場(3〜20万円)

当サイト「ゼヒトモ」における雨樋修理の費用相場は以下となります。

※費用相場:ゼヒトモ調べ(2023.06時点)

上記グラフのように、雨樋修理にかかる費用は7万円以上になることが多いです。
また、部分的な補修の場合は費用が安く済む傾向にありますが、全体的な交換の場合は足場を組む必要があるので、費用が高くなります。

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雨樋修理・交換の費用相場と工期

雨樋修理のパターンは大きく分けて2パターンあります。部分的な補修工事と全体的な交換工事の2つです。以下の表では、代表的な部分修理と雨樋全体交換のときの費用相場と工期をまとめました。

修理内容(工事パターン)費用相場工期の目安
足場の設置費用10万円〜2日〜
雨樋の歪み調整・補修費用1〜3万円1日〜
雨樋の継ぎ手の補修費用5千〜2万円1日〜
雨樋全体の交換・修理10〜50万円1〜3日
※費用相場:ゼヒトモ調べ(2023.06時点)

雨樋修理は依頼する業者によっては部分的な修理を行っていない場合もあります。また、雨樋の全体交換の場合は足場代なども追加で掛かるので、事前に見積もりを取るといいでしょう。

雨樋の部分的な交換・修理

下記は部分的な雨樋の交換や修理を行う場合の費用相場の一覧です。

修理内容(工事パターン)費用相場
足場の設置費用10万円~
雨樋の歪み調整・補修費用1〜3万円
雨樋の継ぎ手の補修費用5千〜2万円
既存の雨樋を撤去/m1〜5万円
軒樋の交換費用/m3千〜7千円
竪樋の交換費用/m3千〜5千円
集水器の交換費用/箇所3千〜5千円
合わせ枡の設置2千〜3千円
くさり樋の設置5千〜1万円
役物の設置2千〜5千円
※費用相場:ゼヒトモ調べ(2023.06時点)

足場代

足場の費用相場は10万円ほどからですが、設置する住宅の広さや場所によって、料金にかなりの変動があるため、正確な費用を知りたい場合は見積もりを取るといいでしょう。

雨樋の修理は安全確保や作業の質の向上などの理由で、屋根から作業を行うことが出来ません。その為、部分的な修理や応急処置のような作業以外は足場を組む必要があります。

処分費

雨樋の交換でいらなくなった部材や、工事で出たゴミを処分する費用です。多くの場合は諸経費として費用に加算されることが多く、その場合の費用は工事費の10%~15%ほどの値段になります。

歪み調整、補修

雨樋の歪みは2万円~3万円ほどの費用で修理出来る場合が多いです。しかし、雨樋の状態によっては全体交換になる場合もあります。この場合は費用も高額になるため、日頃から雨樋のメンテナンスを定期的に行うといいでしょう。

軒樋交換

軒樋交換は1m3,000円~7,000円ほどの料金で交換可能ですが、ガルバリウム鋼板や銅といった高価な素材や軒樋を支える約者の種類によっては、費用が高くなります。

軒樋とは、屋根の軒先に設置されている横長の建材です。屋根に落ちた雨水をスムーズに集め、排水溝へと排出する役割を持っています。落ち葉などのゴミが軒樋に溜まるなどの原因で排水機能が低下することで、交換する必要性が生まれます。

竪樋交換

竪樋交換は1m3,000円~5,000円ほどの料金で交換可能ですが、軒樋と同様に高価な素材を選ぶと料金も高くなります。

竪樋とは、軒樋によって集められた雨水を地面に流す役割を持つ、縦向きの建材です。経年劣化や台風や雪などの自然災害が原因となり破損する場合があります。

集水器交換

費用は1か所3,000円~5,000円で交換できますが、使用する役物によっては料金が高くなる場合もあります。集水器とは、軒樋と竪樋の接合部分にあるものです。こちらも軒樋と竪樋と同様に経年劣化や雪の重みなどで破損や外れてしまう場合があります。

合わせ枡交換

1か所あたり2,000円~3,000円で交換できますが、一緒に使用する部品によっては費用が高くなる場合があります。合わせ枡とは、複数の軒樋を1本の竪樋に合流させる部材です。

くさり樋交換

1箇所あたりの費用は5,000円~1万円ですが、真鍮や銅などの高価な素材を選ぶと料金も高くなります。

鎖樋とは、軒先から地面に向かって垂れている鎖状の部材です。見栄えが良い一方で、風の影響で壊れやすい為、近年では利用する家庭は減っています。

役物交換

1か所あたりの金額は2,000円~5,000円ほどになりますが、素材や耐久性の高さを求めると、相場より高くなる傾向にあります。

役物とは、雨樋を固定する金具のことです。雨樋と同じく経年劣化するものなので、傷んでいる場合は交換する必要があります。

雨樋の継ぎ手の補修

継ぎ手の補修は、1か所あたり5,000〜2万円ほどの費用で可能ですが、場合によっては足場代が必要になることもあります。

雨樋のつなぎ目部分のことを継ぎ手と指します。経年劣化や破損によって継ぎ目部分から水が漏れてしまう場合は補修が必要な状態と言えるでしょう。

雨樋補修

下記に代表的な雨樋補修の費用相場をまとめました。

補修内容(工事パターン)費用相場
高圧洗浄費1〜3万円
歪み調整、補修2〜3万円
※費用相場:ゼヒトモ調べ(2023.06時点)

高圧洗浄費

1回あたりの費用は1〜3万円ほどで工期も6時間から1日ほどで済むため、定期的なメンテナンスを行うには最適でしょう。雨樋の詰まりを高圧洗浄によって解消します。年2回ほど洗浄することで、詰まりによる排水トラブルを防ぐことができるでしょう。

歪み調整、補修

雨樋の部分的な補修は1か所あたり2〜3万円、全体交換の場合は10万~80万円ほどの費用が掛かります。

雨樋は雨水を地面に排出するために、傾斜を付けて設置しています。しかし、台風や経年劣化によってそれらが歪んでしまうことがあります。このような場合、プロによっては部分的な補修も可能ですが、状況によっては雨樋を全交換する必要もあるでしょう。

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雨樋全体の交換・修理

下記は雨樋全体の交換や修理を行う場合の費用相場の一覧です。

修理内容(工事パターン)費用相場
雨樋全体の交換・修理10〜50万円
足場の設置費用10万円~
既存の雨樋を撤去/m1〜5万円
軒樋の交換費用/m3千〜7千円
竪樋の交換費用/m3千〜5千円
集水器の交換費用/箇所3千〜5千円
合わせ枡の設置2千〜3千円
くさり樋の設置5千〜1万円
役物の設置2千〜5千円
諸経費工事費の10~15%
※費用相場:ゼヒトモ調べ(2023.06時点)

仮設足場の設置

雨樋全体を交換するときには足場の設置が必要になります。仮設費用の相場は、基本的に足場の外周の長さと高さを元に計算します。

既存の雨樋を撤去・処分

既存の雨樋を処分するときは雨樋の撤去費用だけでなく、処分費用も請求される可能性があります。多くの場合は諸経費として費用に加算されることが多く、その場合の費用は工事費の10%~15%ほどの値段になります。

軒樋の設置

軒樋設置は1m3,000円~7,000円ほどの料金で設置可能ですが、ガルバリウム鋼板や銅といった高価な素材や軒樋を支える約者の種類によっては、費用が高くなります。

軒樋とは、屋根の軒先に設置されている横長の建材です。軒樋に屋根から落ちてきた雨水が入ることで、地面に屋根からの雨水が直接当たらないメリットがあります。

竪樋の設置

竪樋設置は1m3,000円~5,000円ほどの料金で設置可能ですが、軒樋と同様に高価な素材を選ぶと料金も高くなります。竪樋とは、軒樋によって集められた雨水を地面に流す役割を持つ、縦向きの建材です。軒樋から集めた雨水を竪樋を通して地上に落とすことで、住宅の基礎部分の腐食を防ぐことができます。

集水器の設置

費用は1か所3,000円~5,000円で設置できますが、使用する役物によっては料金が高くなる場合もあります。集水器とは、軒樋と竪樋の接合部分にあるもので、軒樋と縦樋が交わる部分にカップ状になった器具を指します。

合わせ枡の設置

1か所あたり2,000円~3,000円で設置できますが、一緒に使用する部品によっては費用が高くなる場合があります。

くさり樋の設置

1箇所あたりの費用は5,000円~1万円ですが、真鍮や銅などの高価な素材を選ぶと料金も高くなります。くさり樋のメリットは見栄えが良い点です。素材や住宅の外観を踏まえて、希望にマッチするものを選ぶといいでしょう。

役物の設置

1か所あたりの金額は2,000円~5,000円ほどになりますが、素材や耐久性の高さを求めると、相場より高くなる傾向にあります。役物にも様々な種類がありますので、使用する場所ごとに適切な部品を選ぶといいでしょう。

雨樋の塗装

下記は雨樋で使用する塗料の費用相場の一覧です。

塗料の種類塗料別の費用相場(/1m²)
ウレタン系500~1,200円
シリコン系1,200~1,800円
フッ素塗料2,000〜3,000円

ウレタン系

費用は1m²あたり500~1,200円ですが、業者によっては一式で値段設定している場合もあるので、詳細の値段を知りたい場合は、プロに相談してみるといいでしょう。

ウレタン系塗料は、伸縮性や密着性に優れた塗料で、ほかの塗料よりも安価です。塗装業者も扱い慣れているため、きれいな仕上がりになることが期待できます。しかし、紫外線に弱く変色しやすい性質を持っているため、定期的なメンテナンスが必要でしょう。

シリコン系

費用は1m²あたり1,200~1,800円ですが、数量によって値段が大きく異なるので、詳細の値段を知りたい場合はプロに相談してみるといいでしょう。

シリコン系塗料は、汚れや紫外線への耐久度が高い塗料です。 一般にも広く普及しており、外壁や屋根の塗装で最も使用されています。また、カラーバリエーションも豊富で、デザイン性を求める住宅の場合でも利用できるでしょう。

しかし塗料の性質上、塗膜が硬いため、ひび割れが起こる可能性が高いです。塗料の密着性が低いので、技術力のあるプロに依頼すると良いでしょう。

フッ素塗料

費用は1m²あたり2,000〜3,000円ですが、数量によって値段が大きく異なるので、詳細の値段を知りたい場合はプロに相談してみるといいでしょう。

フッ素系塗料は、高い耐久性を持つ塗料で、長期間汚れを防ぎ、光沢感を保つ性質があります。他の塗料に比べて費用が高額なため、商業施設や大型のビルで使用される場合が多いです。一般的な住宅では、屋根といった紫外線が強く当たる部分に塗装するケースがあります。

雨樋の掃除

下記は雨樋掃除の費用相場の一覧です。

修理内容(工事パターン)費用相場工期の目安
雨樋の掃除5千~3万円6時間~1日

足場

下記は雨樋設置、修理工事のときの足場代の費用相場の一覧です。

修理内容(工事パターン)費用相場工期の目安
足場の設置費用10万~20万円1~2日

足場設置の費用

足場の設置に必要な費用は下記のように求めることができます。しかし、下記の計算方法はあくまでも一例なので、実際に依頼する場合はプロに相談してみましょう。

<「足場設置に必要な費用」=足場架面積 × ㎡単価>

クサビ(ピケ)足場
クサビ足場とは、シンプルな構造で安全性・作業性・耐久性に優れており、組み立てや解体も行いやすい点が特徴的です。一般的な住宅建築や外壁塗装時に使用されています。

パイプ(単管)足場
単管足場とは、直径48.6mmの単管と呼ばれる鉄パイプとクランプを組み合わせて建てる足場のことを指します。足場の形を柔軟に変化させることが出来るので、狭い場所でも足場を組むことが可能なことが特徴です。

単管ブランケット足場
単管ブランケット足場とは、単管パイプにブラケットという金物で固定して足場板を敷いたものです。ボルトで部材同士をしっかりと固定するため、狭い場所でも耐久性のある足場を作ることができます。

屋根足場
屋根足場とは、屋根自体に設置する足場のことをさします。一般的には、屋根塗装や屋根の葺き替え工事を行うときに、屋根自体に足場を設置します。

雨樋の種類別の費用

下記は雨樋の種類別の費用相場一覧です。

雨樋の種類塗料別の費用相場(/1m²)
塩化ビニール製丸形:2,000~4,000円
角形:2,500~4,500円
ガルバリウム鋼板製丸形:3,000~5,000円
角形:4,500~6,500円
銅製丸形:7,000~9,000円
角形:1万円~

塩化ビニール製

1m²あたりの費用は丸形で2,000~4,000円、角形で2,500~4,500円となっています。雨樋で使われている素材の中でも安価な種類です。

塩化ビニール製は、軽くて運びやすく、組み立ても簡単なため、多くの建物の雨樋に使われている材質です。需要も高く、豊富な長さや色を選べることもメリットの一つです。しかし、紫外線で劣化しやすい性質があるため、寿命が短い点がデメリットです。

ガルバリウム鋼板製

1m²あたりの費用は丸形で,3000~5,000円、角形で4,500~6,500円となっています。金属素材に比べると比較的安価で耐久性もある素材です。

ガルバリウム鋼板は、鋼板にアルミと亜鉛の化合物をメッキした素材です。他の素材よりも耐久性や耐候性が高く、長持ちしやすく、サビにくい点が特徴といえます。

銅製

1m²あたりの費用は丸形で7,000~9,000円、角形で1万円~となっています。雨樋に使われる素材の中では高価な部類です。


銅は軽量で加工がしやすく、サビにくい特徴があります。雨樋の材質の中では価格が高いものになりますが、耐用年数が長く、時間がたつごとに風情のある外観に仕上がり、高級感があります。

雨樋修理を安く抑えるコツ

雨樋の修理だけを依頼

高所作業で危険が伴う雨樋の修理は専門の業者に依頼する方が無難です。しかし、少しでも修理費用の価格を安く押さえたい場合は、見積もりのときに不要な範囲の修理や工事がないか確認するといいでしょう。

複数業者に見積もり

雨樋工事は各住宅の大きさや雨樋の状態によって費用が異なってきます。そのため、適切な工事費用が知りたい場合は修理業者に合い見積もりを出すといいでしょう。実際の工事にかかる費用の相場感を掴むことができ、より修理代金を安く抑えることができるでしょう。

補助金や火災保険を活用する

火災保険に加入している場合は、風や雪で雨樋が壊れたときに火災保険が適用される場合があります。

火災保険の申請には「工事業者の見積もり書」や「現状の故障箇所の写真」といった書類が必要になる場合があります。雨樋の修理と一緒に火災保険の申請に詳しいプロに相談すれば、申請のサポートやアドバイスをもらえる可能性もあるでしょう。

DIYでできる部分はやる

雨樋の継ぎ目部分の補修などは、コーキング材を使用してDIYを行うことが可能です。しかし、DIYで行える部分はあくまでも応急処置程度のものにしかならない点や高所での作業が発生するため、実際の補修や修理などは業者に依頼するといいでしょう。

利用者からの声(口コミ情報)

雨樋修理にて、口コミでの評価が高いプロをご紹介します。

1)LIVING STAGE

● このプロのおすすめポイントを教えてください

迅速に対応して頂きました。

●リフォームの仕上がりはいかがでしたか?具体的によかった点があれば教えてください

古い建物なので仕様が今のものと違うので、よくやって頂けた。

>>このプロを詳しく見る

2)みさとルーフ

● このプロのおすすめポイントを教えてください

見積り金額が他の業者より安かった。

●プロの人柄がわかる出来事があれば教えてください

古い建物なので仕様が今のもの雹被害による雨樋修理について損害保険申請のアドバイスを頂く等、修理について判りやすく説明を受け信頼出来ると感じました。

>>このプロを詳しく見る

3)イージックJP合同会社


● このプロのおすすめポイントを教えてください

お客様ファースト!

● このプロに決めた理由を教えてください

お紹介して頂いたプロの中で唯一評価実績が有った!

●プロの人柄がわかる出来事があれば教えてください

想定予算以下でやって頂けました。また、安くする提案をして頂けました。ついでに粗大ゴミを千円で持って行って頂けました。便利屋もやって居るとの事で、今後色々お願いしたいと思います。

●修理の仕上がりはいかがでしたか?具体的によかった点があれば教えてください

元通り修理して頂けました。忙しい中、短時間(30分)でありがとうございました。雨樋が復旧しましたので、次回はトタン屋根塗り替えや網戸交換や庭の草刈りや樹木の剪定をお願いしたいです。予算出来次第に。

>>このプロを詳しく見る

ゼヒトモで雨樋修理のプロを探す

今回は、雨樋修理をしようとしている方に向けて、具体的な工事内容別の修理費用相場をご紹介しました。雨樋修理は、住宅の広さや雨樋の状態によって費用が異なります。費用を抑えるためには、補助金制度を活用したり、地元の業者に依頼したりすることが大切です。

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